• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作不謹慎で甘い残像

羽室謙也,27歳,大手時計宝飾会社の営業企画部勤務
三橋颯生,28歳,宝飾デザイナー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

デザイナーの三橋颯生はひとつ年下の羽室謙也と恋人同士となり幸せな毎日を送っているが…!? 全編書き下ろしシリーズ第3弾!!
(出版社より)

作品情報

作品名
不謹慎で甘い残像
著者
崎谷はるひ 
イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
不機嫌で甘い爪痕
発売日
ISBN
9784344819009
4

(81)

(37)

萌々

(19)

(19)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
20
得点
320
評価数
81
平均
4 / 5
神率
45.7%

レビュー投稿数20

甘々な大団円(*´ω`*)

シリーズ3作品目にして最終巻。
今までに元カレやらストーカーやらが登場したり、痴話喧嘩もやって、更に甘々でしっかりと恋人としての絆を強くしてきた2人。
大きな事件は起こらないけど、恋人として過ごしていたら起こりうる出来事で、リアルに感じてきました。

前作で同棲を持ちかけてた謙ちゃんですが、今作で本格的に動き出してました。
謙ちゃん家から帰る時の寂しさをあと少し味わっていたい、なんて颯生の言葉。
うわ~(≧▽≦)
めっちゃかわいい。
のっけからやられちゃうわ。

今作では、あとがきで先生が書かれていたように、イチャイチャを楽しませて頂きました。
ハラハラドキドキはしないけど、安心して甘々カップルのイチャイチャを堪能。
少々お疲れの時は、こんな溺愛カップルの幸せのお裾分けを貰いたい。

シリーズ通してイラストは小椋ムク先生。
らしい2人でイメージぴったりでした(*^^*)

0

是非3冊まとめてどうぞ☆

不機嫌シリーズ3作目。
まとめてレビューになっちゃうかもですが、このシリーズは崎谷先生作品の中で一番好きです。

3作目ともなれば2人のラブラブっぷりは揺るぎないものがあります。
…が、またしてもメンドクサイ女達が出てきます。
1人目、謙ちゃん元カノの祥子です。
彼女は2人の仲をかきまわすタイプではないとはいえ、ちょっと非常識だな〜と思って萎え。

2人目、こちらは前作「不条理〜」に出てた問題児のお嬢様の小池様。
彼女は宇宙人なんでしょうか?
前作でかなり萎えた子だったのが再登場で萎え萎え…。
最後は颯生が格好良く場を治めてくれましたが、謙ちゃんって男運あっても女運ないです。

とはいえ、2人のラブラブエロエロっぷりはいいですね〜萌える!!
甘やかし上手な謙ちゃんと甘えたな颯生、萌え転げそうになる2人でした。

女達の存在が嫌〜な感じがするんですが、それでもそれを上回ってこのCPが大好きなので「神」評価です。

1

3作目

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

3作目ですね。
あいかわらずラブラブなお二人サンです。

今回は謙ちゃんの元カノが出てきたり、
颯生さんに連れられてクラブのパーティに行ったりと
ちょこちょこ細かいトラブルが起きるんですが
もうこのカップルには何の問題もないですねw

そのトラブルによって2人の仲がより深まり、
より濃ぃぃぃいえっちに発展したり・・・、
と言う感じですw

そうそう、またお嬢様も参上しますね!
今回は、前回よりも笑いながら読めました。
前回は、さすがに行き過ぎてコワかったですからねw

何にしても、あまあまな2人を楽しめます♪

1

かっこいい……。

不機嫌シリーズ第三弾!惜しく寂しくも最終巻です…。

今回はね。ホントね。
颯生がかっこいいよぉぉ!

うん、かわいいんだけどね?
謙ちゃんの部屋から帰る寂しさ、謙ちゃんが帰って行く寂しさ。
寂しいと思うと同時に好きだな、と感じて。
あとちょっとだから、ちゃんと味わっとこう…なんて。
そうよね、謙ちゃん。かわいくて死ぬよね!

