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スピンオフ作品だと知らずにこれだけで読んでしまいました。
始めから終わりまで受けが攻めに愛情なく性的に嬲られるお話しです。
親友に裏切られて、攻めの香港マフィアのドン王に拉致監禁される、受けの麻薬捜査官真紀。
王は友情や家族の愛情など信じてなく、親友や家族を信じる真紀に様々な性的な嬲りをして、弟を裏切るよう迫ります。
その嬲りが強姦、女装、人前での奉仕、身体の開発など精神的に真紀にダメージを与えるやり方で、言葉も自分から求めるよう強要されます。
行為自体はエロくてお話しに引き込まれますが、攻めが受けに優しくする場面は最後までなく、ひたすら受けを屈服させる為に行う行為として書かれているので愛情が感じられず萌えませんでした。
結局、裏切った親友も最後まで出てこず放置なのでなんで裏切ったのかもわからず、受けがなぜ親友をそこまで信じ続けているのかも理解できなかったです。
シリーズを読めばお話しの結末や理由などわかったのかなと思います。
単体だと、親友に裏切られて香港マフィアに売られた受けが攻めのマフィアに愛情なく嬲られ続けるお話しで、中途半端に終わってしまうので、シリーズで読んだ方が良いと思いました。
攻めが変態的でエロ要素が濃いめで、攻めと受け2人がどうなるのか結末が気になる作品です。
シリーズを読んでみようと思いました。
「新宿退屈男」のスピンオフですが、実質的にはシリーズ3作目。これは、これだけでも独立して読めるのですが、これだけだと救いも何も無いお話。そして、「新宿退屈男」は、4作目を読む前にこれを読んでおかないと、ちょっとよくわかんなくなってしまう…そんな位置づけの本です。
…と、そんな風に本編シリーズと深く絡んでいるエピソードなのですが、作品のテイストは全く違います。本編は軽いコメディタッチなのですが、こちらは最初から最後までシリアス。痛くて辛い作風です。
普通、こういった話だと、酷い状況の中でも愛が芽生える所までは描かれたりするものが多いと思いますが、この「隷属の闇」の場合は、微かにストックホルム・シンドロームらしきものが萌芽するあたりで終わっています。
本編シリーズの今後の盛り上がりのための1作だからですが、兄ちゃんかわいそう…。
ま、なにはともあれ、単独では読めるとは言っても、やっぱり続けて本編の4作目に行くべきですね。
新宿退屈男スピンオフ作品。
シリーズ順で言えば3作目です。
シリーズを読んでいなくても単体で読めます。
ただし、シリーズの一角ゆえに"兄サイドでは何が起きてたか"を淡々とつづらた内容。
起承転結の「起」のみで、攻めと受けの関係に進展や盛り上がりはありません。
シリーズを盛り上げるための1冊という立ち位置の1冊です。
【香港マフィアのボス×ペットにされた元麻薬取締官】
麻薬取締官の受けは罠に嵌められ潜入捜査がバレてしまいます。鳩尾を殴られ意識を失い、再び目を覚ました時には、世間には自殺して死んだことにされて香港に連れ去られていました。受けを連れ去った男・香港マフィアのボスである攻めから屈辱を与えられる日々が始まりーーー。
ラバーズ文庫さん刊行だと屈辱と言えば玩具を使った拷問のような快楽責めが多い印象でしたが、
こちらの本は、玩具の類いでの拷問的な屈辱ではありません(;ω;)
常に弟の命を人質にチラつかせ命令。
少しでも意に逆らえばすぐ弟を殺そうとする恐怖。
全面鏡ばりの気が狂いそうな部屋での生活。
攻めの逆鱗に触れれば即、虎の餌にされる状況。
(攻めのペットはホワイトタイガー。一緒に生活してます;)
精神が擦り切れそうな環境で攻めの言うなりの生活を送っており
とにかく怒らせない術を身につけ、従順に「はい」と答える受け(;ω;)
