イケメン童貞×ツンデレ王子で贈る大学生同士の幼なじみ初体験ラブ!

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表題作不機嫌な初恋

白峰悠仁,大学で受様と再会しいやいや同居する大学生
小泉麻人,昔から攻様以外には人当たりが良い大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ぎくしゃくした関係の幼なじみ・麻人と同居することになった悠仁。可愛い顔してひねた性格の麻人に童貞なのをからかわれ「俺が捨てさせてあげる」とまで言われる。そんなある日、悠仁は勢いで麻人を抱いてしまい…
(出版社より)

作品情報

作品名
不機嫌な初恋
著者
成宮ゆり 
イラスト
みなみ遥 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044520151
3.5

(20)

(6)

萌々

(2)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
67
評価数
20
平均
3.5 / 5
神率
30%

レビュー投稿数3

好きな子いじめ?

童貞攻めスキーな私からすると、最初から【童貞攻め】と表記してあるのはすごくありがたいです。
なるべくはずれ玉は打ちたくないので・・・。

さて今回は、童貞攻め×ツンデレ受けのお話。
幼馴染な2人ですが、攻めは昔から受けにさんざんいやがらせされたせいで受けのことが嫌い。
嫌がらせというか、好きな子いじめというか・・・好きなんだけど素直になれなくてつい意地張ってツンツンしちゃう、いわゆるツンデレというヤツですね。

かなり好きな設定なんですが、話の内容としては可もなく不可もなく・・・といった感じでした。

2

意地を張り過ぎると

今回は幼馴染の受様とやいや同居する大学生と
昔から攻様以外には人当たりが良い大学生のお話です。

2人の出会いからの回想を絡めて
再会してから受様の初恋が成就するまで。

攻様には同い年の幼馴染がいます。

2人は小学生の頃に出会いますが、
受様は何が気に入らないのか
攻様に度々嫌がらせをしていました。

中学・高校は
私立と私立に通った為別々になますが、
バスケをしていたは2人は試合で再会
過去最大の嫌がらせを受けてしまいます。

以来攻様は
受様との縁をすっぱり切ったつもりでしたが

母親同士が仲が良く
進学で大学の近くに部屋を借りる際、
母親任せにした為に受様と同居の条件で
部屋が手配されていたのです。

攻様は知りませんでしたが
受様も同じ大学に受かっていたのです。

色素が薄く整った顔立ちで
何をやっても人並み以上受様ですが
攻様は受様が浮かべる
作り物めいた笑顔が大嫌いでした。

大学でも部活でも顔を合わせて
部屋でも一緒なんて最悪!!

しかも受様は
新調したベットが届かないからと
攻様のベットに潜り込んできたのです!

一緒に寝るなんてもってのほかですが
ソレこそが受様の嫌がらせだと思うと
自分が床やソファで寝るのは癪すぎて
そのまま同衾する事に(笑)

その後も細々と
当て擦りの様な嫌がられを受ける攻様ですが

童貞仲間(笑)の友人に誘われた合コンから
酔っぱらって帰ったある夜、
貯まっているから相手をして言う受様に
お口でされた事をきっかけに
童貞を奪われてしまいまうのです!!

お前、何考えてんだよ

自分相手にエロく乱れる受様の事も
受様相手に欲情している自分の事も
考えるには受様の中は気持ちよ過ぎて…

果たしてこんな2人が行きつく先とは?

大好きな攻様の誤解され続けた
意地っ張りな受様が同居をきっかけに
長い片思いに終止符を打つまでのお話です♪

無愛想な雰囲気が恐い
と言われる事が多い攻様ですが

正義感が強く
年上の子にも向かって行ったので
友人達の中心にもなっていました。

母子家庭で育った受様は
周りに悪く思われないよう合わせて振舞い
さりげなくかばってくれた攻様に
助けられて以来惹かれていたのです。

でも受様は
好意を真っすぐに伝えられる程素直ではなくて
結果的には
攻様に良かれと思ってした事も上手く伝えらず

良くも悪くも裏表がない上に
ニプチンだった攻様は受けたちょっかいを
全て受様の嫌がらせと思い込み、
受様を避けていたのです(苦笑)

王道な設定&展開なので
誤解が解ければハッピーエンド♪

ツンツン美人に好きと甘えられれば
落ちない男はいないのでは?

受様に好きだと言われてからの攻様は
もう受様が可愛くて可愛くて状態(笑)

好きになられたから好きになったのか
根底に好意があったのかは
ちょっと不明ですけど

攻様が受けていた
受様の嫌がらせ?の訳が判明する度に
受様への誤解が解けていって
攻様がグルグルするが結構楽しかったです。

ツンデレ設定の王道モノに
萌ツボがある方にはおススメですが
なかなかラブくならない展開が
まどろっこしいと思うと面白くないかな(苦笑)

今回は本作とは逆に攻様の方が不機嫌なお話で、
榊花月さん『不機嫌なモップ王子』はいかが?

2

残念…どこに惚れろと?

「しゅみじゃない」でも良い感じの、ギリの「中立」です。
そこは好きな成宮さんなんで

攻めの良さがまったくと言っていいほど分かりませんでした。
同居することになった大嫌いな相手(受け)に対して、とにかく言うことやること全部に反感を抱く攻めなんですが、そこがどうにも共感できない;
単なる僻みや妬みにしか見えなくて、逆に攻めのことを「こいつ超性格悪い」としか思えませんでした。

受けが過去に攻めに対してとっても嫌なことばっかりしてた…っていう下地があるにはあるんですが、そこがさらりとしか説明されていなかったりたいしたことじゃなかったりするので、受けのことを攻めが言うほど嫌な奴だとは思えないんですよね。
高校最後のインターハイでファウル取られて退場になったって……。
「だから?」って感じで。
一発退場じゃあるまいし、累積なんだから、退場になるまでファウルを重ねた自分が迂闊なんじゃん?とか思っちゃう。

そんでそれだけ嫌い続けておきながら、乗っかられたらちゃっかり頂いちゃってすぐに「好き」ってどうなの?

キャラにもストーリーにも楽しみどころを見つけられないまま、とりあえずエロだけ楽しんで読み終えた感じでした。

あと絵が合わなかったかな。
みなみさん、とっても綺麗で好きな絵なんですが、ガッチリ厳ついスポーツマンで一見声もかけられない強面…という設定には程遠い、普通のイケメン;
みなみさんは元々こういう絵柄だしどう頑張ってもガッチリ系の絵が無理な方なので、これはみなみさんが悪いんじゃなく絵師選択が間違っていたと思います。

3

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