だけど今回謙ちゃん弱ってます。
そんな謙ちゃんを颯生は甘やかしてます。

あーもう。ラブラブっていいよね!

かっこいいけどエロくてかわいい颯生さん。
だっことチューが欲しかったんですか。
………。だめだ、もう。かわいすぎるよ!

颯生さん。恥ずかしい甘ったれかたをどんどんしてくださいね!
謙ちゃん喜ぶよー!

3

エロ可愛すぎ!

一冊目二冊目と大好きだったけど、もうここまできたら神しかないでしょ!?
いったい、どこまでラブラブで、甘々なカップルなのかしら??というくらいです。
謙ちゃんのワンコっぷりと颯生のデレっぷりがたまりません!特に颯生!なんでこんなに可愛いの?(笑)そりゃ謙ちゃん理性失なっちゃうのもわかりますよ〜。もちろん、Hシーンだけじゃなくて、深まる信頼関係や相手を想いやる心、徐々に深くなってくる愛情も伝わってきます。お互いがお互いのこと大好きで、ほんっとバカップル。

でも、BLというか、全てのカップルがこんな風に付き合えたらいいのに…と思えるくらい幸せな2人でした。

3

普通に感動しちゃいました。

非常に愛着のわいていたカップルだったので、完結はさみしいです。
颯生がまた一歩成長し、
二人の関係もただ甘くてラブラブなだけでなく、
同性同士の恋愛の難しさをしっかり自覚した上で
互いの愛を確かなものに固めていこうとする姿に胸が熱くなりました。

これまであまり良い印象で話されなかった謙也のモトカノ、祥子のことも拾ってくれたのは嬉しかったです。
祥子が謙也にこれまでの辛い過去を打ち明けるシーンは感動しました。
祥子のキャラは結構好きです。颯生と食事まで行くような仲になった展開は微笑ましい^^
しかしその展開からまた新たな波乱やらが想像できて、
これからも続きがありそうなラストにうずうずしつつ^^
ともあれ永遠に爆発してろと、愛すべきバカップルをありがとうございましたv

0

ベタ甘シリーズ完結編。

いやあ、やっぱりこのシリーズ好きだわ~。

崎谷さんにはちょっと珍しいんじゃないかと思うくらいに『ひたすらベタ甘』を追求したかのようなシリーズの完結編です。

もうここまで来ると、メインCPは根本的には揺らがないんですよね。結局はゲロ甘バカップルです。

ただ、そうなるとストーリーを動かすためにか、前作『不条理で甘い囁き』でも無駄に存在感のあったストーカーお嬢さまの再登場です。
しかも、謙也(攻)の元カノ・祥子まで出張って来てます。

私は、お嬢さまはともかくこの祥子の(攻の元カノとしての)存在自体は別に不快ではないんですよね。ラブの意味で謙也には絡んでこないし、勘違い当て馬的な鬱陶しさはない。結構好きでさえあるんです。

ただ、いくら彼女なりの事情があったにせよ、謙也へのあまりにも無茶で身勝手な要求で『単なる非常識な女』になっちゃったところが惜しいと思ってしまうんです。それこそもっといいキャラクターになれたんじゃないのかなあ(BL的にはそんな必要ないってことなのかもしれないが)。

祥子とお嬢さまとのバトルはまあ面白かったんですよ。ハッキリ言って、ラブストーリーとしてはなくてもいいシーン(もちろんお嬢さまの存在ごとね)だとは思うんだけど。

だからこそ、祥子がもう少し『常識的な味方』キャラクターなら、もっと安心して読めたんじゃないかな~と。

ただ、ずっと言っていますが、このシリーズのベタベタな甘さ・可愛らしさはすごく好み。崎谷さんでもかなり好きな作品(シリーズ)なんですよ。


ちょっと女性キャラクターが悪目立ちし過ぎな点で評価として『神』にはし難いいんですが、シリーズとしてはホントに好きなんですよね。
きわめて個人的に『神級お気に入り』シリーズです。

