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表題作 青の軌跡 1 青の軌跡

三四郎・マキノ → 森川智之

カイ → 中原茂

その他キャラ
ロード[梁田清之]

あらすじ

付き生まれの美しい青年カイと傭兵上がりの三四郎はミスマッチのバデイィ。「青ヲ捜セ」誰のものとも判らぬ命令によって、彼らが載る航宙船が暴走を始めた。二人で必死に船をコントロールしようとするが…

作品情報

作品名
青の軌跡(1) 青の軌跡
著者
久能千明 
イラスト
沖麻実也 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
音楽
醍醐弘美
脚本
久能千明
原画・イラスト
沖麻実也
オリジナル媒体
小説
メーカー
インターコミュニケーションズ
シリーズ
青の軌跡
収録時間
134 分
枚数
2 枚
ふろく
なし
発売日
4.2

(23)

(13)

萌々

(5)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
96
評価数
23
平均
4.2 / 5
神率
56.5%

レビュー投稿数9

原作は大好き

原作は大好きで全て揃えていました。
読み始めたら続きが気になり、あっという間に読破した記憶が。
頭の中で声に出さずに読むときに人ってある程度身近なあるいは声優さんの声をイメージして読んでいるものなんだなーと一番に思った作品のひとつ。
原作は大好きなのに、原作に忠実で二枚組で丁寧なつくりなのに
イメージしていた声とちがうことでリピートすることなく一回聞いただけで
棚の奥にひっそりと封印された作品。
三四郎の声がイメージ通りだったのでカイの声のイメージが違いすぎて
作品ファンとしては消化不良でした。
もっと妖艶な色気、隠しきれない色気をだしてほしかったんですよね。
うーん・・・

0

☆SFBLジャンル☆最高すぎる☆

SF大好きなのでその要素のBLの要素をうまく取り込んで、監督さんがテンポよく仕上げているかなりの一品のCDです。
SFに抵抗感のない方(設定に強いこだわりを追及しない方)や名優さんの若い演技を聞きたい方。
ドラマチック満足感を試してみたい方におすすめです。

1

・・・いい!!

大満足の一枚です。
非常に面白くて、ガッツポーズしたくなります。

当初、三四郎ならばもっと野性味があって粗野な感じの声がいいのでは、とか
カイならもっと色気を隠し持ってる風な声の方がいいのでは、
などと思ったのですが、
聴き終えてこれがベストだと思いました。
私のように2作品目から聴いてはダメですよー。上記のような思いにとらわれてしまうかもしれないので、是非ここから聴いてください。

三四郎は非常にアクの強いキャラなので、森川さんのような端正さがあってよかったと思うし、
カイの中原さんは思った以上にストイックさと艶やかが入り交じった、実に魅力的なカイでした。

但し、中原さんのカイは塩沢兼人さん系のささやきヴォイスに徹しているので、
ヘッドホンやイヤホンで聴いたほうがより良いかと。

CD2枚で過不足ない内容だと思いました。
原作が良いのは勿論のこと、脚本も良かったのだと思います。
この作品の何が好きかというと、恋愛感情以前にお互いの才能を認めあっている相棒関係があること。
このドラマCDでも、バディとしての気持ちと、互いに惹かれはじめる気持ちの両方が描かれています。
テンポもよいので、一気に聴けてしまう作品ですよ。

最後のキャスト紹介では一番出番の少なかった真殿さんがゆるーく仕切っていてw
話を方向修正するしっかりした森川さんと
梁田さんのつっこみが妙に笑えて楽しかったです。

2

侮ってはいけない、意外と面白い!

そういえば、昔はS・キューブリックの『2001年宇宙の旅』とか、タルコフスキーの出世作といわれる『惑星ソラリス』と、一種、哲学的なSF映画がありましたよね。

なぜにそこまでSFというジャンルに熱狂したのか、その原点を垣間見たようなドラマCDでした。
何もない宇宙という未知の空間だからこそ、生っぽい人間の姿が映し出されるわけで。
何が起きるかわからないところもハラハラします。
コンピューターが相性バッチリの相手を割出した上で相棒となるわけですが、
その相手が月生まれでしかも同性、というスタートからもう波乱。

