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表題作Punch↑ 3

牧 志青,31歳,建築家
大木浩太,19歳,型枠工

その他の収録作品

  • 牧志晴 慰安すぺしゃる。
  • あとがき
  • キャラ・プロフ

あらすじ

「今すぐ結婚しようか」一途でエロい体の最高級な受・浩太&イケメンでド攻な牧、HAPPYでないハズがない…が、牧はなぜか浩太の初恋の相手・裕也にこだわってしまうのだ。大人のくせにと自問する牧を、若くて不安定な浩太はなかなか理解できない。そして衝撃の事件が…!? 25Pの描き下ろしは2人のラブラブ・エピソードv(出版社より)

作品情報

作品名
Punch↑ 3
著者
鹿乃しうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
Punch↑
発売日
ISBN
9784862637314
4.3

(113)

(71)

萌々

(22)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
25
得点
490
評価数
113
平均
4.3 / 5
神率
62.8%

レビュー投稿数25

鹿乃先生、エグッてくれますね!

3巻・・・裕也に、エグられまくりの浩太くん。
裕也の、必死の訴えに心乱されまくりで、記憶喪失。
この裕也って、サイコーのクズキャラだわ。

牧さんにしてみたら、とんだ迷惑。

15歳に記憶が後退してしまった浩太くん。
ここで、牧さん、浩太の兄、裕也は、浩太くんの本当の気持ちを知ることになるんだな。

しかし、ここからが牧さんの本気を見られた。
変態・浮気性の牧さんが・・・四苦八苦しながら
必死の様子は、萌える。

しかし所々、牧さんの全くブレない変態な所が〜笑。

脇役〜和久井さんが、ダボッ〜って泣いてる所は、もぉ〜ツボだわ。

0

いっぱい悩んで辿り着けばいい

 牧があまりにも浩太を信用していなかったので浩太が気の毒にも思えましたが、確かに浩太が深津にまったく未練を感じていないのかと問われると、何かしらの感情はあるように見えてしまう。信用したくてもできない理由があるのだと言われたら、納得できてしまうなぁと思いました。まだ19歳の未熟な子供ですものね。大人だってそう簡単に過去の恋愛を割り切れない人間が山ほどいるのに、あんな形で唐突に終わってしまった初恋の相手にまた求められて、動揺しない子供がいるという方が驚きです。そういうところを見抜いてしまう牧は、普段軽い言動ばかりでも、やはり鋭いなぁと。

 そう関係がぎくしゃくしていた最中、突然の浩太の事故。よく考えたら彼の仕事はそもそも危険がたくさん潜んでいるものでしたね。些細な油断が命取りになる。だから彼の気持ちを乱すな、とは思わないし私生活で何があろうと仕事で最低限のことは守るのがプロだと思うけれど、人間だからやっぱり完璧は不可能なわけで。二度と起きないように、落ち着いたら2人はしっかり話し合うべきですね。浩太の記憶が戻るには、もう少し牧という人物を知る必要がありそうです。記憶を失った彼にとって牧と深津はほぼ同時に出会い、知っていることも同じくらいという同等の立場。出会ったのが先とか後とか、初恋がどっちとか、恋は順番じゃないのだということをきっと感じさせてくれると信じています。

0

切なくシリアスな1冊

◾︎牧志青(建築士 31歳)×浩太(大工 19歳)
THE王道の記憶喪失展開!一昔前は王道でしたが最近めっきり減りましたけどね。やり尽くされた感があるからでしょうか。今だと、こういう展開にしなくても面白くなりそうなのに〜と少なからず思いますが、リアルタイムで読んでたら一層胸熱だったんだろうな。

牧との恋愛関係もそうですが、浩太の自己肯定感がどん底の中で、19歳の浩太は職場に受け入れられている描写に素直に嬉しくなりました。
続刊既読ですが、外野が見ると職場の描写は暖かに感じるけれど…っていうのは次の巻への前振りになってて、漫画としてうまいし面白いなぁ。

シリアス展開に終始するので、もだもだする一冊です。最後にラブラブの(2巻の途中にあたる) 5.5話が収録されていますが、本編はみんな辛そう。

0

「俺は大人になるって決めたんだ。」牧さんの覚悟、愛情に泣けます。

やっぱり牧さんはヘタレなんかじゃ無い‼︎って思うの。
しうこ先生は、ご自身の「攻め」は「受け」程には人気が無い、もしくはスロースターター的に人気が出て来るタイプみたい、と分析してらっしゃるけれども。めちゃくちゃいい男だと思います‼︎
ものすごい愛情深いし、優しい。ヘンタイ言うのはきっとテレ隠し。うん、そうだよ。ホッコリさせてくれてんだよね?それにやっぱり美しい‼︎ 美男だよ。そして多分、彼は育ちがいいんです。
育ちの良さから溢れ出るキラキラ感は、時に浩太を怖気付かせる。それはお金持ちだから、というだけでは無い。浩太や裕也が望んでも持てなかったもの。

