純情乙男でなにか悪いっ!!

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表題作やらせん!

コンパス 擬人化文房具 
稗田和成 数学教師 27歳 

同時収録作品0から本気で愛してやる

川原遼平 教師
玉城潤 教師

同時収録作品LIBELA~愛の自由を探して~ / ふるえながら抱いて

弥 大学生
月坂喬一郎 神父

その他の収録作品

  • 12センチのラプソディ(表題作シリーズ)
  • ていうか、なんでメガネ?(表題作シリーズ)
  • 飛んで火に入るキューピッド(表題作シリーズ)
  • キミぼく。~Aiferやらせん!~
  • あとがき
  • ゲストコメント(日向せいりょう)

あらすじ

数学教師の稗田は美形で女子にも大人気。けれど彼にはだれにも言えない秘密があった。それは精霊が見えるということ!しかもコンパスの精に秘かな想いを抱いていて…。
純情教師の恋は成就するのか!?
擬人化文房具×数学教師ほか、養護教諭×美術教師、年下攻×神父など描き下ろしもあり☆SILVA初vコミックスv
(出版社より)

作品情報

作品名
やらせん!
著者
SILVA 
作画
SILVA 
媒体
漫画(コミック)
出版社
松文館
レーベル
ダイヤモンドコミックス
発売日
ISBN
9784790123903
3.1

(10)

(0)

萌々

(2)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
30
評価数
10
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

萌x2に近い萌

いつも利用している電子書籍サイトで1冊丸ごと無料だったので読んでみました。
SILVAさんは分冊版の『イケメン坊主』を読んでから好みだったので覚えていた作家さんでした。
単行本を読むのはこれが初めてですが、この作品が初コミックスだそうです。
収録されている作品は2009~2010年に電子書籍で発表された作品ばかりですが、それぞれにテーマが決まっていてそれに合わせて描かれたもののようです。

全部で3組のカップルが登場しますが、表題作シリーズと『0から本気で愛してやる』はリンクしています。
どのお話も好みでしたが、やはり印象的だったのは表題作シリーズでしょうか。
擬人化でファンタジーなのですが、文房具の精達が登場します。
そのチビキャラが可愛いのと、俺様と思われた攻め様が意外にワンコで健気で好みの攻め様でした。
性格も男前です。

同時収録の『LIBELA』シリーズも攻め様が年下で健気、そしてワンコ。こちらも好みに合って好きでした。

どの作品もラブが溢れていてほっこりできたのも良かったです。

0

まさに美麗!

「参上!! 恋人は中の人」がかなりツボったので、さかのぼってこの本も…

こちらは一つ一つの特集に合わせて話を入れていった感じのある
短編集っぽい感じがします。それはそれであり。

ただ、なぜかなぁ…この本に関しては絵がきれいすぎて絵に萌えてしまって
筋に何かがバシッと引っかかった感じはしないんですわ。
どの絵も美麗すぎて絵萌え心が休まらないせいかな。

恭一郎が「試してごらん」と肌を見せるシーンとか、
いかにもクライマックス!だし「こんな」になってる所で、
凄く綺麗にすっくと立ったアレなんかエロ美麗なのですが、
既に高揚しすぎてて、高揚する余地がない。
自分何を言ってるのでしょうか。

あと、この本の描き下ろしの部分は間に挟んだら緩急がついてよかったのになぁ・・・。

0

萌え×1.5 くらい。

「萌え2」でもいいな……と思いつつ……足りない0.5ポイント分はチ○コです(`・ω・´)キリッ

コンパスの精(擬人化?) × 人間 という変わり種のカップルで、期待するなという方が無理でした(TДT) ←すみません。
やっぱり、チ○コがコンパスは無理ですよね……(愁

でも、この話は「コンパスの精」だから…… 純粋に「コンパス」の擬人化だったらいけるかも!!

と、グダクダ書いてしまいましたが、内容はとても面白かったです!!! 表題作他、2編収録されていますが、すべて満足でした。

でも、私は表題作が一番好きでした。続編を期待したいですwww
私的には擬人化というよりファンタジーものという印象の作品でした。 文房具の精という形でコンパスがでてきます。他にも、プリンター、紙、消しゴム、カレーパンの精がでてきます(一コマだけのもいますが)。
特に、自転車の精!! サドルに爆笑でしたwww
……そして、あの後無事だったのか気になります。


他にもいろんな文房具の精とのからみが見たいなぁと思いつつ、レビュー終わります。

0

文房具擬人化

小説の挿絵では存じ上げておりましたが、初コミックだったのですね。
黒ベタがちょっとノスタルジックな雰囲気しますが、手慣れた感じで、正統派なマンガ表現でした。
少し厚みがあって、ちょっとビビったんですが、みっちりたっぷりの内容に満足度は高いです♪♪

表題はじめ4本が文具擬人化モノ。
小学校の入学祝いに父親から贈られたコンパスの精”コンパス”(まんま爆!)が見えるようになってから、モノについている精が見えるようになり、人づきあいが苦手になった高校教師・稗田の、苦労な半生(?)と恋愛成就物語ww
稗田は、コンパスの作ってくれたメガネで何でも見えてしまうと言うのを制御できるようになるけれど、それでも見える精として、家にヤンチャなプリンターと、一見温和そうで度S?なティッシュがいますv
小さい頃から守ってきてくれたコンパスが大好きなんだけど、、、みたいな稗田のためらいとかヘタレ具合とか、ちょい乙女の入っている具合がどうにもかわいらしいw
途中、学校の生徒が乱入して二人の関係に波瀾を呼びますが、それも二人をより強く結びつける材料にv
エチにためらいのある稗田の後押しをする存在になるというのが、いいキャラでした。
いざ!のエチしーんですが、コンパスの精だけに、チ○コがコンパスだったらどうしよう~~~!!
と期待したのですが(笑!!)ノーマルでしたww

『0から~』は同僚の先生同士がセフレの関係を続けているけれど、段々と本気になってきて、、みたいな、切ない恋愛もの。
『LOBERA~』『ふるえながら~』は年下大学生と、大学生の兄の友人で神父との、年下攻め。
この神父がいかにも神父らしく、乙女でかわいらしいんです。
聖職者だから、本当は好きだけど抑えているんです!っていうのがww
でも、この攻めの年下男も、実に優しく神父を思いやっているというのがいい関係だな~と思うのですが。
それに不安を覚えるのが神父さまという、おまけにエチはスマタっていうのが、新鮮でよかったです!

コメディとシリアスのバランスもよく、ストーリーの展開とテンポもよかったので、もう少し挿絵から脱皮した動きのある絵というのが出てくると、魅力がもっと増すんでないかな?と思いました(上から目線でゴメンナサイ)

1

表紙と帯と、本のボリュームに惹かれて購入しました。

表題作は4話+描き下ろしの全部で5話。じっくり読めます。
コンパスの精霊×人間という変わり種。これ擬人化なのかな?擬人化って無機物とかを人間にしたら~と考えていたので、物に宿る精霊という説明だしなぁ、しかし、作者さんのあとがきには「擬人化文房具漫画~」との言葉があるので、やはりこれも擬人化の一つの形なのですね。

受けの稗田先生には人には言えない秘密がある。
それは物に宿る精霊が見えること。幼い頃、父親から貰ったコンパスに宿っていたコンパスの精霊との出会いをきっかけに無機物に宿る精霊が見えるようになり、しかも精霊たちに語りかけられて四六時中落ち着かない状態に。
子供心の純真さで、精霊の話を友達にしたら「嘘つき」「変な奴」と揶揄され人との関わりにすっかり臆病になってしまって可哀想な幼少期を過ごしている。大人になった今でもそのトラウマから、生徒たちにはクールにしか接する事しか出来ないのだけど、心の支えは子供の頃から連れ添っている精霊のコンパスで。
ここまでだと稗田先生はクールビューティーでトラウマからくるツン気質?なイメージ。でも意外とコミカルな動きもするし表情もする。このクールでシリアスな部分とひょうきんな部分の落差が大きく、キャラが定まらずどっちが本当かな?と少しばかり戸惑いも感じました。

攻めのコンパスは日が高いうちは手のひらサイズ、日が暮れると人間サイズになれる。ミニマム状態のコンパスが凄く可愛くて、頬を膨らます姿とかがハムスターのよう!
姿が小さくても大きくてもコンパスは稗田先生の事がとっても大好きで。好きで好きで、でも、ふたりの関係は相棒以上恋人未満でつかず離れず。
問題は稗田先生側にあり、恋を成就させることによってコンパスとの関係が壊れてしまったら?というもので。
押せ押せのコンパスに逃げ腰の稗田先生。
良い所まで進んでも、最後の最後で自分の気持ちに整理が付かず臆病風に吹かれて拒んでしまう。
じれったい!
コンパスは良い子です。そんな状況でもじっと我慢してるし文句は言うけど基本的には「カズナリのこと好きだ」で全てをカバーしちゃってる。
俺様キャラと見せかけて、待ての出来る優秀なワンコな攻めでした。
最終的には自分の気持ちを正直にコンパスに話して、弱い部分を吐き出して、相棒の関係から恋人の関係へでめでたしめでたしでした。

他には教師×教師のセフレから本物の恋人への話と、年下×神父の背徳愛。
この神父様の恋をしたい、けれど立場上許されない・・・でも、恋心を止める事ができません・・・という顔が切なくて良かった。

なかなか萌えツボを刺激されるカップリング揃いで読んでいて楽しかったです。
何よりも良かったのが、登場人物たちの表情。みんな表情豊かで生き生きしているし、喜怒哀楽が分かりやすかった。あと、表情豊かなだけでなく、感情部分も丁寧に描かれている印象を受けました。とくに切ない部分の表現が好きでした。
しっかりした線で作画されているので、どちらかというと絵は濃い部類に入るかと。コメディ部分の作画や表現はほんのり昭和の香りも漂います。

0

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