• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作キャスティング

俳優 ユージン・キャラハン(37)
映画監督 クレメン・ハワード(43)

同時収録作品プレビュー

木佐充尭 映画監督
野田司 俳優

同時収録作品プレビュー

片山依光 千波の恋人・俳優
瀬野千波 クレメンの映画に出演した俳優

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

きっかけは、偶然の出会い。
ハリウッドスターのジーンは、仕事を受ける条件として、
映画監督であるクレメンに身体を要求するが…。

作品情報

作品名
キャスティング
著者
水壬楓子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
ラブシーン
発売日
ISBN
9784344819412
3.3

(13)

(2)

萌々

(4)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
42
評価数
13
平均
3.3 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数7

監督と俳優

これまたシリーズの監督と俳優ですか、本家?の木佐と野田のCPとは逆で、攻めが俳優のジーン、受けが監督のクレメン。

そして!なんと!
オヤジ受け♪

しかし、イラストを見ても40超のオヤジには見えないんですよね〜。

今回は、事故で視力を弱めてしまいパイロットを離脱したヤサグレ海兵隊員とロケハンに来た監督が出会うシーンから始まります。
ジーンは捨て鉢になってるんですが、クレメンがいった言葉が頭に残り役者を目指します。
それでスターダムに登れるのが凄いけど。努力して10年、クレメンスの映画に出られるまでになるんですが、あの時のことを覚えているのか否か、ジーンは忘れられてると思いつつ、抱きたい気持ちも持ちつつ、とうとう出演の条件にしてしまいます。

なんだかんだとすれ違う思いや態度。読んでる方は焦れったくてたまりませんw
結局、最後は両思いだった、でめでたくくっつくんですが、どうもジーンは自分だけが盛り上がってる感があったりで。
プレビューのお話ではその辺がうまく収まります。
木佐や野田も出てきて勢ぞろい。
なかなかオモシロイ飲み会になってました。
良いなぁ、そんな場の壁と障子になりたい(笑)

1

「ラブシーン」ありきの感想です。

私にとって俳優シリーズは全て「ラブシーン」ありきの目線で読んでいます。

「ラブシーン」にジーンとクレメンが出てきた時、この二人は主人公カプの当て馬キャラになるのかと思ってました。(予想は外れましたが)
そんな二人の話だったので少し驚きです。「ラブシーン」では全くそんな素振り匂いもしなかったのに、この二人にそんな関係があったなんて。
クレメンが大人なんだけど初々しくてかわいいですね。ジーンはこの先も気苦労が絶えなそうです。

「プレビュー」は視点がコロコロ切り替わるので読みにくかったです。ジーンとクレメン、今どちらなのか迷う時がありました。

脇で登場する依光千波カプが幸せそうなのがめっちゃ嬉しいっっ!!依光がこっちでもいい仕事してるっ!!本当にいい男!

1

オタク気質に恋すると…(想いが通じず苦しい)

「俳優」シリーズの5作目。
3作品目の「クランクイン」で千波がアリゾナで撮影に参加していたハリウッド大作「ADⅡ」、その主演俳優ユージン(ジーン)・キャラハンと、監督のクレメン・ハワードのストーリーとなります。
内容的には独立してるけど、やはりシリーズ通して読む方をおすすめします。
というのは、シリーズとして色々なパターンのカップリングでの恋模様を読むのが面白いという事、また本作は2作品目の「ファイナルカット」と同じく俳優と映画監督で、そちらと対比して読むのも面白いから。
本作でのクレメンの造形はかなり興味深い。
物静か、感情の起伏は少なく冷静で、いつも穏やかで、平凡な男。オタク気質。性的に積極的ではない。この辺はクセの強い木佐と比較するのも面白い。
作品の登録情報を見ればクレメンが受け、って読む前からわかっちゃうのがすごく難だなぁ。
クレメンの造形って攻めなのか受けなのかはっきりわからない部分も面白いところなのに、と思う。
1人で逸るジーンと、低温なクレメン。2人の噛み合わない想いの方向性がじれったいけれど、そこが逆にリアルにも感じられる。
ちっとも応えてくれない相手。でもいつまでも執着してしまうような…
結論から言うと、クレメンもジーンに惹かれています。だから両片想い的なすれ違いと誤解の展開だけど、後半の「プレビュー」にて野田の言葉に心の目を開かれるジーンの姿。
つまりは、「監督」というのはただの子供なのだから受け入れて振り回されてやるしかない、それを楽しむしかない。
そんな視点を知って落ち着いていくジーンです。
本作もイラストの水名瀬雅良先生が超冴えてる。特にクレメンの絵がドンピシャですね…

1

私は『オヤジ』趣味はないとしみじみ思った。

『ラブシーン』からの俳優さんたちのシリーズ5作目です。

私はこのシリーズは『ラブシーン』CPが大好きなんですが、こちらはあんまり好みじゃないですね。
あ、メイン2人が外国人だからじゃないですよ。それは別に気になりません。

私はもともとオヤジ趣味はないんですが、特に『オヤジ受』にはまったく食指が動かないなあ、と醒めた目で考えてしまいました。だからって『オヤジ攻』も決して好きではないんですが。
水壬さんはかなりの好き作家さんですが、いちばん合わないと思うのがこの『オヤジ』ですね(水壬さんは自他共に認める『オヤジ』好き)。

ただ、クレメン(受)が43歳と言う年齢相応ではまったくないので、所謂『オヤジ受』好きな方が、その醍醐味が味わえるかは疑問ですが。

この2人、どちらも年齢が高めなんですがそうは見えないというか、『大人同士』の良さが感じられませんでした。それならまだホントの『若者』同志の青い恋愛を読みたいよ。

今ひとつでした。残念。

1

受けがオヤジと名のつく不思議ちゃん。

受けが映画監督のクレメン、43歳。
攻めが俳優のユージン、37歳。

一見、しっとりした大人の男たちのお話かなと期待しましたが、杞憂に終わった作品でした。

ユージンは好きなタイプのキャラでした。
クレメンに好きな思いを分かってもらおうと奮闘する青年で、読んでいて応援したくなりました。
が、受けのクレメン、ただの映画バカでして一向にそんなそぶりも見せず天然キャラ炸裂でした。
最後のほうまでなにも萌えられず、萌えて尽きることもできず終わってしまいました。

せっかくの売れっ子映画監督・43歳!
設定だけなら脂乗ってるじゃないですか。
本当にもったいない。
それしか言葉はありません。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP