かわいいかわいいって、たくさん愛をそそいで、濡らしてあげます。

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ヌレル イロメ 2

元教え子で写真の専門学校生・桃山
高校社会科教師・野田

同時収録作品よい子わるい子/かたくてやわらかい

幼馴染・ナオシ
幼馴染・光彦

同時収録作品フロウ 前篇 / フロウ 後篇 / オーバーフロウ

2年前の卒業生で大学生・壬生谷
高校物理教師・白川

その他の収録作品

  • サイン
  • メガネ
  • ミソカ
  • あとがき

あらすじ

すっかり可愛げのない大人になった自分を「かわいい」という年下の恋人・壬生谷。高校教師の白川は壬生谷のくれる永遠や幸せを、まだ信じ切れていなかった。
そんな時、白川に告白してきた生徒が――。先生と卒業生、先輩後輩、幼なじみ。それぞれの恋が滴るように熟していく「好き」の続きを描いた、「イロメ」続編登場!!
(出版社より)

作品情報

作品名
ヌレル イロメ 2
著者
草間さかえ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
イロメ
発売日
ISBN
9784403663048
4.1

(73)

(33)

萌々

(22)

(14)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
297
評価数
73
平均
4.1 / 5
神率
45.2%

レビュー投稿数18

告白シーンに号泣

こんなにすばらしい告白シーンは見たことない、シンプルな言葉なんだけどこれを言われて嬉しくない人はいないと思う。白川先生が泣くのをみて私も号泣しちゃいました。イロメのCPの後日談なんだけど、いい話ばかりというか、恋をするいじらしさが淡々(まあ色々はあるが)かつ、情緒たっぷりに描かれていて素晴らしかった。BLで読みたいこと全部描かれている。
絵も素晴らしくて(もちろん)構図とか背景とかこんな瑞々しさを感じる漫画ってなかなかないんじゃないかなと思います。決して暑苦しくないのに心にいろんな想いが湧く、静かに深く感動させられる作品だと思います。
そして匂い立つようなエロス、受けの涙がここまで訴えかける漫画もないと思います。その表情ひとつ一つに上品な官能が表現されている、かつちゃんとエロい。やはり草間さかえ先生は天才だと思いました。(みんな知っている)

0

イロメの続編うれしい

イロメの短編4本(4cp)のうちの3cpの続編や前日譚が収録された一冊(イロメの「花いちもんめ」の小野×森崎の続きも見たかったけどそちらはなく残念)

草間先生の短編集は満足度が高くて好きで、イロメもそうだったのですが、その続編で長編を読んでいる気分になりとてもうれしいです。

「よい子わるい子」「かたくてやわらかい」
ナオシと光彦も好きなcpで。
光彦がキスをねだって甘えるのがかわいい。

ナオシは堅物そうなのに、おじいちゃんに2人が付き合っていることを話したんですね。しかもめっちゃ当たり前のように。オープンな家庭でほっこり。光彦の「ナオシのアホー」もかわいい。

「サイン」「ヌレル」「フロウ」
野田と白川の出会いのエピソード。2人ともかわいい。
襲われる白川を助けるため、野田が竹刀を取り出して構える姿がめちゃくちゃかっこいい。好き。剣道強かったんですね!
野田は主将のことが好きだったのか。無自覚にゲイの気があったってことね。

で、イロメで野田が桃山にいきなり口でシたのは白川のアドバイスからだったとはww なんでだろ?と思っていたのでスッキリ納得w

桃山に迫られる野田がエロかわいいです。さすが草間先生お好きなメガネ短髪キャラ(私も好きです)
が、しかし、このcpはここまでで、ここからは壬生谷×白川のターン。

合間に出てくる野田が怒ったり、世話焼いたり、いい味出していました。好き。さすが草間先生推しキャラw

野田と白川の腐れ縁のような関係いいな、と思ったら生徒に誤解されていましたね。

野田が壬生谷に昔の白川の話をして、護身のため柔道をしていたと言う流れで、白川が生徒を投げるシーンがくるのは、草間先生やっぱり上手いなぁ、気持ちいいわぁと思いました。

