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表題作仕事とエロと、ときどき感傷

元カレの今カレの元カレ取引先の営業社員 宇陀宗晴
技術職の会社員 名良橋冴

その他の収録作品

  • 仕事とエロと、ときどき温泉
  • あとがき

あらすじ

元カレの太田に、恋人の馨を安心させたいからと呼び出された名良橋冴は、そこで馨の元カレだという宇陀宗晴を紹介される。なぜか宗晴の態度は冷たく、カチンとくるものの元々傲慢なタイプの男に弱い冴は意識してしまう。後日、宗晴に過去の経験から冴を誤解していたと謝罪され、それ以来飲みに行くようになる。ある日、未だ馨に未練がある宗晴が、冴も太田に気持ちを残していると勘違いし、身体だけの関係を持ちかけてきて…。

作品情報

作品名
仕事とエロと、ときどき感傷
著者
義月粧子 
イラスト
御景椿 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
ISBN
9784778114220
3.4

(32)

(7)

萌々

(11)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
10
得点
102
評価数
32
平均
3.4 / 5
神率
21.9%

レビュー投稿数10

クズと健気

うーん、これはハズレでした。。すいません。

あいつと俺が、みたいなケンカップルものが軽妙で好きな作家さんなのですが、作家買いすると健気受けものが結構あって、そちらは苦手なので、私には合わない作品を買ってしまっていたようです。

こちらの作品は、振られた元彼のことが忘れられず、それに似た受けの主人公を劣化版〇〇、と呼んでくるような人物が攻めです。
とにかくクズで、カッコよく美味しいお店に顔が聞くのですが、受けのいないところでは、未練たっぷりの元彼に対して、受けのことは君に顔が似てるから体だけの都合の良い相手と言って憚らない。受け本人にも平気でクズ発言を繰り返していて、気分が悪い。
最後だけ、ちょっと意地悪しすぎたとか言って好き好き言ってくるんですが嘘くさくて。受けの方も、イケメンに一目惚れっていうのはあるとしても、ちょっとバカにされすぎなのでは。
きっと続かないだろうなあというカップルで、萌えられませんでした。



1

好みすぎました

不憫受けが大好物なのですが、大抵女々しく弱々しいという私の苦手な
タイプの受けが多く、自分をしっかり持ってる男らしい受け好きな自分としては、不憫と男らしい受けが一緒に存在しているこの作品は本当に神でした。
しかも、攻めに不遇な扱いを受けて、受けが諦めて去った後に、自分の気持ちに気づいて逆に受けを追いかける攻めのパターンもものすごく好きなので、まさに好みの宝庫みたいなお話でした。

この主人公を不憫とは言えないと感じる方ももしかしたらいるかもしれませんが、私的には、攻めに罵られたりするこの受けはどストライクの不憫さでした!

他の方々のレビュー拝見して、納得のいくコメントばかりで、わかるわかる!!!って思いながら読みました。
しかし、自分にとってあまりにも好きな設定だったのでこのような評価になりました。

この後、また元彼が引っ掻き回してくれて、受けが可哀相な感じになる妄想とかしてしまうくらい、読後も楽しんでいます(笑)

1

正直ちょっと腑に落ちない

表題作と続編の2作品が収録、どちらも冴(受け)の視点です。

続編は恋人になった二人が温泉に行くという甘い時間が書かれたもので、幸せで良かったねぇーと目を細めるだけで正直そんなに内容はありません。可愛いけど。

表題作は、冴がまだ元恋人に心を残す宗晴(攻め)に片思いします。
身体の関係にはなったものの、宗晴は冴を元恋人となにかと比較するという切ないストーリーで自分の好みの展開だったのですが…。

宗晴の態度があんまりで腑に落ちませんでした。
冴の一度目の告白を拒絶したのは本人の言い訳もあってまだわかるのですが。
二度目の泣きながらの告白にも邪見な対応をしたのが違和感ありました。宗晴はベタ惚れの馨には甘く優しかったので。

宗晴の本性はSで、冴はついイジメてしまい本性を自然とさらしてしまくらい冴は特別とか、馨から冴を好きになるまで散々じらされたのでもうひと押し欲しかったです。

荒れたベット見て内心はほっとしていたとか、太田との関係を誤解して冴を追及した時に見せた「目の揺らぎ」とか宗晴の気持ちが分かる描写がもっとあちこちにあれば良かったなぁと思いました。

その二度目の告白の反応以外は、切ないし、ほどよくエロもあり、まさに自分好みで楽しく読めました。

1

何故か気になる一冊ですが…

再読です。本の整理中何故か気になって…
私の中で、評価が悩むな〜と思った作品No.1です(笑)

冴(受)の元カレの太田が、今付き合っている相手の馨が、前カレの冴との事を気にしていて、冴自身の口から未練が無い事を説明してほしいと、何とも人を馬鹿にした様な場面から始まります。

とにかく、出て来る登場人物1人たりとも好印象の人がいません(笑)