2

大好きだけど

不機嫌シリーズ3作目です。
大好きなカプなのですが、この展開は、なかなか受け入れがたいです。

両思いになった2人にとって、
その続編は、2人の愛を深める展開で、
そんな甘いストーリーも大好きですが、
登場してくる2人の女性の性格が気になって、
全く2人に集中することができませんでした。
女性の利己的な在り方に、病的な感じがしちゃいました。

その点以外は、と~っても楽しめました。
謙ちゃんがエチしたくて、1人つぶやいている様子とか、
もう、読んでるだけで甘くなれるエピソードは良かったです。

0

主役が喰われる?

やっぱり3作目は女性が目立ち過ぎていますよね。
個人的にはこの手の我の強い女性陣は嫌いではないし、確かに女ってこういう所
あるよなぁ~って苦笑いしちゃう展開でもあります。
元カノとお姫様ストーカーとの戦い、そしてオロオロするだけの攻め様。
なんだかぁ~と思わない訳ではないけれど、これも攻め様の個性の一つなんだと
思えば、受け様が子供みたいと可愛がる気持ちも分かるかも。

2作続けて攻め様の女難の相がさく裂した感じですが、受け様が嫉妬してしまう
展開でないだけ安心感がある内容だとも思えます。
3作目では、相手を想うあまり、隠し事をしていた前作とは違って、何でも相談や
愚痴を言い合える間柄に進歩したように思えます。
このシリーズは甘さが前面に出ているので、甘党の人にはおススメですね。

1

ビターな、大人の恋愛

私はこのシリーズ、非常に好きです。
物語の中くらい夢見たい読み手さんの気持ちも分かるけど、私はそうじゃない。
綺麗事や甘いおいしいところだけじゃなくて、生々しいしんどさとか、苦い気持ちや辛さを書いているところが好感持てました。

仕事の描写部分は冗長に感じるかもですが、これも重要なファクター。
作者さんが実際に居たということもありギョーカイネタでうんちく一杯だけど、門外漢でもよく読めば理解できる範囲だし、実際彼らの仕事が彼らの関係に重要に絡むので、これが無くては駄目です。

必死に懸命に社会で働いている、故の、オトナの、仕事の悩み。
業界が狭い&複雑ゆえに起きやすい人間関係のトラブル。
大人ゆえの、回数は少ないものの愛情のこもった丁寧なセックス。
いいじゃないですか。

優しくてマメな彼氏の反面ダメな八方美人で弱い部分だって、あっていいじゃない。
なんでも卒なく出来るんじゃ嘘くさい。
そもそも噂を気にしてエロサイト漁っててブラクラ踏んじゃうくらいダメだしw

たしかにお嬢様&元カノの扱いについて、当て馬にしてはひどい扱いと感じてる人もいるようですが、でも、崎谷さんの作品が全体的に女性全体を貶めてるかのような言い方はどうかなあ…。
それはなんか違うんじゃないかしら。

単純に、現実を書いてくれてると思うの。
人前に出る仕事をしていると本当にこういう危険はある。
ある程度付き合った人数いると元〇〇だって増えるし。
恋愛は甘いだけじゃない、心が荒むようなことがたくさんある。
それだけのことじゃないかな。

あと、崎谷さんはダメな所はとことんダメに書くし、嫌な相手はとことん嫌なやつに書くから、これは特色と思っていいですね。

私は元カノさん、可愛くて好きだった。
彼らの関係知ったらどうなるかなあwちょっと読んでみたいw

お嬢様だって可哀想っちゃ可哀想だけど、彼女ももう大人だし、
自分で責任持って自分を叩き直す&磨くしかないよね。
セレブと呼ぶにふさわしいイイ女になれ!がんばれ!って思います。

3

やっぱりラブラブ夫婦

今までこの不機嫌シリーズは全部読んできたのですが、今作はここでは少々不評?のようで心配でしたが、私はとっても萌えました・・・!