壬生谷もがんばった。健気に走り回ったり、ジンジャーティーオレ?作ったり。白川を一生懸命守ろうとして。
それを聞いて泣いちゃう白川がめっさかわいい。

野田先生の部屋また散らかってるしw
カバー下のS氏の証言もおもしろかった。 

草間先生の文章もウィットに富んでいて(死語?)大好きです。幕間のちょっとした文章やあとがきにくすっとさせられたり、ほほ〜と思わされたり毎作楽しいです。

1

テンキ

◾️よい子わるい子/かたくてやわらかい
「イロメ」のレビューで書いた通りやっぱり光彦は策士でしたけど、ワルになりきれない高校生なのが可愛いです。

◾️サイン他
野田と白川ってこういう関係だったんだ〜というお話。好きです。草間先生の作品全部好きなので好きですって言ってなくても好きですけれど。白川のたくましさと、野田の案外と世間知らずでピュアな感じ、好きです。

「ヌレル」ってエッチなタイトルだなと思うのは汚れた大人。狙ってないわけないけどね。野田先生のスイッチは大人なスイッチ。

素手よりゴム被せた指で後ろいじる描写の方がより好きです。

0

『イロメ』カップルたちのその後とか色々

『イロメ』の続編です。前作を読んでからの方がいいと思います。

幼なじみナオシと光彦カップルのその後を描いた『よいこわるいこ』『かたくてやわらかい』
ちょっと臆病な光彦がナオシと両思いになって、もっと強い絆を求めて早く身体の繋がりを持ちたいのだけど…というお話。
自制できる攻めは良いな。
結局最後まで出来てないのですが、2人の絆は結構深いと思う。ナイスカップルでした。

野田と白川の高校時代の話、野田と桃山の小旅行など短編が続き、『フロウ』前後編は白川先生を中心にある事件が起こってしまい…な展開です。
考えすぎな白川、シンプルにただ真っ直ぐな壬生谷、なんやかんやで白川を援護してくれる野田、ワンコ桃山が加わり解決に導いてくれます。
最初から「俺が好きなのは壬生谷だけ」で済んだ話なんだけど、停職より壬生谷と居られなくなるのが嫌だなんて可愛いですよね。

イチャイチャの後にまた一波乱でしたが、壬生谷の深い愛でまるく収まってホッでした。

1

一皮剥けた白川にご注目

生徒×教師、新入生×3年間休学していた先輩、幼馴染同士、卒業生×教師。
4CPの話が収録されていた『イロメ』の続編です。
今作では小野×森崎は登場しませんでした。

【よい子わるい子】【かたくてやわらかい】 萌
まずはナオシ×光彦の登場。
前回、何だか煮え切らなかったナオシは、今回も光彦をもだもださせてます。
最後までできない問題で悩む光彦は、ナオシが平気な様子にもやもや。
でも平気って言うより、ずっと一緒にいるつもりだから焦ってないだけだったのかな。
サクッとおじいちゃんに交際報告しちゃうナオシも、お赤飯を用意しちゃうおじいちゃんもナイス。
前作ではモテ男オーラ全開だった光彦が、すっかり可愛らしくなってました。

【サイン】 萌
お次は桃山×小野。
桃山が無事高校を卒業して、写真科の学生になってます。
冒頭部分は小野の高校時代の回想。
周囲にも自分の感情にも鈍感な小野は、まだ可愛かった白川が絡んだ出来事がきっかけで、やっと自分の気持ちに気付くという鈍さ。
その代わりというか、桃山は人一倍勘が鋭い。
お互いに補い合えていいんじゃないかなあと思えるエピソードでした。

【ヌレル】 萌
桃山の撮影旅行に同行した小野とのイチャイチャ小ネタ。
【メガネ】 笑
小野の日常。最後のコマに辿り着いた後、絶対もう一度読み返す小ネタ。
【ミソカ】 萌
初詣に行くべく、小野宅に桃山×小野を迎えに来た壬生谷×白川。
白川のコンプレックスをサクッと突いてくる小野の無神経さよ…。