冴もはじめのうちは、もっとさっぱりした性格のポジティブさんかと思ったのに、自分好みの男なら、自分の好きな男の劣化版と言われても、セフレ扱いされても何も言い返す事も出来ないし、言われっぱなし。

宗晴(攻)は、冴がHの最中に『好き』と告白したら途端に、興醒め、うざい、いい加減と帰る様に放り出すような奴だし。
冴に対して、はっきりと自分の好きな馨の劣化版だと言うし。何かと便利だから付き合ってるとか言っちゃうし。
こんなに色々、しかも常に不快な言動を繰り返す男もなかなかいません(笑)

冴の元カレの太田は、別かれる前からずっと馨の事を相談しているし。

中でもやっぱり気に入らないのが馨。
一番始めから、自分達だけがくっついたのが申し訳ないと、自分達の元カレ同士を合わせてみたり(ただ自分の不安解消する為ですよね)
太田の仕事が忙しくなって疑心暗鬼になり、その不安を元カレの自分に宗晴は未練があるとわかっていて相談して、冴の所に宗晴が確認にいき、冴と宗晴の間が微妙に…
皆んなから好かれている自覚があるのか、無自覚か、とにかく掻き回してくれます。

全員が皆んな自分勝手で呆れてしまうのですが、何故か本の整理をしても手放す事無く、再読してしまうのです(苦笑)

最後は、宗晴も自分の冴に対する想いを自覚してハッピーエンドなのですが、宗晴の傲岸不遜な俺様の腹立つ言動からのギャップがツボなのか、結局何が良いのかわからないのですが、何故か手放す気にならない一冊です(笑)

地雷がある訳でも無く、好きになれる登場人物がいる訳でも無い。でも何回か読み返している(笑)うーん、何故だろう。評価は中立寄りの萌、かなぁ…

5

なんだこれ・・・。

いやいやいやいや、ないないないないっこれはないっ


俺様×(強がり)健気受けは好きな設定ですよ。わたくし。

いやーーーー、こいつ俺様っつーか人格破綻者なんじゃねぇの?

出会いの罵倒はまだいいさ、初回だしね。
そこから誤解だとか言って謝ってからの急接近時の甘さ何?
え?もう甘もーど??
とか思ってたらまた冴(受)を突き落すし。

なんなん!?

会ってるときの態度とちょっと思い通りにならなかったときの豹変
やばくない?
これってDVに走る人の傾向に合致してますけど。
冴逃げてっ。こんなやつにつかまっちゃだめだーーーーっ

しかも、冴の告白をこっぴどく振ったくせに『俺なんかしたか?』
だとぉ??
本音を言わないから追い詰めるために酷いこと言った。
いじめると反応が可愛すぎる…って。

・・・・・は? (゚Д゚) ポカーン

マジでわからないから。
宗晴(攻)の惚れポイントはどこなのさ?冴の泣き顔ってこと??
でも、冴が好きって言う前とか結構甘々してたよね。
そんなに好きなのにここまで酷いことできるってやっぱやばいし。
冴も流されてるんじゃないのっーーーーーっ(怒)

と。もはやレビューになっておりませんが…。苦笑
詳細については他の姐様方が語っていらっしゃるので、わたくしは
思いの丈を・・・笑
今回のお話を時系列でカップリングすると↓な感じ。

太田×薫 → 太田×冴 → 太田×薫 (←結局元さや)
     → 宗晴×薫 → 宗治×冴 (←太田×薫のあぶれカップル)

結局、宗晴も冴も太田と薫に振り回されているのがよくわかります。
この二人が自分らだけ幸せになったことが後ろめたくて元彼同志を
くっつけよう!って発想がさ、ありえない。

薫にいたってはホントに無自覚?
冴に太田をとられるかもしれない、と思って元カレ宗晴に連絡する?
かわいけりゃあ何やっても許されると思ってんだろ?
ってか、現実、宗晴も冴も許しちゃってるし…。マジアリエネェヨ。


話じたいは色っぽいし、雰囲気もあって大変よいのですが、
いかんせん登場人物がなぁ。。
色々流されてるけどまだ冴はマシな方な気がする。

好みの設定でここまで拒絶するとは・・・・。
もっと宗晴の冴に対する愛情がね、掘り下げられていたらよかったのに。
コミックスだと、ちょっとした表情で多少気持ちを推測できるし、
視線とかでホントは好きなのね、ってのを実感できるけど
小説だと文字に起こしてもらわなきゃわかんないからなぁ。
コミックス向きな作品なのかもしれない。

そんでもって今回は挿絵で萌え萌えできませんでした。。。。orz
義月先生の作品はえろっちぃ感じがするのですが、
御影先生はエロよりもコメディーな感じなので、作品のイメージには合わないかな。
個人的に本文も挿絵もどっちも残念な結果に…。(ノд-。)クスン

まぁ、最後の宗晴と冴の想いが通じ合った後はベタ甘なので
断腸の思いで中立ってことで。。。

4

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