だいたいの感情は3つ数えれば抑えられる。

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表題作目をとじて3秒

(仮)梶ヒロト,高校2年→大学生20歳
(仮)知花マナブ,高校2年→社会人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

小さい頃からずっと一緒だったチバとヒロト。 2人の関係は一生変わらないと思っていた…。 ところが、チバにはずっと心に閉じ込めていた想いがあって…? ユイジが贈る、珠玉のラブストーリー!
(出版社より)

作品情報

作品名
目をとじて3秒
著者
阿仁谷ユイジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784862528056
3.7

(62)

(16)

萌々

(17)

(26)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
27
得点
227
評価数
62
平均
3.7 / 5
神率
25.8%

レビュー投稿数27

こんなんも描けるよ的な

表紙からして、それまでの阿仁谷先生作品と雰囲気が違うなと思ったら、中身も丸っと変えてこられましたね。
先生らしいエロがなかなか出てこない、ギャグやアホっぽさも控えめ。
幼なじみ、両片思い、再会、青春…王道中の王道。
悪く言うとよくあるお話。
だけど、しっかり良いBLとして描ききっている。
先生らしいえぐみ(好き)抜きで。

プロの方に失礼な言い方かもだけど、元々マンガがめちゃくちゃお上手だし、マンガとしてどの作品もおもしろいから、あえて先生らしさを抜きにしてもこれだけのものが描けると見せつけられた感じです。
どういう理由でこういう作風で描こうと思われたのか気になります。

先生らしさ(つゆだくエロ、ギャグ、情念みたいなものなど)を苦手と感じている読者に向けて、これならどうだ!?と挑戦されたのかなという気がしないでもないです。違ったらすみません。
現にレビューでも「普通」のBLとして高評価ですもんね。

ちなみに私は先生らしさが溢れている作品の方が好きです。
本作ももちろんよかったです。タイトル回収とか。あとがきのオチとか(先生らしい)
でもこういう作品は他の作家さんでよくあるし、先生は先生にしか描けない作品でもっと暴れて頂いて、それを読ませて頂けるとうれしいなと思いました。

0

同人誌:目をひらいても、3センチ。とセットでどうぞ!

目をひらいて~の前哨戦としての最高の1冊!

思春期の幼なじみモダモダDKからの再会
全く目新しくはないけど今読んでも十分楽しめるのは流石の阿仁谷ワールド!
(現在2023年、初版2010年だって!オリンピック4回もやってるょ…)

攻めのママ(元パパ)のキャラとかママの再婚相手とか周りのキャラも味がある

本編は2人が想いを確認していくまでを1冊かけてゆ~っくり進みます。
(途中4年間の空白は漫画マジックで飛ばされますが!)
そして、タイトル通り先生の本領発揮はやはり同人誌、目をひらいて~でしょうね!!

表情・仕草で魅せる、誘う、、、
毎回毎回この艶めかしさにヤラレちゃうんです、アタシ・・・♡

気になる方は是非同時にお読みくださいね~

どうでもいいかも知れませんが・・・
阿仁谷先生って男の子の成長痛、好きですよね?
高確率で膝を痛がるオトコのコをお見かけしますもんね♪

0

電子限定番外ショート必須!!

番外ショートまで読んで、ようやく全貌が掴めました。
読むと読まないとじゃ、美未ちゃんの印象が全然違う。
話が変わってくる。
番外含めて作品的に完成し、それだったら神評価つけてもよかったと思います。

※今現在、シーモア毎日無料で読むことが出来ます。是非!

0

現代味覚研究会(?)

◾️梶ヒロト(ヒロ)高2→20歳大学生
◾️知花マナブ(チバ)高2→社会人 幼馴染

かなりストレートに奇をてらったところのない幼馴染再会ものです。奇はチバの父親ぐらいかな?
高校生編はチバ目線、大人編がヒロ目線の珍しい作り。ユイジ先生では視点変わるのは珍しくないですけど。ユイジ先生らしいトロ顔や、涙でぐっちゃぐちゃになっての感情吐露は変わらず。登場人物のバックボーンというか人生にあまり触れず、感情で押し通していくのも変わらず。ユイジ先生ファンは安心して読めるかと。
挿入まで至ってなくて、兜合わせ止まりなのはユイジ先生のエチエチっぷりからは珍しいか。

0

湿っぽくなり過ぎない両片想い

 最初はチバの片想いかと思いきや、ヒロトの方もチバが大好きで、お互い臆病になり過ぎて両片想いなのにすれ違い続けるのがもどかしかったです。ありがちな話ではあるのに飽きさせないのは、やはり阿仁谷先生独特のギャグと、キャラの愛らしさが活きていたからかな。チバからヒロトに視点がシフトしていく中で、彼の心の声がチバ以上に喜怒哀楽の激しいものだと分かり、彼自身も彼視点で見るチバも魅力的に思えてくるんです。挿入まではなかったので攻め受けは未確定のままですが、攻めっぽかったチバが最後は受けっぽくなっていたのにも萌えました。

0

時間を大切に!

