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表題作きみが好きだった

諏訪直巳 高2 主人公・晶太郎のはとこ
真山南 高3 晶太郎の憧れ 

同時収録作品ずっと、きみが好きだった

高良晶太郎 30才 眼科医
真山南 31才 洋風居酒屋マネージャー

あらすじ

俺ならもっと、先輩を大事にするのに──。

高校2年生の高良が恋に堕ちたのは、3年の先輩・真山。けれど彼は大切な幼なじみで親友の恋人で、いくら想っても叶いはしない…。密かな想いを胸に盗み見た、綺麗な横顔。昼休みの屋上で一緒に食べたお弁当。夏休み、一度だけ奪った海辺のキス──三人の時間が心地よくて、微妙な均衡を崩せずに…!? 大切に想うあまり封印し、押し殺したはずの17歳の激情。 十年後の再会が、白衣の似合う大人の男を一途な少年に還らせる── 忘れられない記憶も、好きと言えなかった後悔も、この愛が成就するために必要だった──時を経て鮮やかに花ひらいた真実の愛!!

(出版社より)

作品情報

作品名
きみが好きだった
著者
凪良ゆう 
イラスト
宝井理人 
媒体
小説
出版社
徳間書店
発売日
ISBN
9784198635633
3.2

(62)

(11)

萌々

(18)

(15)

中立

(9)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
17
得点
181
評価数
62
平均
3.2 / 5
神率
17.7%

レビュー投稿数17

めずらしく再読しないと決めた

作者さん買いしたのだけど 恐ろしいほどの期待外れ。
再読しないも決めたけど 誰一人共感できない。読まなきゃよかったぐらい。

ちょっと正直もやもやしちゃう。っていうか純愛?

真山があまり好きじゃないのかも。嘘つきだよね。この男。自分にも人にも嘘つき。
気遣いをはき違えたバカなの?
諏訪の方が好きなんじゃないの?って疑っちゃう。っていうか実際そうだよね。
真山が高良を好きというのが伝わってこないんですよね。
高良とはそんなんしたくない。って?
諏訪の時は浮気されても一緒に居たいぐらい好きだったでしょ?
普通さ過去にいろいろあった男を家にあげないでしょ。
なんか作ってやるつもりだったりしないでしょ。
相当頭おかしい。何もないからいいっていうなら見合いで飯食う方が何もないでしょ。
プライド高いだけじゃん。高良の事は下に見てる。
自分の事好きだった男を懐かしんでるだけなんじゃないの?
過去の恋愛で疲れたから大事にしてくれそうな奴みっけーって感じで
大事にしてもらいたいだけなんじゃないか?としか思えない。
絶対好きじゃないと思う。相手を傷つけてでも自分を守るって相手の事好きじゃないでしょ。
自分からは関係改善しようともしないし。
諏訪もさ、俺の代わりに大事にしてもらえ。って?何様なの?
高良もちょっと間抜けなお人好しでしょ。ヘタレだよ。
他の人にしときなよ。他の話にでてくるようないい男いるよ。
そういう相手を選べればいい男だと思うんだけどね。

信頼関係なしにずっと一緒にいられるわけないぞ。と言いたい。
こんな嘘つき相手じゃ信頼はどこかで崩れる。
このCPの先は短い。簡単に予想がつく。

凪良先生の作品は好きなんで、大体繰り返して読むんですけど
これはもう再読はないかな。

なんていうか・・・・うん。しんどかった。


8

青春の

こういうピュアな物語が読みたかった(ノД`)・゜・。

物語は高校生時代を描いた1部と
大人になってからの2部。
それぞれ攻と受の視点から描かれておるわけですが
どうあってもすれ違わないところから
思いがけない再会から一気に縮まる距離。それでもなもどかしさ。
甘くてちょっと切ない。そんなところがなんとも言えず良かったです。

高校生なタカラからの始まり。
親友が「恋人」だといって連れてきたのはまさかの男。
自分も男しか好きになれないと悩んでいた時分。
まさか好きになるはずなんか無いと思っていた相手にストンと
落ちてしまう。
自分ならもっと大事にするのに。泣かせないのに。
つらい片思い。
とはいえ、親友の恋人である真山。
こちらも両想いであるにもかかわらずつらい目にあっているというのが
なんともやるせない。触れられないもどかしさ。伝えられないもどかしさ。
それがすごくいい前編。

後半戦は真山視点。
結局離れても、離れきれなくてーがつづられる話からのスタート。
それがいいところでもあるんだけどなーと思う中
タカラとの再会。いがいとグイグイくるタカラをみると
大人になったな~という印象を受ける。
一番「ほっとする」相手だとおもていたタカラ。
それが自然と近くなって、期待して。
真山には幸せになってほしい。ずっとそう思ってきただけに
後半戦ラストはキュンと思わず泣けてしまった。
もっとはやく素直に言葉にしていたら伝わったこと。
すれ違わなくて良かったこと。そんな積み重ねで
崩れてしまうものもある。幸せになってほしいなーと
強く願うお話でした。