今回はさつきがお兄さん力を発揮していましたね。
いつもは謙ちゃんに甘やかされることが多いさつきですが、今回は謙ちゃんが甘えているシーンが多かったですね。うっへへ←
お兄ちゃんさつきもかっこよくて好きなんですが、甘えたさんなさつきも好きなので個人的にはもっと甘えたさんなさつきも見たかった・・・!

濡れ場はいつにも増して激しい!甘い!エロイ!ちょ、謙ちゃん(笑)
でもただ単純にエロイだけでなく、二人には愛があるから幸せですね!
酒に入ってた薬に反応しちゃったさつきはああもうどうしよう的な←
可愛くて悶え死にそうになりました。。。
なんてところに謙ちゃんを連れて来ちゃったんだって、ちゃんと謙ちゃんの心配をしてるのが健気でニヤニヤしました。
さつきが玩具経験あると聞いて拗ねた謙ちゃん可愛かった・・・。
第二濡れ場はラスト。
箍が外れちゃった謙ちゃんエロかった・・・。
さつきが抜かないでって懇願するのは破壊力凄まじかったですね。
ニヤニヤしてどうしようもなかった。

指輪を嵌めるところはすごく幸せな気分になりました。
BLでこんなにときめいたのは初めてかもしれない。
やっぱりさつき好きです。

祥子さんいいよ祥子さん!
大人の女って感じがして、すごくいい・・・!
脇役だけどね。

相変わらずムクさんのイラストは可愛らしくて繊細で綺麗でしたね!
挿絵のたびに顔がすごいことになってましたよ(もちろんいい意味で)。

2

う~ん;

相当な毒を吐きますので苦手な方は読み飛ばしてください。

酷い話。というのが読み終わって一番に思い浮かんだ感想です。
好きな方ゴメンナサイ。
私には正直、「どこを摘まんでも不愉快」という印象でした。

攻めの元彼女、ねえよ!
攻めの対応、最低;
受けの反応、ん~……
極めつけは前作に引き続き登場のお嬢様、どこの星のひと?


当て馬として女性が登場するのは王道だし有りですが、私としては「こんな素敵な女の子なのに、それでもやっぱり男だろうとこの相手じゃなきゃ駄目」みたいな乗り越え方をしてくれたほうが好きだし、読んで幸せな気分になれます。
ここまでヒドイ扱いの女の子は久しぶりというか、初めて見た気がして、すごく気分が悪かったです。

崎谷さん作品の女の子って、こういう極端なのが多い気がします。
なにもここまで女の子を貶めなくても……と感じる酷い扱い。
こんな最低な設定の女の子を(しかも2人も!)作らなきゃ2人の間には波風が立たないっていうんなら、もう「2人の絆はガチ!」ってことで、前作で終わっといて良かったんじゃないかな?

なんかこの巻は、無理やり悪役を作り上げて、無理やり波風を立てて、無理やり引っ掻き回した挙句、まああるべき場所にぽいっと戻したって感じの、とても蛇足な巻だった印象です。


とまあ、これはあくまで私個人の感想ですので。
私は「作品ぜ~んぶを好き」になりたい派なので、女の子が酷い扱いをされたのが寂しかったのですが、「キャラ好き」の方には甘くてラブラブの2人はとっても美味しかったんじゃないでしょうか。

3

しの

ミドリさん、はじめまして。
コメント&ご賛同ありがとうございます!

そうですよね~!
ちょっと悲しくなる一冊でしたよね~><
なんか、出てくる人が酷すぎて、それに付き合ってる主役の2人まで普通じゃない人みたいに見えてきちゃって……、特に謙ちゃん好きとしてはなんとも残念な第3巻でした;
2巻で終わっておまけの小冊子とかで暑苦しいくらいのラブラブ話……くらいのボリュームで完結するのが丁度良かったかもしれないですね。

