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表題作きのう何食べた? 7

矢吹賢二・美容師
筧史朗・弁護士

あらすじ

簡単レシピで美味しいご飯をいただきます!今巻のメニューは「なすといんげんと豚肉の煮物」「キムチチゲ」「卵とアスパラ入り海老チリ」「うどんすき」「デミグラスソースのオムライス」「鶏のから揚げ」「かぶとベーコンの豆乳スープ」「ミルクティーのシャーベット」などなど……メニュー色々!

作品情報

作品名
きのう何食べた? 7
著者
よしながふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
モーニングKC【非BL】
シリーズ
きのう何食べた?
発売日
ISBN
9784063871586
4

(25)

(10)

萌々

(11)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
11
得点
100
評価数
25
平均
4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数11

魚も難なく調理する史朗に嫉妬

 史朗の実家への挨拶とか、2人で可愛いカフェに入った日とか、ドラマの描き方も沁みるんだけど、やっぱり原作のあっさりした描き方も好きだなぁと。普段おっとりしたケンジが時折見せる、心底感激した顔や幸せを噛みしめる顔に、こちらも嬉しくなるんです。

 史朗ほどではないけれど、ケンジも人並みに料理ができるから、料理の大変さも楽しさも史朗と同じ感覚で味わっているところが2人の関係を長続きさせている理由の1つなんじゃないかと思います。史朗が帰宅できないほど忙しい時は、ケンジが料理をする。結局帰れず食べてもらえなくても怒らないし、急に帰ってきた時は自分用に作っていたものを惜しまず提供する。2人で家で食べる食事が一番美味しい、と思い合える彼らが本当に素敵だと感じました。

2

2冊目の神巻!ケンジの涙にもらい泣き(T_T)

4巻に続いて、ギュンとくる巻でした。
どのお話もじんわりギューッと沁みます。
シロさんがケンジを自分の両親に会わせようと決意した理由を語るところ(#49)〜実際に会うまで(#50)のエピソードがすごくすごく良かったのはもちろん、富永さんちのミチルちゃんに子供ができたのをご両親がシロさんに話すエピソード(#51)もじわじわじんわりでした。
7巻まで読むと、1巻で挫折して放ってた頃の私はおバカだったなーと反省してしまいますね。もうこれは絶対最終巻まで追わなきゃ。
ドラマ化ほんとマジありがとうだわ!
読み始めはシロさんちのご両親がちょっと嫌だったんだけど、だんだん好きになってきました。

しかしあれだね、ジルベールワタルは何から何までイラッとくることしか言わない&しない男だな。
・・・と思ってたら「ノルウェイの森」の話をしだしたので、村上春樹っつーのはまじイラッとくる人間製造機だなと思いましたまる(村上春樹ファンすまぬ)

1

色々外せない第7巻

思えば私この巻を一番最初に読んで、「何これ!面白ーい‼︎」となって一気に全巻(+同人誌)集めました。結構重要なイベントの多い巻でした。

表紙のカジュアルな2人の服が可愛い。シロさん意外と赤似合うな。いきなりジルベール達とのクリスマス会から始まります。正月にシロさんがケンジを実家に連れて行くと宣言。「ゲイを理解してほしい訳じゃなく、親が思ってるより俺は今不幸じゃないってわかってほしい」とのセリフにゲイ一同ジーンとした後、ケンジの勝ち誇った顔(笑)

2人の熱々ぶりにあてられジルベール達も退散。正月にはいざ実家へ!緊張感漂い会話も弾まないんだけど、ケンジはお父さんにシロさんのアルバムを見せてもらったり、それなりの交流をして帰宅。

帰り道でケンジが見せた嬉し涙には思わずこっちももらい泣き。シロさんもじわっときてたと思います。その後ひどい通行人がムードぶち壊しましたが2人は世間の冷たい風に負けないと思います。

