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爽やかなほんのり恋心漂わし~という作品が多かったです。中にはちゃんと恋人という作品もあるんですが。
他の方も仰っているように、確かにこの爽やかな、健全な空気は三池さんの魅力かな、と読み返していて思いました。
ただ残念なことは読後時間がたつと記憶に残らないんですよね・・・今回も読み返していて全く覚えていなかったという・・・(すみません><)。
同じように爽やかでHがなくても読後ずっと覚えている作品は確かにあるのに、三池さんの作品は覚えていないのが多い・・・^^;
やはりなにかパンチが足らないというか、印象的な出来事とか、切なさとかというものが足らないんだろうなぁと思います・・・。
で、あまり続けて読んでいると物足りなさを感じてしまう。
時々こういう爽やかな作品を読みたくなるときがあるので、そういう時にはいいかな~と思います。
三池さんらしい優しくほんわかした雰囲気の短編集。
表題作と、「変わらぬ日々」が好きでした。
表題作、高校時代のクラスメイトと同窓会で再会した恩田。ほんの少し因縁のある小林に言った、もし東京に来ることがあればうちに泊まれば?という言葉が実現してしまい……
一緒にいて心地よい距離感→恋愛感情ってゆっくり進んでいくのがいいな。
さらっとした話が多いので、あまり後に残らないのがちと残念かもしれません。
もうちょっと葛藤とかぐるぐるとかがあると好みなんだけどなあ。
ここまでほんわかだと、正直エロはなくていいような気分になる不思議。
恋する気持ち短編集。
お話は、好き→エロに直結してるのに
伝わってくるのは
恋をしている純粋な想いばかりなんですよね。
フェラとか直接的な性描写があるのに
ちっとも穢れないのが三池ろむこ節
エロって邪まな心がなければ
こんなにラブリーな行為なんだなv
と、思いました。
ふわっと香る恋ってな感じのお話が多くて
なんだろう・・・文章として語ろうとすると
すごく中身薄なお話ばかりなんですが
これが絵で読むと中身が薄いとは感じないんですよね。
三池さんのお話の魅力って8割がた絵だと思う。
三池さんの魅力は、この健全さなのだなぁ、と、改めて感心する1冊。
この本では、それなりにエロっぽいことも多少ある。
でも、読後の第一印象は、やっぱり、爽やかで、あまずっぱい。
ここまで健全な印象の、甘酸っぱい系のお話が成立するのって
三池さんの、さっぱりときれいな絵柄のコミックだからこそ。
こんな風に、甘くてかわいい短編を、文章で書くとしたら、相当難しそうだ。
「ハイファイライフ」は今までの7冊の中で(好みはあるにせよ)特に再読が楽しい一冊だと思う。できればゆったりとした気持ちの中で読んでもらいたい。
■タイトル作「ハイファイライフ」
社会人×社会人
出来るだけ元に近い再現をしようと試みるHiFi機能。恩田と小林は自分たちの心の内を隠したまま自然に振る舞おうとする…そんなところをHiFi機能とひっかけるのがすごく上手だなぁと。買い物の後にフレンチやカフェではなくラーメンを食べてるところがすきです。
■猫の気持ち
高校生×高校生
ハナ(受)のような眠そうな子は見ていて心配です。依存する訳でもないだろうから、多いに沢木にリードされつつ愛され、たまに自己主張をしてもらいたい。
■特別なんだ
高校生×高校生
なによりも好きなところは鳩山を「ぽっぽ」と呼び続ける決意をする喬と、自分を「ぽっぽ」と呼ぶなといい喬をあくまでも「たぁくん」と呼ばない決心をしている鳩山の不器用さです。特別なんですよね、呼び名も。
■となりの恋人
大学生×大学生+中学生
焼き直し作品。らぶ率が7:3から2:8と大幅に先輩よりになったので、タイトルがますます意味深な感じに…。ベランダでの先輩の告白にぐっときます。
■変わらぬ日々
大学生×大学生
詩的な感じがする短編。なのに最後まで「とても細かい!」と印象に残っていたのがアーケードゲームのスティックを操る手の向きの違いだとは…!!
■はなせない
高校生×高校生
草食系男子とわんこ…なのかな。家庭科部のしんちゃん(受)が針を操っている時、微妙に言葉が優しい感じに(言い方変えるとおねぇ言葉)なっているような気がするのは気のせいですかね。わんこ系(攻)がびしっとストレートに言葉を綴るのはどきどきします。