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表題作そんなサービス困ります

蓮見周慈 温泉旅館「瑞水館」の若旦那
赤石莉咲 月一で「瑞水館」に泊まるリーマン 24

あらすじ

温泉旅館『瑞水館』の若旦那周慈に一目惚れし、月一で通い詰めている莉咲。秘密の想いを募らせていると、ある夜誰もいない温泉で彼に全身隅々洗われてしまい…。至れり尽くせり温泉旅館ラブ。 

作品情報

作品名
そんなサービス困ります
著者
森本あき 
イラスト
みなみ遥 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592876816
2.4

(5)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

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レビュー数
3
得点
9
評価数
5
平均
2.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

ブレない作者様

 温泉が大好きな莉咲は、最近お気に入りの宿がある。
 温泉のお湯もよければ、食事もおいしい、おまけに従業員さんの対応もいい。おまけに温泉宿にしてはリーズナブルな値段。
 あちこちの宿を泊まり歩いたけれど、最近はそこばかり。
 そして若旦那である周慈はうっとりするようなイケメンで、莉咲は彼に秘密の恋心を抱いている。
 泊りにもこれなくなるくらいなら、このまま胸にしまっておこうと思っていたある日、夜に温泉につかりに行くと、周慈が後から入ってくる。そして「背中を流しましょう」と言われ、断れずにいると、ついでにあちこち触られてしまう。
 鈍感な莉咲はそれもサービスの一環と考えているけれど……

 という話でした。
 この作者様らしい、いやよ、いやよも好きなうち……な話。ちょっと時々理屈がわからないこともあるけれど、作品のテイストはブレないので、安心して読めます。
 定番ないちゃいちゃラブえっち(受けのボケ多め)をお好みの方にはオススメします。

0

想いが通じあってから

森本あきさんの作品でBL小説デビューした私は、森本さんの作品に思い入れがあります。今回は温泉旅館ものと聞いて購入。
みなみ先生の可愛らしい絵柄と温泉旅館の雰囲気があいまってとても楽しんで読めました。
最初は旅館の若旦那である攻めが、好きな気持ちをセクハラで表していくというスタイルをとるのでおもしろいなあと思ったのですが、想いが通じあってから「ん???」と思うことが。
攻めの性格が悪い!
俺様を通り越した俺様というか、もはや理不尽の塊というか。自分の物差しで物事をはかりすぎて受けが困惑するほど。
森本さんらしく甘いのは甘いのですが、ちょっと人物像が好きになれなくて個人的に残念でした。

0

いじらしい恋の行くへです

いつも思うのですが、この森本あき先生の作品って甘いようで、
何処か毒でも含んでるんじゃ?って思う事が読み終わると感じるのです。
今回も甘いハッピーエンドなんだけど、そんな気がする。何故だぁ!
なんて思うのは個人的な感想なんですけどね・・・

今回の作品はこじんまりした旅館の若旦那に一目ぼれ的な淡い恋心を抱く
リーマンと若旦那の恋の行くへでした。
受け様は趣味が温泉巡るをすることだったのですが、1年前に攻め様の旅館へ
泊まるようになってからは、攻め様に一目逢いたい恋心を胸にひと月に1回程度
攻め様の旅館に泊まるようになるのです。
なんだかくすぐったくなるような可愛い受け様なのです。
泊まっても攻め様と話が出来るのは長くても30分程度なんですが攻め様の
顔を見るだけで幸せになれる受け様。

そんないつもと変わらぬ攻め様とのやり取りがあった夜に、深夜の旅館のお風呂で
長湯を一人楽しんでいた受け様は、深夜のお風呂に攻め様が入って来たことで
プチパニック、挙句、攻め様にお背中を流して頂けるサービスまで・・・・
う~ん、お背中流すはずが前まで綺麗に洗われて、秘密の場所までピカピカに!
でも、この受け様天然ピュア過ぎて攻め様の思惑には気が付かない。
攻め様も受け様のピュアぶりに予定が狂うのです(笑)

そんな事があってから受け様の攻め様に対する恋心がヒートアップ
でも、同性だし、逢えるだけで幸せな今を壊したくなくて恋心を必死で隠すのです。
過剰なサービスをしてもらった日から数週間後の再訪で、攻め様にまたもや・・・
今度は正しい浴衣の着方講座、でもでも受け様は流される訳にはいかないと・・・

攻め様のちょっと意地悪なところも気が付かない天然受け様の思いが届いて?
最後はハッピーラブ、客商売から離れた攻め様はかなり身勝手タイプです。

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