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表題作極道は蜜を暴く

喜多村雄二,36歳,元弁護士の暴力団喜雄会会長
草薙郁也,28歳,警視庁特別機動隊SAT隊員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「お前の中に全部出してやる」
草薙は警察官でありながら、獰猛な極道のトップ・喜多村に激しく惹かれる。無理矢理始まったセックスは草薙の悦いところを全て暴き、荒々しい愛撫で喜多村の熱を教え込まれてしまった草薙の奥は、飛行機の中、素肌を這う手に乱され、やめろと言いながらもずくずくと猥らな熱を放ち喜多村を待ち望んでしまう…! だが、捜査線上に喜多村の名前が浮上、草薙は警察として岐路に立たされる。
この男とはもっと深い場所で繋がっていたい…激愛の極道BL!

作品情報

作品名
極道は蜜を暴く
著者
秋山みち花 
イラスト
周防佑未 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
シリーズ
極道は愛を捧げる
発売日
ISBN
9784799713532
2.9

(15)

(0)

萌々

(4)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
40
評価数
15
平均
2.9 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

シリーズ三作目

今回は餌付けもそこそこに、喜多村の過去の因縁を晴らす、が主題です。
前巻で郁也は研修で渡米するって話だったのですが、単なる遠距離ではなかったようで、流石は喜多村。。。
ちょいちょいUSに出張(何のしごと?!)、それなりに逢瀬は重ねられていたようです。で、その因縁の相手が実は郁也の身近にいたFBIの教官?だったという。

サカグチという日系で、人の懐に入るのがうまい!演技もうまい。郁也も同僚で喜多村のライバル?生嶋もコロッと騙されちゃって、、、
最終的に喜多村は郁也にワケを話してサカグチと敵対することになると言います。にわかに信じられない郁也はどちらに付くか悩むわけですが、少しづつサカグチに対する違和感が重なっていきます。そして、テロと判断された喜多村たちはSWATに出動され、その中で郁也がネゴシエーターとして中に向かいます。
喜多村は見張りに「日本人が来るから通せ」っていうんですが、、、それ、日系のサカグチも通れちゃうんじゃ?と私が想像した通り、サカグチは後ろに立って郁也を銃口で狙います。あーーー、そうよねーーー(笑)

ま、最後はまんまとサカグチが喜多村の用意周到な罠にはまって大成功!
郁也は怪我したものの、愛を深めるという良いお話でした。
でもこの後は続いてないので、当時あんまり継続リクエストが無かったんですかね。伏線は張ってそうだったので、回収プランはありそうですが残念。
しかし、フライト中のビジネスクラスでのイチャイチャとトイレで致してしまうのは、無理がありそうですけどねぇ。この時代のビジネスクラスってフラットにならない滑り台シートがほとんどだったはず。CAにバレるよねぇ。障害者用のトイレってあったかな、あったような気もするけど、そんなに広くなかったような。うーん(-_-)

個人的にこの王道は結構好みなのでした。SATとは思えない郁也と、ヤクザっぽくないスパダリ喜多村のラブラブをもう少し読みたかったな。

0

愛されてるなぁ…

今回も喜多村のプロ級の料理に舌鼓。
遠距離恋愛ってなんですか?のごとく喜多村はせっせせっせと郁也に会いに行っています。

長年ずっと探していた、弟・真聖が死んでしまった元凶の人物が判明。
その相手サカグチは、郁也が尊敬していると聞いたFBIの刑事だった。
巻き込みたくないのにすでに郁也はサカグチと接触、しかも強い憧れを抱いている。
郁也に告げるか喜多村は悩み──。

喜多村の決断がもうかっこいい。
すべては郁也の傷が最小限であることを祈る喜多村が素敵です。
愛されてるなぁ…、郁也。

喜多村か最も憎む相手との対峙なのでもっと盛り上がるのかと思いきや、案外呆気なく終息してしまったので…少し残念。
まぁ三作通じて、事件は全部アッサリ解決なんですが。

喜多村の右腕の高倉との関係性が語られていて、真聖との繋がりが見えたんですが。
高倉さん、もしかして真聖のことを…?ずっと秘めていたの?
弟っても義理だったのか。まさか真聖は喜多村に秘めたる想いが?
三角関係だったのか……!?
なんて勝手に脳内で盛り上がってしまいました。

美味しい料理と美味しいお酒。
愛されていると感じる空間はさぞ居心地がいいんだろうな。
郁也くんが羨ましい!

