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本作の冒頭は、今度はランスロットの独白。
こういうツカミ、ほんとにやられちゃう。
今はアダムの元にいて、敵で。でもそんな彼にも輝かしかった守護者としての日々があり、そこを忘れたわけでもない。
レヴィンと同じようで、でも今はアダム側にいるというね。
そんな敵にも思いを馳せつつも、やはり啓たちの戦いに焦点が当てられると一気に緊迫度が。
早くアダムを倒してほしいような。
物語が終わるのがイヤなような。
怖そうに見えた祖父・スティーブンや先視者アデラの協力がありながら、アダムに勝てる気がしません。
そして本作では若き守護者・マリオまで啓に恋心を…。でもこれは少々やり過ぎな気もする。
突っぱねるのは分かりきってるし。それどころかそんな心の隙をアダムに狙われるし。今際の際の言葉はとても可哀想だったけど…
美しく強い、頼れる守護者2人からアツい愛を浴びせられる啓。モテすぎ!
さて、ラストはアデラもついに灰となり、啓・レヴィン・ラウル・サンダーが「幽玄の間」に入るところまで。
そしてレヴィンはまだ苦しんでいる。
この憂いが何とも言えず良い。私はやっぱりレヴィン推しだなぁ。
新たな戦いに向け、準備に取り掛かる一同。
一方、マリオが啓を好きだと告白したことによって場を掻き回します。
第三者が入ったからか、逆にレヴィンとラウルの仲が良くなっていきます。
しかし、啓の気持ちはレヴィンへ偏ります。
というのも、レヴィンが最初の頃のようになんだか冷たい…。
啓の不安な気持ちが読んでいる私にも移り、ソワソワしました。
気になる展開がどんどん登場していくので、気づけば終盤。
相変わらず、一冊があっという間でした。
そして私には初巻以来の衝撃的な巻。
言葉を失ってしましました。
平和ボケしていたわけではないですが、忘れていましたこういう展開もあるっていう事を…。
いやー、すごい。
改めてこんなBL読めるなんて幸せ。
それから、ふと気づいたのですが、攻め表記にあるヤンデレ。
啓を好きなのは相変わらずですが、ヤンデレかどうかは疑問…。
とはいえ、啓が逞しくなっていきますね。
弱気なレヴィンを慰めてあげる姿は萌えました。
さぁいよいよ次は最終巻。
読みたいけれど、終わってほしくない気持ちで複雑です(笑)
壮絶すぎて絶句……
マリオがずっと心配だったけど、最悪の形で終わってしまい本当に残念。
全然かっこいい所見せられてないじゃん!
でも、最期はめっちゃカッコ良かったよ‼︎
泣いたよ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
マジで。
アダムとの戦いの決着は次巻に持ち越し。
そして、次は最終巻です。
読みたいような読みたくないような……
すでに不安と寂しさでいっぱいです。
薔薇騎士団のみんなが生き残れますように。
ここまできたら、もうそれしかない!
1冊目を読んだ時は、残酷シーンと死別シーンの繰り返しで疲れ果て、2冊目は時間をかけて読み進めてたけど段々夢中になって、3冊目以降はあっという間だった。
少年は神シリーズも同じだけど、悲惨な経験を繰り返しても主役が前向きでユーモア精神もあって救われる。
ゾンビが出てくる有名なあの海外ドラマの世界観が楽しめるなら、この作品も楽しめると思う。
レヴィンとラウルとの三角関係、アダムがどうなるのか、薔薇騎士団の今後とか、これから読む最後の1冊が楽しみ。
あと、もし現実の世界に不死者が現れたら、秘密結社なんかで戦わず、大々的に世の中に知らしめて、軍隊を動かして撲滅して欲しい。
啓の成長著しい第五巻。啓の命令も板についてきましたねえー。戦闘シーンもいいっぱい。今回エッチなシーンがなかなか出てこなかったから、今回はエロ路線は外すのかなと思ってた。
終盤にたくさん盛り込まれていたので安心安心。私は、レヴィンもラウルも同じくらい好きだかやはりエッチはレヴィンとの方が好き。
新たに守護者になっとマリオにも愛を告白され、それにあせるラウル。啓を不死者にしたくない一心で、啓から離れようとするレヴィン。そんな二人に、
「心配するな。不安になるな。愛してるから大丈夫」
という啓がかっこよかった。
いよいよ次が最終巻。読み終わりたくない。でも読みたい。