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表題作愛犬志願

安綱・神支那家が封印していた禍神である犬神
神支那旭・犬神使いの霊力喪失で探偵に23

その他の収録作品

  • 完全犯罪計画志願
  • あとがき

あらすじ

突然現れた最強の犬神・安綱と主従の契りを交わした旭。ところが、霊気を補充するため“まぐわい”を請われて……!?

作品情報

作品名
愛犬志願
著者
宮緒葵 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
シリーズ
愛犬志願
発売日
ISBN
9784829625491
3.9

(194)

(88)

萌々

(40)

(41)

中立

(10)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
34
得点
733
評価数
194
平均
3.9 / 5
神率
45.4%

レビュー投稿数34

ドーベルマンちょいちょい駄犬。

さすが宮緒先生、10年前のお話もブレてない。
愛犬を志願しちゃうお話だなんて、らしいしかない(・∀・)

妖怪を霊力で従え犬神とし、その犬神を使役するのが犬神使い。
受け様は、犬神使いの一族に生まれた旭。
霊力が落ち、家族からは出来損ない扱いを受け、家を出て今は探偵事務所を営む。

ある日、家に戻ると見ず知らずのイケメンから三つ指ついてお出迎えされる。
このイケメンこそ、旭の犬神である強化執着の攻め様、安綱。
禍神と呼ばれる絶対的霊力を持つ犬神。

初っ端から、旭を"我が君"と呼んで、ちょっと引くくらい喜びあふれる安綱で、せっかくのイケメンが残念なことに(;´∀`)
でもって、旭の歓心を得るためなら手段は選ばない。
この思考回路、ストーカーなやつやん…。
でも、そんな旭一筋で、他のものは塵芥って安綱、嫌いじゃない(^_^)

最強の犬神である安綱を奪うため、旭の代わりに当主になった弟の律が、犬神を差し向けてくるのですが。

霊力回復のため、と称してまぐわいを求めてくる安綱で、けっこうえちシーン多めかな。
しかも、中出ししても、旭は全て霊力として吸収してるから、他のたくさんの攻め様達から羨ましがられるわねぇ、なんて想像しちゃった(≧∇≦)

旭大好きで、神聖な儀式とかやっちゃってる安綱。
私から見たらドーベルマンなくせに、自分ではポメラニアン辺りを目指してるらしいのも可愛く見えちゃう。

同じく高位な霊力を持つ江雪まで旭の元に現れて、嫉妬でムキーッてなってる安綱もおバカさんでやはりかわいい。

0

立場が好みに合わなかった

 受けと攻めが逆だったら好みでした。

 交合うことで霊力を補給する場面で、挫折しました。(別の作品読んだらまた再開しようと思ってます)
 攻めフェラで受けの精液を飲むくらいだし、霊力を受け取る側が受けの方が良かったなあ、と。
 童貞の受けに対して、「肉に包まれるのは初めてでしょう?」みたいなこと言ってたので、ん!? もう挿入してる!? 肝心な部分すっ飛ばした!? 攻め受け逆だった!? ってちるちる確認したくらいです。(まあこのセリフはフェラのことだったんですが)
 

2

犬神の様子がおかしい……

とにかく行光が可愛い!さまざまな場面で癒してくれるありがたい存在だったのでまず言っておきたい可愛い。

文章は読みにくい。完全に独自の世界観を作り上げた作品だと空気を作るうえで良い効果を発揮する単語チョイスと文章だと思っていたが、現代ものでも同じように書かれると逆に違和感につながっていた。一文の組み立て方が呼吸に合わない。

受けの旭は聖人君子のようなイイ子。攻めの禍神(犬)はどうにも様子がおかしい。文章が硬く雰囲気がシリアス寄りになっていて、笑っていいところなのか?と戸惑いながら読んだ。主のパンツを盗む神とか笑っとけばいいんだろうけど……。

ストーリーは一言で言うと兄弟対決。心根がねじ曲がった弟が容赦なく殺しにくる。対する旭も家族に対しては冷酷に見えた。圧倒的に犬神>家族という感じ。酷い扱いを受けたのは分かるが、犬神たちについてはめちゃくちゃ考えてあげてるのに、弟の心情を思いやる描写が浅いのが気になった。

旭を絶対的存在として崇める安綱は突き抜けていて、変態でも狡猾でもここまでやってくれたら爽快感があって良い。振り切った信仰心は徐々に癖になり面白く読めた。
旭はちょっと苦手かな。作品全体が受け至上主義みたいな圧を醸し出していて、必要以上に持ち上げられているように感じた。作中のキャラが持ち上げてるんじゃなく作者が持ち上げているようで、イイ子っぷりの主張が強い。そこまで人格者とも思えない言動があるせいで、強引にイイ子に描こうとする様子が引っ掛かった。

安綱のキャラに印象を持っていかれる作品だと思う。たまに安綱視点に変わり、主へのストーカーっぷりを惜しみなく披露して笑わせてくれる。安綱は好きだったので(行光の次に!)最後まで楽しく読めた。

1

爆笑

いやー、笑いました。

我が君の手足となりたい。
我が君に可愛がってほしい。
我が君の全てがほしい。

「我が君は私の全て。私の命よりも大切な御方。」
「我が君、我が命っ!!」が1ミクロンもブレない犬っぷり。

押し掛け執事&ボディガードみたいなもんで「我が君、我が君、我が君、わがきみ、わがきみぃぃぃッ!!!」とハイテンションにまとわりつき、些細な事で狂喜乱舞する。

鬱陶しさはこのうえないけれど、なぜだか微妙に可愛い変態犬。
そして笑いだけではなく、なぜここまで受け一筋になったのかという理由などもしっかり書かれていたのでドン引きレベルの犬っぷりにも納得できました。

どこまでも大真面目なんだけど、だからこそシュールなギャグっぽさが際立つ感じで、とにかく笑えました。
萌えはしないんだけど、ご主人様が好きすぎる変態犬を読みたいという要望をきっちり満たしてくれて、こんなに笑える作品もそうそうないと思うので神です。




1

疲れてる夜にオススメしたい

宮尾先生の定番のわんこ攻さん。

私はこのお話か、俳優ものお話の渇仰で、
宮尾先生の犬ベスト一、二を悩むところなのですが、

シリアスなBLは数あれど
こんなに笑えるBL小説はなかなかない、という点でこちらをトップワンコに笑

もちろん、宮尾先生のしっかりした筆力に裏打ちされての笑いです
安心して、ストーカー犬の愛の攻撃に身を委ねて下さい笑

2

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