にしても、三四郎役の森川さん、当時30になったぐらいでしょうが、すでにこの頃には安定感存在感バッチリです。べらんめえ調の巻き舌喋りに「おおー!」と盛り上がってしまった…。
その相手のカイ役に中原茂さん、最初は「あれ?石田彰さんっすか…?」と勘違いしかける。控え目な敬語表現、おまえ呼ばわりととんでもないほどにセリフの温度がころころ変わるので、それを混乱するー!と思うか一種のギャップ萌えー!と思うかは微妙なところ。なかなか難しい役どころだろうな…。

さらに脇役も美声!とくにサンドラ役の小林優子さん、映画の吹き替え調でいいアクセントになっていた。C級SF映画『バーバレラ』を思い出したよ…。

で、カイがやたら色気あるんで、さぞかしHシーンも…と期待ハァハァしかけたのだが、
Hシーンはてんでありません(笑)
ラストはありえないほど爽やかな終わり方をしています。

90年代のドラマCDってホント、あなどれない。

3

この妖しさが肝。

超久しぶりに聞きました(笑)
発売当初に聞いたんですが一度ヲタ卒してしまったので全て処分してしまったんですよねー。
で、友人が好きそうなので唆して集めてもらいましたw(爆)
物語は航宙船での2組のバディがいろんなアクシンデントを乗り越えていくお話。
業務チームの最小単位であるバディは文官と武官からなり、コンピューターにより最良の相手を選び出す。
ゆえに、最良の相手はベッドでの相性も抜群と楽しみにしていた三四郎だったのだが、目覚めた自分のバディは男で。
エピキュリアンと名高い月人でもあって。
何事もマニュアル至上主義のカイと自由奔放な三四郎。
性格のまるで違う2人は衝突しがち。
それでも、仕事面ではお互いプロ意識もあり、相手を認めている部分もあって。
三四郎役の森川さんは98年の作品ということもあって、今と比べると若い(当たり前)
規則に縛られない「俺流」で生きる傭兵らしい口は悪いし態度も悪い。
でも、技術面ではプロ級で。
なんというかメリハリがあるというか。
それで、軽口を叩いてるかと思えば急に真剣な口調にもなったりして。
さすがです。
一方、中原さんのカイ。
正直、今回聞くまでに随分とブランクがあったので若干の勇気が必要でした。
というのも、中原さんの声ってちょっと独特のクセみたいなのがあるじゃないですか?
それがカイに合うのかどうなのか昔を思い出せずに不安だったんですよね。
もっとクセのないサラッとした声でもいいんじゃないかなと思ったんですが、聞いてみてそれが杞憂だったことがわかりました。
普段はストイックな印象でワーカーホリックのようなカイ、それでいて月人として誘惑する時には妖艶な色を帯びた声で。
この「妖しさ」が中原さんの声にピッタリなんですよね。
ただの色気ではなくて、なんというかこの世のものとは思えないというか(フツーの人と快楽主義者な月人の差みたいな)
とにかく妖しいんです。
カイが自分の月人としての部分を嫌っていたりもするので、そういう面を見せるシーンはほんの少ししかないんですが、それでも妖しさは充分伝わるし、思わず人が魅了されるのがわかるというか。
えちシーン自体は昔の作品ですし、キスどまりでその先はヤってるんだけどフェイドアウト状態でほぼないんですよね。
それでもお話がしっかりしてるので、難局をどう乗り越えていくかとかフツーに物語自体含めて楽しめると思います。
最後のシーンのカイが思いのほか、ストイックからかけ離れた感じですごくかわいらしくなってて絵を想像しておかしくなってしまいました。
カイ、キャラ変わってんじゃん…(笑)

フリトは真殿さん司会で、森川さん、中原さん、小林さん、梁田さん、辻さん。
博士役の真殿さんは本編よりも全然おじーちゃんな博士を何度もやってました。
あとはサンドラとロードはもうデキあがってるのか?とか。

ブックレットSS「Dream dust―37.5℃」
月人として生きていた少年時代の夢を見たカイ。
その夢から覚めて隣の男を想う。
その時のことを今となっては悪夢と受け止めるカイ。
けれど、感情が流れ込んできていた三四郎は素直に楽しかったと受け止めていて。
そんなふうに見透かしてしまう三四郎を前に自分を偽ることの無意味さのようなものを感じて本当の気持ちを吐き出すカイ。
それを「痛い」と感じるのはやはり今のカイが当時とはかなり違った人物になっているからなんだろうな。

2

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