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表題作 初恋のあとさき

美山 洸平 → 間島淳司

仁科 透 → 小野友樹

リバ有
その他キャラ
安東[高橋広樹]

あらすじ

10年振りの再会は懐かしさと恋の痛みに溢れていた――
カフェオーナー×会社員のすれ違いラブ。

仁科が打ち合わせに訪れたカフェは、学生時代の親友・美山がオーナーを務める店だった。
10年振りの再会を懐かしむ仁科とは対照的に、美山は自分を覚えていないかのように素っ気ない。
確かに存在した“友情以上"の関係。切ない「初恋」だったあの頃にはもう戻れないのか──?

作品情報

作品名
初恋のあとさき
著者
日高ショーコ 
媒体
CD
作品演出・監督
亀山俊樹
音楽
川中ゆかり
脚本
椎名理生
原画・イラスト
日高ショーコ
オリジナル媒体
コミック
メーカー
マリン・エンタテインメント
シリーズ
初恋のあとさき
収録時間
67 分
枚数
1 枚
ふろく
通販特典:キャストトークCD
発売日
JANコード
4996779020492
3.6

(38)

(10)

萌々

(15)

(6)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
10
得点
133
評価数
38
平均
3.6 / 5
神率
26.3%

レビュー投稿数10

何かが足りない…(-_- )

原作既読で聞きました。

キャストの、小野友さんは
特に違和感なくキャラクターにあってる感じで聞けましたが、間島さんはなんとなく違和感…

お二人、声が似てるから、ちゃんと集中してないと
どっちが喋ったのかが聞き取れず…
特に、話のストーリーが、急に過去にさかのぼったりするので、
ん?どっちのセリフ?どっちが断られちゃったの?
となりました。

原作はさすが、日高先生。
とてもキレイなBLです。
でも、惜しい…
何かが足りない…

何かが足りないからこそ、CD にしてしまったら
その足りなさがもっと露骨に出てきたような気がしました。

0

酷評も納得

酷評も納得。
モノローグに変な加工、効果音やBGMが最悪。

美山役が鈴村さん→間島さんにキャスト変更。
鈴村さんは特徴的な方なので、それに寄せたと思われる間島さんがつらたん。

全てが悪いほうに転んで、原作とは別物になっている。

原作は素晴らしい。もちろん間島さんにも非はない。

0

色々と惜しかった

原作既読。
はるか昔に原作を読んだのですが、CDの方はなんというか……ぼやけた印象です。
音声化するのはちょっと難があるかな、というような仕上がり。

美山役を間島さん、仁科役を小野さんが演じてます。
リバのあるCDを探していたので、ヒャホー! ともの凄いテンチョンで勢い購入したんですが、ちょっとがっかりでした。
致命的だったのが、主役お二人の声質が似ていて、全然聞き分けができなかったこと。
【イベリコ豚と~】でも感じた、今どっちが喋ってるの??? という混乱再来です。
これが絡みになると、もう本当にどっちが喋ってるか、喘いでるか、何してるのかすらわからなくって、折角お二人もと色っぽいお声なのに、ひとりが演技してるように聞こえるという残念具合。
銜え喋りに萌えのボルテージ急上昇しましたが、始終、あれ? こっちはどっち? な状態です。
リバならどっちでもいっか、くらいな気持ちで聞き流しました。

私の耳が慣れていないだけだと思うのですが、最低限、誰が聞いても聞き分けが出来るというのが、音声化の基本だと思います。
素敵な話なんですが、聞き分けのために全神経を集中していたので、ちっともストーリーが楽しめなかった上、疲労感が凄かったです。
あとモノローグもトンネルの中にでも入ったんじゃないか、というくらいこもっていて、もの凄く聞き取りづらかった。
これも声優さんの滑舌がどうこうじゃなくて、音響さん?の加工ミスなんでしょうか。
脚本もなんだかな、という部分も多々あり、原作が良かっただけに非常に勿体ないという気持ちです。

誤解があるといけないのですが、主演のおふたりの声は好きです。
声質の違う相手と組んだら、もっと素晴らしい作品になったのではないかなと思いました。

2

声が色っぽ~い!

