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表題作愛に目覚めてこうなった

藤原時憲,26歳,同期でイケメンの営業社員
倉地大紀,26歳,面倒見のよい総務部員 

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

小柄で働き者の「総務部の小人さん」倉知大紀は、同僚から変なミッションを仰せつかる。大紀の友人で男前すぎる営業マン・藤原時憲に女性達が夢中で仕事に支障が出ているから、彼女を作らせようというのだ。だが肝心の藤原は硬派で女嫌いで、なんと26歳の今まで童貞だった。人肌の良さを知れば気が変わる、と結論づけた大紀に、藤原は「じゃあ試しにお前が触ってくれ(股間に)」と無茶なことを言い出し――。

(出版社より)

作品情報

作品名
愛に目覚めてこうなった
著者
名倉和希 
イラスト
伊東七つ生 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778113933
3.6

(91)

(26)

萌々

(31)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
18
得点
317
評価数
91
平均
3.6 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数18

かなりキテる

名倉先生も全作制覇したい先生のお一人で、こちらは2012年作、初ショコラ作品とのこと。気分だだ下がりな出勤時の御供だったのですが、笑いを堪えるのが大変で最高、気分爆上がり、本当感謝感謝でした。本編250Pほど+あとがき。

総務部でこまこまキリキリ働く可愛い倉知。ニコニコお仕事をばりばりしてくれるのでついたあだ名が「総務部の小人さん」。同期の営業で寮が隣部屋である徳竹に「相談したいことがある」「同期の営業のホープ、藤原がフェロモンだだ洩れで困る、何とかしたい」と相談され・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
徳竹(チャラ系イケメン、攻め受けの同期)、巻き込まれる女子や同僚少々。
徳竹って実は人間出来てる気がする。攻めが変すぎるのか。

++攻め受けについて

攻めがかーなーり歪んでるというか変。あまりにイケメンのために変な女にストーキングされた過去があり、女性不信、童貞26年、女子なぞ要らん!恋愛感情というものが全く理解できていないという方。その方が、受けに一生懸命「人肌のぬくもりって良いよ?」と言われて、「じゃあ試させてくれ」って言う?ふつう?
変すぎて思考回路が斜め上行ってて、イケメン、営業成績抜群らしいけれど、「普通の親しみやすい人間」からはかけ離れていて爆笑でした。

攻めの印象が強いですが、受けは受けでハムスター系ちょこまか頑張って働く方で好感度大。感覚は一般人寄りだと思うのですが、「触ってくれ」と言われて触る辺りでもう駄目、爆笑。触るか?ふつう?
自分のあそこが少々ちっこいというコンプレックスで女性とのお付き合いも雀の涙ほどの受けさんが、真っ赤になりながら超イケメン変人攻めに猛烈に口説かれて、「ほだされていく&時々我に返ったように攻めにぶりぶり文句を言う」様がとても可笑しかったでした。

さっくり笑いたい時にはおススメです!イライラしている時は攻めにぷんすか怒ってしまう可能性あるので、読むタイミング重要では。

2

ストレスなし。笑いあり。とにかく面白い。

萌えるかどうかの前に娯楽として最高です。
私にとって読書は娯楽ですから。

攻めが最高におかしく面白いです。

何も考えることはない楽しんでください。って感じです。

2

高スペックな男が、愛に目覚めて受け一色に……

作家さんのプロフィール欄で「受けを好きすぎてちょっとおかしな事になっている暴走気味な攻めを書かせたら右に出る者はいない。」というのを目にして、めっちゃ読んでみたい!!と思い、答姐でお伺いしたところ教えてくださったのがこちらの作品。

どんな暴走っぷりかなぁと読む前からワクワクが止まりませんでしたが、結論から言うと終始笑いが止まらなかったです。
とても面白かった。

最初から自覚して執着しているのかなと思っていたのですが、最初は無自覚なんですね。
何かと大紀(受け)に接したがる自分の心に気づいていないだけで、大紀以外の人間には超塩対応なところがこれまたおかしい。

