イラスト入り
毎度、ななめ上展開の愁堂れな氏でありますが…
とくにこのお方の3P・複数と聞いて、3Pコレクターのオレとしては
「ま…またか…( ´Д`)=3」とうなだれながら、しかしコレクションせずには
いられない性ゆえ買って読んでみた。
結果。
そう悪くないです。男の娘系の3Pってこと自体、割に新しいコンセプトだけど
導入や当て馬の存在など、読者焦らしには結構、成功しているんじゃないだろうか!?
むしろ、3P・複数系の定石をズラしていることで、ある意味新鮮でした。
それを「きもちわるっ!」と見るか「おもしろい」と見るかは
これホント分かれるとは思いますね…ニヒヒヒヒ
とくに、攻め2人の言動には納得いかない人多数ではないかと思いますが
気持ちうんぬんではなく、若気の至りのポルノちっくな作品だと思えば
自分的にはありです。
ふ〜。葵さんエゲツないわ〜(笑)
自分の従兄弟とその親友を焚きつけるんだもん。
杏が可哀想だけど結果、LOVELOVEなんでまぁいっか?みたいな感じですね。
可愛い男の子好きーにはたまらないかも?ちょっと杏がいい子?なようで
ちょいと足りないところがあるので好き嫌い別れるかもしれない受けです。
ストーリー的にはさらっとしてしてサクサク読めました。
内容はえっちー!!です。
親友の従兄弟であるカメラマンの葵に卒業旅行の足しにとモデルを誘われた杏。
テーマは男の娘!
セーラー服で下着は女性もの、男でもヌケるがコンセプトでHなポージングで杏自身もなんだかHな気分に。
親友の忍と蓮が見学するなかで葵がどんどん過激なポージングを要求してきて二人は大興奮。
しまいには撮影スタッフが撤収したあとに親友2人にHなことされてしまうという。
なんともHなお話し(笑)そして杏は二段階でとっととやっちゃわれます。
2人とも急性すぎる!!若さゆえかな?
この親友2人もなかなかの仲良しさんで君ら2人がくっつけば?くらいお互い思いやってます。
杏がどちらかを選んでも恨まない!とか(笑)
そして葵のロータープレゼントはすごいな、、、。
カメラマン根性で杏をえっちな体にしてしまい撮影に挑む。
大人な葵と2人の親友を比べてしまう杏。
葵はなぜあんなにあの2人を焚きつけたんだ、、、
杏は中身がちょっと女の子だねーカバー通りです。
自分的にはリヒトがかなり気になる。
あんなちょい役だけっておしー!!葵とリヒトで次でないかな?
やっぱり門地さんの絵は美味しいです。
ごっつぁんです。
内容は3Pにありがちな重いものではなくサクッとエロな作品。
あらすじであんまり期待できそうな中身じゃないかもなーというのは覚悟の上で、その上で門地先生目的で今回は購入。
本の中身が薄っぺらい笑
薄っぺら過ぎてとくに書く事もないかな。萌えるか萌えないかで言えばまあまあ萌えました。けど次はこういうタイプの作品があっても買わないな、と思います。
少し内容濃くならなかったのか…
余りにもすぐ読み終えてしまって、この内容でこの値段か…とちょっとだけ複雑な気持ちになりました。
男の娘と3Pととっても可愛い門地先生のイラストとで満足した作品でした。
…になってしまいました。
表紙と題名、粗筋で話の展開予想はついていた&自分の好みかどうかは分かっていたので「案の定」という結果なのですが、どうしても門地先生の男の娘、そして3Pが見たくて購入。ここだけしっかり堪能させていただきました。
本文は推敲も無しにとりあえずキャラだけ作ってババーっと思いつくままに書きました、というのが滲み出てる感じ。
この本に限った事ではありませんが、BL小説でよく見かける、私が最も嫌いなものが「神(作者)の陳述」。本作で頻出。これさえ無ければもう少し萌えたのに…。
神の陳述…私が勝手にそう読んでいるだけですが、キャラの思考回路や行動について作者が原因を弁護する事です。
説明が難しいですが…例えば「彼はこの快楽が何なのか分からなかった。無理もない、なぜなら彼は純粋だったからだ。」という文章、どう思いますか。
あまりにも唐突で、読者に有無を言わせないQ&A方式。純粋さを「純粋」という言葉で説明しただけで、読者はその言葉に無条件に降伏しないといけない。
数学じゃあるまいし明朗な答えを式の隣に直接書く必要はないだろう、と思う。解への導きすら無いので数学としても0点だが。情緒も無けりゃ論理構成もない。
普通キャラの個性は、自身の思考や行動だけで読者が自然と掴みとっていく訳で、あえて作者が説明しなくても分かる筈なんです。いや、分かるようにしないといけない。
ここで一般人の私が小説の書き方に物申すほど無意味で滑稽な事は無いが、しかし我慢がならない。これは「表現」じゃない。
こういう文章の頻出が、推敲してないと思わせる所以です。
所詮エロありきの作品か……じゃあエロいかというと全然エロくない。前戯をわりとねちっこく描いてる割にいざ本番になると途端に淡白になるのは何故。そういう作家さんなのだろうか。
門地先生がなんとかエロくしているだけ。正直、人気挿絵画家を使わなかったら読むに耐えない作品だっただろう。
なんでこんなにボロクソ書いているのかと言えば、私は、このイラストで!この設定で!このキャラクターで!もっとキュンとするような作品が読みたいのですよ!!本当に勿体無い…と悔しいです。
暴言ですが、セリフさえ読めば内容が掴めます。立ち読みで30分もかからず読めちゃう。もういっそ原作だけ渡して門地先生にコミカライズして欲しいです。
最後に、個人的高評価ポイントは表紙のアヘ顔ダブルピース。色んな意味でコレに騙されたのです(苦笑)BL界でこれを嫌味なくキュートにやっちゃうのは門地先生しかいない。本屋で衝撃でした。流石です。
3Pも恋愛なんだろうなと認めてはいるけど、その中の「プレイ」分類でしかない自分は、どの作品にもスッキリした読後感が得られないのです。
恋人を他人と共有するなんざ、隕石衝突かって位に相当するの普通でしょー?でね、元から好きな設定ではないのですよ。
それと分って、これが欲しかったのは 門地イラスト だからです。
3Pモノのやっぱりパターン(優秀でイケ面の、主人公だけが好きなナイト達とか、ヤラレテもすぐ許せる慈愛の主人公とか)は、あ~又か~って思っちゃってました。
ですが、
視姦で興奮したり女性用下着が“ずれたら”より興奮したり(衆人環視が好きなのか?)
乳首攻めの文量が多かったり(最初からどこもここも感じてスゴイなぁ~)
中出しした攻めがすぐに掻き出しを試みていること(攻めの相方の事を考えてか?)
受けは受けるだけのマグロに徹底(○○してーって言っちゃ駄目なの?)
と、主人公は初心な割に、ビッチは好きな橘の将来有望な所見があちこちと^^
門地先生の杏一が、恋を知らないオボコさと天然でおとぼけ感が絶妙で、あのかわい子ちゃん(死語?)のヤラレっぷりと言ったらもう;
いつもの汁気たっぷりのエロシーンがよりエロかったんじゃないか?
なのに、愁堂先生の、コミカルな内容とスル―と楽に読める文章は、エロくてもクドクはならず、橘には腹下ししない良い加減だったと思います。
読後感?やっぱりスッキリとはいかなかったけど、こればっかはしょうがないですね。
ガンコおやじですみません。