2

喜多村さん、強敵登場ですね

草薙にとって胃袋を満たす贅を尽くした手料理も欲求を満たす濃厚なエッチシーンも健在だが、今回はいつもの喜多村の飄々とした軽快さはなりを潜め気味。
最終巻として喜多村の弟の死の真相に絡むクライマックスとなる。

この巻では喜多村の片腕・高倉の登場と二人の過去、弟の真聖が亡くなった経緯から輝かしい経歴を捨てて裏社会に身を投じる事となった経緯が明らかになる。
ようやく期を熟して復讐を企てようとするも、憎む敵のサカグチは草薙のLAでのSWAT研修で既に関わりが深くなってしまっている状態の中で喜多村はどう出るか…。

正直な感想として、亡き弟に対する思い入れの強さと復讐を遂げると決めた執念の割にはあの結末は何となく生ぬるさは残る。
サカグチも掴みどころのない怖さを漂わせたまま、これからどうなるって余韻を残してのフェイドアウトの仕方なので、今後いつになるか解らないが再会しそうな予感はある。
ただ、最後に草薙がSATとしても、喜多村を守る為にも男気を発揮した所は良かったと思う。

あと、気になったのは高倉の内心で真聖に対しての熱い想いが垣間見えたところ。
この二人の関係がどこまで進んでいたのかっていうのは想像するしかないのが惜しい。
多分、告白せずにずっと心に秘めたままでいたのだろうな…。

0

餌付け第3弾

ヤクザシリーズ3作目、密かに私はヤクザ餌付けシリーズと呼んでいたのですが
今回もやっぱり美味しいものを用意して休暇帰国したSAT隊員の草薙に
振る舞っているヤクザの喜多村でした。

アメリカ研修にも心配で様子を見に行った前作、今回はその研修先を巻き込む
喜多村と側近高倉との長年の復讐が始める内容です。
しかしながら、その自分たちのキャリアも全て投げ捨てての復讐がかなり合法的。
ヤクザなら目には歯を以上を行くと思っていたら、かなり誠実な復讐劇で、
スリリングな展開を期待したなら拍子抜けしちゃう内容かも知れません。
ヤクザものなのに、それっぽさが全然感じない後味の軽い内容になってます。

2

「ヤクザDEご飯!」メインでいいかも?w

「ヤクザDEご飯!」「ご馳走ヤクザ」などの別名をもつシリーズ第3巻。
プロ並に料理がうまいヤクザ・喜多村(攻)による日本料理にはじまり
焼鳥屋の白レバー(臭みがなくて食べやすいですよね☆)、
本場アメリカンステーキなどが登場して食欲をそそります。
もう復讐のことは忘れてグルメ小説やればいいのでは?と思ったほどw

というのも、喜多村の復讐譚やヤクザ×警察のスリリングな関係など、設定自体は好みだけど、この巻に限って言えば消化不良に思えたので。


SAT警察官の草薙(受)がロスへ留学。
一方、日本にいる喜多村(攻)は、長年探していた復讐のターゲットを掴む。
唯一の家族だった義弟を殺したその男を狙う喜多村は、
ロスで草薙がターゲットを身近な存在としてかなり信頼していることを危惧し…。


恋人を巻き込みたくない喜多村の葛藤に比べ、
草薙が喜多村の恋人としてもSATとしてもボンヤリしていて、作中言われているほど優秀なイイ男に見えないのが難点でした。
尊敬する上司と喜多村との間ですごく揺れるでもなく、上司を問いただすでもなく、最後のFBIの決戦も作戦を知らされず蚊帳の外で、いらない子とまでは言わないけど存在感が希薄だったような??
上司も、なかなか腹を見せない曲者として描かれている割に、最後の敗退はアッサリであっけない。
すごそうなキャラ設定のわりに、展開にイマイチ説得力がないのがやや残念かな~という感じでした。


設定から骨太なストーリーを期待するとアレレ~でしたが、これまで築き上げてきたメイン二人の関係性は好きなので、かろうじて萌えに。
絡みは、機内でのプレイ以外はわりと普通というか、今までと比べると落ち着き気味でした。次回作あるなら、喜多村の料理薀蓄と、草薙とのラブイチャメインで書いて頂きたい!かもw

2

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