原作既読。というか大好きな作品で何度も何度も読み返してます。
手元に本がなくても脳内で画面再生可能w
なので過去と現在が行ったり来たり、視点が仁科と美山に交互に切り替わったりというのが特に気にならず聞けたのですが、原作未読だとその辺りがわかりにくいかもです(´・ω・`;)

CD再生したときに、小野友樹さんがメインで出ているBL作品を聞くのは初めてだったことに気付きました。(新帝王!?なんて声もあるのに何故聞き逃していたのか・・・orz)今まで【おバカで一直線な少年】な声のイメージが強かったのですが、やー!ビックリ!すっげー色っぽい大人の男性の声でドキドキしちゃいました!ちょっとした掠れ声とかね!良かった~(//∀//)

間島さんもちょっと少年っぽさを残してる美山にピッタリでした。
(できればスズケンさんで聴きたかった気もしますが(;∀;))

再会後の初エッチの翌朝のシーンとgoodmorningの冒頭が、原作より甘めかな?原作の美山は少しシラッとした態度でしたが、声が甘めだったのねー(>∀<)となんだかうれしくなりました☆

0

リバありだけど

原作既読でしたが、、、
やっぱり原作読み直してから聞いた方がよかったかな。
っていうか、この本まだ家にあったかなぁ、、、

ストーリーそのものは、高校生時代の暴走する美山の恋に怖じ気づいて逃げた仁科が、別れて10年後、結婚も離婚も経験してから、偶然美山に再会して、改めて自分の心と向き合って、仁科とのことがトラウマになっていた美山に最チャレンジするお話で、
お話の展開としては、現在と過去を行きつ戻りつしながら、すれ違っていた恋が、新に結び直されて、尚かつ、リバに到達して、最後も対等な感じで朝を迎えたりして、
お話はよくできているの。
でも、今手元に本が無くて、メインの3人のビジュアルが思い出せないのと、メインのお二人のお声が、割と同系統のお声なのでしばしば聞き分けられない事があって、ちょっと戸惑った。
もちろん、お二人の演技的には素晴らしくて、お話の流れとしては、ちゃんと聞いていればどちらがどちらなのかはわかるのですが、台詞になる前の声だけの状態だと、どっちがどっちだったか一瞬で判断付かない事があったりして、その辺が、コミックの音声化の難しさかな。
多分、原作本を見ながらだと、そんな混乱もなくもっと楽しめたと思うので、出来れば原作で主要キャラのビジュアルをしっかり頭にインプットして聞いて下さいね。

3

もう一度、お互いに寄り添うこと

正直、美山は前作同様、鈴村さんでお願いしたかったです。
でもですね、聞いてみたら間島さんで違和感ほぼゼロだったことに驚きました。
何度も傷ついて、傷つくのを恐れて、それでも愛されたくて。
彼の抱える心の痛みと歪み、そしてどうしようもなく仁科に向かう気持ちがありありと感じられるのです。
安東が美山のことを放って置けない気持ちが良くわかります!
高校時代のピュアな美山もとっても可愛く、こうやって今の美山になったんだと思うと胸が痛み、その演じ分けが非常に巧みなのです。

仁科の小野友さん。
不器用で劣等感の塊で臆病で、ある意味ひどく普通のコである仁科をごくごく自然体に演じられていて、仁科の気持ちに深く寄り添うことができた気がします。
例えば学生時代の、仁科の美山から逃げたくなる焦燥感がひしひしと感じられ、そりゃ怖いよねーと同調し、
仁科が美山ともう一度やり直したいとはっきり告げるときの男前っぷり具合にぐっとくる!
逃げ腰の時と、決断した後の仁科の違いが無理なく表現されてたと思います。
素晴らしい!

仁科の狡さ、美山の傲慢さは、いかにも人間臭くて愛おしい。
でも逃げてばかりでなくちゃんと向き合おうと一歩を踏み出し、今度は相手の助けになれるだろうかとお互いのことを想い合う彼らの暖かな気持ちに、泣きたくなるくらい心揺さぶられました。
この音声化により、やはり原作がよく出来ているのだなと再認識することに。
また原作よりも彼らの心情がよりストレートに伝わってきたのがよかったと思います。

主役お二人について各々残念箇所をあげるとなれば、激昂していうセリフの言い方が想像とちょっとずれていたこと。
(仁科のオフィスシーン、美山の仁科の皿洗いをとめるシーン)
それでもそれらは些細なことと感じれるくらい、他が良かったです♪


安東役の高橋広樹さんですが、
ちょうど「BL裏話」で聞いてそう経たないが故に、
あの当時はあんなに純朴そうでわたわたフリートークされてたのに、こんなに魅力的な脇を演じられるとは!と感慨深く思ってしまいました(笑)
実によい仕事されてます。
安東も幸せになってほしい!

しつこいですが、
この美山がもし鈴村さんだったらどう演じられたのだろう・・・と考えてしまうのですが
もはやそんな想像も間島さんが非常に好演されてたからこそ、うきうきとできるのだと思います。
そして原作ファンとしての期待をも裏切らない、良質な一枚です。

3

いや~!!小野さんマジよかったっス!!

