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表題作窓際の林檎ちゃん

主人公(ユーザー)、窓(windows)
窓(windows)、林檎(mac)

同時収録作品キャッチャー・イン・ザ・エダマメ

アサヒ(スーパードライ)
江田豆男(枝豆)

同時収録作品心のこもった御持て成し

旅男 リーマン
複数(ホテル擬人化)

同時収録作品足りないものそれは真心でした / 真実の真心は友情にあり!?

心 / 他
真人

同時収録作品ループ ループ ループ

孝幸 リーマン
涼平

その他の収録作品

  • 誰にも言えない
  • 愛だとか恋だとか友情だとか
  • あとがき

あらすじ

互換性ない2台に恋が起動する予感v

パソコンを購入するために家電量販店を訪れる主人公のユーザー。窓用ゲイツと林檎田ジョブズ、2台との同棲生活に夢が膨らむ。
マジメで従順、偏食無し。だけどすこし病気がちな、至極フツ~の窓用。
お洒落大好き、ワガママ美男子林檎田。(でもそこが可愛い…。)
こんなに正反対の2人が仲良くなれるのか…!?
思わず「あるある!」と共感してしまうネタが満載!
パソコン、食べ物、ホテルといった擬人化ネタを中心に8編収録。
世界は萌えとBLで満ちている…!

作品情報

作品名
窓際の林檎ちゃん
著者
恋煩シビト 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
ISBN
9784893936011
3.5

(37)

(8)

萌々

(8)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
127
評価数
37
平均
3.5 / 5
神率
21.6%

レビュー投稿数15

短くとも重みのある作品

初めて読んだのは2014か15年頃だったんだけど、いわゆる「擬人化もの」に出会ったのは本作でした。
擬人化ジャンルというものにまず驚いたし、BLのクレバーな一面に気付いた最初の一瞬だったように思う。

「窓際の林檎ちゃん」
主人公は、パソコンを買いに家電量販店に来ているフツメン。
そう、WindowsとMac(Apple)の魅力を擬人化で描くマンガです。

「キャッチャー・イン・ザ・エダマメ」
枝豆はビールの良いお供。でも本命にはなり得ないの。アイツはドライすぎる。切ない…

「心のこもった御持て成し」
これも驚きの擬人化もの。ホテルチェーンです。
マ◯ダリンや目◯雅の妖艶さ。リ◯ツの情報管理力。

「足りないものそれは真心でした」
前作「図書委員の恋」の真人&心、その後。めっちゃビターな展開です。
一度は甘く楽しかった関係。でもそれも過ぎ去ってしまう。
冷めたら、あんな残酷に終わるの?ほんとに終わっちゃうの?

「真実の真心は友情にあり⁉︎」
そのお別れとその後の真人の乱れた生活を心配する花村君。
この子すごいよね…
高校時代の真人を揺さぶり、今救いのアドバイス。
痛みも恥もやがて薄れていくことを。

「ループ ループ ループ」
DVと当てつけ。暴力、懇願、同情。ままならなさ。
自分は浮気相手。でもそんな自分にも恋人がいるわけで。この不毛な堂々巡りよ…
さて、このDVカップルの唯と涼平の始まりは「シュガーダーク」の収録作に。

「誰にも言えない」
スミオは恋愛感情を嫌っている。親友同士が好きを言えずにいつもゴタゴタしてるから。
非BLの匂い系ってのはこの部分を書いて(描いて)いるんだろうね。だからBL作品としてこの前半のゴタゴタ描写はとても斬新です。

「愛だとか恋だとか友情だとか」
途中まで意味がわからなかったんだけど、こちらも擬人化もの。
描写としては、良い子の弟の大切なものを奪っていく邪悪な双子の兄。でも彼も愛されたかったのね。


