運命の相手に出会うまで。

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表題作I LOVE HIM 2

大学生・高江洲孝臣(たかえす・たかおみ)
攻めと同じ大学生で恋人・塚代旭(つかしろ・あさひ)

その他の収録作品

  • act.5
  • act.6
  • 告白
  • Bleeze of Spring1
  • Bleeze of Spring2
  • Bleeze of Spring3
  • あとがき

あらすじ

大学生・高江洲孝臣(たかえすたかおみ)と
猫のように気ままな居候・塚代旭(つかしろあさひ)。
穏やかに同棲生活を送っていた二人だったが、
塚代は以前から父の面影を
見ていたゼミの教授・野崎(のざき)と、
一夜を過ごしてしまう。

部屋を出る塚代だったが、
高江洲から改めて選択を迫られ、決着をつけに野崎の元へ。
一方、同級生・巽(たつみ)から
かつての想いを告げられた高江洲は──!?

著者のライフワークとなる長編・表題作を
加筆訂正・改題の上、完結まで収録。
改めて「気まぐれ猫の愛し方」を教えてくれるBL作品集。
出版社より

作品情報

作品名
I LOVE HIM 2
著者
萩野卯月(朱央晴美) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
松文館
レーベル
ダイヤモンドコミックス
発売日
ISBN
9784790122548
1.8

(5)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
3
得点
6
評価数
5
平均
1.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

もはや気まぐれ猫とかいう問題じゃ…

前回、二人とも、それぞれ別の男に言い寄られ、
気持ちが揺れ揺れ彡 なところで、終わってました。
受けの塚城は教授から誘われ、
攻めの高江洲は巽から誘われ、二人ともグラリだったわけです…。
で、今回どうなったかというと結果的にはハッピーエンドですた。
メインカプである高江洲×塚城ペアが、さらに絆を深める形で終わりました。
今までの当て馬さんたちは一体なんだったのか(笑) と、ちょっと思う。
っていっても、そこはもう当然のように予想ができるので、
今さらどーこーってのもないですが。

対高江洲用当て馬・巽、彼は一体高江洲の何がそんなに好きなのか?
高江洲から電話が来ると、さっきまでエッチしようとしてた男も放って逆キレ気味に。
えーーーーって感じ。超~自分勝手なんですけど。
そして、対塚城用当て馬・野崎教授、彼も一体塚城の何がそんなに好きなのか?
助手の木村のほうがよっぽどいいと思うんだけどな。
でも塚城のことが好き過ぎて、でも自分の物にならなくて苦しくて、
どうやら暴行しっちゃったようですが、
とこで、何でそのシーンないの? 見たかった…。
塚城の行動はナゾ過ぎて、もう猫とかそういうことじゃないと思う(笑)ナゾの子です。
何??お前何がしたいんだ?って感じ。

新刊が出て、前作を読み返していて思ったことには、
やっぱもうどうとらえたらいいのか分らない、この変な雰囲気!
これは一体なんなのか? ちょっと気持ち悪い…(笑) なんかムンムンした感じが。
微妙に現代ですらないような感覚がある。
彼らは大学生だけど、高江洲さんみたいな若者、身近にいないしなぁ…。
リアリティが無さ過ぎるところが一周回って良いのかもしれない。

そそて、ホモカップルうじゃうじゃなだけあって、登場人物全員がすごくゲイっぽい。
本当のゲイの人っていうのは分らないけど、
「ゲイっぽい人ってどんな?」のイメージぴったりな登場人物たち。
なかなか袖無しの服っても着ないと思うのですよwww
前作見てたら塚城も袖無しのシャツ着てるしさ。

あ、、、、終わっちゃうの、なんだかんだで寂しいです。


0

カッコよすぎっ

♪お~み~ は、広いなぁ・・・大きいなぁ・・・♪
攻(たかおみ)は、まるで海のよう・・・懐がデカイです。
普通なら受の裏切りは許せないと思う。
なのに、とことん受を愛し、許そうとする攻。
胸がきゅ~ん☆となりました。