後の話はスポーツクラブのサウナで、近所の富永さんと遭遇。シロさん、ケンジからの愛されボディ見られちゃった!富永さんノンケだから問題ないけど小日向さんだったらお互いまずいよね、と思いました。

単行本はこれから倍以上も出るので2人のラブライフはずっと続いていくのです。

1

ようやく

料理レシピが基本の中、ゆるくまったりと繰り広げられるゲイ婚生活。

5巻時のお母様の発言が気になっていましたが、前巻触れることなく。
果たしてどうなるのかと、心の中でくすぶっていたのですが。
始まりはクリスマスからでした。
ケンジがジルベールとの間に火花を散らしているなんて思ってもいなかったのですが、ついにジルベールの気ままに腹黒い所も垣間見れ、にやりとしてしまいます。

そしてついにその時がきました。
用意周到な弁護士が5日前に言うなんてやっぱりそれなりに悩んだのかしらと思ってしまいます。
ぎくしゃくとしたお正月にご両親のの突飛な発想。
つい笑ってしまいたくなりますが、あるあるになるのかな。
と思ってみたりも。

いつものささやかな日常とは違う、舞いこむ出来事の数々に、お互いに支えあっている2人の幸せが見られて心騒ぐ7巻となりました。

今回の気になる献立。
ブロッコリーとあさりのペペロンチーノ。
とりのからあげ。
紅茶のアイス。
うどんすき。
キャベツとほうれん草のマーボー春雨。
かぶとベーコンの豆乳スープ。
卵とアスパラ炒り海老チリ。
キムチチゲ。
なすとインゲンと豚肉の煮物。
などでした。

1

料理マンガの中、不意打ちに泣ける…!

大好きなシリーズ。
実際にコレ見ながらよく料理作ります。
省けるところは省いて書いてある感じが
普通にお料理本として分かりやすいし、
ちょっとくらい手順や材料を飛ばしても
「省いても大丈夫なとこは大丈夫」
「その材料無いなら無いで
あった方がいいけどいんじゃない」
みたいな空気があるような気がして。
(実際シロさんは気にしそうだけども)

既刊全部読んでいて今更ながらですが、
この巻はやっぱり特別だったので
再読レビュー。

ゲイのカップルの毎日を
日々のうまい料理と共に追い続ける、
っていうだけなのに
私はこの巻、本当不意打ちの様に
泣いてしまいまして。

ケンジと一緒に
シロさんの実家へ「御挨拶」。
このシリーズの持ってる
心地よいコミカルさが
こんな緊張の場面をほぐしてくれて、
思わず笑いながら読んじゃった。
でも最後の帰り道。
シロさんが伝える決意の様な言葉、
ケンジが打ち明ける気持ちと涙…

まさかこの日常のちょっとしたことと
料理中心の本作で泣くとは思わず
自分でびっくり。
それと同時に、この7巻までで
シロさんとケンジの間の絆が
確実に強くなっていることを再認識。
巻の早い段階でコレだったら
きっと泣いたりしないもんね。

その後、買い物帰りに
ケンジ好みのカフェに
ふたりで寄り道しちゃったり。
ごく自然な気持ちで相手の気持ちに
寄り添おうとするシロさんに
ケンジじゃなくて私もときめいた。
こうやって同棲しながらも
また恋してくのよね~と
ひとり静かに興奮。

よしながさんのあったかい気持ちが
溢れてて読後も自然と笑顔が持続(笑)。
キスやセックスな描写は
シリーズ通して皆無だけれど、
これは恋人同士なんだよねって思う、
微笑ましくてうらやましい関係。


料理マンガ好きな方、
仰々しくない日常が舞台の作品が
好きな方におすすめ。
読んで嫌な気分にならない素敵なマンガ。
主人公ふたりは40代だけども、
オヤジキャラダメって人も
こんなかわいい(見た目とかじゃなく
年上の人をかわいいって思うあの感じ)
ならアリだろう!と思う。

5

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