カフェのオーナー:美山洸平(間島淳司さん)×会社員:仁科透(小野友樹さん)の
再会ものです。
原作は既読です。(作品の内容は原作のレビューをご覧ください。)

いや~。何回原作読み返しても、CDを何回も聴いても、仁科は勝手だなあと
思いましたね(`・д・´)

原作側のレビューでも言わせてもらってますが、安東がいなければ本当に、この2人は
付き合うことは絶対になかったと思います(`・д・´)ホントニ
その安東の声を演じてらしたのが、高橋広樹さん。ええ声でした!!

あと・・・ひとつ思ったことが・・・。
「嵐のあと」という作品のスピンオフ作品が、この「初恋のあとさき」なんですが、
「嵐のあと」もCDになっており、美山の声は鈴村健一さんでした。
でも今回は鈴村さんではなく、間島さんでした。
鈴村さんはBL卒業したからか、それ以外の大人の事情なのかは知らないですが、
冗談抜きで残念でした・・・(´・ェ・`)

間島さんは今回の作品で初めて知った声優さんでしたが、よかったんですよ!
よかったけど、やはり間島さんには申し訳ないですが鈴村さんの方がよかったですね・・・

それでも、このCDを購入したのは、日高ショーコさんが好きというのもありますが、
小野友樹さんが仁科だったから。。。

小野さんの喘ぎ声、めっちゃいいですよ!!ホントおすすめします!!
いい低音で啼いてくださいます←
小野さんこれから、もっとBLCDに出演してほしいと思います!!

2

初恋の芽、ようやく育ちそうです。

「嵐のあと」から4年後(と、「初恋のあとさき」のあとがきに書いてあった)の美山と、10年振りに再会した仁科。
この「初恋のあとさき」は、私が初めて読んだ日高ショーコさんの御本でした。
読んだ時は、美山よりも仁科の方になぜか肩入れしてしまってました。
多分、直後に「嵐のあと」を読んで、美山のことをあまり良く思えなかったからだと思うんですが(これはかなりのヒコクミン発言ですよねスンマセン)。
どう考えても仁科の方が狡い子なんですよ、でもそっちの方が人間らしくて好きなんです。

しかしながらこのCDが、私を仁科好きから美山好きに変えてしまう程に良い配役なのです。
まず、間島さんの美山、表面上の明るい部分と苦い思いを抱えている暗い部分、そしてほんの少し垣間見える子どもっぽさ、その演じ分けが上手すぎるんです。
まるで自分が経験してきたことのように演じておられて、なんとも言えない胸の痛みが伝わってくるんです。
もちろん、あどけない感じの高校生の時の美山の演技も、やっぱりちゃんと美山なので素晴らしい。
高校時代の、一途な想いを仁科にぶつけ周りが見えてない美山と、不安定な気持ちのままそれを受け入れ拒絶できない仁科。
お二人の若々しい演技がこれまた堪らんかったです。温度差が痛すぎます。

再会した仁科が初めて美山の家に行った時。
いい雰囲気になっている最中で、仁科が結婚指輪をしていないことに気付いた美山が仁科に問いかけるシーン。
「……離婚した」と答える仁科を、美山はかなり強く拒絶します。
あのときの美山のセリフは、マンガを読んだ時以上に胸に響きました。

そして、仁科役の小野友さん。
優等生で真面目で流されやすく、保守的でバカ正直で、誰も愛せないし誰からも愛されない、何に対しても熱意が感じられない。
何かに縋り付きたいのに不器用すぎて縋り付けない、自分がかわいいくせに他人をとことん利用するまでには至らないマヌケさ。
自分にはない一途な想いや熱意を持つ美山に心の奥底では憧れて本気で愛していたくせに、それを認められない、自分を否定したくない。
そんな仁科の人間らしい部分を、あのソフトな声で上手に演じておられて感動しました。
こんな難しい子を美山は赦して、さらに「今の俺なら、仁科の迷いを拾ってやることができるんだろうか?」って、美山どんだけいい子なの!?
大人の美山が自分の中に抱えていた仁科への想いや葛藤をすべて抜きにして、大人の仁科へ向き合っていく場面、もう泣きそうでした。
音声になって、こんなにも胸に響いてくるものなのかと。

一途な想いと性に対する好奇心と子どもっぽい優越感。
そんな青臭い中で生まれた初恋の芽は、10年経ってようやく育とうとしているんだなあと感じさせられました。
償い赦し合うことから始まる、お互いを思い遣る気持ち、逃げ出さずに諦めずに真っ直ぐ向き合う大切さ。
ゆっくり時間をかけて育っていくんだろうなあ、と思わせるラストでした。

あと、大事な役どころでもある安東さん役の高橋さん!
あの低めのお声が、美山と仁科の子どもっぽさを引き立たせてて、いい感じに大人でした。
「あーあ、もうコイツら、見てらんねえなぁ」っていうセリフが聴こえてきそうなくらいに。
いいお兄さんの安東さんにも、幸せになっていただきたいです…。

「嵐のあと」で美山を演じておられたスズケンさんも美山らしかったですが、間島さんの美山もそれに負けないくらい素敵でした。惚れました!

