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表題作スピンオフ

箕島彰英,警察官僚
花戸瑛,元弁護士・俳優マネージャー

同時収録作品スピンオフ 

片山依光 花戸の友人・俳優
瀬野千波 依光の恋人・俳優

同時収録作品アンダースタディ

片山依光
瀬野千波

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

過去に恋人に裏切られ傷ついていた花戸の心。そこにいつの間にか入ってきたキャリア警察官の箕島にいつしか花戸は安心感を覚え…。
(出版社より)

作品情報

作品名
スピンオフ
著者
水壬楓子 
イラスト
水名瀬雅良 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
ラブシーン
発売日
ISBN
9784344818583
3.3

(16)

(2)

萌々

(5)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
50
評価数
16
平均
3.3 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数8

元弁護士と警察官

シリーズ四作目は直接役者のお話ではありません。
受けの花戸はある事件で弁護士事務所を辞めてフラフラしているところを、依光に誘われてマネージャー仕事をしているのですが、依光の出る映画の試写会場で攻めの箕島に出会います。

花戸は箕島のことを忘れていたのですが。
そこから過去の恋人との別れと寂しさから取っ替え引っ替えの一夜の情事を重ねていた時に会っていたことを思い出します。
その元カレと別れるに至った経緯が後の殺人未遂に繋がり…

このお話はなんと言ってもクーデレの花戸と、もう愛情たっぷりな箕島とのラブラブぶりがメインです。そして警視庁のキャリアという箕島と元弁護士の花戸という異色(このシリーズではね)カップルが見ものです。
ほぅ、こういう人間関係かぁっていう納得感。
しかし、親友にキスマークつけちゃうとか、箕島もアホだなぁって。そりゃ出禁になるだろうし、花戸に至っては、誤解しちゃいますよ。うまくおさまってよかったけれど。

箕島が同期?の女性検事に「俺の恋人」とあっさり告げるところは男らしくて拍手。そしてそれをさらっと受け止める九條検事も素敵な女性だなぁと。

次のお話でもこの二人はラブラブで登場してくれることを期待しています!

1

勝手に期待していたので残念でした。

警察官僚×俳優のマネージャーというのはなかなかに見ないカップリングですね。
受の花戸さんは傷付いた心をツンで隠しちゃうかわいいクールさん。応援したくなります。(「ラブシーン」のスパダリ・依光の親友だしね)
が、攻の箕島さんが苦手です。掴み所がなく、全信頼出来ない。職業柄というのもあるのでしょうが…オンとオフの二面性がありすぎて。

ストーリーも「ラブシーン」の次に読んだのであちらの衝撃の大きさに比べてしまうといたって普通。あの事件で花戸さんは、テンパる依光に対して大活躍だったのでその辺りを花戸サイドから覗けるのかと期待してましたがそれはなくて残念。本当に独立したお話でした。残念…もっと「ラブシーン」と絡んで欲しかった…。勝手に期待して撃沈です。

0

ただ愛されたかった…強がりな男の恋

「俳優」シリーズの4作目。
タイトル通りスピンオフで、前3作を読んでなくてもまあまあ大丈夫だと思います。
1作目「ラブシーン」のメイン、俳優の片山依光のマネージャー・花戸(はなこ)が主人公。
時系列はラブシーンSCENE 2の途中で、依光の恋人である千波に事件が起きる直前、といった所か。
花戸は元敏腕弁護士で、ゲイ。
検事と本気の恋をして付き合っていたが、相手がある事件を摘発するために花戸を利用し、情報漏洩を疑われた花戸が法律事務所を辞め、検事とも別れる選択をする。
検事と別れた後の花戸は一時期荒れ、一夜限りの火遊びを繰り返した事もあったが。
そこに高校の同級生だった依光が声をかけて、全く畑違いの芸能マネージャーとなった…
今は落ち着いた花戸の前に現れるのが、2作品目「ファイナルカット」で少し登場する箕島(みしま)。人気俳優・野田の親友で、警視庁のキャリア管理官。
箕島の真意ははじめよくわかりません。ノラリクラリとして花戸をからかっているだけにも見える。
そんな箕島に花戸も苛立って、なかなか甘い雰囲気になりません。
それに、花戸がなんとなく可哀想…
意地っ張り?強がり?そんな性格なんですかね…甘えるのも下手で、自己評価も低い。
かつて愛した検事にもまた再び傷つけられたり。
そこを寄り添ってくれるのが箕島ではあるんだけど、もうちょっと誠実さをストレートに出してほしいかな…
強がりな花戸が少しでも弱みを見せられる相手になってくれればいいな。