擬人化のユーモアセンスが楽しい。
また、真人の物語や「誰にも言えない」も短編だけどなんとも言えない重みを感じました。

0

それを擬人化するか、という驚きの嵐

◆窓際の林檎ちゃん(表題作)
 まさかのパソコン擬人化。家電量販店でWindowsとMacとの間で揺れる主人公が、見た目地味ハイスペ普通彼氏と、見た目良し低スペ個性的彼氏とに挟まれる日々を妄想、という発想が面白過ぎる作品でした。単純に普通のBLとして見れば、黒髪で主人公を振り回しつつも一生懸命な林檎の方に惹かれるかな。でも、地味で真面目な窓も捨てがたい…。やっぱり迷っちゃいますね(笑)。主人公の気持ちになって悩むのを楽しめました。因みに私は家では林檎を使ってますが、何年経っても起動が秒でほとんどバグもないので、個人で所有する分にはもう林檎から離れられないと思ってます。

◆心のこもった御持て成し
 こちらもホテルの擬人化。宿泊客を攻め、彼らを受け入れるホテル達を受けと見立てて、泊まるイコールホテル達と寝るという構図になっているのが最高でした。一度泊まったら客の嗜好をすべて覚えていてくれるサービス良好なリッツに、いつの間にか個人情報を握られているようで息苦しく感じ始めた主人公。そんな彼が最終的に辿り着くのは、適度にもてなし、適度に放っておいてくれる和のホテル。分からなくもないなぁと共感しました。やはり私も、受けとしては奥ゆかしい黒髪の子達の方に惹かれます。ウェスティンと都の関係性も気になりました。

◆足りないものそれは真心でした〜真実の真心は友情にあり!?
 『図書委員の恋』で付き合っていた心と真人。彼らの上手くいってない時というか、もう取り返しのつかないところまで来ている、恋人関係の終末を描いていて、これも珍しいなぁと思いました。前巻での2人の怠惰な生活が好きだったので残念だけど、でもこうして失恋で傷付いて次に進んでいく、それが恋愛。真人がなりふり構わず縋るシーンまであったのが良かったです。吹っ切れたら、怖がらずにまた恋愛して欲しいな。

0

擬人化BL詰め

擬人化BLって最近めっきり減った気がします。やり尽くされた感があるのかな?

恋煩シビト先生の作品は、ハッピーエンドではない、このキャラとこのキャラが必ずしもCPにはならないし別れるかもしれない、と思って読むようにしています。もっとも現実はそうそうハッピーエンドではないし2人の男性が付き合うとは限らないわけで。BL漫画を読むときはそれを期待して読む事が多いですが、シビト先生の作品の前ではとりあえずそれを取っ払う必要があります。

そんな覚悟をしている私でも、「図書委員の恋」に収録されていたCP(心×桜井)の続編は相当しんどかった。桜井の人生、見守りたいですね。

0

擬人化最高!しかし…

MacとWindowsの擬人化と聞いて面白そうとは思っていたものの、ここまでとは思いませんでした。
それぞれの特徴が的確すぎて、とっても面白かったー。

枝豆とビール、ホテルシリーズも良かったです。
笑って読める作品が好きな方なら、ツボが合えばすごくお気に入りの作品になると思います!
神作品です!!

と、途中までは思ってました。

後半で一気に気持ちがダウナーに…。
「図書委員の恋」、次の読もうと思って横に置いてあったのですが…。
始まりを知らずに結末を知る悲しみ。
きっと今から「図書委員の恋」を読んでも悲しい気持ちにしかならない。
作品を読む前に最低限の下調べすらしない自分のせいですが、ショック。

後半の話はどれも楽しんで読める作品ではなくて、別れ、DV、浮気、両思いの2人の片方にずっと片思いとしんどいものばかりでした。
前半と後半の落差が激しいので、地雷多めな方は前半だけで!
評価も「神」と「しゅみじゃない」が相まって「萌」に…。

2

「図書委員の恋」の最終章がここに

幾つかの擬人化と、真心シリーズの一連作などが収録されている短編集です。

好きなものをいくつか
【窓際の林檎ちゃん】
MacとWindowsを擬人化したお話。妄想炸裂過ぎて笑えます。
ちなみに我が家にはMac信者がいるので、大勢の林檎ちゃんに囲まれて暮らしてます。私は別に窓君でもいいんだけど林檎ちゃんも慣れるとなかなか可愛いやつです。

