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捨てられちゃったの?

sutertarechattano

我被抛弃了吗

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表題作捨てられちゃったの?

千葉を拾った女の部屋の隣の男 三井雄也・24歳
女に捨てられた行きずりの男 千葉真咲・24歳

同時収録作品そこを教えて 1 / 2 / 3 / 4

菅原のファン 小寺涼
エロ漫画家 菅原草太

同時収録作品友達の話なんだけど

その他の収録作品

  • 拾われちゃたの?
  • あとがき
  • 悪いのは誰なの?

あらすじ

三井の住むマンションの廊下には、寒空の下、毎晩 引っ越した隣人の帰りを待って座り込む青年がいた。 バカじゃないの?捨てられたんだよ? …なんて思うけど、残念すぎるそのコが気になって、ほっとけないのは…何故?クール攻×おバカちゃん受?ラブストーリー。 表題作他、熱烈読者×エロ漫画家の不器用ラブも収録? 描き下ろし付き?

(出版社より)

作品情報

作品名
捨てられちゃったの?
著者
北別府ニカ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832287969
3.1

(18)

(2)

萌々

(5)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
53
評価数
18
平均
3.1 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数6

妹視点や友達視点が入るのがいいな

3本の作品が収録されてます。

【捨てられちゃったの?】【拾われちゃったの?】
好きな子に振られて泣いてた時に優しくしてくれた女性と一夜を共にして、もうその女性は引越しして居ないのにもかかわらずずっと待ち続ける男と、隣人のゲイとのお話。
捨てられた男の子がヒモとかヤリチンクズではなく純情一途かつちょい流されやすいので、ノンケにも関わらず、見るに見かねて世話を焼いてくれるゲイにグラグラきちゃいかけて「これ以上は無理!」と拒否するんだけど「流されそうなら遠慮なくつけいる」とダメ押ししてものにしちゃいます。女を待ち続けるノンケには興味なさそうな感じだったのに、急に肉食っぽい感じを見せるゲイが良かったな。
でもすぐ忘れちゃいそうなお話(ごめんなさい!)

【そこを教えて1、2、3、4】
これが一番良かったな。
鬼畜系エロ漫画家とそのファンのお話。
「冷たい男」「アンタは本気で人を愛せない」と言われ続け、女の子を痛ぶる鬼畜エロ漫画しか描けず筆を折ろうとした漫画家の前にファンを名乗る男が登場。
「優しすぎてつまんない」と言われ続けてきたそいつは、優しく愛を注ぐから俺の恋人になって女の子の気分を味わって創作のヒントにしてください!先生のチカラになりたいんです!と申し出て…。
どっちも女の子とお付き合い経験がある二人だけど、男同士で仮デートみたいなのを重ねてドキドキした気分や独占欲などを味わっていく過程がまさに初恋か!って感じでした。
受けの漫画家が本気で好きになったのを自覚した翌朝、「ごめんもう会えない」と攻めから言われてしまいショックで落ち込む受け。受けには双子の妹がいるんだけど、この子がきっぱりしててグズグズ悩む兄の尻をばしっと叩く男前な子なんだけどこの妹視点でもお話が進められるのが良かったな。
漫画家がただの鬼畜好きな愛情欠如野郎ではなく、どうしてそうなっちゃったかという妹の反省も踏まえて描かれるので。

【友達の話なんだけど】
三人の幼馴染。10代の頃は三人で擦りっこしてした間柄(すごいな…)で久々に会って、またあれやるか!という話になり…。
三人のうちの二人がくっついちゃって、その様子を残された一人の視点で語られるというお話でした。
ずーっと変わんないって思っていたけど、今までの三人ではなくなるけど、でもたまには俺のことも思い出してね、二人の幸せを祈っているから…というちょっと切ないけど何かが動き出すのも悪くないといった心情が綴られていて良かったな。

0

どんな姿が可愛いかw

ニカさんの本って、もうちょっと読みたいのに!ってくらいで終わる感じがいいのかも☆
絵も話も、細部まで詳細に描かれていないのが、
反対にこっちの想像力と合わさっていい具合になるのかな?なんて思ったりします。


この本で一番すきなお話は、表題作の「捨てられちゃったの?」

まさに、女から捨てられちゃった男の子を、なんだかんだ言いつつ、
その女の隣りに住んでる男が、拾っちゃった☆というお話。
(正確には、捨てられたというより、遊ばれた、かな?)