途中で大紀を追いかけ回していることが、同僚を通じて社内にバレてしまいます。
そこで自分の置かれた危機的状況に気づき、自分を諌めるために少し距離を置くことになるのが意外だなぁと思ったんです。(大紀に嫌われないように…というのが理由だとしても)
そんなことすら御構い無しな宇宙人的暴走をしちゃうのかと思っていたのですが、そういえばこの人、仕事はできるし頭は悪くないんですよね。そこまではバカではない。
(読んでるうちに、あれこれな残念っぷりについつい忘れがちになるのだけど…)

柱の陰から(笑)大紀を見つめるうちに、自分の気持ちをやっと自覚するのですが、ここからが本当におかしくておかしくてページを捲る手が止まりませんでした。
暴走ぎみの攻めをあえて「距離を置かざる得ない」「柱の陰から見つめるしかない」という状況に陥らせた名倉先生、天才だなっと思いました。

あまりにその姿が愉快だったので、できればもうちょい柱の陰に立たせておきたかったなぁなんて思ったけど、いつまでも大人しく柱の陰で満足しているようなキャラではないんです、ヤツは。
もう愛に目覚めた男を止められるものはいない……。
こいつの頭の中は1000%大紀で出来てるなと思うくらい、身も心も大紀一色。

まさかの寮に押しかけて、こっぱずかしくなるような熱烈な愛の言葉を囁き、挙げ句の果てに寮の部屋だというのに抱いてしまうのだけど、一応、大紀の戸惑いに気づいて突っ走らない自制心もあるところが良かったです。
ただの自分勝手な暴走ではないんだなと。

大紀は私の予想よりも簡単にほだされてしまったので、もうちょい頑張ってほしかったぁと思いつつも、藤原にひたすらに求められることによって自分自身の根深いコンプレックスが解消されていく様子が良かったです。

同僚の徳竹もいい味だしてました。
そもそも悩殺フェロモン垂れ流して社内の女性達を虜にさせている藤原に対してライバル心を抱く徳竹が、あいつの恋の相談にでも…と見当外れな予想の元、大紀を送り込んだことがきっかけでしたっけ。
それがいつしか、仲介役というか二人のお父さん的存在みたいなところになっていて、ウケます。

寡黙で硬派というよりも無愛想で仏頂面だけど、優れた容貌のせいで女達がいくらでも群がってくる。(だけど女たちを疎ましく思ってる)
仕事は完璧にきっちりこなす営業部のエースで、家事スキルも高い。
そんな高スペックな男が、愛に目覚めて身も心も大紀一色に染まってしまう姿はおかしくもあり、どこか愛おしくもあります。

最後はすっかりバカップル。
それも良きかなと思える一冊でした。

それと受けと攻めの視点で交互に紡がれるストーリーなので、どちらの気持ちもわかりやすく、特に攻め視点になったときの面白さといったら無かったです。

終始とっても楽しく読むことができました。
教えてくださりどうもありがとうございました。

4

攻めが面白すぎる!

藤原が面白すぎる!
厚い本ですが一気に読めました。
大紀、大紀、大紀って、藤原よ。何度も何度も突っ込んだよ!それ恋だからって。

藤原が大紀に手でしてもらってからはもうページをめくるのがすごいスピードになりました。
藤原が強引で上手いこと誘導するし、童貞だからなって威張って?押し通すし。

藤原には大紀の何もかもが可愛くてキレイで愛しくてたまりません。

いい雰囲気だったのですが、ある行為を境にとうとう大紀も限界を感じ藤原を避けますがおいかけっこに。大紀は自分はきっと右手や女の子の代わりなのかもとか思っちゃいます。

徳竹の鋭い指摘と提案で二人は距離を置くことになってしまいましたが、藤原は大紀への恋しさがつのる一方です。

大紀もやっぱり会えなくて寂しくていつも考えてしまって藤原は特別だと実感します。そうだよ、大紀もときめいてたじゃない!藤原が好きなんだよ!