【足りないものそれは真心でした】
真心シリーズの一連作で、この恋の始まりは「図書委員の恋」の中に、そして心が真人に別れを切り出すきっかけとなった出来事が「シュガーダーク」の中にそれぞれ描かれています。
5年つきあってきた恋人の心に別れを切り出された真人。心しか知らない真人に対して、自分としか付き合った事がないから潔癖すぎだと言われた真人の中で何かが壊れ、見境なしに適当な男と寝る日々が始まります。
「図書委員の恋」の中で描かれていた二人はとっても仲良くて幸せそうだっただけに、この別れは読んでて本当に辛いです。

【真実の真心は友情にあり】
別れたあとの真人と、「図書委員の恋」に登場していた友人の花村くんとのお話。花村くんはかつて高校生の頃、真人の事が好きだったのだけど今は完全に友情に切り替わっているようで、そんな花村君のアドバイスによって、失恋の痛手から少しずつ立ち直っていく真人の姿が描かれています。

【ループループループ】
ここで出てくる涼平は、真心シリーズの心が高校時代にかつて好きだった(ゲイになるきっかけ)人です。「シュガーダーク」の中で涼平と心が再会して心が真人に別れを切り出すきっかけとなった出来事があったのに、他の男にも抱かれていて、心とはどうなっちゃったんだろう??

【誰にも言えない】
尋と真一というどこからどう見ても好き合っている癖に、互いにそれを認めたがらず、あーだこーだやりあってる友人二人に挟まれて過ごしてきたスミオ。
そんな二人のせいで、好きだとか嫌いだとか誰かに翻弄されるのはウンザリだと思うようになってしまった。
スミオには土屋というセフレがいて、恋愛感情抜きでセックスを楽しんできたつもりだったけど…。
土屋の「俺はね 嫌いじゃないよ 恋愛 好きって言うのが簡単じゃないだけ」っていうセリフが良かったなぁ。

2

隅から隅まできっちり読んではじめて面白さが解る本

電子書籍で読了。
コミックスが16セクションに別れて収録されているものを購入したため、一回ずつ「書棚に戻る」をやらなければならないのが大層面倒くさく感じました。また、私はipadを使って読んでいるのですが、この作品は1コマずつ画面に出現するのでちょっと読みづらかったです。ちょっとした待ち時間や、移動の際にスマホで読むのに向いている様な気がしました。

恋煩シビトさんは初読みですがひょっとしたらとても好きな作家さんかも。
擬人化のはもとより、それ以外の作品もだらだら読めない感が凄い。
ディテールを読み飛ばさない様に緊張して読んでニヤッとする、あるいは考え込む、グッと来るを繰り返し、続けて三度も読み返しちゃったよ。
でも、読み返すごとに新たな発見があり噛めば噛むほど味が出る本でした。
ちなみに、私的にはホテルの擬人化が一番噛み応えがありました。

1

擬人化について来られるなら!

窓、林檎…そう、パソコンのこと。
パソコンの擬人化から始まり、
エダマメだのビールだの…
わかる人には多分わかる、旅館やホテルの擬人化。
擬人化の話は総じてコメディタッチ。

後半は殺伐としたシリアスなBL。

落差がある一冊だなと感じたけど
こんな本もたまには読みたくなるかな?

DVタッチの話だったり、報われない
結ばれない話もあったりで
ハッピーエンド大好きな方にはオススメできない。

でも、たまにはそんな話も読みたいって時には
ちょうどいい。表紙が可愛いだけに注意!