5

晴々

>__モコ__さん
こんばんは!コメントうれしいです、ありがとうござますー!!
原作の方でも「仁科酷い男」って多くの方が仰られてる中、仁科好きなんですけど…の私がこんなレビュー書いていいものなのかーと迷いながらUPしたんですが、__モコ__さんにそう言っていただけただけでも大喜びです、書いてよかったー。
仁科には、美山に酷いことをした酷い言葉で傷つけた…という自覚があり、自分のせいで変わってしまった美山をもう一度変えたいという思いを「償い」として表現したのですが、美山もまた、若い頃の自分が、不安や迷いを抱えていた仁科を無視して一途な想いをぶつけていたという自覚があったのだと思います。
仁科の酷い仕打ちを「赦す」ことで、仁科の逡巡に向き合い、今度こそ同じ温度で愛し合い、同じ速度で歩んでいけるのかな、という美山の希望が言葉の端に感じられ、「やっぱ音になって耳に入ってくるのは違うわー」と感じました!

こちらこそ、読んでいただきありがとうございました!!

__モコ__

晴々さん、こんにちは。
レビューを読ませて頂いて、如何に自分が仁科が嫌いで萌えられなかったのかよく分かりました。
『赦しあう』って概念が自分に無くて、美山かわいそう、ばかりだった自分に気付いたんです。
そりゃ萌えないわ…と。
晴々さんのレビューでその単語見た瞬間、何ていうか、心の中がブワァッとなりました。
そして、もう一度しっかり原作を読み直したくもなりました(*´`)

素敵なレビューを読ませて頂き有難う御座いました♪

立体的に感じる奥深さ

原作既読です。

以前、原作を読んだ際、大好きな日高ショーコさん作品なのにあまり好みではなかったこちら。
仁科が狡くて狡くて仕方なくて、二人がくっついても素直に喜べず…。
(リバにはしっかり喜んでおりましたが)

何に対しても冷めている美山役を間島淳司さんが、そんな美山の高校時代のクラスメイトだったバツイチ男・仁科を小野友樹さんが演じてらっしゃいます。

ここからは本当に本当に、個人的な感想を。


仁科役を演じた小野友樹さん。
多分しっかり小野さんのドラマCDを聴いたというのは私は少ないのですが、とても優しい雰囲気で、仁科の生真面目さをとても柔らかく表現してらっしゃるなぁと思いました。
それ故に、……原作で感じていた彼の「狡さ」が半端じゃなく際立って感じる!
今回は珍しく、原作片手にこちらを聴き進めて行ったので尚更そう感じたのかもしれません。
ドラマCD仕様とでも言うのか、原作で仁科から美山に放った酷い言葉は、カットされていましたね。
私的にはあの言葉、読んで居てもキツイと思った部分だったので、ドラマCDの作中になくて良かったな、と正直思いました。

高校生と言う多感な時期に、自分の性癖を自覚し真っ向から認めた美山に対し、真っ直ぐに突き進んでくる美山の怖さ、未来への不安。
そういう黒く渦を巻きそうな足元から逃れたくて、その時には絶対に知り得なかった感情を、ようやく10年経った今になって仁科が気付けた。
本当は、やはり改めて原作を読んでも、仁科を狡く感じて仕方ないという感想が今でも沸き起こるのですが、こう、その部分を小野さんが全部掬い取って演じてらっしゃる気がして、
「仁科、本当にこんなに狡くて、本当は素直で優しいのか」
と感じてしまったのです。
色んな意味で『仁科株』が上がりました。

一方で、冷めていたのに、仁科という1人の男に翻弄され全てが熱くなる美山。
イメージ的にはもう少し美山の声質は硬い冷たい感じかな、と思って居たのですが、最初の仁科への態度と、少しずつ乱されていき、最後、全て心が仁科に向く段階への間島さんの声のトーンがやわらかく変化する気がして、感情の動きがとても分かり易かった♪
そして結局、美山は可愛い男なのです。


元々この作品では私は美山派(笑)だったのですが、このドラマCDを聴いて仁科という男を好きになり、
「これからは二人でしっかりと」
と心底思えました。


通販特典のキャストトークCD。
こちらは二人の掛け合いがすごーく楽しそうでしたよー、終始笑っていたお二人♪
特に、小野さんの引き笑いがだんだん気になって、それを聴く度に笑っていた自分が居ます(笑)


私のように原作にあまり萌えられなかった(特に仁科に)方も、是非。
声が徐々に柔らかくなるお二人の声にキュンとしますよ♪

3

もどかしい、けどそのもどかしさが良い…!