想いが通じて藤原がまたまた寮なのに手を出します。どんどんエスカレートしていき、でも最後まではしないって言ったのに、またもやほだされて最後までしちゃいます。しかも明け方まで。

徳竹がフォロー。藤原との掛け合いも笑えます。徳竹がどんどんいい人に思えてきます。

藤原によって大紀のコンプレックスや悲しい過去の記憶も塗り替えられましたね!
早く新しいお部屋で二人仲良く暮らして欲しいな。
藤原も大紀のおかげで愛に目覚めましたね。

イラストの徳竹と藤原の下睫毛がなぜか気になりました。

4

攻めの隠れ(?)執着が印象的

同級生の再会ものです。
大人になって、同じ会社で再会した主人公、大紀と藤原。
受けが、というより攻めが個性的、印象的でした。
二人に色々アドバイスをくれる脇キャラ、徳竹も厭味な感じがなく良かったと思います。

最初から温度差のある二人。
藤原は学生のころから大紀が好き。一方、大紀はちょっと知り合い、程度にしか思っていなかったのに、彼女のいない藤原の世話をやくことになってしまいおかしな方向に関係がすすんでいきます。
ごちゃごちゃしていなくて、シンプルで読みやすいお話でした。
仕事の内容もそこそこにあって、でもメインはきちんと恋愛ものです。

藤原が「大紀が大好き」という感じは、見た目の無愛想さとのギャップが激しく面白く読めました。
しかし、如何せん、女の子が好きで、藤原のことも藤原ほどに大好きと思っていない大紀が彼に恋愛感情を持つに至ったのはやや強引かも。
互いのベクトルの強さが同じでない状態で始まったため、大紀のほうの気持ちの移り変わりをもっとゆったり書いてくれたら良かったかなあと思います。

個人的には受け意外に興味ない、他の人間に対しては愛想が悪い、みたいな攻めは得意ではないため今回は星3です。

0

噛み合わない二人

個人的に名倉和希さんはラブコメの名手だと思っているのですが、本作は輪を掛けてコメディー要素が強く、むしろシュール?と思わせる小説でした。「総務部の小人さん」のくだりをはじめ、笑ってしまったシーンがいくつもありました。イラストがまた、なんとも特徴的で…本作には合っていたと思います。

なんだかいつまでも何かが噛み合わない予感のする二人ですが、それもまた面白いかも…と思いました。

1

あまあまバカっプル

中学時代の同級生、藤原時憲(攻め)・倉知大紀(受け)の二人があまあまバカっプルになるまでの道程これがお話の大部分を占めておりました(笑)
特に攻めの藤原はホントに大紀しか眼中にないので、他者との対応の差が笑える!
マジで失礼なヤツなんですが、超イケメンでハイスペックなので許してやろうか。
この人がワタワタする様が可笑しくて、堪えきれずに吹き出した場面もありました。
内容的には特別な事は何もないですが、『総務課の小人さん』も愛らしいし、アマアマが読みたくて検索かけてヒットした作品だったので私には丁度時期が良かったみたいです。
ここまで攻めが受け一筋だと気持ち良い!