3

擬人化のおすすめられ本

いやぁお勧めがなかったら擬人化とすら気づかなかっただろうなこの本。

windows買うか、mac買うかを悩んだ末に店員(これが何とも変態くさい目をしてる・・・)に
「どっちと暮らすか考えてみてください」
と言われたもんだから暮らす=人間化の妄想暴走発動wという話。

自分はどっちも結構ユーザー歴古いので、
「あー、そうそうそういう事ありますなぁ」
と物凄く性格が読め、でも結局お互い戦いつつもお互いを認めてるんだよな…とか思いつつエロほんわかしてしまいました。

ちなみにmacとwinには互換性ないけど、macの中でwindows動かすことができるだぜ、と。
「窓、俺の中でお前がひくついてるぞ」
とか・・・あははは

(しばらくおまちください)

失礼。

他の擬人化、枝豆とビール、ホテル比較も丁度自分を狙ってきましたと言わんばかりの内容で、「擬人化はわかると面白いのか」という事を感じさせられます。

全体的に細すぎ、しかもアバラ骨っぽすぎな所はちょっと好きな絵柄とはずれますし擬人化でないものは「ほー」だけだったのですが、こういうテーマ立ては結構好きです。

1

陰の見どころは黒髪キャラです!!!

うわヤバ面白っ!!でも、この面白さを説明するのは難しいですよーだって説明するとネタバレになっちゃうんだもん…!ラストで(オチ的に)トドメを刺される話も有るしな…どうレビューしよう、これw

●擬人化
出来るだけ予備知識無しで読んで欲しいです!PCや有名ホテルやコレステロールについて多少知ってれば大丈夫!“絶対”ってよほどじゃない限り使いたくない言葉なんですが、敢えて使わせてもらう!!

絶対楽しめます。

絶 対 ! ! !

物それぞれの特徴を上手く捉えて、凄く効果的に話に組み込んでいると思う!あと、それらの物に振り回されるユーザーとかもめちゃめちゃ面白いし、「そうそう、分かるー!」って共感出来ます。この素晴らしさに大笑い&感動間違いナシです!!

ちなみにゲイツ氏はやはりフィ○オフィッシュ好きみたいですw(by○ィキペディア)

●真心シリーズ
タイトルに“真心”という言葉が含まれてる2話。前作『図書委員の恋』に載っている作品の続編らしいです。前作は未読ですが楽しめました。

5年間付き合い同棲までしている男に別れ話を持ち出された桜井。なかなか別れを決断出来ずにぐずぐずしていたら、決定的な一言を言われてしまうのが1話目。その後、友達の花村とつるみ始めて徐々に変わって行く桜井の話が2話目。
この終わり方が気に入りました。BLっぽくない感じです。全編通して漂う、痛くてどうしようもない空気もいいんです…!

●他2編
こちらも両方ともヒリヒリ系。

『ループ×3』出逢った二人は実はどっちも本命の恋人が居て、しかも受の方は本命に暴力を振るわれている話。
これまたどうしようもなくてやるせない…!ホント、ただれた話だなあw皮肉っぽい視点がイイです。後、受の表情もいちいちエロくてイイ!ステキです。黒髪に目覚めそう。黒髪天パっていいかも…vvv

もう片方『誰にも言えない』は、愛を信じない事が信条の学生が主人公。しかし、いつの間にか男友達同士の恋の仲介をしちゃっているのです。
「愛を信じたい」からこそ、「信じない」のかもなぁ、なんて考えました。イイ男だと思うぞ。


全体的に、同時期に出た『愛のポルターガイスト』よりもこちらの方が好みです。面白かったー!!!

…あ、途中でも書きましたが、黒髪スキーな方にはかなりオススメ!色んなバリエーションのキャラが居て楽しいですよv林檎、雅、『ループ~』の受の3人が好きだけど、他の子達も捨てがたい!アジアンビューティーとかヤヴァい!!もっと活躍して欲しかった…!!!

