表題作 こどもの瞳

榎本仁 → 成田剣

柏原岬 → 神谷浩史

その他キャラ
柏原城太郎[吉野裕行]/ 松井[近藤隆]

あらすじ

小学生の子供とふたりでつつましく暮らしていた柏原岬が、数年ぶりに再会した兄・仁は事故で記憶を失い6歳の子供にかえってしまっていた。超エリートで冷たかった兄とのギャップに戸惑いながらも、素直で優しい子供の仁を受け入れ始める岬。しかし仁は、無邪気に岬を好きだと慕ってきて…。〈帯より転記)

作品情報

作品名
こどもの瞳
著者
木原音瀬 
イラスト
街子マドカ 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
脚本
佐藤拓
オリジナル媒体
小説
メーカー
Atis collection
収録時間
79 分
枚数
1 枚
ふろく
フリートークCD(神谷浩史・成田剣)
発売日
3.5

(18)

(5)

萌々

(4)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
60
評価数
18
平均
3.5 / 5
神率
27.8%

レビュー投稿数11

とてつもなくシュール!

びっくりしました。原作既読です。
コメディになるのかなぁ。軽やかなタッチですが木原先生の作品なのでどこか壊れています。
岬役の神谷さんはイメージどおり!
珍しいやんちゃ系の若いパパですが似合ってました。
好青年ボイスでしれっと性教育をしてるのでち❌ち❌を連呼してますがいやらしさを感じず爽やかに聞けます。
そして、、、成田剣さんの6歳児……すごかったw
すいません、笑いが止まりませんでした。個人的には大人ごっこは萌えました。
近親相姦に6歳児攻め?なので、ものすごく禁断臭満載のお話なのにうまくまとまってて暗さのない展開が聴きやすいです。

2

これはなかなか…。

正直、今まで聞いた木原作品の中で一番評価に迷う作品でした。
これは「萌え」なのか?
自分の中でもよくわからない部分があったり(個人的な「萌え」としての評価が)
とりあえず、兄弟モノなので聞く人は選ぶと思います。
記憶の欠落によって6歳児となった仁ですが、身体的には大人なんですよね。
その齟齬というか子供と大人の違いみたいな部分が徐々に現れてきて。
それは岬への感情に起因するものでもあるんだけど。
子供の感情はストレート。
「好き」に対してまっすぐで。
それゆえに大人の身体が反応を示して。
でも、子供の仁にはその処理方法とかもわからなくて。
岬の性教育がなんとも…。
淡々と子供にわかりやすい言葉で指導する岬が印象的でした。
そして、その先にあったのは子供をつくること。
仁が無邪気に岬に子供をつくろうと言い寄って、好意に及んでしまうのがなんか結構衝撃でした。
体格的には岬よりも大きいから退けるのは難しいにしても、岬が簡単に教えた知識でその行為にまで及んでしまう仁のまっすぐさって…。
ここに至るまで口調が子供なのでどうしても大人であることを忘れがちな部分もあったんですが、大人だったんだーと。
6歳にしてセックスを覚えたようであってそうではないというか。
なんかスゴイです。
そんな仁を振り払いきれない岬も徐々に仁との関係にハマっていくようなところがあって。
根本的には岬も元から仁のこと好きだったんでしょうね。
だから無碍にできない。
慕ってくれるのが嬉しい部分もあったりで。
6歳児から始まった恋ではあるけれども、最終的には大人同士に戻って新しい関係を始めることができそうでよかったです。
やっぱり子供とヤってるのより大人同士の方がいいかな。
ナリケンさん(成田さん)の仁はちゃんと6歳児にもなってました!
本編の殆どが6歳児バージョンなんですが、子供っぽく泣いたり口調が幼かったり。
途中、「大人ごっこ」というゲームを覚えて大人バージョンで喋るところとかもあるんですが。
岬とのベッドシーンでそれを求められて最初は大人ぶってるのに段々子供に戻ってしまうところとか絶妙でした。
一方の神谷くんの岬。
やさしい父親でありながら、仁といるうちに次第に仁に溺れていくようなところもあって。
求められて感じるところとかはもうなんていうかエロいですよね(笑)
そして、この作品の中で癒しともいえるのがよっちん(吉野さん)の城太郎。
こっちはホントに6歳児の子供なんですが、もうとりあえずよっちんかわいいww
よっちんてこんなにかわいかったっけ?と思うくらいかわいかったです(失礼)