拾う男の、基本の冷めたスタンスが好み。
冷めた視線で「なんだコイツ・・・」と思いながら、
実は気になってる・・・馬鹿だと思いつつ相手の真っ直ぐさに惹かれてる・・・ってのがいいな~

「好みじゃないけど、アリっちゃアリだな」
「ヤケでもなんでもいいから、流されてみれば?」
そんな適当ともとれそうな言葉で始まる恋だけど、
最後まで読むと、この言葉が適当~に言ったわけじゃないことがよく分かる。
でも、相手のコトをよく知らないまま始まった恋だから、
求められてることが分からず、いまいち噛み合わないふたり。
「やみつきにしてやる」って言ったのに、なんで何もしないんだよ!!
そう思って、ゴロニャン作戦をとる受けが可愛い♪

マイナス要素がこれからも色々見えてきそうな二人だけど、
なんだかんだとギャーギャー言いながら仲良くやっていきそうで、とっても微笑ましかった♪

うん、わたしも、
受けの、クマさんフードのついた服もいいな~と思ったけど、
それよりももっと、裸でひぃひぃ言ってる姿のが可愛いと思ったよ♡


あ、あと、「そこを教えて」で、
エロ漫画家の主人公が恋に悩み、
双子の妹に恋愛相談をするのに、男とのエッチシーンをガッツリ描いた漫画を見せるという、
そんな展開がとっても愉快だった~~♪
ぜひ、ふつうのエロ漫画でなく、リアルBLを描いてほしいわ~ww
(※リアルBLって?と思われた方は、彩景さんの「エロまん」を読んでみてくださいな)

1

荒縄と愛情

初・北別府ニカさんのコミックス。
私が買ってる雑誌でちょくちょくお見かけしている気はするのですが、あまりお話を覚えて居なかったので、目に付いたコミックスを買ってみました。

表題作の他、【拾われちゃったの?】【そこを教えて】【友達の話なんだけど】という構成。
その他に表題作の描き下ろし【悪いのは誰なの?】が収録されています。

この作者さんの他の作品を覚えて居ないのでどんな傾向があるお方か分からないのですが、この本は、可愛らしくあまーい空気が流れているなぁと思ったのだ第一印象。
きっと絵柄のタッチのせいでしょうかね?私は好きです。

――【捨てられちゃったの?】【拾われちゃったの?】――
ゲイの三井と、三井の隣に住むオネーサンに一夜限りで弄ばれた千葉のお話。
オネーサンに弄ばれたけどその前に女性に振られていた千葉は、慰められてあたたかくされてひょろひょろーっとついていくんです。
だから、そのあたたかさに絆されると言うか、冷たくなってしまった心をあたためてくれるソレにすがりたかったんでしょう。
でもやはりオネーサンも同じで、いつまででも待ってる千葉を三井は気にかけ、少しだけ優しくする。
結局は千葉は三井のあたたかさにひょろひょろーっとなりかけたから、もうやめようとするんだけれど、三井は「それにつけ入る」と千葉を抱き締める。
んで、結局千葉は三井にオチる――という進むのですが。

……千葉、もっとしっかりなさいよ(笑)

私は特段「この攻めor受け嫌い」というのはない方だと思うんですけど、さすがに千葉の流され具合にちょっと萌えられなかったなぁと。
いや、可愛いんですけどね。可愛いと大抵許しちゃう私も流されてるんですけどね(笑)
一緒に居る事で2人の愛情は深まるかもしれませんが、最初の入り口が何せ私には曖昧に感じて「……むむむ」と思ってしまった。

――【そこを教えて 1~4】――
エロ漫画家として生計を立てている草太と、草太の描くエロ漫画が人生のバイブルとなっていて兎に角優しさ満点の小寺のお話。
この草太の描く漫画が、エロの中に愛情が無く兎に角卑劣なんだという点が草太の人格を表している、という感じで良かった。
「愛情を知らないから、それを表現する事も出来ないよ」という。
そして、それを知った小寺は、「じゃあ女性の気持ちを知る為に付き合いましょう!」という告白をし、草太はそれを受け入れるけど――と進みます。