6

想像するとすごい

 今はなんでも擬人化ですね~。流行なのか?私あんまり苦手なんですけど、この作品はわりとすいすい読めましたヨ。
 購入したのは発売してすぐだったのに、なかなか読まずにいたんですww

 表題作はパソコン等の備えている性能の違い、ポイントを押さえてうまく擬人化させてるなーと思いました。正反対の性格のパソコンのどっちを購入するか迷った挙句、人に例えて思いを馳せる3人の同居生活。すごい妄想力。
 今は必需品と化しているパソコンは、それだけ愛着を持てるモノだと思うし、実はより擬人化させやすい?と思ったり思わなかったり。
 表紙がレトロでインテリ風で好きです。ほかの作品は読んでないけど、絵がステキな作家さんです。

1

☆擬人化のスペシャリスト☆

またやられたぁwwwネーミングセンスww
バレバレじゃないのがイイっ←みんなすぐわかるのかなぁ?
うといおかげで何度も再発見があって楽しめまぁす(≧w≦)ククク

「窓際の林檎ちゃん」
PCの擬人化。男(PCユーザー)と窓(Win)と林檎(mac)のお話。
Winかmacか迷って両方購入=男x窓x林檎の3Pw
その結果。。。ラストにビィン…wwwwwww
男x林檎x林檎の弟(iPod)の3Pもくわしく見たかったw
フッシュバーガーが3回も出て来た。。。絶対何か意味があるはずなんだ
けどわからんっ orz わかる方いらしたらぜひご連絡をぉ(人´▽`)

「キャッチャー・イン・ザ・エダマメ」
枝豆の擬人化なのゎわかってました。。。それだけじゃなかったんですw
アサヒって(≧m≦)プーーー…ッ これゎ時間差で何度もワロタww
アサヒ=太陽の朝日だと思ってたあたし orz ラストなんでこんなにドでかく
スーパードライ?と思いながら数分後。。。あれ?そいえばその前にも
やたらあっさりとかドライとか。。。うっわぁぁぁwwおビールwww
そして数秒後。。。そいえば海水があったかいことをなんでそんなに強調
する必要があるんだ?。。。もwもしかしてぇww塩水でゆでた枝豆www
そりゃあ相性いいはずだぁwwwww
しょっぱいけどちょうどいいとかwつまみぐいとかぁwあぁおもしろすぎww

「心のこもった御持て成し」
ホテルの擬人化。
目黒雅の後ろ姿に一瞬萌えたけど。。。なーんか意味ありそーな予感
。。。ま。まさかぁバックにヤのつく人(゜д゜lll)なーんてw
ラスト見て京都のウェスティンと都ホテルの関係が気になり調べてみたら
業務提携によりウェスティン都ホテルとなり佳水園という別館が存在w

「足りないものそれは真心でした」と「 真実の真心は友情にあり!? 」
前作「図書委員の恋」で出て来た心と真人と花村のその後のお話。
切ないよぅ(*´Д⊂ 失恋で友情のありがたみを再確認ってあるね!

「ループ ループ ループ 」
暴力ゎ繰り返される><なんかリング(ホラー)みたいな><
「殴られたりしてるうちは俺に関心がある」ってわからなくわない。。。

「誰にも言えない」
何でもタイミングって大事だと思う。男の涙(TーT)ktkr
スミオが尋の手を取って「俺。。。。。。。。。。いいか」ってスミオかっけェ☆

「愛だとか恋だとか友情だとか」
コレステロールの擬人化。
「愛のポルターガイスト」先に読んでなかったらたぶん???だったなぁ

妄想無限*・゜+。。+゜シビトさんのおかげで世の中のありとあらゆるもの
で萌えを感じてしまう今日この頃w

5

感心することしきり

擬人化というジャンルはあまり読まないのですが、たまたま買ったので読んでみました。

表題作は、パソコン×人間×パソコンのお話。
他は、ビール×枝豆、客×ホテル、最後はなんとコレステロール!
なるほどみんなそれぞれに性格があってうまい具合に組み合わさるもんだと感心した次第。
しかしながら、エッチなシーンがあってもエロイ気分にならないのは人間相手じゃないからなんでしょうか?
私はやっぱり人間同士が好きかもしれない。