特典フリトは神谷くんとナリケンさん。
子供時代の話ではナリケンさんはヤンチャな感じの子供らしい子供。
戻れるならスカートめくりをしてみたいらしい(笑)
神谷くんは子供時代のことといって思い出すのは、ノートにずーっと線を引っ張って何ページも何ページも引っ張って「下水」って書いたのが大人たちの間でちょっとした問題になってたことらしい。
そして、スカートめくりの知識とかは幼稚園の頃に知ったけど「これはやっちゃダメなんだ」と思ってやらなかったちょっと冷めた子だったらしい。
兄のいないナリケンさんにとって「お兄ちゃん」っていうのは言い慣れてないから言いにくかったらしい。
ちなみに、ナリケンさんは姉、神谷くんは弟がいるらしい。

2

BLCDとしてはうまくまとまっているかと。

原作既読です。
自分的に原作でツボった部分が薄らいでいて、そこが残念ではあるが聞きやすいといえばそうか。
原作は正直、直視しづらい部分がいくつかあります(とくに序盤)
それゆえ、鬼気迫るものがあったんですが、さすがにドラマCDのほうでは再現しづらかった、ということでしょうか。
ワタクシ的にはそのヤバさを成田剣さんがどう演じるか、ヒッジョーーーーーに期待してたんですが、ちょっと期待しすぎた。それと同時にドラマCDの限界みたいなものも感じてしまったのですが。
健闘していたのが、やはり吉野裕行さんで、この人、ホントにうまいですね…。
ショタ声というわけでもないのに、ちょっとませた子どもを生々しいほどに演じていらっしゃる!

2

挑戦

ガチ兄弟モノは、苦手なジャンル。
なので、ずっと避けていたけど
木原音織先生の原作の物は、
やはり気になって仕方ないぜぇ(ノ><)ノ
って感じでついに手を出してしまったー。
いろいろと衝撃的な内容でした。
最後は丸く納まったかたちかな。
聞いたことに後悔はしてない。

萌があるとすれば成田さんの演技力。
上手い、そして面白い (*´∇`*)
大人ごっこを知る前突然、岬を呼んだ時は、
本当びっくりしました。!!∑(゚ロ゚:)

2

子供と大人

原作未読。でも、原作者の木原さんの小説はいくつか読ませて頂いているので、何となく変わった作品なんだろうという予想はついてた。はい、変な作品でした。

とにかく成田さんが素晴らしかった。聞く前は、成田さんに子供は無理があると耐えられる自信が全くなかったけど、聞き終わった後はあら不思議、出てきた感想は「可愛い」に尽きる。初めは若干抵抗はあったものの、それすらも感じさせなくする成田さんの凄まじい演技。
吉野さんも子供を演じていたけど、これがもう滅茶苦茶可愛い。なんだこれってぐらいの可愛さに一声目からノックアウト。作られた声と演技ではあるけど確かに子供の喋りで、成田さんとは180度違った「子供」の演じ方をしている。
神谷さんは、何となく地声まんまだったような気がした。ぶっきらぼうな感じ、丁寧な喋り口ではないけど、どこか包容力を漂わせている。立場上「兄」ということで、可愛いというよりはかっこいい。
この作品、キャスティングが素晴らしい。ストーリーも流石木原さんと言うべきか、一風変わっている。
成田さんと吉野さんはしっかりと「無邪気な子供」だった。後半から精神的に大人になる成田さんの声はまるで別人。すごく冷たい声で一言一言が重く、聞いていて少し怖い。感情を抑える演技が上手い。子供ではない彼が一体どういう人間なのか、聞いている側に分からなくさせる。
性教育のシーンは勿論、最後の絡みでの神谷さんの「お兄ちゃん」呼びは必聴。

なんかリアル神谷さんっぽいところが時々あった感じ。声のトーンや喋り方が凄く近かったので、本人のファンの方はちらちらと本人の顔が浮かんでしまうかも。人物像はそんなに似ていないんですが。
ギャグメインかと思いきや、ただのとんでも設定のほのぼの話にはおさまりきらない、設定を生かした人間ドラマ。そのあたりの比率や独特のストーリーはやはり木原さんだなあと感じた。

3

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