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絵がイマイチ……受けの顔がなんか、犬神家の一族のスケキヨのように見えてしまってなんか、じっと見れない。怖い。
全然細くてスラッとしてて優し気じゃない。怖い。
それとページ数はあるのですが、この説明って必要?とかこの設定って必要?と思う部分が多くて、途中からセリフ部分だけ読んでいきました。
……すみません、正直に言いますと、エッチに至るまでが長すぎた!!
まだ!?まだなの!?もうページ無くなっちゃうじゃん!!と、イライラしましたww
でも登場人物は全員良い人ばかりですね。
嫌な役回りになってしまってる金髪長身の親友ですが、そりゃ惚れてる相手が他の男と一緒に暮らす、しかも相手に惚れてしまったらしいともなれば奥歯ギリギリします。
そういう意味じゃ十分紳士な親友です。
それとお侍さんの今後はどうなるんでしょうね。戸籍的な意味で。
比較的文庫にしては分厚いにも関わらずラストまで一気読みしてしまうほど、のめり込む面白い作品でした。
異世界へ現代人がタイムスリップするお話は、違う作者さんで拝見した事が多々あったのですが、現代に過去からタイムスリップしてくる話は初めてだったので、とても新鮮でした。
読み終わった感想としてまず言いたいのは主人公の2人が大好きです!!
お互いがお互いだけだと決めたら、逢えるかわからない状況でも気持ちが変わることなく相手をひたすら想い合っていた2人。
時代を超えて手紙が届いた時は泣きそうになりました。
でも、最後の最後に「お前を俺のものにしたい」と、何もかもを捨てて蒼生に逢いにきた源之助の格好良さに全てもっていかれした。
蒼生同様、恋愛にも紳士的だと思っていた源之助が、まさか欲望に正直だとは思わずまたまた惚れ直した場面もあり(番外編ではその上を行く正直さもあり笑)、本当にラストに感動ときゅんきゅんとドキドキが詰まった作品で、大好きな1冊になりました。
現代にタイムスリップしてしまった江戸時代のお侍さん、藤堂源之助。
長野の山で瀕死の所を蒼生と友人達(隼人と健文)に拾われます。
記憶まで失っていて、蒼生達の力を借りながら徐々に自分を取り戻していく源之助。
東京での生活に馴染んでいくうちに、源之助と蒼生の間に特別な絆が芽生えていきます。
そしてそれが引き金でおこる友人達との関係の変化と、時空を超えた恋愛にまで発展するお話です。
中盤まで色っぽい要素はありません。
まずメインの2人が恋愛に遠い感じなんですよね。
源之助は剣客として命を張っている真面目で実直な人物で、蒼生は色ごとに疎い大らかタイプ。
そして源之助の背景やタイムリープに話の比重が置かれるのは当然なので、みんなでお侍さんを元の世界に帰そう!みたいな雰囲気でした。
中盤まではファミリー向けアニメ映画を観ている気分でした。w
BL的に考えたら源之助と蒼生は一緒に生きていくのかなと思いましたが、個人的には江戸に帰してあげてほしいと思いました。
源之助から剣客という生きがいと誇りを奪うのは酷じゃないかなと思ったからです。
正直、それほどまでの絆?と2人に同調することもできませんでした。
この2人は後悔もしないし幸せに生きるとは思います。
しかし、現代で生きることを選んだ源之助に「これから大変そうだ」とそこはかとない不安もわきあがってきます。
源之助の生まれ変わりとか、源之助の子孫との恋などでも萌えそうと密かに思いました。時空を超えた三角関係とか。
登場人物の好感度が凄く高かったので、嫌な気持ちになることはありませんでしたが「これから大丈夫なのか…」という後味が残りました。
結構都合良く過去と現代を行き来しているし、ファンタジーというよりもご都合主義に感じてしまいました。
じ~れじれしたーっ!
ラブまでの道のりが長い長い…そしてラブは短いorz
もうねー最後の方までラブらなくて、このまま終わるのかとハラハラ( ´△`) アァ-
何というか…前半が冗長で公判が駆け足気味な印象を抱いてしまいました
大学の友人は普通に友人でいてくれたら良かったと思う。
その辺りややこしくしなくて良いから攻め・受けのラブを増強してほしかったの。
あと気にしてはいけないって分かってはいるんだけどね…戸籍とかどうするのかが気になって仕方ない。
だって蒼生くんは普通の大学生なんですよ。
黒い世界のお知り合いなんていなさそうな穏やかな学生さん。
戸籍なかったら就職も病院に行くのも困る現代日本で源之助さんはどうやって生きていくんだか…。
いくら人間的に好印象を与える人柄であったとしても不審者になっちゃうよ
それにしても源之助さんの適応力は凄かった。
初ごはんがカレーライスってハードル高っwww
リュックのエピソードは好きだけど…蒼生くん、マヨネーズの空きケースやラップのゴミについては考えが及ばなかったの?
発掘されたらとんでもないよ?
友達と「江戸でマヨネーズを自作したら歴史が変わるよねーw」って話していたけど…余計にまずい事態になるんじゃないの?
ぬー…そういうところが気になって気になって…。
関係が進展してからの展開とか現代社会に本格的に適応するためのあれやこれやがSSとかであったら良かったのになー…。
甘い作品が多いので大好きな高尾先生。こちらはタイムスリップものです。
攻様が200年以上前の時代から現代にやってきてしまうお話でとても面白かったです!
攻様は剣客なんですが、受様達がみつけたときは自分の名前と、菊千代様という名前しか
覚えていない状態で・・・
取りあえず受様の家でご厄介になることになった攻様ですが、攻様・源之助の記憶を取り戻す為
行動と生活を共にします。その中で受様・蒼生の心にも変化が現れて・・・
源之助がスッゴイ順応性が高いんですけど、そこはフィクションなので素直に読んで欲しいところ
なんですが、現代に馴染んでいっているように見えた源之助ですが、記憶の断片を思い出す
のと同時にやはりもとの時代に戻って使命を果たさなければならない思いも強まり。
記憶探しの旅が丁寧に書かれているので、一体いつ恋愛に発展していくのだろう
と先が気になって結局厚さがあるにも関わらず一気読みしてしまいましたが高尾先生運びかたがすごく上手だと思いました。
文章も丁寧で、ラストの方のイチャも無理やり収めた感じはなくて凄く良かったです。
源之助が元の時代に戻ってしまうときのシチュエーションはうるっときました。
源之助がいつかは戻ってくると思っていても切ない。
源之助に再び出会えたときの「蒼生に会いに来た。---お前を俺のものにしたい」って
台詞がじーんとしました。
この作品j純愛なんですよね~時を越えて、すべてを捨てて蒼生の所にやってきたんですから。
源之助は順応性もあるし、体力もあるし、なんせ剣の使い手なのでやればなんでも
できる人なので仕事には困らないでしょうが、戸籍をどうするのかと。それだけが心配に
なりました。なんせ、蒼生は普通に学生なので。
裏暗い知り合いなんていなそうですもんね・・・