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3部作の一作目。
SAT隊員同士のBLです。
主人公は対テロ部隊の精鋭、第二班班長の橋埜。
涼しげなイケメンで、厳しい規律の中でも息抜きでそこそこ遊びもこなす。
しかし、心の中では同期で第一班班長の犬伏への想いを秘めていた…
と言っても、明確な恋愛感情や性欲などよりも、リーダーとしての資質や頼り甲斐、素晴らしい身体能力と正確な判断力、といった犬伏の人となりに完全な信頼を寄せている…という感じの始まり?
橋埜本人も、はじめは別に犬伏と本当にどうこうなりたいわけでもなかったよう。
中盤まで、SAT隊員たちの訓練や寮での生活の様子などが描かれます。
しかし、オーストラリアで起きたフランス機のハイジャック事件が急に日本を巻き込む展開になって…
成田に飛来したハイジャック機に犬伏と橋埜の班が突入する事になり、犬伏はオレが死んだら…なんて言い出すし、SATとは命を賭ける業務だ、という部分が急にクローズアップしてくる感じ。
実際、突入時に橋埜が負傷し…
少しでも後遺症が有ればもうSATにはいられない、と仕事も犬伏も全てと決別する気になってる橋埜はやぶれかぶれ?で誘い受け。
犬伏はノンケだけど、橋埜なら、という気になったのか、SATに残れないかもしれない橋埜に同情の気持ちもあったのか。
ともかくも、誠実な犬伏はちゃんと橋埜の恋人になりましたよ。
橋埜はとっても気恥ずかしいみたいですけど、犬伏はデロ甘な攻めです。
全体に好きな感じでしたが、橋埜が遊んでた設定はいらないな…もっと犬伏に一途な方が良かった。
「萌」で。
ノンケで器の大きいSATの制圧班第一班班長×バイで美しい系男前なSATの制圧班第二班班長のお話です。
SATです!アサルトスーツです!できる班長同士の恋です!
クールな受け目線で進んでいくストーリーは攻の犬伏の人柄を細やかにたどっていきます。
あらゆるエピソードに受の橋埜の犬伏愛が散りばめられています。それだけ魅力的であり男前な人物が攻の犬伏なのです。
こういう人を世の中では人たらしというのだと思います。
そして読んでいるうちにあれ?これってもう付き合ってる??となるくらいに2人の距離は近いのです。
出動するいつかに向けて行われている訓練の中で確実に育まれている2人の信頼関係に萌えました。そして先輩後輩という揺るぎない上下関係。SATという集団がこんなに心躍る集まりだとは思いませんでした。
この作品の萌えポイントは受→攻だったのが受⇆攻に変わったところです。
攻が自分の気持ちに気づきそれを受け入れて受を追いかける姿は本当に私のツボでしてどんどん自分の気持ちを隠さなくなる攻に拍手をおくりたくなりました。
この作品はぜひ漫画でも読んでみたい!
あらゆる面で男前な犬伏とクールだけれど心の中に熱い部分のある橋埜の画像化を是非見てみたいです。
攻が受の気持ちを知ってその後の攻めのアプローチがもうたまらなくワンコで特別とはこういうことなのだと思えてきます。
エロは少ないですが濃厚です。
そして中盤まではブロマンスも楽しめます。
この先の2人をどんどん読みたくなります。
学園ものは苦手意識があって、どうしても刑事物やヤクザものに偏りつつあるんですが、表紙に惹かれて読んでみました。
いい!!!
設定自体はSITという特殊環境、男ばっかの職場なんで、すんなりBLの世界へ…(笑)
お互いにリーダを担っている犬伏と橋埜。脳みそ筋肉的な犬伏に心寄せるものの、表面上はクールな友人を装う橋埜。もう、ザ・クールビューティー。
事件が発生していく中で犬伏も橋埜の色気にやられちゃいます。こんな二人は羨ましい。
そしてもうイラストがねぇ、そりゃSITだし鍛えてるし、美少年でもか弱くもない、それでも犬伏が惹かれたのはやっぱり人間としての橋埜だったんだろうな。橋埜相手に欲情できてよかったw
甘いのは少なめですが、それでも読み込めるストーリーになっています。かわい有美子さんの作品はあまりみてなかったのですが、よく見ると大人系が多いんで、これから他の作品も読んでみようと思います!
SAT!アサルトスーツ!!
命も仲間も任せられる信頼関係…最強ですね。
犬伏限定で口も態度も冷静さも崩れる橋埜!
"黙れ、たわけ"ってそうそう聞かんよ。
それも全て甘えとか…どんだけ許されるか試してるって可愛すぎる。
受け止める犬伏のおおらかさ、押しかける強さ!バブルなみのまじわいに持ちこむ攻め力もすんごくて!
ワカメ酒のことは前々から要チェック項目で心に留めてたんですけど、1巻なのにもう出てきてニヤニヤ。
ビールかけたのが逃がさないためってことはイレギュラーな事態じゃないですか!そこからワカメビールに持ち込むって!!エロい…
そして、迷惑そうにして必死に抑えてる姿にときめくの分かるよ犬伏!!
なんやかんやとキスに応える橋埜は可愛いし…
対等だからこその2人にキュンキュンでした!!
かわい先生の作品はほとんど既読ですが、警察関係のモノは平河寮シリーズ読了後、しばらく手に取っていなかったのでかわい先生のこのジャンルの作品は久々でした。
今作は、事件やお仕事描写と恋愛の分量のバランスが非常に良かったです。個人的に、警察関係のBL作品はこのバランスが非常に重要だと思います。事件やお仕事描写が中心すぎてBLとして萌えられないのもよくないし、かといって逆に、この人たちちゃんと仕事してんの!?と思ってしまうほど恋愛中心すぎたり、事件がくだらなすぎたりして設定を生かしきれていないものも満足感は低くなってしまうので・・。警察モノに関わらず、お仕事BLってこういうところが非常に難しいジャンルだと思うのですが、そこはさすがのかわい先生という感じの完成度です。平河寮シリーズも好きでしたが(特に墨と雪)、このバランスという観点からすると、少し恋愛に重きを置きすぎなところもあったので、私は同じジャンルなら今作の方が読みごたえがあったなと感じました。
キャラクターに関しては、受けが任務に対する意志というかプライドをしっかりと持っていて、男らしいところがよかったです。恋愛面では少し臆病なところがあるのも、むしろ仕事に対する男らしい情熱があるからこそ、引き立っていたと思います。個人的に、女性が取って代われるような女々しい受けは、BL作品における存在意義がどうしてもわからなくて好きではないので(^_^;)攻めは、うまくいえませんが爽やかすぎないのがよかったです。快活で、周りをよく見ていて懐が深く、困っている人を自然にさらっと助けることができるので一見スパダリっぽいですが、自分に対して暑苦しく対抗心を燃やしてくる顎が割れている同僚のことは、裏でアゴと呼んで愚痴をもらしていたりもして(しかもその愚痴が結構笑えるw)、人間らしくて好感もてました。恋愛面の描写では下ネタ全開で爽やかさなど一切なくなり、完全にむっつりオヤジでしたw