【フロウ】(前後編)【オーバーフロウ】 萌2
白川が愛のために戦います。
この話、好きです。
相変わらず壬生谷と桃山は、母校にちょくちょく遊びに来てます。
同じ卒業生×教師でも、なぜか桃山×小野からは長年連れ添った夫婦感が漂う…。
白川の悩みが物理の教師らしいというか、考えすぎというか、石橋を叩いて渡るタイプというか、です。
衝突点に至ったときの、余計な心配をかけたくないし、自分の隙的なものを自戒して、そんな自分を知られたくないという白川の気持ちも分かるし、大切なひとの役に立ちたい、悩みは分けてほしいという壬生谷の気持ちも分かる!
お互いが相手を思ってのことだから、余計にもどかしい。
それにしても恋愛経験豊富そうな白川が、うまく立ち回れないほど壬生谷のことが好きなんだなあって、にやにやが止まらない作品です。

全然関係ないのですが、草間先生の描く湯気が好きです。
湯気もいっぱい見られて、満足な1冊でした。

0

生徒も少しずつ成長しているのね

 前巻に登場したそれぞれのカップルの続編かつ短編集という形でしたが、どのカップルも前巻で綺麗にまとまっていたので、個人的には若干蛇足感が否めないかなと思いました。波乱が起きて、そのカップルに集中して読めなかったところも少しストレスに。ただ、何か試練を乗り越えることで雨降って地固まり、以前よりもより強固な絆、関係性を手に入れるのはやはりどのカップルにも必要なことだと思うので、そういうところまで読みたいという方は満足できると思います。

0

「イロメ」の続編

「イロメ」の各CPその後。
どのCPもちゃんと続いて、ちゃんと深まってるから安心して。

ナオシと光彦も。
ナオシが初めてなのでなかなか進まないけど、別に挿入だけが成就じゃないのだし。
…というのは高校生同士の当事者には響かない言葉だろうけどネ。

高校生時代の野田と白川。
野田センパイは、すぐ襲われる可愛い系の白川をいつも助けていた。そんな野田も、今は生徒だった年下の桃山に組み敷かれてる。

そして、後半は壬生谷x白川のその後。
白川に好きだ、と迫ってくる生徒がいて、でも白川には壬生谷だけ。

草間さかえ先生作品にしては(?)、甘々イチャイチャな描写の多い作品です。
ニヨニヨできますよ。
「イロメ」とセットで読んでね。

2

更なるその後も読んで(・∀・)ニヤニヤしたい

前作『イロメ』に出てきた3カップルのその後の話。

【幼なじみ/元教え子×先生/元教え子×先生】の3CP。

今回も幕間の4コマが楽しい。
桃山よ…壬生谷くんのナニの膨張率尋ねるとはwww
白川先生と野田先生の家の見取り図もあるーヾ(●´∇`●)ノ
■よい子わるい子/かたくてやわらかい■
ナオシ(高校生・DT)×加賀 光彦(高校生・非DT) ※幼馴染み

イロメに収録されていた「うらはら」「あつくてつめたい」の2人の続編。
くっついてからの話。

前回最後までできなかった2人ですが…今回も!w
ってかナオシwww
自分の尻で試してみたのねwww
んで「無理無理無理無理!!!」ってなって光彦に対して及び腰というwww
なんだかんだでいざ!って展開になったはいいもののナオシがノボセて次回に繰越。
うぁぁぁぁ…なんかいいね!
初々しいね!
そしてナオシお祖父ちゃんの理解度の高さwww
赤飯炊いて祝う気満々というね(_≧Д≦)ノ彡☆ばんばん

■サイン/ヌレル/メガネ/ミソカ■
桃山(元教え子・写真の専門学生)×野田(高校教師・日本史担当)

前回「イロメ」でくっついた2人の話。

「サイン」…高校生時代の野田先生と白川先生が回想として結構なページ数で出てきます。
高校生の頃の白川先生、可愛い!
高校生の野田先生は剣道部の主将に無自覚片思いしていた模様。
しかしながら主将…白川先生を人気のない体育倉庫で襲おうと…して嫌な予感がして走ってきた野田先生に竹刀で叩きのめされるというね。
寝ながら泣いてる野田先生と「ごめんね 先輩」って野田先生に呟く白川先生の姿が何か切ない。
ってか桃山と野田先生、卒業するまでは最後の一線越えなかったのねー。
恋人の“可愛い”写真を独り占めできるのは流石写真系専門学生の特権だよね。(学校の現像室利用だけど)
野田

