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こちらのシリーズ、一作目の作品なのに、以降の3作品を先に読み、最後にこちらにたどり着きました。
なので、斎藤と降矢が無事付き合いをしている事を知った上で読みました。
ゲイで男運のない、地味な顔の斎藤が、過去の彼氏らにされてきた事や、その事での自信の無さを知ると、不憫で。。。
降矢との付き合いが始まっても、普通の付き合いをしたことがない斎藤は、何をするにも悪い方へ考えてしまうし、え?!っていう事も言い出すし(1人でレイトショーとか)、もう誰か助けてあげて~と思います!
挙げ句に、降矢が色々と忙しくなってしまい、浮気疑惑まで。斎藤目線で読んでいるので、降矢が悪い!と感じてしまいますが、結局はお互いの嫉妬からで。仲直りも一筋縄ではいかないのが、面白さかなぁ。
不憫な受って、あまり好みではなかったのですが、斎藤はどん底過ぎて、応援したくなるタイプで、可愛さもあり良かったです。
マンガ雑誌kissみたいなのに載ってそう…。
大人の女性向きっぽい、テレビドラマ化されそうみたいな…。
あと、適度に流行を取り入れてるみたいな…。
崎谷先生の作品はそんな話が結構多い気がします。
こういうBL作品は少ない気がするので、増えて欲しい!!
でも、そういう作品ができたら普通誌やテレビドラマ化を目指すか…そこまでは完成度が高くない感じで出してくれないかな〜。
素直にkissみたいな雑誌を読めばと言われそうだけど、BLがあるほうがやっぱりおもしろいんです!
日々の生活に疲れてきたら、絶賛崎谷さん再読期間に入るという私的ルーティーン。
最近崎谷さんの完全新作に飢えに飢えているので、1つ1つ再読して書いてないレビューを。
癒しを求めているとき、疲れたときは無意識にこのシリーズを選んでしまいます。ヒーリングやリラクゼーション、ロハスにスローフード。リア充を謳うセレブ達のステイタスとかSNSのネタくらいにしか思ってない私でも、疲れたな~と思ったらグリーンレヴェリーシリーズのこの作品と、もうひとつ、『静かにことばは揺れている』を読んでしまう。
特別好きなシリーズではないのですが、ダメな男にひっかかっては傷ついてきた自分に自信のない斎藤がまたダメ男に失恋して、同じタイミングで転職してきた降矢と出会うところからお話がスタートするので、彼が社長である綾川や相手の降矢の支えで少しずつ前に進んでいく姿を読みながら、自分的にも浮上のきっかけを探す感じです。
結構早い段階でふたりはくっつくのですが、その後に色々すれ違います。ただ、これって降矢の言葉の足りなさとか優先順位の度合とか八方美人なところがかなり災いしてると思うし、ネガティブな性格の斎藤が云々てことでもないかな、と。ハイスペックで気遣いのできる(と思われていた)降矢にも、もう少し修行が要るのかな~(笑)
崎谷さんの作品の中に数多存在するネガティブ受けの中でも、斎藤は読むたびに評価上がるキャラです。最初は「どんだけネガやね~ん」とか思っただけだったけど、尽くすキャラの根底にはこれまでの経験とか信念とか、亡くなった彩花に対する思いとかもあって、納得できるんですよね~。
『俺に夢を見ないでほしい』『ぐずぐず言われたら面倒くさい』って言われたら、その後何を言われても私なら立ち直れないかも~(T_T)しかも元々ノンケのイケメン彼氏に!
まぁ結局はお互いの気持ちを再確認して、ラブラブ一件落着なんですけど、あぁ斎藤はやっぱりこの先もウジウジしながら生きていくんだろうな~と思いました(笑)同棲することになって、どんな夫婦になるのかな~。。。幸せになってほしいな~って思える作品です。
イケメンハイスペック攻様×経験はこなしてるけど恋愛にはウブな受様。
対象的なカプって上手くいってるときは、
パズルのピースみたいに、欠けてるとこが埋められる幸せを感じるけど、
ひとつ歯車が違えるとタロットの正位置が逆位置になるみたいに
狂っていくんだよね‥しみじみ。
両想い後の言い争いは‥ある意味修羅場なんだけれども‥
作品が斎藤目線なのもあって、
悪いのは早とちりした斎藤みたいになってますが、
果たしてそうなのかな‥ともやもや。
私自身が「うじうじ」タイプなので、
どうしても斎藤に共鳴しやすいところはあるのですが、
降矢の言葉もいろいろヒド過ぎると思います。
私だったら、仲直りしても根に持ってしまいそう。
元カノの相談にのるけど、詳細は話せない。
デートもキャンセル、メールの返信もなし。
それで「俺のこと信じられないの?」って、信じられるかぁ!!
「面倒くさい」の承知で口説いたんなら、
もっと言葉のチョイス考えようよ。
営業なんだから、本来得意だと思うんだけど。そういうの。
人間関係のごたごたした気持ちをふっきるため、手持ちの恋人関係重視系BL小説再読!
気付いてみれば5年ぶりの再読でした。
買った当時は…当時の人間関係に悩まされてました(笑)ナツカシイ
初見ではあまり派手な大恋愛でもないし、少し心理描写の深い恋愛小説くらいに思っていたのですが…
再読した今、この作品は「特効薬」と感じてます。
考えの攻撃ベクトルが全て自分自身に向いている。
それは作中の受けの性格でも、私自身の性格でもあります。
目の前には理想とかけ離れた泥臭い現実しかないけど、恋愛に夢をみてしまう
「ペシミスティックすぎて言葉がまっすぐ伝わらない」
そんな受けに感情移入しながら読み進め、ふたりの成長とラブラブを読み終わる頃には心が浄化されていました。
崎谷先生は、私たち(あえて複数形とさせていただく)の傷を舐めて癒やすのが非常に上手い。
ケンカして、お互い言いたいこと言って、また元に戻れる…弘と降矢のキャラクターだからこそ描けるテーマなのだと思います。
私もそういう人に出会えると信じさせてくれる。
それが崎谷作品の「癒やし」効果、特効薬なのだと思っています。
あと、えっちが濃いです(笑)
これも崎谷先生のデフォルトですね。
さいごの「完全なマクロビオティック」が云々の件、若干変態っぽいけれどこれくらいの言葉責めは大好きです(笑)