2

体格差萌え

攻めが受けに依存してるお話、というのはとても好きです(´・ω・` )!
今回はまさにそんな感じ。

仕事もできるしいい男だけど、コミュ障で主人公以外に全く興味のないオトコというのが今回の攻め。
しかも彼、自分が主人公である大紀に恋してることも無自覚というなかなかの手強さ…。
大紀も彼女がいたこともあるし、別にゲイでもバイでもなく攻めの藤原のことは友達としか見ていません…

このふたり、ほんとに恋なんて始まるのー⁉
…と、思いきや。

ひょんなことから性的なふれあいを日常的にするわ、藤原は無意識に何もかも大紀中心で行動して傍目にはイチャイチャにしか見えないわで、もう付き合っちゃえば…?という展開に。笑

藤原が恋と意識せずに大紀のことを心の中で愛で過ぎててそれがめっちゃ笑えます。笑
あまりの藤原の暴走にひき気味の大紀にも納得。笑

そんなこんなで終始藤原がひとりで突っ走って暴走してる感じなので暗い雰囲気なんかは一切なく、ライトな感じで安心して読めます(・ω・)b
いやこれほんと藤原が群を抜いてイケメンでハイスペックだからこそ受け入れられるけど、普通は気味悪がられて終わるでしょう…という感じ。笑

ただし最終的には周りもひく程のバカップルになるので要注意…!
私は周りも見えずにイチャイチャするゲイカップルは正直苦手なので最後はちょっと残念でしたw
なので続編とかはいいかな…

3

極端すぎる愛の目覚めw

周りからは“モテてしょうがないんだろう”と思われる男が
何故チェリーくんなのか!?という疑問も
…なるほど、そりゃー怖い思いをしたのだな!と納得しましたし、
女性とお付き合いした事もなければ女心もわからず
引き合わせられた児嶋さんをまるっきり気遣いもしないで
「大紀、大紀」だもんな!w
それでもやっぱり正常な男子たるもの、
性の興味はやはりあるわけで、その矛先が大紀に!!

大紀も人の好さが裏目に出て流され過ぎだぞーw
イケメンから迫られたら抗えないかもだけど
お互いノンケだったというのにねぇ…。

藤原が一度知ってしまった快感は忘れられず
もっとその先も知りたくなるのは当然ですもんね。
好きと自覚する前に、大紀を可愛いと思いつつも
気持ち良さだけに意識が向いて
大紀に「俺は女の子の代わりか」と思わせてしまったのも無理ないな…。
落ち込む二人にきゅーんとしました。

勝手に藤原をライバル視していた徳竹が
よき理解者&よきアドバイザーで、めっさ世話焼きw
いいヤツだ!
徳竹がいなかったら二人は結ばれてませんよ!
そんな徳竹の前で言った「大紀が好きだ」には
「遅いよ!」と思わずツッコミましたが、
気が付いて良かったわねw

距離をおこうとして、連絡したいのに
会いたいのにひたすら我慢した藤原にズキズキし、
今までガンガン押しまくりだったくせに
音沙汰がなくなって寂しい大紀にもきゅん。

面白かったのが、藤原が大紀の事を臆面も無く褒めるところ!!
小さ目のアレとか、乳首の事やらw
いたって本人は真面目なんですが、
大紀にしてみれば恥ずかしくてしょうがないだろうな!
こっちも恥ずかしくなるw

あんまり深く考えず、さくさくするする読めて楽しかったです。
しかし、私には伊東七つ生さんのイラストが
ちょっと合わなくてですね…;;
(ファンの方々には申し訳ございません!)
藤原の下まつげが…どうしても……。ごめんなさい。

3

ヤバイ可愛いぞ藤原vv

凄くサラッと読めてしまいました。

だからといって、印象に残らないとか、アッサリとしすぎという訳でもなく
最後まで楽しく読ませていただきました。

イケメンなのに童貞の藤原。
過去に女性からストーカー行為を受けたこともあり
女性というか、人間にあまり興味がなくなった(ついでに言えば潔癖症)
そんな藤原が1人だけ気にとめてる人物が大紀。
一応中学の同級生。
だけど藤原にとって大紀は特別で…

大紀の方は同僚に頼まれ、藤原に女性を紹介したり、
いろいろと彼女を作るようにとけしかけてたのですが
ひょんな事から、藤原の1人エッチを手伝うように…
その延長で挿入の1歩手前(素股)までするような仲に。
なのに自分の気持ちがハッキリしない(藤原の方はハッキリしてるのか?)
だからといって(同僚に指摘され)藤原に距離をとられると寂しい…
(もう相手のことが好きなのが丸わかりなのにね)