そうそう、前作で野田先生が桃山に口でしたのって…白川先生のアドバイスを受けてのことだったんですねwww
しかも“付き合ってから”という前提をすっ飛ばしての行為www

「ヌレル」…電車でエッロイスイッチ入っちゃった野田先生素敵。
おばあちゃんのあくび&伸びで我に帰った時に噛みちぎらなくて(*´д`)エガッタエガッタ…←

「ミソカ」…大晦日の話。
白川先生&壬生谷くん交えてカウントダウンと初詣かぁ…仲良し4人組だなー╰(*´︶`*)╯♡

■フロウ(前/後篇)/オーバーフロウ■
壬生谷 隆平(大学生)×白川(高校教師・物理担当)

すっかり可愛げのない大人になった自分を「かわいい」という年下の恋人・壬生谷(みぶや)。
高校教師の白川(しらかわ)は壬生谷のくれる永遠や幸せを、まだ信じ切れていなかった。
そんな時、白川に告白してきた生徒が──。

白川先生は今回もグルングルンしてました。
古株の先生方が何となく事件の真相を理解しつつも手が出せない状況にヤキモキ。
野田先生が眉間にシワ寄せて舌打ちしながらも後輩のために動くのが格好良いΣd(´∀`*)

桃山と壬生谷くんのワンコ攻め同士でも仲良くなってるのがこれまた可愛いのですよっ!
先生同士も仲良しだし、4人まとめて仲良しなのがたまらん!!!
可愛いっ!!!
この4人好きだー(」゚ロ゚)」

1

萌えツボを的確に突かれた

短編集「イロメ」の続編で、その中の3組のカップルが出てきます。
「イロメ」よりも好きでした!
前回よりも話がより具体的に感じて、物語の中に引き込まれました。

高校生の幼馴染カップル、光彦とナオシは付き合いたての不安定な時期を迎えます。
エッチがうまくいかなくて不安になる光彦(受け)が切なくなり、また説得力がありました。
セックスがうまくいかないって結構深刻ですよね。
でもBL関係なく、よくあることだと思います。
うまくいって解決!めでたしめでたしってわけじゃないけど、お互いが努力しているという所が健気で可愛かったです。
セックスは大事だけどそれが絶対ではなくて、いろんな道を辿って2人の絆って深くなっていくんだなと思いました。
うまくいったら感動的でしょうね。
あとこの2人、子供時代がめちゃくちゃ可愛いです。

教師と元生徒の2組のカップル、桃山×野田(先生)、壬生谷×白川(先生)は過去を含めた4人の関係性が突っ込まれて描かれています。
なにより、草間さんの「短髪眼鏡は人類の叡智」という至言。
短髪眼鏡+剣道って最高かよ…
草間作品はストーリーの面白さに加え、萌えのツボを的確に突かれる気がします。w
今回は、先輩と後輩の間柄でもある野田先生と白川先生の高校時代も描かれています。
この2人は過去に関係があったわけではないんだけど、理解しあってる感じがなんか怪しい…と疑われているのが個人的に美味しかったです。
白川先生は、正直面倒臭い人だなと思ってしまいましたけど(笑)
このお話は全体的に壬生谷君頑張れって感じなんですけど、野田×白川風味が一番萌えました。

2

台詞一つ一つが……

急に草間さかえ祭りが来て(笑)ひっぱり出してきました。

とにかく、先生の本はどれも絵、台詞が絶妙な雰囲気を作り出していて好きですが、
特にこれはグッとくる台詞が……!
私は壬生谷×白川が断トツに好きですが、そのストーリーの後半、壬生谷が白川先生に言う「僕が先生を好きになったのは……」からの台詞、特に最高でした。

そして、基本なんだかんだで黒髪受けが好きな私ですが、草間先生の本を読むとそんなこだわりなど吹き飛んで萌えてしまうのが凄い(笑)

ワンコ攻めが好きな人にはもちろんおすすめですが、短編なのできっとどれかはハマってしまう話があると思います。
めちゃくちゃ萌えた―!! 的にパッションが滾りまくるということはありません……が、その分、その世界にいつまでも浸っていられるような雰囲気のある作品です。
草間さかえ先生が初めて、という人におすすめ。
ただ、続き物なので1巻の「イロメ」とあわせて読んでみてください。