ミドリ

しのさん、はじめまして。
全くもって同感です。
私もこの作品ダメで……。
1巻2巻とすごく好きな作品だっただけに、3巻はもう・・・・無理でした(苦笑)
なんか主役二人の愛が正義!!みたいなご都合主義が酷過ぎますよねwww
二人のジャマをする奴はみんな悪で。
そんな世界についていけませんでした。
主役二人はすごく好きです、その気持ちは変わりません。
でもなんでこんな見せ方をしてしまったんだろう…と残念で仕方ありません。
こんなことならこの作品は見ずに、2巻でやめておけばよかった…と思いました。
せっかく素敵なシリーズだったのに残念ですよねー・・・

甘いんですが…後味が悪い。

 ようやく完結編を読むことができました。
最後まで、二人が甘々のエロエロで良かったです。
もう、二人の幸せをこっちまで分けてもらったような気分です。

 個人的には、颯生が可愛くてたまりませんでしたww
お揃いのジュエリーをこっそりとデザインしてプレゼントしたり、
同棲に向けて恋人気分を味わいたいと本音をもらしたり、本当に乙女。
見た目クールな印象なのに、心は乙女でHの時は色っぽくて…
こっちがお嫁にもらいたいくらいです!(笑)
可愛い颯生さんがいっぱいで、とてもよかったです。
 
 一方、謙ちゃんには今回のお話で少しガックリしました。
元彼女が出てきちゃう展開はお話としてありだと思います。
でも、謙ちゃんの対応の仕方があまりに酷い。
誰に対しても親切、というのが謙ちゃんの魅力の1つだとは思うのですが、
優しいの域を超えていると思います。
結局面倒をみるなら、もっと男らしく構えていてほしいものです。「女難」はない。
再び登場したお嬢様に対しても、誠意が感じられなかった。元彼女に言わせてどうするの?
登場する女性の設定の低さ、謙ちゃんの度量の低さが目立ちました。
 
 二人の関係は甘くて和むので、胸キュンすること間違いなしですが、
なんだか後味の悪さが残ったような感じです。

3

甘~い・・甘~い

崎谷さんのここまで甘々のみの作品っていうのも珍しいんじゃないでしょうか?
特にこれといった出来事もなく終始甘々でほのぼのとしていて・・とっても楽しめました。


くっついた後のカップルということでいろいろとあるのかな?とは思ったのですが、ヤキモチやら喧嘩はすでに前作で済んでいるので、同棲に向かっていちゃつくカップルと言う感じなんですが・・

ビックリしたのが、こんなに甘々のカップルでなにも出来事もなくという一冊なのに濃厚Hがたったの2回です。
もっと多いのかな?とか思ってたのですが、どちらかというと今回は身体よりも心のつながりに重点を置いた感じですね・・その分お預けくらってますから1回が濃厚になる?って感じでしょうか?

3冊目だからこそ出来る内容と言った感じで終始、ほのぼのと、ラブラブで終わりました。

崎谷さんファンにとってはここまで甘々のカップルというのは貴重なんじゃないだろうか?と思わせる作品でした。

2

謙ちゃん・・・女の趣味悪っ。

酷いな。
BL作品において受けが、どんな美人よりもお嬢様よりも上ってのは
わかるけど、でてくる女が常識なさすぎて
こんなレベルの低い女をださなきゃ颯生のよさを伝えられないとしたら
ちょっとお粗末すぎるよ。
謙ちゃんの女難ネタを書きたかったんだろうけど
電波お嬢様は仕方ないにしても
元カノはあきらかに謙ちゃんが招いたわけで
女難って、まるで天災のようにとらえるのはちょっとどうかと思うよ。

シリーズ3作目。
ラブラブで同棲生活をスタートさせる手前で
謙ちゃんの元カノの忘れ物のダイヤのピアスの片方が発見され
あまりにも高額だからって元カノに連絡をとるのはいいとして
やはりずるずる会う必要もないし、そこまでやさしくしてあげる
謙ちゃんにがっかり。
これは“やさしさ”なのか?

最終的に元カノの言い分も相当酷くない?
結局あんたはいつまでたっても自分勝手に謙ちゃんを振り回してただけだよ!
ちっとも成長してねぇよ!!

