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表題作 薔薇色の人生

百田保男 → 吉野裕行

浜渦論 → 前野智昭

その他キャラ
木村松治[乃村健次]/ 浜渦眞迩[髙坂篤志]/ 鈴原悠治[岩崎征実]/ 百田茂[増谷康紀]/ 百田茂の妻[永野愛]/ 舎弟[松本忍]/ 横谷瑞樹[高橋英則]/ 三井里奈子[弓場沙織]/ 連治[相馬康一]/ 百田寛斗[小林美奈]/ 芳江[橘U子]/ ゆり[尾崎真実]

あらすじ

愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田。
生きていても仕方がないと自棄になりかけた時、偶然通りかかった警官に制止される。
生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが、彼はすべてをなげうち、百田を救ってくれた。
彼のために生きることを誓う百田だったが…。
ひたむきな恋がすべてを変えていく。
大人気のモモ×ロンちゃんが、ついにドラマCD化。

作品情報

作品名
薔薇色の人生
著者
木原音瀬 
イラスト
ヤマシタトモコ 
媒体
CD
作品演出・監督
小川信寛
音楽
武本遥
脚本
堀井明子
原画・イラスト
ヤマシタトモコ
オリジナル媒体
小説
メーカー
リブレ〈CD〉
収録時間
125 分
枚数
2 枚
ふろく
【初回特典】キャストトークCD
発売日
JANコード
4571284840423
4.5

(72)

(51)

萌々

(9)

(11)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
19
得点
324
評価数
72
平均
4.5 / 5
神率
70.8%

レビュー投稿数19

吉野さんファンにおすすめ

吉野さんのBLCDでこれを推す人が多いので、興味を持った。

いいCDは冒頭何秒かでわかるけど、これもそうですね。
BGMが鳴ると同時に電話も鳴って、風俗の受付。
ちょっとトレンディ感はあるが、演出のセンスが良い。
コメディに寄せているのがいいのだと思う。

カップルが同棲しているところから始まり、
甘く穏やかな関係であることが声色から充分にわかる。

出所してからの吉野さんのモノローグに、訥々と寂寥感が漂う。
コミカルとシリアスのメリハリがあり、演者も上手いから、引き締まるね…。
緊張感が心地良い。
吉野さんのクズ役はハマる。

出会った頃のロンちゃんが不可解なほど善人すぎる。
「ロンちゃんの役に立って死にたいなぁ…」
「俺がこの人と甥っ子にしてやれることって、何かねぇのかな…」
自己肯定感の欠如が招く犠牲ですね。

事件に巻き込まれるのでは…と懸念した通りの展開になる。
自分のためにそこまでする相手が愛しいという気持ちはわからなくもないが、
普通勝手にそんなことをされたら面倒に思うのでは…。
それ以前に、馬鹿なことを…と見限りそうな場面ですが、
ロンちゃんは、やはり不可解なほど善人。
ロン→モモの理由は分からず仕舞い。

だけどドラマCDとして上質。
エピローグでパッと明るく終わるのもよかった。

絡みは3回あるが、非常に短く、流れとして必要な行為であり、
エロ目当てに聴く感じではない。
ラブストーリーというより、一人の男が立ち直る物語。
吉野さんファンにおすすめ。演技を存分に楽しめる。
この原作者の中では、わかりやすい話だと思います。

0

薔薇色の人生とは。

原作未読です。
薔薇色の人生というタイトルですが、この作品はタイトル一言に集約できるなと感じました。過不足なくぴったりで、聴き終わった後ニヤニヤしてしまいました笑

原作は分かりませんが、CDではモモちゃんとロンちゃんが恋人として成立した現在から話がはじまります。過去のエピソードもちょこちょこ入ってきてどうやって出会ったのか何があったのかと、語られてラストまで向かいます。
出会いを通して愛が育まれていく様子で愛を語るのではなく、モモちゃんの現在の行動でロンちゃんへの愛が語られていく様で、こんなにロンちゃんのことが大好きなんだー!っていうモモちゃんの気持ちがめちゃくちゃ伝わってきた気がしました。本当に彼の人生はロンちゃんのおかげで薔薇色に相応しいんだろうなと。そこまで好きになれる人ができるのはとても幸せなことだと感じました。
反対に、過去の話ではロンちゃんが戸惑いながらもモモちゃんを好きになってる様子がわかって、現在の話と合わせると、ロンちゃんの器のでかさとモモちゃんに対する穏やかな愛情が伝わってきました。
警察って職業だけで、イコール麻薬密売の情報がロンちゃんの役に立つ!って思い込む愚かさも、そのために危険を冒す無謀さもなんだかとても愛すべきことのように感じました。ただ恋人にこんなことやられて本当にロンちゃんはハラハラしただろうな笑
個人的には声優の吉野さんがとても好きなので、そこにも注目してたのですが、はまり役でとても良かったです。

2

吉野さんが素晴らしい

原作既読です。原作と同じかそれ以上にこのCD作品に感動しました。
前野さんも朴訥とした感じがとても良かったですが、この作品は吉野さんの素晴らしい演技力、表現力によるところが大きいと思います。
どうしようもないクズなのに憎めない、素直で、ロンちゃんのこと以外には無欲なモモを本当に自然体で演じてくださって、もうモモは吉野さん以外考えられません。役者ですねー。いや、感服しました。
個人的にベスト3に入る、大好きなBLCDです。

4

非BLも含めて、聴覚だけで号泣した人生最初の作品。

小説未読。
よっちんさんは役柄的に安定ですよね。
クスリの禁断症状のくだりは、音だけなのにものすごかった。
本気ってこういうことなんだって感じでした。

前野さんは、まだ、初々しい感じ。
前野さんの受けも(私のイメージですが)珍しい印象でした。
エチシーンも、受様があまり気持ちよさそうじゃないんですが、
物語の経緯なのか演技力なのか(失礼)、いい感じでした。

モモちゃん(攻様)が仕事先(デリヘル)で恋人(ロンちゃん(受様))のことをノロけるシーンがるのですが、
「ロンちゃんがねぇ‥」って名前を呼ぶ声があっまーいっっ

ストーリー全体はけっして甘い話ではないのですが、
モモちゃんとロンちゃんの関係が救いですね
というか、モモちゃんにとって、ロンちゃんだけが
自分が壊れないでココにいる楔なのかなって思いました。

0

あたたかな薔薇色

原作小説は未読です。

印象深かったのは、やはり吉野さんの演技です!
これはたくさんの方が仰ってますが、本当に彼の演技が素晴らしい!
吉野さんが好きな方は、聴いて損はないと思います^^

また、声優さん同士の演技がすごくマッチしていて、ロンちゃんの心理描写はあまりありませんが、お互いに想い合っていることが伝わってきました。

設定は結構重く、集録時間も長めですが、わりとさらっと聴くことができます。
「薔薇色の人生」と聞くと、何だかすごく優美で壮大な人生を思い浮かべてしまいますが、この作品ではやさしくてあたたかい薔薇色を見せてもらいました。
幸せな気持ちになりたいときにおすすめです!笑

0

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