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表題作夢をみてるみたいに(文庫)

社長令息で雑用アルバイトの大学二年生・嘉島弓彦
本社企画部の黒一点で最年少二年目社員・未来美紀

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大手アパレルメーカーで働く未来美紀は、社長の息子で年下の嘉島弓彦が苦手だ。過剰なほどスキンシップをしてくる弓彦に戸惑いを感じていた美紀だったが、ある日、弓彦が本気で口説いてきて・・・。
(出版社より)

作品情報

作品名
夢をみてるみたいに(文庫)
著者
崎谷はるひ 
イラスト
せら 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344821187
2.8

(22)

(0)

萌々

(1)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
59
評価数
22
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数12

勘違いにも程があるっ!と受け様にツッコミたい

樋口がもうなんか色々酷すぎて……なんでこんな男とハンカチの王子様を勘違いしたのかと未来の襟首引っ掴んで問い質したい。
コンタクトレンズ落としてて顔見えなかったにしても、普段の態度からも違和感半端ないよっ!
まぁ、高校生が就職試験真っ只中の社内にいるとは思わないから、当時高校生だった弓彦を除外してしまうのは仕方ないにしても樋口はない。

弓彦は基本的に未来に激甘王子です!
なんだけどお初で怯えてる未来に背中向けるのは('ω'乂)ダメー。
弓彦の“優しさ”からくるものだってのは分かるけども頂けない。

女性陣が格好良かったです。
ああいう職場だと確かに樋口みたいな無駄にプライド高い(実質と伴っていない)タイプには合わないだろうなーと思う。

個人的に再会SSを攻め視点で読んでみたかった。
再会を楽しみにワクワクして受験終えたのに、顔認識されてなくて誰コイツ&想い人には既に好きな人が?!な状態で凹みつつも未来振り向かせるぞー!ってなる弓彦読みたかった。

それから引っ付いた後の甘々SSも読みたかったなー。

旧版未読なんだけども、時代の流れの関係で微妙に変えているところもあるみたいです。
お店のインターネットサイトに関することとか。
そういうところを読み比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
あとイラストレーターさんも変更されているので。
ただ旧版は廃版らしいので入手は困難そうです。

1

素直に楽しめた

崎谷さんの作品なのに、うっす(薄)。
内容じゃないですよ、ホンの厚さが、ね。
2001年作品を2010年に修正して出したみたいです。
当時は携帯やネットが普及する前だったので、
作中のズレが生じたりして、
修正がきかない部分はバッサリ削除したそうです。
担当さんが「ひさしぶりに薄い背表紙だ」といったとか(笑)。

デザインの才能はフツーだが、
性別を超越するほどの可愛らしさを持つ受様・未来に
セクハラすれすれのちょっかいをかけてくる攻様・弓彦。
容姿のせいで、子供のころからいたずらされかけたりした未来にとって、
弓彦の行動は不愉快極まりないものだったけど‥。

つーか、未来!いくら目が悪くたって、
その人の醸し出す雰囲気ってモンがあんでしょーよ!?
よりによって、よくまぁ、真逆の人に間違えたね。
壮大な勘違いなんだけど、
それはそれで楽しく読めました。

0

ストレス解消にばっちりでした

とりえのない受けが王子様にみそめられ、という典型的王道です。受けにずいぶん都合がいいんですけど、王道ですからキニシナイw

何も考えずに楽しみたいときに読む本だと思います。
さらさら読ませてくれるので、ストレス解消にはもってこいでした。

攻めがつけているという香水がキーアイテムになっていて、どんな香りなのか知りたくなって検索。かなり男性的な香りなんですね。しかもエルメスとのこと。おじさま~なイメージがわいてしまいましたが、そのへんが包容力ありそうな感じだったのかな?

0

目が悪いと大変

受け様は可愛い感じの子で職場のおねーさま達に可愛がられています
ゲイだと社以内に周知されていますが、受け様のよい子ぶりで
嫌われてはいません
真面目で一生懸命な受け様萌えですねw
年下攻めの攻め様ですが、受け様が可愛過ぎて
どっちが年下なんだ??ともうわけわからなくなるぐらいです(;´Д`)

結局は可愛い子にちょっかいを出しちゃう攻め様で
受け様はどうにも最初は好きになれない!?感じですが
勘違いをして 別の人に片思いをしていた受け様ですが
その片思いした人からの酷い言われよう・・・・無残でした

0

違和感の正体は…

2001年に発刊したものに少してが加えられた文庫版です。
原本と時代の流れ的に変わった部分を必要最低限だけ直したものとあとがきにありました。

話の展開は…
ゲイの自覚のある未来(受)は憧れアパレル会社の就職試験の面接で思うようにいかずトイレで泣いていたところコンタクト紛失。
視界がボヤける中、ハンカチをくれ美声で香水かおる男性が励ましてくれる。泣き止んだ頃にはその人の姿はなかった。
無事会社に合格し一生懸命働きながら、会社であの時の香水の匂いのする男性を見つけ淡い恋心を抱くが、声はかけられず眺めるばかり。
そんな未来にいつもちょっかいをかけてくる社長令息。
からかわれてばかりだが、彼からも思い出の香水の匂いがしてドキドキしてしまう…。

話の展開は王道でした。元のレーベルが結構ハードと言うことで絡みの回数は少ないが濃いめでした。
レビューは萌えと中立で迷いました。王道の展開は嫌いじゃないんです。(むしろ好き)
なんですが、この本とても読みにくかったんです。

読みにくさは見慣れない動詞と漢字や仮名の使い分けが自分に合わなかったからかなと思います。

本文に
「思わずまろびそうになり…」と言う文。
まろぶ…?ころぶの誤字かなとしばらく読み進めるとまた
「まろびそうになって台に手をつき…」
あれ、また『まろぶ』が出てきたと思い読むのを中断して検索。
「まろぶは漢字だと『転ぶ』と表記。まるまるように転がること」だそう。
でも文章的にはころぶで十分成立するし、見慣れない言葉が気になってしまい内容に没頭できず。同じような感じであまり目にしない他に代用可能な動詞があるものがちらほら。
作品が時代物やSFで話の雰囲気をだすためにとか、専門用語などであれば見慣れない言葉でも違和感は感じないんですが、現代ものの軽めなオフィスラブに必要かなぁ?

あと漢字と仮名の使い分けと句点。
漢字にする部分とカタカナと仮名のバランスがいまひとつでほしい場所に句点がない。
「あれあんたたちまだいたの」(本文ママ)のように、漢字に直せる部分があるのに句読点もない平仮名の羅列の台詞。
「あれ、あんた達まだいたの」って書いてくれればずいぶん読みやすいのに…。しかも言っているのがデキる女性上司。平仮名ばっかりの台詞は頭が悪そうでミスマッチ。
他にも
「ああもううるさいうるさい、三流ゴシップみたいな…」
とか
「企画書読みあげればおっけーってな」
没頭しながらスラスラ読み進めたいのに小石がいっぱい撒かれてるかのごとく、つまずきながら読んでいるようで読み終わってあまり満足感は得られませんでした。

崎谷さんの他の作品も読みますが今まは特に読みにくさを感じたことはなかったんですが…。

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