前作のお嬢様は、事故だとしても元カノは謙ちゃんの趣味でしょー。
なんかがっかりだな。
挿絵がムクさんだからよかったけどほかの挿絵だったら
相当、謙ちゃんのこと嫌いになりそう・・・。

絡みは崎谷さんらしくエロかったけど
崎谷さんの文章に食いつくようなムクさんの挿絵。
文章の添え物ではなく、ムクさんの挿絵が単体で光ってました。
かなりエロかったです。すばらしかったな~v

1

コメディにしては展開が重いかな

今回は時計宝飾会社営業企画部の営業マンと
宝飾の計約デザイナーのカプシリーズの完結編になります。

同棲を始めようとした二人に振りかかる
攻様の女難の相絡みの騒動を経て無事に同居するまで。

受様と攻様は
出会ってからまだ一年もたっていませんが
ラブラブな恋人同士です。

この度、
攻様の発案で同棲する事になりますが、
受様にも否やは無く、早々に部屋も決め、
今はその部屋が空くのを待つばかり。

本日はお部屋デートも兼ねた
攻様のお部屋の整理と掃除をしていたのですが、
まだこの部屋に入って一年も経たない攻様は
前回の引っ越しで詰めた段ボールも。

そんな段ボールからこぼれ出た小物入れ。
それからさらにダイヤのピアスが
こぼれ出た事から今回のお話が始まります。
攻様、女難の相再び!!ですよ(笑)

件のピアスのダイヤの紛失が
元カノとの別れ話の一端となっていた事と
別れてもう三年も経っていた事から
攻様はソレを放置するつもりでしたが

本職の受様が見たところ
上代でも50万は下らない品らしく、
後々の揉め事の火種にならないようにと
受様に諭された攻様は
元カノに連絡をとる事にします。

イチかバチかのメールで
難なく元カノが捕まったのは良いのですが、
リストラされて東京に戻ってきたという彼女は
どこか落着きがなく鬼気迫る気配が有り、

攻様は
元カノが追っかけしている韓流スターが招かれた
攻様の会社関係の関係するパーティへ同伴と
それまでの宿を提供とする事を
元カノに強引に迫られてしまい?!

『不機嫌で甘い爪痕』『不条理で甘い囁き』に続く
不機嫌シリーズ第三弾にして完結編になります。

前作まではリメイクだったり、
雑誌掲載作だったりでしたが、今回は書下ろしです。

受様との同居も決まり、
ラブラブな生活を楽しみにしている二人に
攻様の元カノとお嬢様ストーカーが再び絡んでの
ひと騒動の合間に

受様宅での仮同居のイチャイチャや、
攻様のゲイバーデビュー等も有りという
結構盛り沢山な内容な本巻。

お引越しが完了するまで
今回もかなりハラハラドギトキな展開で
楽しく最後まで読めはしたのですが、

読了してみるとちょっと蛇足巻ぽい感じが
しなくも無い一冊でした(苦笑)

リメイクで文庫化が決まった時点で
書き下ろしも決まっていたと思われますが

『不機嫌で…』で
受様の弱さに対して攻様の大らかさ、
『不条理で…』で
攻様の凹みに対して受様の柔らかさが対比されて
カプとして上手くまとまった感じだったので、

前作のストーカーお嬢を更に絡めなくても
別の視点から元カノ話は纏められたのでは?
と思ってしまうのですよ。

書き手が崎谷さんと言う
ベテランさんだからこそ引っ掛かるのですが
単なる続きでは無くて今まで以上、
もう一波乱を期待してしまうのは
仕方が無いですよね?

今年も他の出版社の絶版が
リメイク版で出るようですが、
無理っぽくなく続編を書いて欲しいです♪

今回はシリーズ既刊の二冊
『不機嫌で甘い爪痕』『不条理で甘い囁き』を
もっておススメとしますね。

1

悲しい、悔しい。

ここまで女性を貶めている作品というのも、そうそうないんじゃないかなと思います。崎谷先生作品では、主人公が恋人の素晴らしさをより感じるようにと言わんばかりに、ライバル関係にあるような女性にひどいマネをさせている部分が多々あると思いますが、前回に引き続きまたしても…となると、いいかげん読んでいても楽しくなくなってしまいます。
お嬢様の件は、前回こっきりで良かったと思う。
どうしてシリーズ最後の…2人が幸せになるという展開の中でも、非常識だの我侭だのと描写されてしまうのかな…。いっそお嬢様が可哀相になってきます。
いくら当て馬だからといって、いくら憎まれ役だからといって、最後までそんな役回りをさせなくとも、ほかの展開で2人の幸福は充分に表現できたと思います。

2人がラブラブなのはもちろん良かったと思います…、でも同じ女子として、女の子キャラがこんなに可哀相な役回りなのは悲しいです。
もちろん、そういう風にすることで、分かりやすく2人の気持ちを近づけていく…っていうのは解ります。
解るけど、でも…やっぱり私は、そうすることによって女の子が駄目人間っぽく描かれるのには抵抗があります。
BLは男尊女卑の傾向が強いといわれているけれども、その 「卑」 って、こういうことでは決してないと思う。

6

謙ちゃん七変化☆

これ以上のハッピーエンドはないだろうなと思います。シリーズ1作目から3作目まで安心して読める作品でした。ぜひ崎谷作品の入門編としてお薦めしたいシリーズです。崎谷氏特有の濃厚エロもあるにはありますが、他の作品と比べてそんなに後に引かないので初心者にも向いているかなと。

内容はもう甘甘のデレデレ。途中謙ちゃんが女難の相にあってしまい、修羅場修羅場でしたが、そこに颯爽と現れた颯生が助けてくれました。颯生カッコイイ…。スーツもよく似合ってます。

めでたく同棲が決まった二人ですが、そこに行き着くまでの精神的な揺れや迷い、不安はやはりあるようでした。しかしそんなものも二人で一緒に乗り越えていったという感じです。

今回の強烈(?)濡れ場シーンは2つかな?まず颯生に連れていかれたゲイが集まるクラブでのシーン。飲み物に入ってた薬に反応してしまった颯生の乱れっぷりがエロい。ヤリ部屋なのでオモチャもありました。そのオモチャを「使ったことあるか」と聞く謙ちゃんが謙ちゃんじゃない!なんか鬼畜っぽくて素敵☆恥ずかしそうに肯定の様子を見せた颯生に不機嫌になる謙ちゃんがまたよかったです。

もう一つの濡れ場は最後のシーン。颯生のあまりのエロさと可愛さに、謙ちゃんキレちゃってます。獣です。獣のように颯生を貪ってます。もう別人です。どこのエロ魔神ですか。すごいです。さすが崎谷さん。こんなほっこりした作品の最後にこんなのを入れてくるか。

いや~今回は謙ちゃん七変化☆の巻でしたね。颯生にゴロゴロ甘えてみせたり、女難の相にあってへこんでへたれたり、かと思えば男臭い発言をしたり、最後には獣になっちゃいました。いろんな謙ちゃんが見れてよかった。この作品は結局謙ちゃんが主役だったような気がする。もちろん二人あっての作品ですが。

文庫の分厚さもちょうどよくて、ホントに読みやすかったです。崎谷作品の初心者さんはぜひぜひこのシリーズからどうぞ~(´∀`)

3

特濃ガトーショコラを、ホワイトチョコでコーティングして

更にその上に、色付けしたチョコレートでメッセージを入れて祝福したくなる、
颯生と謙ちゃんの三部作完結編は、これでもかって位の、ラブラブっぷりです。
前の2巻で、既に痴話げんかも、横恋慕も出てきちゃっているので、
もう、後はひたすらいちゃいちゃ
やればやるほど、元気になるっつーか
です。
こういう、しっかり出来上がった、温厚な大人のカップルが、将来を見据えて、お互いをちゃんと尊重しあい、信頼しあい、いちゃいちゃする。
たとえ謙ちゃんの元カノが出てこようが、揺るがない。
颯生は覚悟を持って、謙ちゃんをゲイのコミュニティに連れて行くし、
謙ちゃんも、誠実にそれを受け入れる(どころか…ですが)