やっぱり自分は藤原のことが好きなんだ!!の結論にいたってみたものの
それは恋愛経験が少ないから気の迷いだと
同僚から大紀がキャバクラに誘われた事がきっかけとなり
藤原の方から告白です。
凄くストレートなんだけど、藤原が言うとなんだか可愛いvv
そして始めてのエッチに突入です。藤原止まりません(笑)

付き合うようになってからの藤原はかなり独占欲が強いです!!
大紀が気にかけてるような別れ(不安)はないと思われます。
末永くお幸せにvv

6

すごく面白かったです!!!

とてもコミカルでお話のテンポも良く、面白く読むことが出来ました♪楽しかったですー!
読み終わった後、表紙を改めて見るとふたりの初々しい(若々しい?)感じが溢れている様に思えてニヤリとしてしまいました。( ´ v ` )=3 可愛い・・・

受け・攻め・そして苦労人の脇役、このメインの人達が個性的でどのキャラクターも好きです!
攻めが童貞というのも良かったです!!なので流れが丁寧で、色々なシチュエーションを楽しむことが出来ました!!本当にご馳走様でした(笑) (^////^)

攻めの藤原は、寡黙で愛想が無いけど、仕事が出来て格好良く社内外女性ファンが多い。
でも彼は女性に一切興味が無く、唯一友人の大紀(受け)の前だけは微笑んだり、心を許している。
大紀とは、中学時代に短い時を過ごしだけで、同期としてこの会社に入るまでは交流が無かったのですが・・・

一方受けの大紀は、身長などにコンプレックスが有るものの、仕事も出来て誰とでも上手くやれそうなタイプです。お人好しで流されてる感じですが、藤原に対して絶妙なツッコミをしてくれます(笑)

面白いなぁ~と強く思ったのは、話が「受け・攻め」の交互の視点で書かれているところでした。
こういう格好良くて、クールっぽく見える攻めの考えてることって、時々「何を考えてるんだろう?」って思うことが多いのですが、藤原視点を読むと、妄想の垂れ流しで(笑)、「大紀・・・大紀・・・大紀・・・」って、必死過ぎて、読んでいるこちら思わず照れてしまったり、心配になるほどの暴走っぷり!(笑)

藤原が思っていたよりも子どもっぽくて、今まで自分の恋心にも気づかない位な感じが、可愛く思えてしまいます。自分が今までに読んだことの無いタイプで、とても好きでした。

そして全てのきっかけにもなった同期の徳竹。(当て馬でも何でもない)
一番お疲れ様でした~!と労いたい気分になりました(笑)誰よりもしっかりした大人な人だと思います。相談に乗ってあげたり、冷静に叱ってくれたり良い友人です。悲しいことに藤原に妬まれてますけど(笑)苦労人気質としか・・・

二人とも初恋みたいで(片方は確実にそうですけど:笑)赤面したり緊張したり、相手の行動に一喜一憂していて、読んでいて一緒にドキドキそわそわ~新鮮な気持ちで読むことが出来ました。可愛かったです。大紀が藤原(攻め)に対して「都合の良い(自称)潔癖症かよ!」みたいなツッコミには、大笑いしちゃいました。

6

暴走童貞攻め!!

