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表題作天国は待ってくれる

葉山玲史
宮坂悠里

その他の収録作品

  • やっぱり天国は待ってくれない
  • それでも天国は待ってくれる

あらすじ

幼稚舎のころ在籍していた聖パトリック学院へ、高等部になって戻ってきた葉山玲史の目下の悩みは一学年上の風紀委員長であり、敬虔なカトリック信徒である宮坂悠里の存在だ。玲史は週に一度の礼拝に遅刻しては、悠里から礼拝堂の掃除を命じられている。小煩い悠里を追い払うために玲史が仕掛けたのは「汝、姦淫するなかれ」という聖書の一節を悠里に背かせるものだったが、仕掛けた玲史が悠里にはまってしまった!?竹内照菜の書き下ろし、コメディラブストーリー。

作品情報

作品名
天国は待ってくれる
著者
竹内照菜 
イラスト
館野とお子 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829651261
3.5

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萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

キスにはキスを

真面目で崇高なクリスチャン・悠里。
かたや、ちゃらんぽらんで全くキリスト信仰のない・玲史。
友人や周囲に言わせれば、可愛くて美人な悠里は羨望のまと…らしいが、玲史には口うるさいセンパイとしかなかった。
しかし、ある時不意にしたキスから、その気持ちは少しずつ急速に変化して……!?


というわけで、今回玲史くんが、押して押して押しまくって落とすというシンプルなストーリー。
それで良いのかと言えばどうか解りませんが、本人よければ全てよし。
全体的にもまとまり良くて良かったんじゃないでしょうか。
キャラクター。
悠里のが1個先輩。
なのにガキくさいところが可愛い(´∀`)
依田先生の「愛の深さは膝くらい」を思い出しました。
時々暴言をはいたり
得意気になったり
かと思えばタジタジしたり
触れるだけのキスで失神してしまったりと、見てて飽きません。
ちと潔癖で真面目過ぎるのは難ですが、見ている分には凄く魅力的。
とにかく押されまくって不意に引かれた気がして気持ちに気づくという王道なパターンではあるものの描き方はウマでした。
竹内先生らしいタッチが好きです。
玲史くん。
このひと何気に黒い。
自分がケツ狙われたときに言った言葉は全て悠里が思ったことだと理解していただきたい。
読者的にも、あるいみ冷水浴びた気持ちでした。
攻目線で話進むと忘れがちではありますが…な部分が。

残念なのは塗れ場が少なかった事ですかね。つねに朝チュン状態。
大事なトコ( ̄□ ̄;)!!

田中くん。
玲史のクラスメート。
悠里とのことで玲史に持ちかけられた取引。
君の体と引き換えに叶えてあげるよと言われ。
自分怖いからクラスメートを生け贄に……
ただ、画的には凄くウマ
細かい描写ないのだけが残念


トータル的には
コミカルなタッチで可愛い作品でした

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