最新の6巻を経て、また最初から読み返してみると。ここに台詞だけで渋沢さんの名前が何度か出ている事に驚かされます。施主様の口から語られるそれは、渋沢さんが牧さんの独立後もなお、牧さんの事を思っているのがよく分かる。むしろ執着しているみたい。そしてやはり牧さんが優秀な建築家であって、まだ渋沢さんのアシスタントだった頃から彼の仕事に影響を与えていた事も分かる。施主様が牧さんが携わっていた頃の方が「華があった」と褒めていたりもする。渋沢さんは著名な建築家だが、ピークは過ぎているのだろうか?

しかし、ここ3巻ではもちろん牧さんと浩太。主に浩太のターンです。
浩太は再会した裕也に揺れてるんじゃ無いけども、少なからず動揺していて、そんな浩太を責め立てるわけでも無く、切ない気持ちで見つめる牧さん。不安は伝染する。
今はチンピラを卒業して、レストランの一つも任される様になれたシェフの裕也は、自身の暗黒時代に囚われてもいる。浩太に許しを請いたがっていて。もしかしたら、復縁も願っていたりもする。微妙なところにいる。浩太は優しさから裕也を可哀想と思いこそすれ、愛情は牧さんにしか無いのに。

不安は大きな塊になって行き、それは浩太をグラリと揺さぶる。彼は現場で命を張って働く型枠工だが、6mの高さから落下してしまう。命は取り止めたが、記憶退行という障害を受けてしまう。
あああ。ここからはもう。泣き通しです。
この先を読んでしまっているので、アレなんですが。浩太は愛する牧さんに自分の全部をあげたかった。初めから、全部。なので、そんな想いに囚われてしまった浩太は、我知らず「牧さんと出逢う前」まで戻ってしまったんですね!15歳の記憶までしか認識していない彼は、猛然と牧さんを拒む。
そして、憂いを帯びた裕也に本能的に惹かれてしまう。ところが、心の奥底で信号を受け取ってもいる。「これは何かの罰なのかな…って。」
そんな浩太をただ見守ると決めた、大人対応の牧さんが泣けます‼︎
見守ると決めても、溢れ出てしまう愛。

猫たちもいつも通り癒してくれます。浩太にはこの子達の記憶すら無いんだけど、この子達はもちろん浩太に懐いていて。浩太の異変も何のその、可愛くベッタリしてくれるんですよね。
和久井さんも変わらず気遣いの細やかな人で癒されます。彼にも幸せになって欲しい。

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Punch↑3巻

第3巻。

浩太の「初めての男」を知ってしまった牧。どうにも感情が揺れる。
そこに、新しい仕事(レストラン新店舗の改築)が入ったが、そのレストランの料理長がなんとその浩太の初恋のひと・深津裕也だった……!
裕也と牧が会ったこと、牧に疑われていること、裕也に抱きしめられたこと。
ぼんやりして足場から落ちる浩太…

そしてきました。「記憶喪失」展開……
これは私の苦手展開。コレが来ると物語に「逃げ」を感じるから。
だからここから2割引のテンションで読んだけど、そこはさすが鹿乃しうこ先生。
浩太は完全に記憶喪失になるわけじゃなくて、15才に戻る、という設定。まだ裕也にも出会ってない頃の浩太になってる。
牧を「恋人」なんて全く受け入れられないけど牧との家に戻り、他人同士のていで生活を始める。
裕也がどうにも気になり、牧に裕也のことを聞く浩太。
それでもまだ何か他人事で、ただ何も言わずにくっついてくる猫たちのぬくもりに身を委ねて眠る…

浩太はこんな風。周囲の牧、お兄さんのキヨト、裕也の心の内も複雑。特に牧は。
でも少なくとも表面上は静かに進む展開で、ことさらにドラマチックを強調してないからそこがいい。「記憶喪失」設定が苦手な私でも、続きが凄く気になる!

巻末に糖分補給?
牧の変態妄想や、浩太との甘激しいHシーンが盛り込まれています。
ほんとに浩太って。可愛くってエロくって、最強の受けだと思う!

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