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表題作春を抱いていた(14)

香藤洋二,俳優
岩城京介,俳優

その他の収録作品

  • スタンドオン・ベッセル
  • プロポーズ・アゲイン
  • ライフ・ライン

あらすじ

岩城がくれた御神毛を胸に危険が伴う中東ロケに旅立った香藤。プレッシャーも愛の力で跳ね返し、演技のボルテージは最高潮に…! 一方、事務所から突きつけられた「独立認めず」の回答に岩城の怒り炸裂! 彼の下した決断とは? 描き下ろし長編読み切り「ライフ・ライン」110ページ収録。
(出版社より)

作品情報

作品名
春を抱いていた(14)
著者
新田祐克 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
春を抱いていた
発売日
ISBN
9784862637093
4.5

(54)

(39)

萌々

(7)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
24
得点
241
評価数
54
平均
4.5 / 5
神率
72.2%

レビュー投稿数24

感動をありがとう!

最終巻で怒涛の展開!ジェットコースターのように次から次へと上へ下へと起こりまくり!
まさか14巻でこんなに色々あるとは!

岩城の事務所独立問題から社長逮捕からの展開は見事でした。社長の息子の暴政に立ち向かう岩城。事務所のみんなを守ろうと。結果とんでもないことが起こりましたが人情味あふれる春抱きですからね、きちんと回収されます。

社長業に俳優に忙しい岩城。過労で倒れてしまい…。
その時香藤は映画の撮影中で…。
大震災が東京を襲います。
現実と重なり衝撃を受けました。この本が出版された日付を確認してしまいました。

香藤の生きるため岩城にまた会うため、現場の皆を諦めさせないために叩き続けた石。感動で泣けそうでした。

そしてスポンサーも離れドラマや映画どころじゃない状況になり…。

それでも2年後にはまたジャパンアカデミーの授賞式が無事に行われ。
プレゼンターの岩城の台詞や、映画のスタッフを鼓舞する香藤の台詞、役への解釈、感動しました。

シリーズで初めて神評価をつけました。間違いなく神です。
始めは尻込みしながら読み出して、二人の成長と愛情に止まらなくなり、あれ?ちょっとマンネリ?と思ったらまたまた大きな展開があり、最終巻でこんなに嵐のように巻き込まれるなんて。

春抱きを読んで良かったです。ありがとう!

0

お疲れ様でした

春抱きとりあえず完結!新田先生もいろいろありましたがとりあえず終わらせてくださったことに感謝です!春抱きシリーズが終わって、やっと自分なりに心の整理ができて落ち着いてきたので記念でレビューさせてもらってます。

春抱きは実は自分が生まれる前から連載されている作品で初めて作品を見たのは小学生の時でした。初めて読んだときはあまり理解できなかったですが一年に一度のペースで読み直して年を重ねるごとに二人の愛が尊くて尊くて・・・(もちろん、尊いなんて陳腐な言葉ではおさまらないですが、ここではこの言葉にさせていただきます。)まだまだ成人はしたものの愛なぞわからない若造ですが、本当にこの二人が愛し合っている姿が大好きでした。

最終巻、やはり打ち切り感は満載でしたね。急な地震・・・ただ賛否両論はあると思いますが私は急な打ち切りだったにしてはうまくまとめられていて、めちゃくちゃなまとめられ方をされていなくて嬉しかったのを覚えています。最後の香藤たちが幸せそうで何よりだな、と思います。やはり推しが幸せなのが一番幸せなので。

書いてる今aliveの方も読了しておりますのでそちらも絡めて書きたいのですが、aliveはaliveで感想を書かせていただきます。
新田先生、全14巻連載お疲れ様でした。

0

互いの性格・考え方を熟知し、尊敬していることの素晴らしさ

 前巻まで有名な割にレビューが少ないなぁと少し寂しかったのですが、この最終巻にまとめてレビューされている方が多いのですね。安心すると共に、嬉しく思いました。最終巻だからといってやはり甘々にはならず、どちらかといえば波乱ばかりが起きて全然落ち着かない展開となっていましたが、そういう状況になればこそ、人は本来の姿が現れるもの。まずは自分の体調管理を徹底することが相手の幸せに繋がるのだ、という香藤の言葉がとても素敵で、それでもやっぱり無理してしまう岩城、有事の際には香藤の身を案じ過ぎて涙を流す岩城が愛おしかったです。香藤の言葉が沁みてないというわけではなく、それは十分理解しているし、自分の身や心を守ることを蔑ろにはしていない。ただ、そんな風に自分を鼓舞していつでも元気付けてくれる存在の喪失が、彼にとって何よりの恐怖だということなんでしょう。当然ですね。

 その気持ちはきっとどんな言葉をかけられても、一生背負っていくものになるだろうし、それが悪いわけではない。その都度その都度、2人で共有して乗り越えていくしかないと思います。そこでいかに相手の目線と同じところまで降りて来て、その気持ちに寄り添えるかが大事なんだろうと思う。岩城より落ち着いていることが多く、相手への信頼がほとんどブレない香藤は、岩城が取り乱した時必ずその気持ちを汲んでくれる。岩城が取り乱すのは、いつでも香藤を愛し過ぎているから、他人への情が深いからなのだと、ちゃんと分かってくれている。これだけ分かり合えている2人なら、これから先もずっと大丈夫だろうと、改めて安心させてくれた最終巻でした。ここからどんな新章が待っているのか、読むのがとても楽しみです。

0

大作です

二周読みました。本当に話がよく出来てるなあと思いました。俳優の話なのでドラマや映画の劇中劇のストーリーまで面白くて途中に出てくる週刊誌の記事の文面に至るまで作者が考えてるなんてすごいです。頭が良くて完璧主義の方なんだと思います。

やはり長く漫画の世界で活躍する方は画力、創作力、演出力、構成力、全てにおいて優れていると思いました。二回目に読んだ時、より強くそう感じました。

そして時々見せるギャグが効いている。仕事できてかっこよくて完璧主義の受けの岩城さんがたまに見せる天然ボケにメロメロです。スーパー受け様っていうのかな(たまーに攻めるけど)AV男優をやってたのにあんなにピュアな性格なのが不思議です。

一巻のあとがきで当時攻めの香藤ファンが圧倒的に多いって書いてたけど私は絶対岩城さん派。だって可愛いもん。結構な年上受けなのに。でも受けを輝かせるのが攻めですからね。両方大事です。

この世界では自他共に認める男夫婦、家族同然というのが素敵です。2人の家まで買っちゃって。周りの人々や世間もナチュラルに受け入れてますからね。それぞれのマネージャーとか脇役キャラも魅力的でいい味出してます。

1

作画が酷かった

騒動の後、無理やり持ち込んだ最終巻、という話は、暫く知らなかった。
そんなこと思わせないほど、ストーリーは良かったと思う。
なのに、作画が酷すぎた。顔が歪んでたり、崩れてたり。こんなレベルで出版社が、よくOK出したと思う。それとももっと酷かったのか?
やはり噂どおり、何かに依存しすぎて、それがないとこの筆力しかない漫画家なのだろうか。
香藤くんの服が、いつもカッコよく着こなしていて好きだったのに、もう魅力的な服を着させてもらえてないのは、やはり作者のオリジナル力がないのだろう。

1

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