いつまでも片思いできるとはかぎりません。
時間には限りがあるんですね。だから勇気を出さないとって事が大事なんだなあと思う作品でした。

長いことヒロトが好きなチバ。でも想いを告げられずヒロトからヤバめの話題が出たりすると目を3秒閉じてやり過ごす。
そんなところにチバの転校の話が。離ればなれになっちゃう!これを機会に告白もしようとしてたのに…。
先に父にばらされてヒロトを怒らせて。ヒロトが俺の方がよっぽど好きだよって。

ヒロトはチバから告白されるのをずっと待ってたのに、お前俺の事が好きなんだろって言ってもチバは謝ったり目を3秒閉じようとしたり。
ここで一旦お別れです。

ヒロトもチバが好きなら待ってないで自分から行かなきゃ!
何かとチバに揺さぶりをかけて動揺させ告白させる作戦ですね。でもチバのヘタレさを知ってるでしょうに。

四年後チバが戻って来て会いたいとの連絡が入ります。まだまだバリバリチバのことが好きなヒロトは戸惑います。

再会して焦って彼女いるのとか聞いちゃうヒロト。自爆してます。

そしてそのまま何も進展せず帰る流れにヒロトが切れて、「あやまれよ、お前が俺のことまだ好きって言わないから」そしてチバがタクシーを止めて「一番近いホテルまで!」。この流れが好きです。
キュンですよ!

二人で迎える初めての朝のチバ。こりゃまたやらかしますね。もうヒロトがグイグイ行かなきゃダメですね。でもチバも頑張った。

受け攻めわかりませんが気になるなあ。どっちだろう。

1

最後までヘタレ

幼なじみもの。
どっちも気持ちがあるのに全然言い出せずヘタレ合っている。
ある日、片方が転校することになって離ればなれに。

1冊まるまる同じカプのお話。
4年後に再会して、やっぱりまだもだもだして好きっていえない知花くんです。ヒロトが男前。
ずっと待っていたヒロトを誘い出すチバ。でもやっぱり先に思いをはき出すのはヒロト。
阿仁屋さんには珍しくHシーンがほとんどないけど、このじれったい二人にはいいと想いました。

しかし、男との手とか、とにかく絵が上手だなと想います。線にも迷った後が全然ない。

キュンキュンかわいい系のお話でした。

0

幼馴染もので焦れ焦れしたいのを読みたいときに

阿仁谷さん、けして嫌いではないのだけど「もういちど、なんどでも。」のようなクセのあるトロエロ描写があまり好きではないので、エロ多めだとちょっと…と思ってしまう作家さんです、私にとって。
この作品はエロが少なめなので、何か一冊、阿仁谷さんの作品を読んでみたいという方にオススメしたいです。

そして読む時はできれば電子書籍をお勧めします。
というのも巻末に電子限定の番外編が収録されていて、チバというカプの片割れの父、この人が女装してるかなりクセのある父親なのですが、その過去とチバの出生の秘密について描かれているんです。
そしてこれは出来れば電子限定ではなく全員に読んで欲しかった…という内容なのです。

さて本編。
チバとヒロトという幼馴染同士のお話です。
チバはやりきれないことがあっても、目をとじて3秒過ぎれば大抵のことはやりきれるという処世術を身につけている少年で、日々の不満やら家庭のあれこれを、そうやってやりすごしています。
だけど、ヒロトに対する思いだけは1000数えたってやり過ごせない…

この「目を閉じて」「目を瞑って」「目を見開く」など、視覚に関する表現が形を変えながら何回も登場します。
これが、幼馴染のままでいるべきか、一歩踏み出すべきかと揺れ動く心や、臆病な自分を見つめ直したりという二人の心情や気持ちの変化、そして恋人同士になれた後の幸せも含めてとっても効果的に使われていて、そこが凄く好き。

いわゆる両片思いなのだけど二人とも超ヘタレなので、もだもだ、焦れ焦れです。
おまけにすれ違った挙句の4年後の再会なのでゆっくり、ゆっくり。
でもそのゆっくりさが、ずーーーっと仲良しで一緒にいることが当然だった二人が、思春期を迎えて性を意識し始めたり、少しずつ子供から大人へと切り替わっていくにつれて、自分たちの仲も変化させたいけれど、もしかしたら全てを失ってしまうかもしれないと恐れるがあまりの臆病さにつながっていて、そこがただの友達ではない幼馴染ものならではの醍醐味に繋がってます。

最初読んだときは萌萌くらいかなぁと思ったんだけど、今日久しぶりにじっくり読み返したらめっちゃいいじゃん!となりました。
たまに読みたくなるんです、この作品、焦ったさがクセになる。
阿仁谷さんの作品の中では一番好きなので萌萌寄りの神つけます。
(現時点の未読は因果性のベゼ 1ともういちど、なんどでもの下巻、カンゴク69、ミクとネオの下巻です)

2

意地っ張りと臆病者

たぶんそんなに目新しさのない設定。
ほぼ予想通りに進む展開。
それなのに読むたびに何かしら感じるのは何なんだろうなあ。
印象に残る作画のせいなのか、胸に響いてくる言葉のせいなのか。

好きな作品ほど言葉が出てこなくなってレビューが書けません。神作品と思った気持ちを伝えようとすると擬音しか出てこないという困った現象に陥るので、擬音だらけになったらすみません。

幼馴染のヒロトとチバ。
ヒロトにとってチバはおかんのようであり、子分でもある大切な親友。
チバにとってヒロトはどんなわがままも聞いてあげたい大切な存在。
高校生になったある日、ヒロトが女子に告白をされて…。