そんな環境下でも常に弟を思い、なんとか脱出する機会を考える。
自分を保とうと奮い立たせてる心の強さに尊敬してしまいます。
この心の強さが皮肉にも攻めが厳しく扱う原因なるのが悲しい。
親にも、友人にも、幼い頃からの側近にも、裏切られたことしかない攻めは、
受けが自分の命をかけてでも弟守ろうとしてるのが気に食わなくてしょうがないという。。。
1冊の中で何度も何度も体を重ねているのに
心が交わることは一切なく、2人の間に「何か」が生まれることもなく。
表紙の雰囲気通り、最初から最後まで無機質、硬質感があるお話でした。
殺されることはなくとも心身ともにギリギリの綱渡りをしてる受けの状態が苦しいです。
2人の関係に色がつくのは新宿退屈男の続刊で楽しめます。
評価は続編への下地と考えて萌え評価です。
新宿退屈男のスピンオフ第1弾、
友紀の兄、真紀が香港に連れ去られた後のお話です。
新宿退屈男とはガラッと変わって、明るい所いっさいなし。
容赦なしの性奴隷状態で、
せつないな〜とかそういう心温まる所もいっさいなく、
ただひたすら真紀を連れ去った王(わん)が真紀を辱めていく事が書かれています。
その中で真紀は自分を見失わず、弟の友紀を守りたい…いやいや守りたいというレベルではなく、
心が屈せず、卑屈さや悲愴がいっぱいというのがなく、どこか冷静で心が普通なので、
やられてる行為は酷いんですけど、そこまで読んでる辛さは感じませんでした。
そして連れ去った側の王、
この人平気で手掴みで内蔵とか取り出しちゃうんじゃないかって位酷い。
こういう人って漫画でも小説でもよく出てくると思うけど、
よくあるのが、実はその人が持つ孤独を抱きしめてあげたいと思わせる恋愛要素が絡んできて、そこに読者はぐらっとくるっとなると思うんですが、
この人はなかったですねー。
お話が真紀視点だからもありますが、
そういうものを匂わせる所もいっさいなし。
いや、あるにはあると思うんですが、私にはなかった。
生い立ちの話を聞いても、
彼が唯一信頼しているホワイトタイガーの話をしてる時も、
「抱きしめてあげたい」と感じる要素がない。
読者が勝手に想像して下さいって感じ。
でも逆にそれが好きでした。
王に対してなんにも思わないし、
思うとしたら気持ち悪さしかないけど、
嫌いにはならなかった。
むしろそのが想像だけで1ミリ位感じられる彼の孤独が、
読んだ後の余韻で思い出す感じが好きでした。
あとがきに書かれていましたが、次はいよいよ竜野兄弟再会と早乙女と王の対決。
あー、やっとかぁ〜、やっと読めるか!
今回正直そこまで面白さは感じなかったけど、
友紀が守りたい、助けだしたい兄と
早乙女の敵となる男を知るには必読な1冊。
この男と闘うのかー!っと次巻の対決がますます楽しみ。
そして友紀と真紀を再会させてあげて欲しい…
次巻が気になってしょうがないです。
新宿退屈男シリーズ第3弾
ユキちゃんのお兄さんのお話です。
ざっくりいっちゃうとユキちゃんのお兄さんが香港マフィアにさらわれ、延々延々と凌辱されつづけるお話なのですが、これを踏まえてシリーズ第4弾を読むとうおおおおおおお!と思うのです。
弟の命を盾にとられ、凌辱および卑猥な言葉や行動を強要され続けます。さすがユキちゃんの自慢のお兄ちゃん、一年間嬲られ続けながらも狂うことなく絶対神の王にすべてを投げ打つでもなくなんとか耐え続けています。
王にあるのは愛ではなく「あること」への執着。それに屈しないお兄ちゃん。
いろいろと見え隠れするものもありますが、二人の間に愛はありません。
王が唯一信頼するホワイトタイガーも本当にいい味出してます。
これを読んでから第四弾をよんでうおおおおと思ってのレビューです。
さぁこれから第五弾読もう!