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表題作月の真珠 ~咲き乱されし皇子~

ヴァージニア帝国勅使の海軍准将フリゲート・ベルナー
ミサカの親王・夕霧

あらすじ

帝国・ヴァージニアに武力的圧力をかけられた東方の小国・ミカサ。講和のため皇帝に侍る決意をした親王の夕霧だったが、経験のない夕霧に帝国勅使の准将・ベルナーは淫蕩な閨房術を施して…。
(出版社より)

作品情報

作品名
月の真珠 ~咲き乱されし皇子~
著者
西野花 
イラスト
実相寺紫子 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
月の真珠 ~咲き乱されし皇子~
発売日
ISBN
9784592875949
3.5

(19)

(3)

萌々

(9)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
66
評価数
19
平均
3.5 / 5
神率
15.8%

レビュー投稿数8

1on1 王道

他の方も書いてらっしゃいましたが、モブ無しです。それでもエロさは大いにあって、さすがです!

受の夕霧のキャラが好きでした。気丈な美人で、でも柔らかさもあり。そして皇族だから上品。
表紙の通り、この体格差。
体格差(ゴリマッチョ×華奢)、
金髪碧眼×黒髪•黒い瞳、って好きな要素だらけなのでほんと好き!
ストーリーは王道だし、ラストはあっさりしていたかもしれないですが、そんなのどうでもいいくらいに萌えが多かったです。
挿絵も素敵ですね!

0

調教しといて自らノックダウンされる攻め

ブックパス読み放題で西野花さん祭りをしているのですが(私が勝手に)、こちらも良かったです。姉弟でも性格と才気に優れた姉が政に向き、弟は男女関係なく好む外国の皇帝へ愛でられる為に国を出る、という性差の少なそうな?国ミカサ。

皇帝に侍る為の調教を兼ねて、攻が受にどうして欲しいか強要するHシーンが多い(強請る時の言い方を教えといて自らノックダウンされる攻め。でも分かるその気持ち)のとか、恋も体の関係も初めての受けが「何をされても憎めないのは、初めての相手だからか?」と攻めに訊いてしまうの、可愛いやら切ないやらでした。

初めて二人が夜を共にした次の日、夕霧にフリゲートが
「まだ、私の感触が残っているのではないですか?」
と言う言葉がエロいー。しかしそれは強がる夕霧への心配の切出しで。大切に育てられた心体を踏み躙られることから退いてもいいのではないか、と道を提案するところが優しさがありました。
フリゲートの口説き文句も気障だけど美しいし、夕霧がフリゲートを気にして髪を下ろしたり、後ろ姿を見つめたり、敬称なく言われた事について反応したりと印象的な間のある雰囲気がロマンチックで良かったです。

0

紙媒体が良いと思う

あれ、西野さんなのにアレはなしですか?
本当にですか?と思いながら、最後まで信じられないまま読了した本作。
そうなんですよね、ありそうな設定なのにモブ姦無しでした!(絶対エロ王様くるだろ!と身構えていたにも関わらず…)
個人的にはその辺りがかなり肩透かしだったんですけど、それが苦手だから手が出せないという方には朗報ですね。

舞台はファンタジー世界。
帝国ヴァージニアの圧力に屈した小国ミカサは、講和という名を被った妾姫を差し出すことに。
それは本来ならば姉姫の務めであったものの、親王である夕霧が代わりを務めることとなり、そんな真っさらさらの彼へ床指南をすることになったのが攻めの准将フリゲートでした。

これはフリゲートと夕霧の恋物語です。
ええ、もう、床指南だとかそういうのはもちろんあるしメインではあるのですが、これはもう純愛系?しかも1:1だなんて。
西野さんの書かれる受けなので芯が強く、弱音を吐かない高潔な夕霧ですので、最後まで1:1でいけたのはわたしの肩透かしは置いておいて「よかったね!」という展開です。(で、でもやはり欲しかった…)
納め方はどうにも都合が良すぎる感もありますが…

あ、それからせっかくの美しいイラストを堪能されるならば紙媒体推奨です。
わたし電子だったので、挿絵無しでしたから。

1

寵姫

もっと非道な感じをイメージして読み始めたのですが
西野作品の中でもダントツ甘めな作品でしたね゜*。(*´Д`)。*°
だってモブに犯されてないんだよ!?
そこかいなって話ですが、攻しかしらない受なんて
めったにいらっしゃらないのです。

お話はといいますと、姉姫の変わりに
自らの身体を差し出した受が、准将様に調教と称して
犯され、蹂躙され、あまつさえトロットろに感じてしまうからだへと
変貌を遂げる。
敵国の王に譲渡されるのを覚悟していたのにもかかわらず
いつまでたっても。最終的には~というお話でございます。

結局自らの国に帰っても、
ぽけっとしている姿がかわいく。
あんなにいやだと思った相手のはずなのにな部分が
ちょっとばかりかわいいなと思ってしまいました。
純愛って感じでもないですが、攻しかしらない受っていうのも
西野作品では
なかなか無いので読んでみるのもありかなと思います。

1

気丈な皇子受

非常にエロティックで、ストーリーの起伏もあり、よくまとまったお話でした。イラストが内容にぴったりで、夕霧の流れるような黒髪が美しかったです。

夕霧は皇子らしく気丈でナヨナヨしていなかったのが好きでした。一方のフリゲートは、序盤は感情が見えにくいのですがどんどん良い男になって行ってニヤニヤしちゃいました。

架空世界のミカサ(≒日本)とヴァージニア(≒ヨーロッパの国)を舞台に国と国の駆け引きなども描かれており、ちょっとした歴史モノの壮大な雰囲気もありました。クライマックスからの急展開に少々の強引さは感じましたが、まあ許容範囲かな…。

それにしても登場人物は何語で会話しているのだろう。

2

下剋上なのかな?結構王道?

西野先生の作品で初めて読んだ作品です。たまに無性に読みたく
なります(笑)そしてイラストが実相寺紫子先生。美麗です!
夕霧すごい美形!(正直姉より美形に見えますw)夕霧は女性っぽい受けです。フリゲートもイケメン軍人です!ここで既にかなり王道な感じ。
私は王道好きなんで「イイね~^^」となりますww

祖国の為に強大な帝国の皇帝の寵姫になりに、姉の代わりに向かう夕霧。
女性も男性も経験のない夕霧に、閨事の手ほどきをする帝国海軍准将・フリゲート。かなりエロエロな展開です。

しかし王道(笑)始めは余裕のあったフリゲートは夕霧のエロ可愛い
姿を見ていくうちにだんだん心が揺れてきます。お互いに
始めは反発する気持ちもあったのに惹かれていく…という姿は
ただのエロだけではなく、もう完璧に王道だと思うんですよねー^^
ただの人というだけで無く立場のある2人なので、お互いに国の為に
生きる…という姿勢も見せるので、どうなるのか!と思いましたが
ハッピーエンドだったので安心です。

下剋上敬語攻めが好きな方にもおススメです。

3

美少女っぷりがハンパない。

まずイラストに惹かれ、そして「西野先生のだー!」と購入決定。
いやぁ、さすが西野先生、エロい!

小国の親王、夕霧は祖国を救うため、姉姫の代わりに強大な帝国へ赴くことになる。
───皇帝の寵姫として。

女も男も知らないまっさらな夕霧。
皇帝を楽しませるために夜のお相手の手ほどきを受けろ、と帝国からやってきた海軍准将、フリゲートに告げられる。

そこから始まるのは淫蕩な情交。
無垢な身体に快楽を植え付けられ、翻弄されながらも耐え忍ぶ。

口に出すこともはばかられるようなことをされ、憎んで当然なのに…夕霧はフリゲートを憎めない。
そこで事態は急展開、祖国であるミカサが帝国に宣戦布告。
夕霧を差し出すことで安定が保たれるはずだったのに皇帝は条約を無視したためだった。
それが何を意味するのか──『祖国は、私を切り捨てた』、そういうことだと夕霧は考え、それに失望するでもなく、潔い判断をくだす。
このまま帝国の捕虜となり辱めを受けるぐらいなら、いっそのこと自決する、と───。


切なさあり、キュンあり、エロあり。
解決シーンはけっこうアッサリですけど…そこは多くを求めないので。
イラスト、夕霧の美少女っぷりがハンパなく、フリゲートの雄臭さと敬語攻めが素敵。

西野先生には珍しく(?)まっさらな受けが新鮮な一冊でした。

6

わりと…ラブ

西野さんにしたら珍しく…1対1でしたね~(^O^)。

時代背景は、「月下の盟約~」のミカサ国の話です…といっても「月下の盟約~」は、読んでないけれど…3Pは苦手なので…(>_<)

主人公はミカサの国王の皇子の夕霧(受)です。
ミカサ小国は、ヴァージニア帝国に武力的な圧力を受けて、夕霧の双子の姉で次代の帝である芙蓉を後宮に差し出すように要求されていた。
帝国の皇帝は、好色な人物で、相手に男も女も問わずと聞いている夕霧は、姉の代わりに自分が行くと決心する。
それを、使者として芙蓉を連れに来たヴァージニア帝国軍人のフリーゲート(攻)に告げると…
「…その身に男を受け入れる覚悟がありますか」と聞いてきて、「では、手ほどきを受けていただきます」と…

夕霧は、女も男も知らない…まっさらでした…(^O^)。
なので、フリゲートに調教されていきます…エロ(^O^)。そして、何も知らないから…フリゲートの思うがままでしたね…(^-^)。
ミカサの国で抱かれ、ヴァージニア国でも抱かれ…夕霧は、憎むべきなのにフリゲートを憎めない自分に戸惑います。フリゲートも…皇帝に渡すために夕霧を調教しているのに…だんだんと…

そして、夕霧はミカサの国のため、調教という屈辱にも耐え、皇帝の愛人になる決心をしたのに…皇帝はミカサの国を裏切る行為をし…夕霧は…(>_<)
そして、フリゲートも「…あなたに出会ってしまったから」と、ある決心をするのです。

西野さんには珍しく…受の相手は攻だけでしたね~(^O^)。
エロいけれど、エロだけでなく、受と攻の魅かれあう気持ちもあったから安心して読めました。

でも…皇帝…弱くないかな…そんなんでよく大国を治められていたよね~。出番も少なかったし…
悪役なら最後まで悪役らしく散っていけば良かったのに~(>_<)。

3

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