目を閉じて3秒数えて気持ちを落ち着ける。そうしていろいろな感情を飲み込んできたチバ。それでも飲み込めない感情がひとつだけある。
チバ目線で始まるので、ヒロトがひどいやつに思えてなりません。お弁当強奪に始まり、会話をしていても女子とのメールでうわの空。わたしだったらお弁当を食べられた時点で絶交する。食べ物の恨みはおそろしいのです。

…と、ふつうにレビューしようとしたら、きっとこれ、ものすごい長さになってしまう。どれだけスクロールしてもこのひとのレビューが終わらなくて、他の人の素晴らしいレビューが見られないんだけど!?という状態になってしまう。

なので可能な限り、好きなところを簡潔に挙げていきます。
・チバがふわふわ王子で、ヒロトがかわいい系→ハーフアップ美人に成長しているところ
・チバ目線で一連の出来事をきっちり語り終わってから、ヒロト目線になるのがいい。途中で混ざるスタイルじゃなかったから感情の流れがすっきり整理されていて入り込みやすかった。
・ぶつかり合ったあとのエピソードが引っ越した後のチバじゃなくて、4年後のヒロト目線だったのが良かった。こういう展開だとそのままチバに目線も話もついていってしまうことが多いけれど、あのテンションでひとりになったチバを見せられてもうじうじしているだけできつかったと思うので、構成力素晴らしい!と脱帽。
・モノローグがいちいち胸に刺さる。
・「目を閉じて3秒」というチバのクセが単なるスパイスではなくて、気持ちや成長、2人の距離や関係を表現するすべてに使われているのが秀逸!
「目を閉じても消えない自分の想い」「目を閉じてるから見えないヒロトの気持ち」「目を開けているのにヒロトが見えない」からの、気持ちが通じ合ったラストの「見てる」がもう…。その後の幼稚園時代の回想もここで入れるんだ!?という心底痺れる演出を経てのラスト…。しまった、目から水分が放出され始めました。
・ヒロトがものすごく意地っ張りだけど、爆発したときの泣き顔が可愛すぎるので許せる。
・チバが臆病すぎるけど、そのおかげでヒロトの泣き顔が見られるので許せる。
・阿仁谷さんはブルーハーツとミッシェルガンエレファントがきっと好きなはず。

ふう。

チバの母兼父のミミちゃんは何度読んでも子供を振り回して、自分の好きに生きて、何やってるの?と思うから嫌いです。
ものすごい深読みしますけど、ミミちゃんは元からゲイ→何らかの理由(最愛の人が死んだとかでもう恋はしないと決めたとか?)でチバ母と愛のない結婚→子供もできたし、チバ母いなくなったから、もう好きに生きようと女性に変身→彼氏できる→彼氏の心遣いで最愛の人が眠る地(ミミの地元か?)に引っ越し決定→子供は黙ってついてこい→彼氏の藤谷の優しさに胡座をかいて過去に浸る日々、という感じで、父親としての義務をチバ小4の時点で放棄している。お金は稼いでるかもしれないけど、見る限りそれだけ。せめて子供の節目まで待てないのかと。阿仁谷さんの作品にはこういう「自分だけしか見えていないひと」がちょこちょこ出てくるけど、本当にイラっとします。
こういう親だからチバが「何を言っても無駄」→「何も言えない」子に育ってしまったんだろうな…。チバのもじもじもいい加減にせんか!と思うレベルに達しているけど、この父親じゃ…と思えてしまうキャラ作りはすごいと思う。もじもじに対する苛立ちを凌駕する存在のおかげでチバを好きになれる不思議。

結局すごく長くなってしまっていますが。
カバーもすてきです。美しい2人の横顔。間に挟まれたタイトル。
そしてカバーを取ると…。
計算し尽くされたカバー裏と本編の構成力に作画力。シリアスになりすぎない展開。
痺れました。
最初に読んだときから「神ー!」と思って、生まれ初めて「薄い本」というものを購入したのもこちらの作品。何度読んでもきっとずっと好きだと思う1冊です。

5

恋に臆病な二人


チバはその家庭環境のせいもあって、多少の事では動じず、自分の感情を内に秘めて抑え込んでしまうような子。
そんなチバは、幼馴染のヒロトがずっと好きでこの気持ちだけは抑えきれないのだ、と悩んでいる。
一方、ヒロトも実はチバのことがずっと好きだった。
そんな二人のお話が二人それぞれの視点でじっくりと描かれています。
二人共恋に臆病で、中々進展しないもどかしさがありますが、これはそのもどかしさを楽しめる作品だと思います。
でも考えてみたら、男同士な上幼馴染で、二人の間には乗り越えなければならない壁がいくつも存在していて、それを乗り越えるためには長い年月を要することもあるよなあ。

不器用で臆病な二人の姿がとても可愛かったです。

0

焦れ焦れだから、おあずけ後の甘さがクる。

よくある「幼馴染モノ」ですが、
心情の描き方がとても丁寧で、
読み応えがある一冊でした。

実は両思いなのに
お互いに気持ちを打ち明けられない
幼馴染のチバとヒロト。
折角気持ちが分かったのに
離れて4年も経ってしまって再会からの
本当の通じ合い。

同じシーンをそれぞれの人物の
視点から2回描くという手法、
私大好物なのです。
お互いが焦れ焦れしてるのが
本当にもどかしいですが、
心情部分にページ数を割いているからこそ、
こんなにもずーっと
きゅーっとなるんでしょうね。