とても面白かったです!
嫌な感じのキャラや不快な展開は一切無く、安心して読める話だと思います。
特に攻め・藤原のキャラが良すぎです。暴走童貞攻めはかなり美味しく頂けました。
受け・大紀も働き者でお人好しで自分の好きなタイプの受けです。
サブキャラの徳竹もいい味出しています。

受け攻め両視点。
藤原は潔癖症気味の上に過去の出来事が原因で女嫌い。
藤原は大紀くらいしか友人がいなかった為、昔から大紀の事が友人として大好きです。
現在も家にゲームをしに来る大紀の為だけに、普段しないゲームの腕を磨くという健気な人です。
そんな藤原がある事がきっかけであれを大紀に扱いて貰う事になるのですが、
扱くだけ→キス→素股と会う度にどんどん要求はエスカレート、大紀の方も結局は流されます。
この辺りの藤原の暴走ぶりがたまりません。
特にキスと素股の間の会社での妄想…完全に危ない人です(笑)

一つ気になったのが二人が完全に結ばれるシーン…場所は一応伏せますが、あの場所であんな事をしたら壁薄そうだし周りに聞こえるんじゃないか…と気になって集中して読めませんでした(笑)

挿絵ですが、大紀の髪型が仕事とプライベートで違うのが、公私を分けていて仕事が出来る男という感じがして、かなり良いです(プライベートの髪型の方が好み)
逆に藤原の(徳竹も)下睫毛が気になります…下睫毛バサバサ、攻めなのに(笑)多分こんな事を気にするのは自分だけですが。藤原は成長前は美少年だったそうなのでその名残でしょうか(笑)

軽い明るい話を何も考えずに読みたい時にお勧めです!

個人的にはもっと増えて欲しいですね、童貞攻め。

6

愛が溢れて止まらなすぎです ‼

攻め様は26歳寡黙でクールなイケメンです。
受け様は人のいい真面目な26歳。

中学が一緒だったこともあり、攻め様が唯一優しい表情を向けるのが受け様限定なのですが…。

この攻め様がとにかく強烈でした。
寡黙でストイックな外面に対し、受け様以外の人間に無関心なため童貞で、大好きな受け様の一言で一喜一憂し、さりげない表情に頭の中で可愛い!を連呼しています。
恋愛感情無自覚です。
困惑しながらも真面目な顔でおかしな理論を説き、強引に物事を進めて行きます。
こういうキャラ大好きです。

いい年して恋愛経験も性的経験もない攻め様ですが、初めて触りっこで快感を覚えてしまったら…
さぁ大変‼
妄想と欲望が止まりません…。

はじめは中学生の初めての恋愛のようで、何だか微笑ましく読んでいたのですが好きでたまらない気持ちが暴走していきます。
この年齢でこんなに余裕なく受け様を求める攻めは滅多にお目にかかれないでしょう 笑

受け様もさすがに腰が引けるけど拒絶はしないため丸め込まれます。

今後の社内の2人の立ち位置が心配でたまりませんが、攻め様がとっても幸せそうなのでよしとします。

それにしても触りっこやキスですが、お互いつたないのに攻め様の感じる様がとても良かったです( ̄▽ ̄)満足

7

おもしろかったー!!

リーマンもの&同中の再会ものです。
割とありがちな設定ですが、藤原時憲(攻)のキャラクターがおもしろすぎてこの作品を萌x2まで引っ張りました。キャラ勝ちです。お見事です。

時憲は無口でストイックであまり他人と交流しないタイプで、中学の同級生だった大紀以外とは特に誰とも親しくなりたくない、と思っています。26歳になっても童貞だし、潔癖症の気があるので童貞である事を恥ずかしいとも思っていない我が道を行くタイプです。ところが...!大紀に一度手コキをしてもらった事をきっかけにエロ大魔神になってしまいます。毎日エロの事ばかり考え他人の視線を顧みず欲望のまま突き進みますw もうその様たるや見事で妄想を垂れ流し、どんどんエスカレート。大紀が怖くなって距離を取ろうとするとストーカー行為までしてしまう直情型で、本当に笑わせていただきました。大紀を大好きな気持ちを社内で全く隠す気がないところも新鮮でした。時憲があまりに強烈だったので彼のぶっ飛んだ話をもっと読みたいですが、大紀と結ばれちゃったのでもうないですかねぇ(悲)

余談ですが、あとがきに名倉先生は学生時代にクラスの男子からエロ師匠と呼ばれていた、という話が載っていましたww さすが名倉先生。きっと強烈なクラスメートだったんでしょうねぇw 作家さんの私生活が垣間見えて嬉しかったです。

5

暴走する攻(26才・童貞)に爆笑w

イケメン・エリート営業マンが、まさかの童貞!?

