単行本版(電子限定描き下ろし付)
「しがらみのない男と後腐れのないセックスをしたい」
「放課後の不純」のスピンオフ。脩ちゃん気になっていたのでうれしいです。
コマや文字が大きくなって見やすくなりましたかね。
表紙のコマ割り好きです。同じ幅のコマが並んで、同じ構図で、動きを見せてくれる。このコマ割り、手法の名前ってあるんですかね。
ストーリーとしては、ワンナイトのつもりがハマってセフレになり、本気になっていく…という王道ですね。
特に意外性なく、予想通りの展開でした。
強いて言うと、途中、桐原が向井に無理矢理してひどいこと言ったのがムカついたくらいですかね。
で、向井は当然怒って桐原との関係を切ろうとするけど、桐原が告白して向井も許してハピエンとなるので、そこまでストレスはなかったです。
少し思ったのは、絵が…もうちょっと…アレだったらなぁ。ということ。
前2作では、そこまで気にならなかったんですが、本作ではコマが大きくなったからか、瞳とか顔の輪郭とかちょっと気になりまして。
あ、口絵、扉絵はシンプルでかっこよくて好きです。
この後「忘れた夏まで会いにいく」を読むので絵の変化があるかも見てみたいです。
主人公の向井君は、
割り切った大人のようで、
それでいて寂しがり。
複雑な感情を抱えつつも、
素知らぬ顔で一夜の関係を重ねていますが、
どこか満たされない。
そんな彼の前に現れた桐原君。
二人の恋の駆け引きが始まり、
お互いに惹かれているはずなのに、
素直になれない!
もどかしさが後押しになって、
ついつい夢中で読破。
どんなふうにまとまるのかと心配しましたが、
最後は気持ちよくEND!
描き下ろしもあって満足満足v
この二人は『放課後の不純』の続編にも出てきますv
そこもまた良しv
主人公向井君の表情がなかなかいいv
ここはこのシリーズ、全部読まないとね!
評価は神よりの『萌×2』で!
水谷のことが好きだった向井ですが、前巻では振られてしまいましたから、こちらで水谷以上にちゃんと本気になれる人と出会ってくれてとても嬉しく思いました。見た目からしても向井はもっと遊べるタイプのキャラかと思っていたけれど、意外とガードが堅いというか、寂しく1人でぽつんといる姿がいじらしくて放っておけないような雰囲気を纏っているんですよね。アメリカ帰りなのに、そういうギャップがたまらないなと。
そんな向井にがんがん攻めていく桐原は、日本男児らしい精悍な顔立ちで、こちらも人を惹き付けて離さない魅力があります。大学生なのに大人っぽいというか、酒屋で働いているところも含め、渋いですよね。捕らわれたらやばそうなのは分かっているのに、逃れられない。そんな向井の気持ちに共感しました。桐原も遊び人のように見えて、決めた人ができればその1人だけに熱心になれる人だったので安心。向井に甘い顔をする桐原の普段とのギャップに痺れました。沢木と水谷に負けないくらい、熱いカップルでいて欲しいです。
『放課後の不純』のスピンオフ。
水谷の幼馴染・修司が主役です。
修司の相手役・桐原の嫉妬と執着がとても良かった!
二人とも遊び人なのかな?
遊び慣れてる感じがしました。
遊びのつもりがいつの間にやら本気に……という、大好きな展開です。
桐原は余裕たっぷりのくせに、水谷との関係を勘違いして修司に嫉妬心丸出し。
それなのに、好きとは伝えない。
このハッキリしない焦ったさが切ないけど良かった。
グルグル悩んで、結局忘れられなくて修司に縋っちゃう感じが最高にキュンキュンした♡
早く言ってよ〜ってなりました!
で、いざ恋人同士になったらイチャイチャラブラブだしね^^
やってらんないよね(笑)
沢木と水谷も好きだけど、この二人はかなり好き。
可愛い系受けより、やっぱり男前受けが好き!
『放課後の不純』のスピンオフで、水谷の幼馴染み修司くんが主役。
前作では水谷に対して攻な感じでしたが、どちらもいけるようで今作は受。
バーで相手を探していて出会ったのが桐原。
よくあるのですが、あの出会い方って良いなぁとしみじみ。運命っぽいのです。
寝てみたら身体の相性も良く、一夜限りのはずが同じ大学で、互いに自分の気持ちを言わないままだったためセフレのようになってしまい、嫉妬と気持ちのすれ違いで衝突。
修司の色気がすごい!ホント綺麗なんです。もう、受としか見えない!
でも、水谷と会っている時は兄っぽい顔で、このギャップがいい!
桐谷はもう少し大人っぽいのかと思ったのですが、結構嫉妬メラメラだし、欲望に真っ直ぐ。でも、本人も言っていたけれど、それは修司だからで。ならありかなぁと思いました。
一冊丸々二人の話で読み応えあります。
できるなら、『放課後の不純』を読んでからの方が楽しめます。