正直、一度読めばいいかなって所まで到達してしまいました、4話までちゃんと読んだのに。
4話完結の筈なのに、急速感が私の中にずっとあって、「え?え?」と思ってしまった。
小さな頃から我慢をするから愛情表現が下手糞になり優しくないと言われる草太。
相手に「してあげたら喜ぶだろう」と先回りして行動して優しさばかりを与え、それに不満を漏らされる小寺。
自分がいつも泣いて甘えて我儘だったから兄はそう育ったのだろうと多少の自己嫌悪を持つ草太の双子の妹・華子。
設定は面白い筈なのに、行き急いでるというか、全てを活かしきれていない気がします。

あと、草太と小寺が初めて致す時の、あの草太の「女性心」の感覚もイマイチよく分からなかった…うーむ。

――【友達の話なんだけど】――
この話が一番好きでした!
樫ちゃんがメインで進むお話ですが、カップルになるのは幼馴染のマサとキンちゃん。
ずっと3人で大きくなって、3人で居るのが当たり前だった世界が動き出すんですよね。
樫ちゃんのお蔭でくっつく事が出来たマサとキンちゃんのお話は、どこかで描かれていないのでしょうか?(情報知らず)
2人がベタベタになっても、俺をたまには思い出せよ。
滅多に会えないけど、2人が幸せになる事を祈るよ。
そんな風に思う樫ちゃんが素敵!
樫ちゃんにも早く幸せが訪れないかなぁと思える春の空を描かれていました。


割と北別府さんはデフォルメな絵を多く描かれる方なんですかね?
可愛いけれど頻度が多かった気がして…

0

可愛い。

なんとなく表紙買い。とゆうかタイトル買い。
ほのぼのしたかったのでタイトルが可愛いコレを買いました。

重くもないし、軽くもないストーリーでした。
表題作で、惚れやすい?男の子が頑張ってるのがすごく可愛かったです。
普通の恋愛のお話が新鮮でした。

『友達の話なんだけど』は
ちょっと寂しいお話ですね。
幼馴染の3人のうち2人がくっついちゃって
元の3人ではいられないねっていうお話です。

読み終わったあとはすごくいい気分になりました。

0

男が男に恋に落ちる普通のお話っぽさがいい

表題作はほぉ、かわいいなぁ・・・とさらっと流し読んだのですが
(天候の厳しい日に男の子を拾って・・・という流れを自分が好きすぎて読みすぎてるのもある。)

「そこを教えて」が萌えました。
優しすぎる男×恋に引きすぎる男がお互い出会う事によって
優しい姿勢だけではいられないし、引いてるだけでは何も変わらない。

それを当事者同士の視点だけでなく、敢えて双子の妹からも三視点で書いているのです。
BLの女の子というのは添え物で無ければライバル、もしくは腐女子ガヤというのが相場だと思ってたのですが、この話では珍しい「恋の指南役」。非常に男前をつけたくなるバシッとしたご性格です。

愛される立場というのをまるっきりなめてると考えた彼女はこういいます。
「女なめんな」

・・・渋いぞ!

2

眠れる森

こんばんわ。

この本に関して言えば私にしてはずいぶん雑なレビューだと思うんですが、
それでも参考になったようで幸いです。

江名

眠れる森様へ

先日雑誌で北別府ニカさんの短編を読んで引き込まれまして、他のお話も読みたいと単行本を購入するにあたり、眠れる森様のレビューを参考にさせていただきました。

普通のお話っぽさと渋い妹が見てみたくて、こちらの本と、高評価だったので「泣かないで、大久保くん」を買ってみましたが、どちらもとても素敵でした~。

眠れる森様のレビューは長くてもするする入ってきて(これは短かったですが)、言葉がやわらかくて、お腹にやさしいごはんみたいな感じを受けました。
また参考に購入させていただくと思います、ありがとうございました。

こういうの、慣れていなくて失礼があったらごめんなさい。

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