諏訪。
あとがきの「笑顔でビルから飛び降りそうな人物」という表現が
何気に一番怖かった。
この人もちゃんと大事にしてくれる人みつけて
幸せになってほしいなと読み終えたからこそ思いました。
大人になるっていいね

7

中立と迷っての

三角関係モノです。
凪良先生の作品はどれも好きなのですが、たま~にコレはちょっと…という作品に当たります。
内容はタイトル通り学生時代に好きだった人(友人の恋人)と10数年振りに再会して…。
という流れ。別離の前に関係があったかどうかという違いはありますが、未完成と似た流れですね。
ただ今作品での地雷はズバリ諏訪。攻めの友人で受けの恋人です。
これがまあ見事にクズ。そうなってしまった理由は書かれていますが、どんな理由があるにしても人間クズになってはいけませんと思うのですよ。
まあイロコイ沙汰にだらしがないだけで人間的にはそれほどでもないのかもしれませんが、イロコイ沙汰しか書かれていないのでクズにしか見えません。
基本クズに惚れるのは惚れる方も同類と思っているので惚れ込んでいる受けがどうしても魅力的に思えませんでした。
攻めの高良がまっすぐで懐の深い男なだけに、そんな受けはさっさと諦めてもっといい人と、それこそ東北弁の彼女と結婚してしまえばよかったのに、いや今からでも遅くない開業医の三女もいいじゃないかと腐女子にあるまじき感想まで持ってしまいました。
再会してからも行動を起こすのは高良、関係修復のために動くのも高良。
受けはグチグチ考えて、しかも高良を傷つけて……。
高良はずっと一途だったのに対して、受けが高良を好きになった経緯がよくわからなかった。諏訪の言うとおり高校生の時からなんとなく惹かれていたんだろうけど。でもそれは恋愛というより手の届かないモノに対する憧れだったんじゃないかと。受けの恋愛の仕方は書いてある通りにどっぷりハマって溺れる感じなんだろうし、諏訪のことは本当に好きだったんでしょう。
諏訪には来ればと言われただけで九州から東京へ出てしまうし、部屋にあげて迫られたら流されそうになるし、最後に別れた時も追いかけたい衝動にかられるし。それを思いとどまったのは、年齢を重ねて激しい恋に疲れて、安定した穏やかな生活を取っただけのことで、それは現実社会の女性がしていることだからモヤモヤするのかな。諦め体質だった受けが、高良にだけはどうしても執着を断ちきれないっみたいな激しさが欲しかったのに、実際は逆でまだ本当に好きなのは諏訪なのかな、高良といると安心して穏やかというのは本当に好きではないからじゃないのかなと思えます。
見合いと思い込んで勝手に悩んで苦しんでいるだけじゃなくて、もうちょっと手厳しく高良を傷つけた報いを受けてくれれば少しは溜飲も下がるのですけどね…。
というわけで受けがどうしても好きになれなかったので、ずっと好きだったという攻めにも結局共感できず、よかったねぇと思うこともできず、チェッと思いながら本を閉じたのでした。

6

 まず好きなところを。真山と諏訪の出会いのシーンが良かった……! 可愛い。真山の態度や性格が可愛い。他にもいろいろありますが特にここ。

 そして、私の地雷はNL・ヘテロ・異性愛・BL作中の女の存在なので、一部不快でした。
 この章で出てくる、真山(確か)に片思いしてる同級生の女がうざかったです。本当邪魔でした。その邪魔な女の存在のせいで、そこらへんの場面だけは気持ちよく読めませんでした。

 私が個人的に不満に思っているシーンはその女のことだけです。
 切なかったですね。
 私は(あらすじ)-(悪いところや不満なところや地雷)=(良い部分)が買う基準なので、私も地雷持ちの方が気分悪くしない1冊になるためにその部分チョイスで書きました。

 ちなみに私はこれでも凪良先生だいすきです。ゲイ×ゲイが結構あって、しかも私の苦手な設定が少ないので。
 偶然大好きな作家さんが私の嫌いな描写を書かれていた。
 結果、結末や本のデザイン含め好きです。

1

高校生の恋から~

まさにタイトルどおり「きみが好きだった」の三角関係ものでした。

最初の方は高校生の時って恋ってこんなんだったな~とささいなことで好きになってたな~と昔を振り返りつつ読ませていただきました。
ただ諏訪というキャラクターは読んでて苦手な方は苦手だろうなと思います。
家庭の事情とはいえ寂しさから浮気したり舞い戻ってきたり、
でも一応愛は本物だと思います。ちゃんと嫉妬もしてたと最後の方でわかりますし。
でもダメ男はダメ男ですね!!

晶太郎のまっすぐな片思いとマヤちゃん先輩は流されやすいんですがちゃんと最後の方は成長してるのがわかったし可愛かったので萌え×2で☆

3

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