1

そのまんま『スピンオフ』。

『ラブシーン』から始まる俳優さんたちのシリーズの4作目。

今回は俳優さんから離れて、『ラブシーン』の依光(攻)のマネージャー・花戸(受)と、キャリア警察官・箕島(攻)CPです。

シリーズでは、メインの依光×千波がいちばん(断トツで)好きなんですが、このCPも結構好きです。

ただ、箕島のチャラさや腹黒さが・・・もちろん、それが根っからじゃないのはよくわかってますし、実際には包容力のある大人だと思うんですが、う~ん、やっぱりそれまでの態度や行動がねえ。

いえ、だからって『ホントにダメ男』とは比べ物になりませんし、どうしても無理!とまでは行かないんです。ただちょっと目に余るというか、あんまりこういうのは好みじゃないなあ、というのが正直なところですね。

次々にシリーズで、メインキャラクターが移り変わって行く形式なので、メリハリをつけるためにもいろんなタイプを投入するのはいいと思うんですよ。でも、やっぱり箕島は好きになれません(キライとは言わないけど・・・う~ん)。

花戸は、すごいめんどくさいというか、クールなのはパッと見だけでグダグダ・ぐるぐる(でもウジウジまでは行ってない気はする)とうっとうしいヤツだと思います。でも、それは別に苦手要素でもないので平気なんですよ。花戸は意外と好きですね。

なにせこのシリーズは、初っ端の『ラブシーン』がアレなので、こちらも花戸の過去など、結構シリアスと言うか本人にとっては重く引きずってる部分だと思うんですが、(『ラブシーン』比で)きわめてあっさりに感じてしまうんですよ。

まあ、あのレベルのエピソードやトラウマばっかりのシリーズになったら、途中で嫌になりそうですが、私は。
そういう意味では、結構甘くてほのぼの(は言い過ぎ?)したストーリーだなあ、という感じでした。

わりと好きです。だからこそ、箕島が惜しい!

0

俳優さんシリーズ4冊目

訳あって弁護士を辞めた花戸は今は俳優をしている友人、依光のマネージャーをしている。
ある日依光の出演する映画の試写会で妙にノリの軽い男、箕島と出会う。会うなり口説いてくるような男は、以前傷心の花戸が一度だけ関係を持ったことが
ある人物。
ルール違反だと責める花戸を悪びれもなく口説いてくる箕島だったが……

俳優さんシリーズ4冊目。
2巻と3巻をすっ飛ばしてここまできたため、途中出てくるサブキャラの色々がよくわらかずちょっともやっとしてしまいました。
自業自得なんだけどさ。
一巻の印象しかないので、監督さんは一体どんな人なの?!っていうのが今一番の謎(笑)

キャリア警官×芸能人のマネージャー(元弁護士)
クールビューティに見えるけど実は結構思いこみが激しくぐるぐる系な受と、ちゃらいようで滅茶苦茶度量の大きな攻。
花ちゃんは過去を引きずっているけれど、あんまりじめっとしていないのがいいよね。
正直もうちょっと揉めるのかと思ったけれど、田方さん事件後は意外とあっさり。
またちゃんとシリーズ頭から読み返そうと思います。

2

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