長身でバランスのとれた体格、彫りの深い派手な外見とはウラハラに、寡黙で硬派な営業部ホープの藤原(攻)。

その藤原が唯一心を許せる相手が、中学の同級生でもあり、同僚でもある大紀(受)。
身長160㎝弱の小柄な身体ながら、仕事は早く正確で、嫌な顔一つせず雑用を引き受けてくれる頼りになる存在。
ついたあだ名が「総務部の小人さん」
普段は無愛想で無表情、誰ともつるまない藤原だが、大紀だけは別。彼といると何故か心地好く癒される。

社内外の女性陣から、どれ程言い寄られても全く相手にしない藤原ですが、最近悩み事があるのかフェロモンが倍増し、引き寄せられる女性が急増中。

大紀は、普段から藤原をライバル視している同僚から、藤原を巡る女性達の衝突が起こる前に「原因を探れ」、との指令を受けてしまいます。

―女なんて面倒臭い―
好みの女性を聞いた大紀に、藤原はバッサリ…。
己の成長期に、あからさまに態度が変わっていった女性を嫌という程見ており、ストーカー被害を受けた事もある藤原にとって女性とは、面倒臭い存在でしかない。
そして信じがたい事に、今まで誰とも付き合った事がないと言う。

藤原には幸せになってもらいたい―
変な使命感を持ってしまった大紀は、如何に恋愛が素晴らしいか、他人の体温に触れる気持ち良さを 自分の貧しい経験から話して聞かせますが…。

―じゃ、大紀が教えてくれ―
何がどうしてこうなった!?
股関を丸出しで迫ってくる藤原(笑)
他人のイチモツなど触った事などない大紀ですが、潤んだ目でお願いされ、つい気の毒になってしまったのが運の尽き!!
その後、他人に施される快感に目覚めた藤原に何度も付き合わされ、徐々に要求もエスカレートして行きます。

一方的に触れられるのではなく、自分も大紀の身体に触りたい、自分の手で快感に喘ぐ姿が見たいと思うようになる藤原ですが…。

―後戻り出来なくなる前に止めた方が良い―
藤原の行為を許してしまう自分が怖くなり、大紀は逃げ出してしまいます。

大紀だから触れて欲しい、
大紀だから暴走した、
大紀しか欲しくない、
―大紀が好きだ―

藤原の叫びは果たして彼に届くのか―!?

最後までテンポ良くコミカルで、途中何度も爆笑しつつ、一気に読み切ってしまいました。
こんなラブコメ、大好きなんです♪

名倉先生、面白いお話を どうも有り難う御座いました!!



4

26歳、猿になりました

まるで某サラリーマンneoのドラマを見ているが如くの展開に、私の萌えつぼは刺激されまくります。
どっちかっていうと藤原が変な人です。
大紀は面倒見の良さが仇になったか?
でもね、藤原は大紀が大好きな要素はあったものの、この展開は想定外だったんです!つい、流れで…
人の手の心地よさを知った藤原は猿になったそうな(爆笑)

ここからが、恋愛へ行くための本筋ですね。自分的にはもうこの前振りだけでも充分に堪能しておりますが(汗)
邪な気持ちを押さえられない藤原と、無かったことにしたいと思いながら、アノ時の藤原が可愛いと思わずキュンする大紀。
藤原、何か上手いよな!人の良い大紀を乗せるの、何気に誉めて自分を貶めてチャッカリしてるの!天然腹黒とはこれのことか?
コキ合い→スマタ→www
二人とも悪くなくてズルズルパターンですが、藤原嵌まると執着するタイプだったのね。