1

日常の中の煌く瞬間

『イロメ』の続編。『イロメ』に登場したカプたちのさりげない日常が、ウィットたっぷりに描かれています。
個人的には『イロメ』より断然好き。『イロメ』での各キャラの行動パターンから人物像が見事に切り出されて、新たなエピソードに活かされています。

毎度のことですが、どの作品も全部好きで選べない(>_<)
でも、敢えて言えば「よい子わるい子」「かたくてやわらかい」の幼馴染み高校生カプ・ナオシ×光彦が好きかな。
この作品集の目玉である年下わんこ攻めではないんですけどね(笑)
ナオシの家=寺という設定がストーリーにどう絡んでくるのか、最初は分からなかったのですが、後になってこの設定が生み出す演出効果に気づき、唸らされました。
「うらはら」(『イロメ』収録)冒頭の回想シーンで幼い二人が遊んでいた竹藪は、「かたくてやわらかい」の扉絵を見ると、寺の裏山だったんですね。
高校生になった今も、昔遊んだ竹藪は、2人の通学路。そのほかにも、2人で星を眺めた座敷や、手をつないでのぼった長い石段も全て、今も2人にとっては日常の生活空間です。
ずっと変わらない空間で思い出を紡ぎ続ける2人の姿に、
「用心しないと俺はすぐ「幼馴染みの光彦」に戻ってしまう」
という光彦のモノローグが重なってきます。
ゆるがない、変わらない関係だからこそ不安になってしまう光彦の気持ちが、変わらない空間の中で描かれることによって、一層鮮やかに胸に迫って来るんですよね。
そういう意味で、寺というのはこの幼馴染みカプにピッタリの舞台だと思います。
試行錯誤しながらもいまだに挿入に成功していない2人。マンガみたいに(マンガですがw)そうそうすんなりとはコトが進まない辺りも、幼馴染みらしくかわいくて、せつなくて、思わず涙ぐんでしまいました。

野田×桃山の「サイン」も好き。
「イロメ」(『イロメ』収録)で授業中自分を見る野田の目に何かを感じ取った桃山。
学校始まって以来のアホの割には、カンが鋭い。
「サイン」では、そんな桃山の「他の人には分からない信号が受信できる」才能が描かれています。
不器用で、自分自身の本質さえ見過ごしてきた野田には、彼のサインを本能で嗅ぎ取ってくれる桃山みたいな直観派こそがベストパートナーなんでしょうね。
野田が桃山に電話したくて携帯をいじってると、絶妙のタイミングで桃山からの着信が!というラストにも、この2人の関係性が明快に描写されています。
ある意味理屈っぽすぎるほど整然と組み立てられた作品ですが、こういう明快さも草間作品の好きな部分です。

草間さんは、さりげない日常のワンシーンの中に、カプ2人の気持ちが通じ合う瞬間を描き出すのが抜群に上手い作家さんだな~と思います。
マンネリと無縁なのも、大枠のストーリーではなくワンシーンごとのエピソードで勝負してるからかもしれませんね。
実は大きな事件やイベントは何もないんだけど、さりげないエピソードが重なっていくごとに、2人の関係が深化していくような気にさせられる・・・これぞ草間マジックでしょうか。

5

「イロメ」の野田先生と「カオス」の白川先生のお話諸々

「イロメ」の野田先生と「カオス」の白川先生のお話諸々。

「サイン」は野田先生と白川先生の過去話ですが、白川先生が!
ショタ属性はないのですが、えらい可愛らしいです。
野田先生が好きだった主将を竹刀で叩くシーンが、本当に切ない。

色々騒動があっても、ハッピーエンドでホッとする作品でした。
「イロメ」の一連の始まりが野田先生の話でしたけど、結局ほとんど白川先生だったような。
自分は白川先生と壬生谷くんが好きなので無問題です。

本当、年下大型犬×年上好きにはたまらない作品でした。

1

たくさんの愛に溢れた作品


『イロメ』の続編。
相変わらず素敵な雰囲気の漂うお話たちに、気がつけば虜となってしまう、何度だって読みたくなる!