ここまで甘い大団円は、さすが崎谷さん!!でしょう

小椋さんの描く、颯生と謙ちゃんも素敵です。
ノンケの謙ちゃんがあっさり落ちる、颯生の首筋や鎖骨のエロさ加減!!
垂涎ものです。


この作品に関しては、是非ドラマCDで聴いてみたい。
それも、最近BL界隈からフェイドアウトしつつある、神谷さんに、是非、颯生を
謙ちゃんは、ゆうきゃんで

4

雀影

るん様、はじめまして。
キャスティングにご賛同いただき、うれしいです。
最近、神谷さんのBL作品が出なくて寂しい限りですが、是非また、この颯生のような「ビッチの振りして実はナイーブな受け」を演じていただきたい物ですね。

るん

はじめまして。
雀影さんの意見に同感!とコメントさせていただきます。
この作品はCD化してほしいし、雀影さんの書かれているように、ぜひ神谷さん中村さんで…叶って欲しいですね!!

夫婦(?)の心構えが出来上がったんですよね♪

謙ちゃんと颯生の第三弾、これで一応完結なんだそうですが・・・
「不機嫌~」で恋人になって「不条理~」で危機を迎え乗り越え、そしてこの「不謹慎~」で本物の恋人(ある意味夫婦)として一緒に住むまで、とこのカップルの道のりを見届けさせてもらって、全く当てられました!
甘い、甘い、甘い、甘い、いいなー、羨ましいなー、憧れちゃうなー、とか羨望が(汗、、)

謙ちゃんの元カノも登場して、全作でストーカーしてた小池サマも出てきたり、きっと前作までの二人だったら颯生がキレちゃってるようなところですが、そういう修羅場は前作で乗り越えてますから、決して我慢ではなくて謙ちゃんの為にという態度をとって、しかも謙ちゃんもそれにちゃんと答えている部分が、本物だなと、その成長ぶりに思わずお母さん気分になってしまったりww

しかし、元カノの登場の仕方、彼女の性格と行動にものすごくイラつきまして腹立たしくなっちゃいました!
また前回の二の舞なのか?と心配しましたが、甘える謙ちゃんとそれを癒す颯生の姿に夫婦を見ましたとも。
一緒に暮らすより少し早く同棲を体験して、仕事ですれ違いも多くてエチもご無沙汰になっちゃったけど、帰ると寝顔が見られるだけでも安心するし、心強いよね。
謙ちゃんの、『一日中つっこんでたい・・』とか言う発言、危険ですよ!
でもそれも、愛してる証拠だし。

『オレはオレの居場所の真ん中に颯生がいてほしい』という謙ちゃんの言葉はマイノリティであるからと、閉鎖的にはならないよっていう覚悟の言葉だと思い、颯月も自分をさらけ出してそうありたいと思う。
それにしても謙ちゃんって、いつも何気にイイこと言うよなと思うんです。

今回もいちゃいちゃ・ラブラブはしてるのですが、エチが少ないというかエロエロではないのか?と読み進めておりましたら、登場回数は少ないですが後半に濃厚なのが出てまいりました(やっぱエロエロ)
しかも初めて二人で出かけたゲイパーティーでアルコールに含まれた薬に颯生が反応しちゃったからなんですが、そこでの謙ちゃんが割にスマートで、以前だったら颯生は、後で落ち込むところですが今回はそうならない。
他のゲイ達の姿を見て、彼らなりにどういう姿でありたいか願うものがあったから受け入れることもできるのでしょうね。

颯生が謙ちゃんへ指輪を送るシーンが印象的でした。
この二人は、謙ちゃんも颯生も成長して本当いいカップルになりましたよね。
きっとまた番外などでお目に描かれることを期待して(っていっても甘甘には違いない!)

5

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP