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この雑誌、最近の流れで結構かわいい系というかあっさりした系統のものが多いので、今一つな感じがする。
しかしスパイスのようにベテラン作家さん、アクのある作家さんの作品がポンと入るので、それがあるから引き締まると言った風で何とかもちこたえているかもしれない。
連載についても毎号続けてというより、隔月だったり、二号間が空いたりなので、前の話を忘れてしまっていて、頭が??になることが多いのが玉にきず。
そんな中、岡田屋鉄蔵さんの連載は終わってしまったが、先月のお題付きといい、今月の『しおの先輩』といい、いい味出していて好きなのです。
草食にいきなり登場する筋肉の肉食というのでエロも濃い目で登場するので、何だか安心してしまうのは自分が古い人間だからでしょうか?
そして筋肉隆々といえば、元ハルコさんの『虎穴ダイニング』
覆面レスラーだという虎の顔に尻尾がある不思議な日向さんと同居しているホストのアカルくん。
一体日向さんは何者なのかな~、定期連載にして楽しませて欲しいのですが♪
異色のファンタジーで文善やよひさんの『はやにえの恋』も今回ラスト(かな?)
白蛇と烏蛇の兄弟の悲しい結末と、それを関与する人食い蛇族の祁蛇が見届けるといったストーリーは、この本の中で光っています。
明治カナ子さんは『ショート』という話の中で青年と映画監督の組み合わせを描いていますが、一見イイ人そうな監督ですが実は・・・なブラックがラストにあり、いつもの明治さんの作風ですが是非続きを見たいと思わせる作りで、様子見な掲載形態だな~という感じがして、編集部イケズ!とか思っちゃうデス。
小説とマンガのコラボの椹野さんの作品も不定期な連載なので、間が空いてしまうとわすれちゃう!
この本、いっそ月刊をやめて隔月にして、きちんと続けて読めるようにしてくれるといいなーと願わずにいられません。
岡田屋さんのライアテアの単行本化の話が流れたというのも実に残念です。