で、残りは人間同士のお話。
確かにこっちの方が感覚的には入れ込めるのですが、物相手の方がわかりやすかった気もします。
人間相手では感情も複雑になりますからね。
恋したり振られたり、浮気したり、誰がどうなっているのかおばさんにはわかりづらかった・・・
シチュエーション的に痛かったし。

2

窓際の

前作『図書委員の恋』がすごく面白かったので楽しみにしていた新刊。
独特の世界観で描かれる作品はどれも面白い作品ばかりでした。
今回は擬人化特集!?なのですかね。
けっこうコアすぎて(か?)最初のパソコンぐらいしかわからなかったのですが、こういう擬人化もあるのか~と、目にうろこ。
個人的には窓派です。まぁ、林檎は数えるほどしか使ったことがないので賛否はいたしませんが。
☆窓際の林檎ちゃん
パソコンを買いにきたお兄さんが、マックにするか、ウィンにするかを悩むというはなし。どちらにも魅力があり欠点がある。
それを擬人化で妄想というのがあらすじ。
何気に「ワクチンを」と迫る窓がツボだったりしますwww
☆キャッチャー・イン・ザ・エダアメ
読み終わった読後
「ビールのCMかよ!」思わず叫んでしまったのは私だけでしょうかw
なんか超さわやかなオチすぎて言葉がありません
☆心のこもったお持て成し
お菓子?お菓子?お菓子なの?
なんか不思議な世界観
☆足りないものそれは真心でした
『俺しか付き合ったことがないからけぺきすぎる』
その言葉でいろいろな男と寝てしまうという受がなんとも(´Д`。)グスン
健気でかわいくてしかたない。
ぜったいいい男現れるから!!と思わず胸が鳴った

他短編いくつか。
決して明るい・・とはいえないんですが、この世界観好きです。
絵的にも、パッと見、あんまり好みでもないんですが、作品は読めば読むほど味わい深い。
「心のこもった~」に登場する、黒髪の雅くん。
背中なの刺青と、うなじ。それから雄をくわえ込んだ後ろからのしりの肉付き具合が最高です!!!!
一度は読んでみていただきたい作家さんのお一人。

3

BL脳の擬人化は最高です。

8編のうち、4編が擬人化。しかもおなじみのモノ達なので、これからそれらのモノを目にした時にまともに見られなくなるのでは?と心配になりますぅぅぅ~
☆「窓際の林檎ちゃん」
winさんとappleさんですね♪お笑い芸人のコントネタにもなっていましたが、この恋煩さん編のほうが萌えるし楽しいです。
winくんは見るからにカッチリ・キッチリ、でもどうしてフッシュバーガーなのかな?
林檎くんはスタイリッシュだけど気分や。弟のpodくんも登場してくるし、ウィルスに弱いけど、一晩寝たらすぐ治っちゃうって。
PCの特性をうまくとらえて性格にしてるだけじゃなくて、くんずほぐれつにしちゃうのがイイ♪
☆「キャッチャーインザエダマメ」
って「ライ麦畑でつかまえて」じゃなくて「枝豆畑でつかまえて」って?
スーパードライと枝豆の相性はいいと思いますが、スーパードライなだけにひと夏のドライな関係。
しかし、そこへエビスくんとかラガーくんとかも入らないかな、と自分の妄想は広がるのでした。
☆「心のこもったおもてなし」
ホテルの擬人化ですよ~。最近外資系と日本の老舗ホテルの提携と進出が頻繁ですからね。
自分もこれは妄想してましたが、それを想った通りに表現してくれた!って感じですごく満足です♪
リッツくんなんか、至れり尽くせりで気味悪いくらいだし、あと雅叙園は思った通りに背中に刺青で、みんな外見もなるほどと言わせる容貌。ウェスティンと都くんの関係はちょっとイイ感じ。これって作者のヒイキも入ってるかな?
☆「愛だとか恋だとか友情だとか」
悪玉・善玉コレステロールの擬人化・・・”愛のポルダーガイスト”にも載ってますね。
これを読んだら、毎週水曜日の「ためしてガッ●ン」を見るたび萌えることができます。