この話の面白さは、会話と思考、キャラにあります。名倉さんのコメディの際立った部分がキラリと光る非常に分かりやすい展開でした。
読めばわかるのでネタバレなしで♪
とにかく全部が楽しいよ

8

まるで快感を覚えたてのサルみたい(笑)

この展開はかなり好き、26才イケメンで不愛想だけど仕事も出来るからモテ男の攻め様。
しかし、その実態は何処か精神発達に微妙な遅れがあるみたいな感じで、
ある種の人間嫌いで潔癖症で更に童貞、それに女はめんどくさい、ウザいと思ってて
ストーカーされた経験もあって、唯一心を許せる相手が受け様なんです。

その受け様は、160cmにギリギリ満たない小柄ながらも、どんな仕事もコツコツ
やり遂げ、総務部の小人さんと慕われる受け様なのですが、過去に付き合っていた相手に
下半身の事を言われた事と、うまくHが出来なかった事で恋愛には消極的。

そんな二人は中学の同級生で、同じ会社で同期入社として再会してから、攻め様からは
中学からの親友だと周りに言われ、受け様は面はゆい思いを感じながらもイケメンで
仕事の出来る攻め様からの親友発言は嬉しいと思っている下地があります。

攻め様と同じ部署の同僚で二人の同期でもある友人からある日相談を受ける受け様。
それは、攻め様が無駄なフェロモン出しているから、部署の女の子たちが攻め様を
巡ってバトル勃発の危機があると言って、攻め様に適当な相手を作らせて欲しいと・・・
そこで、受け様は攻め様の元へ出向き、攻め様が未だに恋愛一つした事がない童貞だと知り、
面倒だと言う攻め様に無理やり女の子を紹介するが、受け様同伴でなければ女性と会う事も
嫌だと言われ、付き添うが、もちろん女性はご立腹。

あらためて攻め様の向き合い、恋愛や女性の肌の温かさを教えようとするが、
攻め様から、人肌の快感なら受け様がしてくれと言われ、攻め様の自慰のお手伝い。
しかし、そこで得難い快感を知った攻め様はドンドン日増しにエスカレート。
恋を自覚する前に覚えたての快感に攻め様はノンストップ気味で受け様を困らせる。

それでも、社内でも受け様を甘く追いかけまわすようになってしまった攻め様に
同じ課の友人から受け様に対する思いは刷り込みだと諭され、受け様の為にも距離を
取るように言われ、攻め様も反省し、仕事に打ち込むが、今度はメール一つ無い
攻め様との距離に受け様が寂しさを感じ始める。
結果的には相愛になり、受け様にメロメロな攻め様を堪能出来る甘い作品になってます。
表紙のイラストもマッチしている感じで個人的には楽しめる作品でおススメでした。

10

勢いで読めてしまう

名倉さんの新作、楽しみにしていました。
軽いコメディーな感じで、読みやすい作品でした。
好きな作者さんなのですが、期待通りの楽しさでしたが、
もう一歩なにか欲しかったな~とは思いました。

中学時代の同級生、藤原と入社して再会した大紀。
大紀は、藤原が会社でモテすぎることから、会社の同期に
藤原に彼女をつくるようにお願いされます。
しかし、カッコよくて、仕事もできる藤原は、実は童貞で、
潔癖で、彼女をつくることには全く興味が無いという。
すると、藤原は、
大紀に人と性的接触をしたことがないから、
女性に興味が持てないのかもということで、
藤原のを手でして欲しい・・・。とお願いされてしまいます。
手でして→素股で→・・・そして、それ以上を意識してしまい。

まさに、体の関係から引きずられるように
お互いの気持ちに気づいていくという展開です。

藤原の性格が、暴走気味で面白かったです。

5

この作品が収納されている本棚

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