もどかしい2人の再会ラブに早くくっつけ~!とやきもきしつつ、個人的にかなりお気に入りな作品だった日高ショーコ先生の「初恋のあとさき」待望の音声化です♪
ジャケットイラストは日高先生の描き下ろしということで、とっても美しい~!
2人の距離に、美山の目線に、仁科の優しげな表情にドキドキです。

原作ファンとしましては、キャストの方々の演技には個人的に大満足!でした。
しかし、脚本上仕方ないのかな、とは思うのですが、正直、あれ?ちょっと原作と感じ方が違う??と感じた部分も。あとモノローグの際のくぐもった感じが…最初はわたしのイヤホンが悪いのかな!?とも思ったのですが、全体的にそのような演出?のようで、ちょっと違和感が…。会話と心情の語りを区別するのにわかりやすいとは思うのですが、少し気になってしまいました。
原作がとっても良かったので音声化にはかなり期待していたのですが、素敵な作品でしたがそのような点もあり、ちょっぴり残念です。

美山 洸平:間島 淳司さん
聴く前までは、美山の声にはもうちょっとひょうきんというか、軽いイメージかなぁと勝手に思っていたのですが…すみません、間島兄さん!あなた様でバッチリでした!!
正直、聴き始めは「ちょっと想像してた美山のイメージとは違うかも…?」と多少の違和感を感じてしまったものの、進めていくとあなたこそ美山!とイメージが固まりました。
「嵐のあと」では美山の配役が鈴村健一さんだったということなのですが、間島さんは間島さんの味があってとっても良かったです♪
なにより演じ分けがとってもお上手!!高校時代の美山が可愛いんだこれが…!(笑)
学生時代の美山は仁科しか見えてない、仁科好きだ~というまっすぐ具合が可愛くて。大人美山はどこか人や愛を信じてない、切なさ漂う…。そんな高校生・美山から10年後の大人・美山まで素敵に演じ分けられていました♪♪
仁科に言われた言葉を一言一句覚えてる、と言う美山でしたが、本当に仁科が大好きだったんだね…と切なくなります。これからたくさん幸せになってー!

仁科 透:小野 友樹さん
個人的にいまイチ押しな若手声優さんです…!アニメやBLCDなど幅広い活躍をされていますよね♪いつもいい演技をしてくださるので安心して聴けます。
仁科は綺麗でいい男なんですが、ずるい男なのです。
高校時代、派手で人気者の美山が自分に好意を抱いて自分だけに夢中になっていく、そんな様子・関係に優越感を抱いていた仁科ですが、「今だけ」だと思っていた美山の想いの本気さに重い・怖いと感じてしまい、最後に酷い言葉で美山を傷つけ、2人の関係は途絶えてしまうのです。
真面目で保守的な性格の仁科。大人になって結婚して離婚して。そして美山と再会して、昔の自分は怖くて逃げだして自分から美山を遠ざけたものの、今なら…と美山との新しい関係を望む仁科。都合がいい、と言ってしまえばそうなのですが、10年前は高校生で若気の至りでと思っていた関係に本気を感じれば、仁科のように怖いと感じて逃げてしまうのもわかるな~と。
小野さんの丁寧で落ち着いた、しかしどこか色気のある仁科がとっても素敵でした♪

安東:高橋 広樹さん
めっちゃいい声でした…!いい仕事してくれています!!
2人の関係を後押ししてくれる、いい人な安東。そんな安東に高橋さんとくればもう…!言う事なしです。個人的によく出てくる「洸平」呼びに萌えでした。

『good morning』も音声化されているのが嬉しかったです!
原作でも悶えましたが音声がつくとまたさらに良いですな~♪

美山は仁科に対して「どうせ逃げるくせに」「どうせ女に戻るくせに」とまだ信じきれない想いがあるようですが、ノンケの仁科を思うとそう感じてしまうのも仕方ない。それでも、時間がかかっても少しずつ少しずつ愛を深めていって2人が幸せになってくれたらなぁと思います♪

3

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