☆「足りないものそれは真心でした」☆「真実の真心は友情にあり!?」
心から恋愛を教えてもらった真人は、心から好きな人ができたから別れてくれと言われます。
でも別れたくない真人は男漁りをして、「もう好きじゃない」と決別される、それを救うのが友達の友情。人間は恋愛だけで生きてるんじゃないよね、ってなかなかに心あたたまるお話でした。
☆「ループループループ」
恋人の気を惹きたくて浮気をする涼平、殴られてもそれが自分にまだ気がある証拠だからと浮気を繰り返す。
浮気相手の孝幸も恋人がいながら、涼平が気になってずっと浮気を続ける。
DVの連鎖とでもいいましょうか。ひょっとしてメビウスの輪だったりして。
☆「誰にも言えない」
好きな気持ちを言えない男達。
後悔して初めて素直になれるのかな?

擬人化も、愛情と友情を描いたディープな短編も秀逸作品です。
登場人物達のアップの表情がたまりません。この作家さんのとりこになりそうですよ。

3

擬人化てんこもり!!

コレ、ほんと凄い作品です!
なんといっても擬人化作品が4編収録されているわけで。
そしてどれもこれも上手なんですよ~
恋煩シビトさんは擬人化の神と認定致しました!

表題作『窓際の林檎ちゃん』
読み終わった後にやっとタイトルの意味がわかった~!なるほど!!
主人公はパソコンを買いにきた一人の男(ユーザー)。
macにするかwinにするかで悩み…林檎(mac)、窓(win)それぞれとの同棲生活を妄想しますww
窓はメガネ七三分けのキッチリとした性格。ただし病弱。
普段の潔癖さと、病弱さとのギャップに萌えるユーザー…ww
そして林檎は男前なんですが、ワガママでツンデレ。
そんな彼に振り回されますが、自由奔放な彼に惹かれるユーザー…ww
結局はどっちも魅力的すぎて選べないっていうw
そして3人で同居をはじめると、窓と林檎は案の定喧嘩を始めますが、実はお互い心の内では認めあっていて…
結 局 は 3 P な ん で す ♪ 
もう、ホント爆笑しました!面白すぎー!!
結局はユーザーの妄想にすぎないんですが。

『キャッチャー・イン・ザ・エダマメ』
アサヒ×エダマメ…ひと夏のアバンチュール…ww
ドライなアサヒくんは例の飲み物なわけです。
そしてつまみ喰いされちゃった枝豆男…!!笑

『心のこもった御持て成し』
ホテル擬人化。
外国からやってきたリッツ・カールトン、ウェスティン、ペニンシュラ、マンダリン、
そして日本の目黒雅、石原くん、都佳水…
それぞれのいいとろ、外国組が日本進出を狙って怖いところ(笑)など
それぞれの個性が溢れてておもしろかったです。
このホテルたちは客に対して体の関係(サービス)や料理など、精一杯御持て成しします。
結局はウェスティン×都ホテル…京都の某有名ホテルのようです。

『愛だとか恋だとか友情だとか』
双子の悪玉コレステロールと善玉コレステロール。
いつも悪者扱いされちゃう悪玉は、善玉にコンプレックスを持っていました。
そんな悪玉の前に現れたらのはポリフェノール…?!
最初これが擬人化だとは思いませんでした。ホント、お上手だ!

その他収録作品は、全体的に暗めシリアスで、バッドエンド作品も含まれていました。
この毒々しさと、表情豊かなキャラクターたちがこの作家さんの魅力でしょう。
片想いの切なさ、失恋の苦さなどを、いい歳した大人の男たちが涙を流しながら訴えます。
独特の絵柄もこの作風に合っていていいですね~本当に、独自の世界観を作りあげています。

それにしても擬人化が素晴らしすぎて…個人的に要チェックの作家さんになりました!

6

この作品が収納されている本棚

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