前作の『イロメ』の野田と『カオス』の白川の過去のお話、関係、そして壬生谷のおおきな愛情。
可愛い幼馴染みカップルの『よい子わるい子』『かたくてやわらかい』を除く作品がリンクしているので、愛らしいキャラクターにいっそう愛着が持てるのではないでしょうか。
壬生谷が白川のために必死になっている姿からの、求められて余裕をなくす姿をみると、これから先も応援し続けたくなっちゃいます。

前作以上の愛がつまった作品。
きっと彼らは今この瞬間も、愛にまみれて幸せいっぱいなのでしょうね…!

0

嬉しい続編

このタイトル…イロメ2を大きくしてくれればよかったのに、くっ……書店のレジに持っていきにくかったよ!
しかし、まさかまさか2巻が出るとは夢にも思ってなかったですよ。
いや嬉しや。いったいどのカップルの話の続きですか?と思てたら1組以外全部だった(笑)
特に壬生谷×白川が気になっていたので、この二人の進行形、さらに野田先輩との高校時代のいたいけな白川君を読むことができて幸せでした。
あの可憐で可愛らしい白川君が、どうやってあんな自信満々キャラに変わってしまうのかというのは解説がなかったけど、彼なりに身につけた防御方法で、あんな風になったんでしょう多分。
相変わらずゴチャゴチャと小難しいことを考えてグルグルしてるし、無精ひげを病的なほど嫌ってるし(笑)このあたりのことを描かれたたった2ページの「ミソカ」が好きでした。
「俺ねー先生ヒゲでもできる」とか言っちゃう桃。そこで「は?できる?」ってなってる壬生谷らしい返し(笑)
このイロメシリーズ、日常のささいな一部を切り取ってネタにしているちょこっと漫画が秀逸で、案外こんななのね、なんて覗き見してるような楽しさを味わえてニヤニヤです。

それにしても、ワンコって…ほんっとにいいですね(*´д`*)
意地っ張りやへそ曲がり、プライドの高いツンツンした年上の受けがいてこそ生きるワンコ。
壬生谷は、自分でフリスビー咥え持ってきて、投げてもらうと主人の足元まで持ってきて、そっと丁寧置くようなワンコ。
桃は、投げられたフリスビーを高い位置で美しくジャンプして取ったのに、転がってたよその人の野球ボールに目を奪われて、見て見てこれ~!とうれしげに持ってくるようなワンコ。
二頭ともに別の魅力で、それはそれは可愛いのです。
草間さんのワンコは格別だな~としみじみです。

7

その後それからどーなった?

野田先生かわいいです。
だから早く合体したところを拝ませてください(〃∇〃 )ハァハァ
というか、ヴィジュアル的なものもあると思うのだが、この野田先生・・・この人が涙流しながら感じてるとか、年下の生徒にときめいてるとか、恋で憤ってるとか、なんかこの・・・ニュアンスって言うんでしょうかね。
自分の中の受のイメージ像にいまいち入り込まないので不協和音的に胸にざわつきます。もちろんイイ意味で。
前回イロメのときのしょっぱなフェ・・でもそうでしたが、無駄なトキメキがありました。ありがとうございます

>>よいこわるいこ
幼馴染~な2人のその後、
爺ちゃん赤飯って・・・・息子が穴奪われたときにお願いします。
え?逆?
結局合体ならず!でしたが、この2人は案外これでいい気がします。
攻が真面目でまっすぐっていうのが好印象。
最近の子っていうのはあんまり誠実なかんじがしなry・・

>>サイン
若かりしころの野田先生がかわいいです。
というか、やっぱり「顔に似合わず」っていうと失礼なのだが、似合わず~な設定だと凄く萌えるwwカワイイとおもってしまう。
なんだかなぁ。
大人で、好きな人以外のまえだと案外不遜なイメージなのだが
うんうん。
白川先生も可愛かった。
好きな人のために必死になるってすばらしい。
一生懸命な子。ワタシは好きです。
そしてその一生懸命に触れたからこその今回ハッピーエンド
よく出来たお話だなと最後思いました。
うんうん。

ただ、ちょっといい話すぎる気がしなくもないのだ
最後のオチを期待してしまう自分がにくい

3

イロメ続編

自分は桃山×野田派です。
この本に収録されたこのカップルに関しての話はすべてドラマCDに収録されたのです。
もっとこのカップルの話が読みたいという願望はもう叶えませんよね…(泣
もちろん、壬生谷と白川の話もとても素敵ですよ。
そして壬生谷のワンコっぷりに惚れ直しましたww



0

ラブ、ラブ

前作「イロメ」のその後話集。
卒業生と先生。幼なじみ。登場キャラ達は皆、既に決まった相手と愛し合っている前提なので、どの話もラブが溢れているというか、限りなく甘い雰囲気です。
特に、いろいろ小理屈こねて逃げ回っていた大人組の二人。
それぞれの年下わんこに、甘やかされて、デレデレにされて、セックスでも自分だけが全裸に剥かれて、ベッドにすらたどり着けないところでドロドロにされちゃっているところとか。
普段はずっと大人で落ち着いている年上の人が、年下にセックスで翻弄されて、可愛くなっちゃってる。
そのエチシーンも、読み手にも充分浸れるだけの分量がありつつ、適度な抑制具合で、安心して見ていられる。
体つきの好みもあるけど、この位の表現が、一番色っぽくて萌える。好き。

幸せで甘い作品ばかりのお薦めの本です。。

1

まるっとイロメワールド堪能v

Dear+の前作品「イロメ」から、ナオシ×光彦の無器用高校生カプ反語シリーズ続編と、桃ちゃん×野田先生、壬生谷×白川先生登場の「イロメ」シリーズ続編&短編と、ギュっとその後が読める前作好きにはたまらない一冊。
先月、シトロンで草間さかえインタビューを読んだせいか、このDear+の作品は通常に比べ線が細いんだというということを思わず再確認。
この単行本の題名は桃ちゃんと野田のラブ甘超短編の題名なんだけど、多分前作からの語感がいいから、これをもってきたんだろうな~と推測です。

『サイン』は高校時代の野田と白川の出会いの話。
白川、可愛くて上級生に襲われそうになっているところを野田に助けられたんですね!
そして剣道部の主将に片想いしていたのに、主将は白川を襲い・・・そんな辛い過去があったんだと、でも、ツンデレ眼鏡は昔から?w
それを恨みにも思わず白川と同僚教師を続けられていたんだから、野田は懐が深い男というか、同類ゆえの仲間意識か?
そんなセンチメンタルな高校話が、現在に移行して桃ちゃんとのラブラブエチにもつれこみ、あのバカワンコに翻弄されて流されてるメガネ野田が可愛くてエロいの!ってなんのって、、、
メガネに涙を浮かべて桃ちゃんを受け入れる顔、、桃ちゃんが写真に残したいと思うのもウンウン。
えっ!?ひょっとして桃ちゃんはそれで写真専門学校を目指したの!?

『フロウ』壬生谷×白川編なのですが、白川まだ一人でグルグル難しい事を理論で考えてますw
白川に惚れる学生が、告白してきてというトラブルから、壬生谷とその生徒が白川を掛けてすわ、決闘!?
野田先生が活躍します。
っていうか、野田先生面白がってないかーーー。
壬生谷も卒業生なのに、高校よく来てるみたい。
その時の白川の甘い顔ったらww
屁理屈こいて、すぐネガになる白川に壬生谷との愛を再確認させる甘いお話に決着v
白川先生、原因と結果をこねくりまわすのを止めて、本能に従うとやっぱりエロいんですwwこれがいい。
もうっ!本当にこの2カプは年下攻めがワンコで、真っ直ぐで一直線で、受けの大人たちが素直でないんだから~♪
でも、それが魅力なのです。
それに、この2組は仲良しなようで初詣も一緒に行くようですww

ナオシ×光彦カプのお話『よい子わるい子』『固くてやわらかい』は、前作でもまだ本格エチまでもつれこめなかった二人ですが、今度も~(爆!)
最初は、光彦が「もし血が出たら、、、」みたいな遠慮と恐怖で、そして風呂場ではいざ!と言う時にナオシがのぼせてしまい~(爆!)
いや、まだ若いから、沢山時間があるから大丈夫!
きっといつか上手くいくよ、挿入www
それにしてもナオシのじいちゃん、すごく理解がある♪
お赤飯たいてましたからwww

本編の枝葉のような作品が並んだ短編集ですが、思わずクスっと笑わせる軽さが出ていて、非常に読みやすい(白川が理屈こねてわかりにくくするのよ!)後日談集という位置づけかな?

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP