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表題作レオパード白書 3

周防燐花,ホストクラブの人気ホスト実はまだ高校生
薬師寺灯,気弱を装うが実は腕っ節も気も強い生物教師

その他の収録作品

  • レオパードの告白

あらすじ

オラオラ系のホストで、客を手玉にとってきた『レオパード』のホスト燐花(りんか)。実は高校生だった燐花は、補習担当の猫っかぶり教師・薬師寺(やくしじ)の本当の姿を知って想いを募らせる。しかし、薬師寺は燐花をあとくされのないセフレと思っていた。燐花の純情が、薬師寺の心をうつ日はくるのか……!? 燐花篇クライマックス!!

作品情報

作品名
レオパード白書 3
著者
扇ゆずは 
作画
扇ゆずは 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
レオパード白書
発売日
ISBN
9784403663079
4

(64)

(26)

萌々

(23)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
14
得点
256
評価数
64
平均
4 / 5
神率
40.6%

レビュー投稿数14

いろんな変化!

2巻から続くホストな生徒 燐花×純な不倫をしてた教師 薬師寺編

恋愛なんてって思ってた燐花が薬師寺に振り向いて欲しくて右往左往するのが、余裕たっぷり心を読んで掻き乱してた姿はどこ~って感じで可愛らしい!けど、薬師寺には全く通じてなくて、セフレ扱いなうえに言葉も信じてもらえなくて切ない切ない…愛を知って貰おうと気持ちを込めて愛撫するのもやらしくて甘くてギュッとなるけど苦しさにもギュッとなる。噛み跡を気にしたり、手を握り返したり薬師寺からも燐花を意識してるのが見て取れるのに信じ切ろうとしないとこもキリキリ切なくて、拳と拳でぶつかりあいも白熱したけど、それとはまた違った狂おしさがたまりません!!最後の燐花からの告白もこれまでの業を払拭するような大きさがあってグッときました!!なんといっても、オラオラtnk大好きな薬師寺、少しづつ開かれてく薬師寺、愛されエッチで蕩けちゃう薬師寺といろんな面、変化が見れたのが楽しかったです。

0

純情な感情は空回り …ばっかりだったけど…

レオパード白書、3巻。
こちらは、燐花×薬師寺CPの続編になります。

凶暴な素顔を気弱な笑顔の裏に潜ませる、新任教師の薬師寺。
ホストとして、女性との味気ないSEXを続けるうちに若くしてEDに陥ってしまった19歳(高校生!)の燐花は、薬師寺の凶暴な本性に触れ、勃起し、戸惑い、苛立ちの末、恋をした。

不倫に溺れる薬師寺の目を覚まさせ、お互いに求め合うSEXをするところまではいったものの、薬師寺からはバイブ扱いしかしてもらえなくて…。

この3巻では、そんな燐花が薬師寺と”恋愛”するまでのお話です。

このCPは、レオパードシリーズの中で私が1番好きなCPなんです!(5巻までしか読んでないのですが…;)
魅力をいくつかあげるとすると、まずは薬師寺のギャップ。
格闘技経験者で、ひ弱そうな見た目に反して実はとても強くて、怒るとかなり凶暴。なのに恋愛に関してはとてもピュアでロマンチストで、乙女小説とか読んじゃってるんです。
そして燐花の、雄としての圧倒的魅力!
整った顔とモデル並みのスタイルをひっさげ、若くて強くて強引で。そんな燐花が薬師寺に恋してしまって、なんとか振り向いてほしくて四苦八苦。
きゅんきゅんします…!

素直じゃない燐花だから、はっきり”好き”なんて言えなくて、心の中ではいつだって好きって叫んでるのに出てくる言葉は悪態ばかり。
それでも遠回しで不器用な燐花のアピールに、”もしかして…”なんて薬師寺も彼の気持ちに気付き始めるのですが、薬師寺の心にはまだ教授が居て…。

不器用で素直になれない2人がどうなっていくのか、ハラハラしながら見守るような気持ちで読み進めました。

良かったのは、燐花の、成長と呼べるような変化。
自分の”好き”を信じてもらえない、上手くいかない薬師寺との関係を、先輩ホストの雛胡に相談している中で、雛胡から言われた言葉。
ホストとして、言葉を嘘で固めて、女性からの想いをお金に換えて生きてきた。なのに自分のことを信じてくれなんて都合がよすぎる。
燐花の姿を見て涙を浮かべて無邪気に喜ぶ女性客に、しっかりと向き合って謝罪する燐花の姿は、まだ未熟で高慢だった彼をぐっと大人にさせたような気がします。

そして…なにより私が好きなシーン。
私の個人的BL名シーン50選の中に入るほど好きなシーンがあります!

燐花の告白に、酷い言葉で返してしまった薬師寺。
けれど、考えて、悩んで出した答えを、燐花に伝えます…。
その言葉を聞いて、薬師寺の手のひらに包まれた燐花の頬から涙が静かに零れて、薬師寺をそっと抱き寄せます。
まるで子供みたいに、薬師寺をぎゅって抱きよせて顔をうずめて静かに涙を流す燐花と、そんな燐花の頭を抱いて見つめる薬師寺の優しい微笑。
燐花の想いがやっと報われた、台詞のないこのシーンが、とにかく美しくて、私は大好きなのです…。

初めて誰かを愛した燐花と、初めて誰かに愛された薬師寺の、身体だけじゃなくて心までもが重なり合うまでの物語。
とても素敵な作品でした(*´ㅂ`*)♥

1

扇先生の作品の中でイチオシです。

もともと1巻が面白かったので単行本を一気買いしてしまいました。レオパード白書は、全体的に好きなのですが、読んでみたら2巻から続くこの燐花×薬師寺カップリングが一番好きです。

話としては良くある、特定の相手を作らずモテまくる攻が、とある受と知り合ってから一筋になる話…なのですが、キャラクターも展開もすごくおもしろかったです。

この作品を読んで以降、扇ゆずは先生の本は作者買いしているのですが、その中でも一番お勧めの話です!

1

ホストであった過去の業

2巻に続いての燐花×薬師寺のカップリング、完結編です。

Hシーンが良いです。
薬師寺の自由を奪うため、パーの形で両手を押さえ込む燐花。その掌を、薬師寺は指を曲げてキュっと握り返しているんです。燐花の気持ちを受け入れ切れない薬師寺ですが、こんな小さな仕草に、無防備に気持ちがあふれてしまっています。

愛あるラストのHでは、ギュウゥっと力を込めて握り返していますね~。何とも可愛く、見ているだけで幸せを感じます。

それから、いいなと思ったのはレオパードの雛胡さんの言葉です。
薬師寺に告白したものの「信じることが出来ない」と突っぱねられた燐花が、雛胡に相談を持ちかけ、
「自分の嘘と他人の愛を金に変えてきたホストが、自分の言葉を信用してくれなんて都合がよすぎる」と一蹴される場面。
このセリフが真理を突いていると思いました。

それまで自分は、燐花側に感情移入していて、想いが伝わらない燐花を不憫に思っていましたが、この雛胡のセリフで目が覚めるような思いがしました。

女性を食い物にして来たホストの燐花。
だけど、薬師寺に苦しい恋をしてしまったことと、「俺の言葉なんて何の価値もない」と深く自分を追い詰めることで、業は報われている気がします。

そして、この常識的な雛胡という人物をもっと知りたいな、と思いました。

一方の薬師寺は、教授や恩師にフラフラしていて、その都度ベソをかいている印象なのですが、最後には教授の手を振り払うことが出来ます。
その場面では、薬師寺が燐花に言われたセリフ、そのぬくもりを回想することで燐花に勇気をもらっているという展開がすごく良かった。

そして想いが通じるラストシーンでは、涙をこぼすのは薬師寺ではなく燐花です。
全てが美しく、ピッタリと帳尻が合うようなラストで、大満足でした。

5

実は不器用な二人

燐花はホストですが、お互いにかたくななところがあるため意外に前に進まないです。
1巻の真行寺×絢編よりも丁寧に話が進んでいるような気がします。

お話としては燐花はホストですが、体では落とせても薬師寺の心までなかなか落とせないところが面白いところだと思います。
でも燐花は遊びじゃなくて本気で自分のものにしたくて必死なところがいいです。

そして薬師寺のほうも勘違い&不器用さんで、そこがまた萌えるw
本気の恋に臆病なぶっきーメガネさんは可愛いですな。
最後にはものすっごい甘甘でにやにやしました。

5

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