そんでもって、教授は何しやがるんだっ(怒)
温厚そうなのに、とんだ暴挙だな。
でも、ムリヤリは大好物だから
そのシーンがカットされてて残念だったw

それと、巽も ちょっとヒデェ~よ
本命以外はどうでもいいってか。
女王様というか、自己中なのにも程がある。
理解はできても、共感はしにくかったです。

「Bleeze of Spring」
時が経ち、同居することになった2人。
またしても、教授のことで波風が・・・?
ここでも、攻の深い愛情にグっときました。
恋愛って、人を成長させますね~

それにしても、教授。
助手から逃げる口実にしてたって、ア~タ orz
マヂ許せないッスね。あきれました。
助手くん、ボロクソにヤっちゃって下さい!
ぜひ、この2人の続編を。
もちろん、教授は受希望。ヒ~ヒ~言わせたいです(笑)

攻以外は、ヒドイやつばっかだったような?
だからか、余計に攻がカッコよく思えました。
裏表紙の双子達がめっさカワユイ♪

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この作品の存在意義

が、分かりません。
この話を楽しく読める人っているのか!?と思ってしまう。

「気まぐれ猫〜」から順を追って読みましたが、胸糞が悪くて仕方ないので酷いレビューになってしまうことをお許しください。

「気まぐれ猫〜」で一見遊んでる風イケメン、その実一途なオカン体質な高江洲を逆ナンして、めろめろにさせた塚代。
「I Love Him」の1巻ではラブラブで一緒に住もうと約束した途端に教授と寝る。
まじすか。
こんな人でなし、存在するんですか。

教授のことを中等部の頃からずっと亡き父と重ねて見てきたというのは「気まぐれ猫〜」の時点で存知上げております。
その熱い視線を「自分に好意がある」と教授が勘違いしても仕方ないのかもしれぬ。ぐぬぬ。
でも「父親的存在を失いたくない」という気持ちだけで抱かれる!?
本当に父親的存在としか思っていないなら教授の気持ちを知った時点で気持ち悪くなりませんか?
でも塚代は教授の想いを知ってキスされたときから高江洲を避け続け、教授の想いを受け入れることを勝手に決める。
ついこの間まで「一緒に住もう」と言っていた相手に一言も告げずに。
誠意の「せ」の字もない。
あんなに甘えまくって、お世話させまくったというのに。
気まぐれ猫だからと言って何でもしていいと思うなよ、と。

挙句、「高江洲が好きだから教授の気持ちには応えられない」と告げて強姦されるという。
何だかな。
自業自得じゃないかな、と思ってしまう。
むしろ高江洲には塚代とは別のところでしあわせになってほしいと願ってしまう。
かと言って自分は土壇場まで動かないくせにキリキリハンケチを噛んでいるような巽の性格も嫌いなので巽もお勧めしないけれど、高江洲をしあわせにしてくれる相手が現れてほしかったです。
むしろそうやって塚代の逃げ場をなくして、「あのとき、選択を間違えなければ…。今も高江洲の隣で笑っていたのは自分だったのに…」と後悔の涙に打ちひしがれる塚代の姿と、そんな塚代に全く気付かないほどしあわせな高江洲と新恋人という展開だったら、この作品の意義が分かったかもしれません。
自分勝手に周囲を振り回しても一途に愛される俺!というストーリーを読んで「感動した
ッ!」ってなる方、いるのだろうかとしみじみ考えてしまう。

それにしても写真の父親に似ているというだけで赤の他人にそこまで執着できるものでしょうか。
始まりが中学生と言ったら、そこまで父性に拘る年頃でもないし、違和感しかないんですよね。
あんなことがあった後でも「教授への信頼と尊敬は変わらない」と言っているのがまた理解不能で。
その信頼も尊敬も勝手に理想の父親像を重ねた上で出来たものだったと気付くならまだしもそうじゃない。
ワカラナインダナー、この子の頭の構造が。

こんなにもメインCPの片方が嫌いすぎる作品、他にあったかなと思うほど嫌いです、塚代。
ラスト、綺麗にまとめていますが、何だかなあという感想しか出ませんでした。

「はぁッ!?」という気持ちを味わいたい方にはオススメしますが、無駄にイライラしたくない方はそっと表紙を閉じることをお勧めします。

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