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表紙は唇ツヤツヤの三上先生。エッチだな。
三上先生は問答無用で受け。早坂くんは藤本ハルキ先生画のカットが途中に収録されてまして、そこにも書いてあるのだけど攻めでも可愛いと思う。年下ヘタレ攻め。
表題の本編で小野田について紐解かれて盛り上がってきたところで、後半半分は「人はなぜ働かなければならないのか」の続編。
久々に見る中津×門倉の新作…自然と門倉×中津と書こうとしてた。棒と穴の関係と精神的な関係の攻守が違うのよこのCP。しかし今回は門倉×中津で間違っていない!まさかのリバ!中津いいとこ無しなんで(酷い)、せめてベッドの上での主導権は握らせてあげて!先輩後輩逆転verも好みだけど…
◆一生続けられない仕事(表題作)
メインの作品ではありますが、先生が病気療養中だったこともあり今回は短めです。森×三上にも、片山×早坂にもあまり進展はなく、三上が新たに受け持った故人の遺産相続の案件を巡って、亡くなった小野田にそっくりな故人の息子も絡み、謎が深まる回となっていました。BL色は薄めでしたが、ストーリーも十分興味深いですね。三上と片山がどう小野田のことを清算し、新しい恋に向き合えるようになるのか見届けたいと思います。
◆人はなぜ〜シリーズ
『人はなぜ働かなければならないのか』の中津と門倉のストーリー。中津の元嫁も登場し、刺激された門倉が積極的に迫って攻め受けが逆転してしまいます。中津は抵抗しててもなんだかんだ順応が早そうですよね。山田先生のタッチでのオヤジ受けはなかなか色気があります。
◆明日泣く
仕事を辞めたばかりの市村を、気心知れた旧友の麦が訪ねて来ます。2人はお互いの存在が居心地良過ぎて、学生時代うっかり体の関係を持ってしまい、後々気まずくならないよう誤魔化し合った過去があります。再会して、自然な流れでまたセックスをしてしまう2人。市村が起きると麦はいなくなっているのだけれど、数日後ふらりと戻って来ます。分かりやすい言葉にせずとも相手の気持ちをしっかり感じ取っている2人は、きっとどこへ行っても結局相手のところへ舞い戻ってくるんでしょうね。一見ドライなようで濃い関係性に萌えました。
先生ご病気されていたんですね。
そのため、本編は短め。でも単行本として出して下さってうれしい。
「人はなぜ〜」の2人の続きも見られたし。
本編は小野田のことが少しずつわかってきて、これから…な感じ。
あとがきで「次こそメガネが大活躍するはず!」と主人公をメガネ呼ばわりしていて笑ったw
「人はなぜ〜」は門倉がブレませんねw
前作から、中津のどこがいいんだろう?と思っていたんですが、中津自身も門倉のことを、趣味が悪いと言っていて、本人もそう思うんだ、とおもしろかった。
門倉の趣味としては、中津がかっこいいのはダメなんですね。
くたびれたオヤジ好きなのか。
で、バカなのがいいんですよね。
ほんと、変わった趣味だわ。おもしろいけどw
「明日泣く」
長年の友だちからの両片思いからの〜の王道。
2人がそれらしいことを何も言わないんだけど、思い合っているのがわかってきて、読みながらじわじわ盛り上がりました。
こういう展開好きです。
今回はシリアス展開です。
三上と片山の古い知り合いである島崎氏が亡くなったことで物語が動き始めます。
三上先生が「俺達の同期のお父上でね」と言っているのですが、あの写真に映っている仲良しだった同期の名前は「小野田」。
…もしかしたら島崎氏が外で作った子供なのか。
そして今回最大の問題。
2通出てきた遺言状。
一体なぜ。誰がこれを作ったのか…。
さてさて盛り上がってまいりました!!
いよいよここから調査開始!!!
…というところで2巻は残念ながら終了です。
当時山田ユギ先生が体調を崩されていて、この2巻には
「人はなぜ働かなければならないのか」のスピンオフが半分ほど収録されているのですが、私、この作品を読んだあと「人はなぜ働かなければならないのか」を読む予定なので、そちらのレビューは省略させていただきます。ごめんなさい。
そして、何故か2巻でもお色気担当は三上先生でした。
最中につぶやいた「小野田…」の一言がとても気になります。
「一生続けられない仕事」は山田先生が当時休養されていた関係で短かったです。短編が半分ほど収録されていました。
小野田家では父親が残した遺言状が2通も出てきたり、小野田そっくりの兄が現れたりとややこしくドロドロした展開に。
遺産相続問題...弁護士っぽい!
小野田が忘れられなくて都合よく利用しちゃう三上さんや、分かっていても呼ばれたら行ってしまう森くんが見てて胸が痛む。
表題以外の作品もおもしろいですが、前作などの続きらしく、そちらを読んでいた方がより楽しめると思いました。
2巻は早坂と片山先生の進展はないので、続きも気になります。
本編はシリアスですが、短編は明るいかんじでちょうどよかったです。