そして食事の表情や擦り合いのエロスたるや…
表情がものすごく蕩けてるというか
気持ちよさそうで思わず唾を飲む。
えっちな行為までが実に焦れ焦れで、
本番は無しなのがさらに読者的にはもどかしいけど
この二人の速度なんだろうなと
ここまできたら思ってしまいます。

ただ、ふたりのホテルでの
「初めて」(本番ではないが)は、
少しの回想ではなく、
飛ばさずにちゃんと見たかったなぁと
思ってしまいました。
きっとふたりにとっての初めてって
凄く意味があることの様な気がするので。
そして、お互い焦れ焦れでヘタレなとこと
ずっと好きでいる乙女なとこ、
擦り合いで終わるとこに、
ちょっと百合感感じてしまいました。
本番入ってたらもちょっと印象違ったかも。


じんわり切ないBLが好きな方にはオススメです。
ギャグを入れながらも心情の描き込みが
細かいので読み易く伝わりやすい。
私はじんわり涙がたまる位には入り込めました。
ただ、展開が本当にもどかしいので
焦らされたくない方は「もう!!!」って
なっちゃうと思うのでオススメしません。

ゆいじさん作品、
エロがエロい印象が強く、
今迄何となく避けていましたが、
やはり上手いのですね…!
漫画力?読ませる力があるというか。
シリアスの中のギャグが
物語を重くし過ぎずに読ませてくれるし、
コマ割りの強弱やバランスも
ドキドキを加速させられました。
やっぱり電子書籍より紙の方が
こういう漫画力をより感じられて好きだ。

0

開いたさきにみえたものは

タイトルと淡くにじむような表紙に惹かれて、初めて阿仁谷ユイジ先生の本を購入しました。
繊細な線で描かれる切ないお話なのかな?と思ったら、力強いタッチで勢いのあるギャグも面白い作品でびっくりしました。

しかし、シリアスなシーンになると、それを上手く利用したように、感情が溢れるような切なく、もどかしい気持ちが伝わってきます。ヒロトは感情的なので、喜びや怒り、悲しみがダイレクトに来ます。反対にチバは まぶたを閉じる行為 でそれを押し殺そうとする。

「だいたいの感情は3つ数えてる間に抑えられる。」
お弁当のおかずを取ったりするヒロトのわがままも、お母さん(お父さん?)の甘えも・・・抑えられる。チバは小さいころから自分の感情を、そうやって抑えてきたのだと思います。たしかに自分が我慢すれば大抵のことは一時は上手くいくと思います。でもそれって悲しいのでは?

そんな中、抑えることが出来ない感情と出会う。繊細なチバは、今までのように目をとじる。人とぶつかることを避けてきてるから、かなり臆病になってるのかもしれないです。

でもヒロトの気持ちで考えると、その行為って寂しいって思える。どちらの気持ちにも共感できて、じれったいですが、二人の距離が縮まないのも分かる気がします。

そして、二人は離れることに。理由は親の都合で引越しをしなきゃいけないって部分がいいなと思いました。この高校生という、あどけない子どもという訳でもなく、でも親に頼って生活をしている。という大人にもなれていない。どちらにも属さない曖昧な立場。でも性的には大人に近い状態でもあるような・・・微妙な立場で揺らぐこころ。しっかりと表現がされていて素敵でした。

その後の大人になってからの二人。
料理が美味しそうでした、そして食べ方がエロイ。それを見る眼差しも(笑)ふたりの気持ちが通じて抱き合う(といっても最後までじゃないですが。)シーンがとても感動的でした。素敵でした!!

3

目を閉じて4年待った

じれったい!
だがじれったいのがいいんじゃないかッ!
最近自分がドMなんじゃなかろうかと思えるほど「じれったい」物語が好きです。
昔はまどろっこしいのが大嫌いで、むしろ直截な物言いや展開のほうが好きだったんですけど、
なんでしょうかね~いい感じに焦らしプレイで美味しかったです。
最近未成年の描写に気を使ったものが多くなって、
それはそれでつまんなーいと思うようになりました。
そうして現実の未成年の早熟さと法律に乖離ができちゃうんだなって思ったりするのでした。
あれ、全然レビューになってないΣ(゚д゚lll)

そうですね、じれったいということと、攻も受も両方溺愛系で実は甘いお話でしたよという感想であります。

3

マナブは愛されて過ぎている?

マナブは愛されて過ぎている?

 知花マナブとヒロト。もうどこにでもいる高校生といった感じです。マナブが、ヒロトと一緒に寝ている時に、『だいたいの感情は3つ数えてる間に抑えられるのにこの気持ちだけはたとえ100間で数えたって抑えらんない、消せやしない』と言うシーンがあります。その上マナブの急な転校も起こり、二人は離ればなれに。冒頭からお互いの気持ちに気づいて、気持ちの整理がついていたのに、それ以上に発展しません。(笑)じれったいようなもどかしいような気持ちを抱えたまま、4年後の大人の世界へ。

 4年後、高校生から大人になった二人が再会するシーンでは、ヒロトがどんな顔、態度で会おうかなんて、恋愛はやはり惚れた方の負けなのだとつくづく思いました。ヒロトは完全にマナブに骨抜きにされている(笑)
 高校生から大人へなって、ようやく二人は結ばれます。

 BLでもNLでもすれ違いの要素はさして珍しいものではありません。その上、勢いで押し倒してしまうことだってできたはず。親の都合に振り回されてみたり、大切だからそのままにしておきたい、手を出せない学生時代。でも、それ以上を求めたくなる大人。
ストーリーの展開上で、学生時代にHをもってこれなかったと考えるのが妥当なのでしょうが、子どもと大人の違いのようなものがはっきりと出ているこの描き方、私は好きです。 
 ちなみに、各コマにギャグが多いので、笑える1冊となっています。

2

目パッチリあけな!

じらし作戦か・・・・。
私は合わなかったです。
ゆっくりゆっくりしすぎです。二人とも。
お互い好きってわかっているんだから
どうどうと自分が思っている事言ったらいいと思うけど。
若い男がウジウジ考えないで
スパーンっと思っている事言っていいよ!
これが現在増殖中の 草食男子?
阿仁谷先生の描く男子はホンワカしています。
二人共すごく似ているから 
なかなかHの道のりは遠いかもしれないですね。
雰囲気を楽しみたい方にお勧めです。

1

どっちもかわいすぎる

阿仁谷さんの幼なじみ・両片思いもの!!!!!!!! 
やさしいチバとちっさい俺様ヒロトのふたり。こいつらがかわいすぎます。特に後半とかふたりがかわいいしどっちが攻めで受けなのかわからないもうどっちでもいいやリバも大好き・・・・!!!!!!!!!(^////^)、となりました。

だいたいの感情は目を閉じて3つ数えれば、抑えられる。それでも抑えられない感情は、どうする?
いっそずっと目を瞑ってしまうか、それとも。
逃げ腰のチバをヒロトがやきもきしながら待ってて、結局逆ギレしてるところが可愛かったです。いやー良い幼なじみものでした。

エロシーンの表情が相変わらず素晴らしくてさすが!!!  食とエロスをかけてるのも良かったです。いつもの阿仁谷作品よりエロ少なめで、焦れ焦れで楽しく読めました。

2

泣けます。

初阿仁谷ユイジさん作品でした。
チバがヒロトを想う場面。
常識から考えても、彼女として付き合っていってしまうんだろうなぁと嫉妬してしまうほどの仲が非常に良い女友達がいるヒロトに、拒絶されるのが怖くて想いを告げられなかったチバ。
ヒロトがチバを想う場面。
知らず知らずの内に、チバを意識していて、その間に、チバの謎の目を閉じる(沈黙の3秒)後には本音と裏腹な態度や言動を取る癖が有ることまで見抜いていたヒロト。
中2の頃から薄々気付いていたチバの想いを確信する時に、ヒロト自身もチバを好きだった事に気付いてからは、毎日(?)アピールしてチバが告ってくれるのを待ち続けていた。(後から自分も充分チバが好きだった事がわかったりも)
珍しくチバが誘ったから、告ってくれるのかと期待したら、転校するという話を、しかもチバ本人からの口ではなく、知ってしまって傷付いて走り去ろうとします。
やっと追い付いたヘタレなチバの代わりにチバの想いを聞き出したら、目を閉じようとした(自分への想いに目を瞑ろうとしたにしかヒロトには映らなかった)チバ。その事に対して怒って立ち去ってしまうヒロトと、動揺に慣れなくて(自分の気持ちに立ち向かったり、そのまま表現する事が下手くそ)立ち去ってしまうヒロトを見つめるしかないチバ。
それからの四年後、チバからの「会いたい」という一通のハガキで、
目を閉じて深呼吸。
3秒でオレの気持ちは4年前に逆戻りする。
でヒロトが嬉し泣きするシーンとか、再会した時に想い続けて待っていたのに、チバからの告白が無いことに焦ったり怒ったり、頭がぐちゃぐちゃになってしまって、何であの時にも、今でもお前から好きだと言ってくれないんだ? 謝れよ!と泣きながらヒロトが踞って(?)しまうシーンとか、擦りあいしている最中に、チバにヒロトが
オレの事ちゃんと見ろ
って言った後、チバがきちんと見続けてくれて、もう一度しようとも言ってくれた事が本当に嬉しそうなヒロトの表情とか、本当に可愛くて、心にドカン!って来ました。
勿論、振り回されながらも前を向かせてくれていたヒロト、に気付いて、そんなヒロトと共に生きていきたい、自立したい、って無力な自分を変えていこうとしたチバの強さ(ヒロトへの想いの深さ)にも感動しました。あぁ、いい加減、俺もチバみたいに自立していかんとなぁ、自立したいなぁ、と共感しまくりでした。
この作品は携帯コミックで初めて読みましたが、その時点から惹き付けて離さない魅力がありました。が、コミック(現物)はその倍以上に心をドンドンと叩くし、ギューギューと締め付けてきます。コマ送りというのか何なのか、まるで珠玉の映画かドラマを観ている様で、涙を流しながら読んだ後の爽快さや嬉しさは半端ないです。
阿仁谷ユイジさんという優れた作家の扉となってくれたこの作品。
ありがとう!って感謝の毎日です。

3

目をとじて3秒

それは僕が気持ちを落ち着かせるのに必要な時間。
でもそれでも落ち着かないことが一つある・・・

じれったい、じれったい幼馴染の恋です。
始めはチバの視点でお話が書かれていて、その後にヒロトの視点から同じシーンが描かれていて、二人の想いが分かるのですが、キュンキュンしました。
二人とも臆病でヘタレだったんですね。ヒロトは結構男前キャラだと最初は思ったんですけど。
高校生の二人、再会してちょっと大人になった二人。時間を経ても変わらない二人がとても可愛いです。

1

見たいから見ていて欲しい

蕩けるような表情のエロさもさる事ながら、
指や口などの末端部分の描写でもエロが光っています。
食事はエロスの最たるものだと思うのですが、
横目でそれを伺うアングルなんか、うわあ。
意識しちゃうともうそぞろになる下心は同感です。

幼馴染みで高校に入っても想いを告げられずにいたチバは、
父の引っ越しで転校することになります。
隠していた恋心をヒロトに言い当てられた挙げ句、
伝えられないまま喧嘩別れして再会したのは4年後。

奥手でヘタレなチバとオレ様で強引なヒロトの
お互いの視点から語られ、とっくに両想いなのに
伝えられず受け止められないすれ違いが、年頃らしくて青いです。
オレ様なヒロトの内心の余裕の無さと、意外に乙女な
部分が分かると俄然話が面白くなります。
エッチシーンでは最後までの描写はないですが、
リードを取るチバの下克上的な立場もおいしい所です。

ふにゃんと溶けるんじゃないかって位な表情の
エロ可愛さは阿仁谷先生の専売特許ですね。
個人的にキスの寸前の表情が大好きです。
カバー下にちょっとした仕掛けがあってこちらもいいですなあ。

2

目を閉じて

もっとこぉ、ふわんとしたイメージのお話かと思っての読み始めだったんですが、なんていうか、こぉ
もっとハッチャけたというか、ぶっちゃけたというか、
パワーも感じる一冊でした。
エロ云々は薄めでありますが、こういう作品もっと増えるといいなと思わず感じてしまいました。
ウマイ!
エロという意味では、ある意味あの最後の指なめシーンだけでも相当だと思うのは私も大人になった証拠だとおもうのです*.。.(´∀`人)
お話は、幼馴染の二人。
お互いに気持ちはあるのに、結局はっきりしないがために
しばらく離れてしまう。再開してからもやりきれないこの気持ちはなんだ!
はっきりしろよオイ!だからヘタレだっちゅーねん!
なお話なのであります。
や~。なんというかさぁ。
その片思いのどきどきも、告白してくんじゃねーの。
と待つのもいいけど、ヘタレで駄目ッコだとわかっているのならば、
自分からガッツリいくのも大切だと感じました。
視点が、前半、後半かわるのもいいですね。
実はあの時、相手はこんな気持ちで行動してて~とか
可愛すぎるんだよ!!!
不意に感じる男のにおい~な表現ウマwでした。
最近そういうのがないんだよ~BL・・薄まってる気がする
もどかしい愛をありがとうw
もっと早く読めばよかったな

2

両想いなのにかみ合わない2人

阿仁谷ユイジさんは好きでほとんどの作品を読んでいますが、これは好き度上位に来ます。
1冊を通して1つのお話になっているので読み応えがあります。
チバ視点、ヒロト視点があるので、このとき相手はこんなこと思ってたんだ~と、2度おいしいかんじです。

2人は両想いなのですが、タイミングが合わず、自分の気持ちで精一杯なところもあってうまくいきません。そして2人は離れ離れに・・・

偶然再会して、ヒロトが気持ちを爆発させたことから、2人は一気に恋人同士の関係になります。チバは自分の気持ちをころしてしまうので、ヒロトからアクションおこさなかったら、また友達関係が続いていたかも・・・とか思ったりします。

そして、この2人のエロシーンはもちろんエロいですが、最後までしていません。私としてはチバ受け希望なのですが、はっきりわからないのでもやもやしているので萌評価にとどめておきます。
全サで結論がでてほしいです。

あと、チバの父親でおかまのミミさんの話も気になります。阿仁谷ユイジさんのサイトで見たWEB漫画によるとどうやらチバはミミさんの元カレの子供みたいです。それ読んでから、ミミさんの過去が気になってしょうがないです。

1

両想いなのに片想いなふたり。

心が崩れちゃいそうな時、知花(チバ)はいつも目を閉じて3秒数える。いちいち素直に心を抑揚させていたらキリがないし、大体の感情はそうやって抑えることが出来たから。
―でも、幼馴染みのヒロトを想う気持ちだけは、たとえ1000まで数えたって、消せやしない…。

まず、表紙がとても綺麗で気に入りました!!阿仁谷さんを知らなくても手にとっていたかもしれません。

さて、内容ですが…ACT1~ACT5の構成で、ACT1~ACT3は高校時代の2人で、チバ目線。ACT4~ACT5は、チバが転校し、4年の月日が経過した後、再会してからの2人。こちらはヒロト目線です。
既にレビューされている方達がおっしゃる通り、とってもとってももどかしい!!一見、無神経なまでに気のない素振りを見せるヒロトですが、本当はずっと前からチバのことを想い続けているわけで…。大胆なようでいて、チバから壁を飛び越えてきてくれることを望んでいるヒロト。読み進めていくほどに、なんて可愛いやつだ!!と、愛しくなってしまいました。そして、肝心な場面でバシッとキメてくれるチバも男前です!!
この2人の場合、攻めと受けの分別が曖昧なのですが、多分、チバ×ヒロト…かな??というか、ヒロト×チバだと思いきや、チバ×ヒロトに展開していく感じ。

この作品、1つの物語がそれぞれの目線で描かれている点が魅力的だと思います。頁をめくる度に明らかになっていく真実があって、キャラクターにより感情移入することが出来、物語自体にも深みが増しているのだと思います。

因みに、本作は(阿仁谷先生の作品の中では)エロスの度合いが低めですので、そちらを重視されない方や、あまりBLを読み慣れていないという方にも、是非お薦めしたい一冊です♪♪

2

踏み出せない気持ち、踏み出す勇気。

幼馴染みのもどかしいもどかしいもどかしいもどかしい・・・・・・お話。

お互いがお互いを思っているのに、かたやヘタレすぎて我慢ばっかりしちゃうし、かたや相手から告白されるのを待っているばかりだし。
そうこうしているうちに、離れ離れになっちゃって・・・
そして後半は再会してからのお話。
大人になってもやっぱり性格はあまり変わっていなくって・・・

カバーイラストや折り返しイラストの状況が、カバー裏イラストになるまでのお話が1冊分だと思えばいいでしょうか。
そのくらいもどかしいのですが、二人の「一歩が踏み出せない」気持ちもよくわかってキュンキュンくるので、私はこういうお話大好きです。

しかし、こうなると、チバ父・ミミさんのおじさんラブも読みたくなるんですが、どこかで描いてくれるのでしょうか?是非お願いします。

3

もどかしい

幼なじみのチバとヒロト。とろいチバをグイグイ自分のペースで引っ張っていくヒロトという感じでいい関係の二人。
しかしチバには秘めている思いがあった。

チバはオネェで我が儘な父親という強烈キャラがいるおかげで、ちょっとくらい心が乱れても、目をとじて三秒数えれば平常心になることができるように。でもヒロトへの思いはどんなに数えても消すことが出来ない。

一話ずつ交互にチバ目線とヒロト目線で描かれています。

チバの切ない片思いかと思いきや、ヒロトはヒロトでもどかしい気持ちを抱えていたり…

よかった!相変わらずシリアスとギャグテイストな場面のギャップがいい感じです。
特に衝撃的な出来事ってのはないんだけど、二人の目線で読むことが出来て、どちらにも感情移入できたので、一層もどかしくて、最後には胸がキュ~っとなりました。
阿仁谷さんの描くイチャつきシーン好きだなぁ。あと口がエロい。

受攻がわからなかったのだけが残念でした…どっちも受けっぽい印象だけども。

脇キャラもいいかんじにぶっとんでいて、チバの母…じゃなくて母親もどきの父親の美未ちゃんの登場シーンの勢いがw

ん~でも阿仁谷さんにしては大人しめのお話だったかな。

2

もどかしさ爆発!!(笑

阿仁谷さんの名前は以前から存じてましたが、何となく手を出しそびれてて…実をいうと今回が初読みだったりします^^;
あ~でも買って良かったぁ!!表紙とあらすじで「これはイケる」と直感した通り、まさに私のハートをワシ掴みでした~(o^∀^o)

高校生のチバとヒロトは幼稚園の頃からずっと一緒の幼なじみ。感情豊かで自由奔放なヒロトに比べ、チバは目を閉じ3秒数えることで自分の気持ちを抑えこむ処世術を身に付けた気弱な性格。実は2年前からヒロトに友達以上の感情を抱いているのだが当然告白などするつもりもなく2人の関係はずっと変わらないものだと思っていた。しかし、そんな矢先父親の事情でチバの転校が決まってしまい―!?

2人で進級する事を楽しみにしてるヒロトに転校の話を切り出すのはチバにとっては一大事。気持ちの整理がまだだからと思わせぶりな言い回しをするもんだから、ヒロトはてっきり告白されるものだと信じ込んでいて…そう。本人はバレてないと思ってるがヒロトはチバが自分を好きだということに気付いてたんですね。でも大事な話が転校だと分かり、逆ギレしたヒロトとチバは意志疎通が叶わぬまま離れ離れに…と前半は端からみれば何でそうなるの?的な焦れったい展開でした(笑)でも、この両片想いによるすれ違いのもどかしさがホントたまんなかったです!!キュン死に寸前!!
今回はお話が回によって視点も切り替わるので各シーンに沿ったそれぞれの気持ちがよく分かり感情移入もしやすかったです^^

そして後半は4年後に再会した2人のお話になります。ようやく互いの気持ちが通じ合う訳ですが、見開きを使ったヒロトの4年分の想いを吐き出すシーンなんて圧巻ですョ^^必見!!

シリアスだけという訳でもなくコミカルなシーンも絶妙に絡めてくるのでメリハリが効いててお話のクオリティはとても高かったと思います^^絵も凄い好きなタイプですね。なので本当は神評価でも良かったくらいの勢いなんですが、ただ今回明確な表現がなかったせいか私はチバ達の受攻のポジションにちょっと悩んでしまったんですよ…話の流れからいって多分チバが攻め…なんだと思います。ヘタレ攻?…でも、もう1人の私が囁くんです…ヒロト攻めもイケるんじゃね?むしろ、そっちの方がオマエ萌えるだろ…と。
だから私的にはリバも大アリ(笑

結局Hも最後までは到達してませんし、是非そんな(俺得)展開の続編を期待して…
今回は萌えで^^

4

焦れて焦れて焦れて

ふーむむむむ、、、エチのない阿仁谷作品~!!
ふとした表情、しぐさ、口元、目元、絵自体がフェロモン垂れ流しで、すでにそれだけで犯罪なほどにエロイんですが、、、やはりダイレクトに欲しい!
そして引きのばして、最後の7ページ、やっと出た~便秘じゃないよ!?
肝心な合体はひょっとして応募したらの描き下ろし折本まで待て!なんだろうか?
だってぇ~攻め受けが不明なままで、それまで待てって?
意外にチバが攻めでヒロトが受けだろうか?
しかし阿仁谷作品は進化してますのぉ。

知花マナブは幼馴染のヒロトが好きだけど、ずっと言えないでいる。
父の美未(オカマ)の都合で転校することになり、離れ離れになる二人。
4年後の再会の時二人は・・・

この作品は食べるシーンがよく出てくる。
チバが料理上手という設定もあるが、その影響で後にヒロトの進路にも影響してくるところ、チバの耳の傷も絆であると共に、食という部分も絆なんだなと匂わせる。
また、ひょっとしたらエロが少ない分、食事というシーンがエチの代わりを果たしているのではないだろうか?
よく言うでしょ?食事とセックスは一緒って、、
さておき、チバの切ない気持を知っていながらヒロトは自分から行動を起こさずに、チバの腹を探りながら「好きだ」と言って欲しいと思っているその姿はツンデレである。
チバは言いたくても言えない、ヘタレ。
「目をとじて3秒」自分をリセットするためとはいえ、ヒロトの気持ちまで見えないようにしてしまう作業だったと、わかった時には遅かった。
抗えない部分にどうすることもできないもどかしさと切なさが悲しい。
きちんと向き合えるまで4年も必要だったのは長すぎるとは思うが、勇気を振り絞ってヒロトをホテルへ誘うチバに拍手をしたくなったヨ。
その後日、食事を中断して膝をポンポンって叩いてチバを呼ぶヒロト、こんな誘い方、女子にはたまらんヘタレワンコを呼ぶしぐさだと思います♪

絶対、この二人数年後一緒に店を開店するような気がする、っていうかして欲しいです。
と、将来を妄想するのでありました。

2

目をあけたら何が見える?

幼馴染みモノです。
阿仁谷さん、ちょっと作風変わりました??
表紙が美しいです。

チバとヒロトは幼馴染み。
ずっとずっと一緒に過ごしてきたんですが、ある時二人に転機が――
チバは複雑な家庭環境のせいか、どんな感情でも飲み込む術を身につけていました。
それが、「目をとじて3秒数える」ということなんです。
たいていのことはそれでやり過ごせるんですが、ただ一つやり過ごせない感情。
それがヒロトへの気持ちでした。
1、2話はチバ視点で話は進みます。
ヒロトへの想いと、ヒロトとの別れ。そしてヒロトの本当の気持ち。
3話目からヒロト視点。
両想いのはずなのに、おもしろいくらいにタイミングがずれまくって気持ちが繋がらない二人。
「一期一会」があるように、いくら同じ「好き」でも、タイミングがあるんですね。
3話目以降は4年の月日が経っていて、ようやく二人が再会できます。
ヒロト視点で見ることによって、チバ視点ではわからなかったことや、
あの時ヒロトはどう思っていたんだろう、ということまで丸わかりで、
チバばっかりがヒロトのことを好きで好きで仕方ないんだと思っていましたが
ヒロトはヒロトで、チバのことがすっごく好きなんだということがわかりました。

作品を通して一番の印象は、
一つ一つの仕草やその描写がすこぶるエロい!!ということですね。
お互いがお互いの仕草に欲情しているので、オーバーなくらい描写してあるんですが
なかでも「食事」のシーンがエロいんです!!
舌とか手つきとか、こぼれる汁とか。
また食事中の表情もヤバい。
おいしくて恍惚とした表情はもう、アノ時そのものの表情です。
そしてそれを見ているもう片方も、その表情を見て欲情しちゃうんですよね~

エロは本番なし。しごき合いっこまでです。
今回はエロよりもキュンキュンに重点をおいている作品ですね。
言いたくても言えない、でも言いたい…そんな気持ちがいっぱいに詰まった作品でした。
ラストの二人のじゃれ合いが本当に幸せそうで可愛くて。
目を閉じて自分の感情を閉じて、ヒロトのことを見ようとしなかったチバが
今はしっかりと目を開けてヒロトのことをまっすぐ見つめている。
「目をあけたら君がいる」
二人にはこれ以上の幸せはないんだと思います。

いやしかし…最後までどっちが受でどっちが攻かわからなかったんですが…
CDのキャスト的にチバが受か…?(チバが野島健児さん、ヒロトが前野智昭さん)
drap本誌との連動企画で折本があるらしいので、そちらでその謎が解けることを願っています♪

2

ミドリ

茶鬼さん、こんばんは!
そうなんですよ、私もビックリして、そのうえ感想も似ててコメしようと思っていたところだったんですww
まさにシンクロww
食事シーンは本当に印象強いですよね。
エロかった!
>食事=セックス
まさに!ですね。
久々にこんなエロい食事シーンを観ました。
今後手羽先を食べる時はちょっとドキドキしてしまいそうです…w
コメントありがとうございました!

茶鬼

ミドリさま、こんにちは
同時にレビュアップにびっくりで~す@@

>なかでも「食事」のシーンがエロいんです!!
舌とか手つきとか、こぼれる汁とか。
また食事中の表情もヤバい。
おいしくて恍惚とした表情はもう、アノ時そのものの表情です。
そしてそれを見ているもう片方も、その表情を見て欲情しちゃうんですよね

全く同感でした!
食事=セックスだな、って匂わせますよね♪
それに攻め受けが不明だったのが気になる。
思わず、似た感想にカキコってしまいました!

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