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晴れときどき、わかば荘 あらあら

hare tokidoki wakabasou araara

时晴的若叶庄

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表題作晴れときどき、わかば荘 あらあら

清川誠司,30歳
長崎恵一,30歳

同時収録作品101号室千葉晃太の場合前編後編

同時収録作品103号室長崎恵一の場合前編後編

同時収録作品102号室幕之内大輔の場合前編後編

一条誠,ジョッキー,
幕之内大輔,元王子ジョッキー,32歳

同時収録作品ごはんですよ前編後編

松本,木工職人,40歳
湊晴彦,後輩

その他の収録作品

  • あとがき
  • ところにより、天気雨

あらすじ

駅から3分風呂トイレ付き。女装ママが管理するアパート『わかば荘』。
101号室の千葉晃太は悩んでいた。男に恋をしたことに。
そこで、マブダチの翔に背中を押され告白を決意するのだが…!?
わかば荘に暮らす男たちの笑いあり涙あり、すったもんだの恋愛事情を
羽生山へび子がお魅せします!

作品情報

作品名
晴れときどき、わかば荘 あらあら
著者
羽生山へび子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
晴れときどき、わかば荘
発売日
ISBN
9784813030317
4.4

(194)

(118)

萌々

(50)

(22)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
30
得点
859
評価数
194
平均
4.4 / 5
神率
60.8%

レビュー投稿数30

や〜、最高ですな

へび子先生初読みです。
や〜、いい話ばかり。最高ですね!

最初、絵がゆるい感じかなぁと思っていたら、ここ!てとこで決め顔がバシッと決まる!
話の流れとともに魅せ方もメリハリがあっていい!
うまい、心地いい、引き込まれる!と唸りました。

男性の裸体の絵もいい。
攻めがみんな、カッコいい。
受けがみんな、色っぽい。
間にギャグがあり、しっかり笑わせてもらってのかっこいいやらかわいいやらきゅんきゅんします。
で、しっかり感動もするし!

翔がかっこいい!
中身もやることも男前。

それまでちょいちょい名前が出てきていた大輔が気になっていたら
「青い影」ですよ。
ダメ男っぷりがいい感じに描かれていて〜からの、豹変っぷり!
あの競馬のシーンは圧巻でした!!

誠におめでとうございます…と言われ、大輔が「てめぇのせいで〜」とムチで誠のおしりを叩くとこ笑ったww

あと、笑ったのは
「ごはんですよ」で
松本のお見合い写真が別人だったとこw
はるの視線に気付いていたという松本が「正直こんな気分だった」とストリップをイメージしていたとこww

描き下ろしで、それまでのカップルの後日談を流れるようにひとつのお話にするところもおしゃれでうまいなぁと感動した。
ラストのコマもいい。

0

癒されたり泣かされたり

作者さんの作品はこちらが初めてです。
BLっぽくない表紙で、正直どうなんだろうと思っていたのですが…何コレ、すんごく良い!大好きになってしまいました。

作画には割と早い段階で慣れました。むしろめっちゃ可愛いし、色っぽくもある。
背景とかの書き込みも細かく、それでいて読みにくく感じません。

わかば荘に住む男たちや、小料理わかばのママのキャラクターの設定が細かく丁寧で、個性的なのが良い。
それぞれの恋愛模様にクスッと笑えたり、グッと胸を掴まれたり、ギュンとしたり色々な感情にさせられます。

カバー下のお部屋紹介がとても細かい。
作者さんの作品やキャラへの愛情を感じます。
ずっと眺めて楽しんでます。

今年作者さんがお亡くなりになられたという事で、新しい作品をもう読めないことは本当に残念ですが、このような素敵な作品を生み出してくださった事に感謝です。
いつまでも良い作品は読者の中に残りますから。
他の作品も読みます。
ご冥福をお祈りします。

1

柔らかな描写 郷愁を感じる画風

訃報を読んで、作品を読みました。
一度読んだことがあるのですが、なんとなく記憶から流れて忘れていました。
でも多くの読者が描いていますが、また読みたくなる、ふと思い出す作品です。

ハブとへび、だから、沖縄出身の方と思ってました、「メタルギアソリッド」のスネークだったんですね。

良い作品をこの世に出して頂いてありがとうございました。
合掌。

0

みんな違ってみんないい!!

へび子先生の作品を最初に読んだ時の衝撃は忘れません。
なんて演出のお上手な先生なんだろう!と感動しましたが、
改めて、お話の引き出しの多さに脱帽いたしました。

細かい情景描写、カメラワーク?、倒置法的表現…まるで古き良き時代の青春邦画を見ているようで
笑いあり、涙ありの作品たち。是非昭和歌謡をかけながら読んでほしい・・。

なにより登場人物が多いのに全員もれなく個性的で愛おしい。

空回りがちなツッパリDKと彼のクールな親友との友情の恋愛劇 (萌える)
お疲れ優リーマンと青春時代を共に過ごした地方の元恋人との再会劇 (尊い)
堕落したかつての天才ジョッキーとイケメン後輩若手イケメンジョッキーによる情熱劇(熱い)
そして、同時収録のイカツい男やもめx綺麗な世話焼き後輩による家族愛(幸せ)

それぞれ全く違う色味ながらも全作品が完成度が高くて読みごたえたっぷり。
かなり凝縮された至高の1冊です。

1

燻っていても見ている人はちゃんと見ている

 レトロな雰囲気漂うわかば荘の住人にそれぞれ焦点を当てた群像劇になっています。生活感溢れる部屋の描写が好きですね。私は後半の2組が特にお気に入りになりました。

◆102号室 幕之内大輔
 現ジョッキーの一条と、元ジョッキーの大輔の話。スランプから辞めざるを得なくなり、ジョッキー時代が完全に過去の栄光と化し、燻った生活を送る大輔。そんな大輔に憧れていた一条は、彼の元に通い詰め、最終的には彼を競馬場に戻すことに成功します。競馬には詳しくないけれど、強気に駆け抜けるジョッキー姿の大輔は、確かに人を惹きつける魅力があるなぁと感じました。一条は大輔を復帰させるきっかけにはなったけれど、戻ったのは結局本人の意志。大輔の心の奥にはきっと競馬への熱とか、勝負師としての魂が眠っていたんだろうなぁと思います。ライバルとして戦う男達の姿はやはり素晴らしいですね。

◆ごはんですよ
 男やもめで子持ちの松本と、その部屋に通う後輩の湊。周りから見たら哀れなおじさんでしかない松本ですが、湊にとっては十分性的対象になる存在です。息子のまさるをしっかり育てているいいお父さんな松本は、確かに独り身のままではもったいない男。湊からの片想い期間が長いように見えて、実は松本の方も彼の視線の意味にはちゃんと気付いていたというところに萌えました。まさるも可愛いし、男3人で幸せな家庭を築いていくことを期待しています。

0

昭和感漂う懐かしい雰囲気に癒される

すごい!
絵柄もそうですけど、これだけコメディー要素が多いのに最後にはホロリときてしまう。
まさにヘビ子先生マジックです!

わかば荘の住人3人の恋物語と、シングルファザーと後輩のお話が収録されています。
登場人物それぞれが大切な何かを見つけて成長し、幸せになっていくので、読後の爽やかさは言うまでもありません。

Hな絡みは少ないのですが、それでも全てのカップルに共通する男らしい攻めと可愛らしい受けに非常に萌えました。

大家さんも優しくて最高だし、本当にわかば荘があれは一度は住んでみたいと思いました。
でも、もしかして女人禁制なのかしら…?

1

みんな頑張って生きている!

毎回読み返すとなんともいえない気分になります。
よし、明日から頑張ろうとか、みんな頑張って生きてるんだ!とか。

みんなどのお話も愛しくて頑張ってて毎日一生懸命に生きてて。

それぞれのお話が相手をほっとけなくて世話やいて、本当は好きで。
その気持ちが伝わったり再び繋がったり。

どれもとてもいいお話です。
晃太と翔
元気で若くておバカで大切な存在で。翔が晃太の片想いを後押しするのにキスして、晃太は興奮してせっかくの片想いの相手とのデートでも翔のことばかり。いつも翔がいてくれた。
俺にしとけよって萌えました!

長崎さん。
仕事が超ハードで理不尽で気の毒でした。地元の大事な友達との思い出を大切に毎日乗りきって。友達も同じ気持ちで。良かった。

幕の内さん。
エッチもあんな感じでどうなるかと思いましたが結果的に後輩が幕の内を引っ張りあげてくれましたね。六年も燻ってたのにすごいです。勝負はどちらが勝つのでしょう。どっちも勝って欲しい!

ごはんですよ。
松本は春の気持ちに気付いていたんですね。男やもめと可愛い子供。女房になりたかったってもう愛しすぎる!松本も見合いの前夜に春に電話して。そして春を好きだったんですね。良かった。各駅停車でやっと終点に着きましたね。

本当にみんないいお話でした。

2

仲間に入りたい

大好きです、わかば荘。
羽生山へび子さんの描くシリアス画の艶っぽさも素敵だし、デフォルメの下ぶくれ感もたまらない。その魅力が余すことなく収められています。
ただこちらは「まあまあ」に比べると年齢層若めのせいか艶っぽさは抑えめ。

和服の女装家・わかばが営むわかば荘。希望すれば小料理屋わかばの賄い付き。
下町の路地裏に建つ古ぼけたアパートの住人たちの恋模様が描かれています。

1話目は101号室に住む金髪リーゼントの高校生・千葉晃太。
キラキラした王子様のような堤川に惚れた晃太は、親友の翔に叱咤激励されながら、この恋を成就させようと奮闘するが…。
晃太は親の再婚でいたたまれず一人暮らしという複雑な事情を抱えているものの、ものすごくおばかで前向きです。ちょっと無事に生きていけるのか心配になるくらいのおばかぶり。そんな晃太が今日も無事に生きていけるのは、親友の翔あってこそ。保護者と野生動物のような感じです。
堤川に好かれるために翔に相談しながらイメチェン、デートの算段などをしていく晃太ですが、いざデートへ行ってみたら…。
ああ、甘酸っぱいなあ!おばかだけに気付いたら行動が早い。ビバ若さという感じでした。

2話目は103号室に住む自動車会社営業の長崎恵一。
扉絵が笑えるのに色っぽい。
営業とは名ばかり。故障の多い自社製品のせいで修理やメンテに飛び回る日々。嫌味セクハラ三昧の客先に耐えつつ、思い出すのはもう10年も会っていない高校時代のダチのこと…。
心の奥にしまい込んだはずの思い出の相手・キヨが突然訪ねてきたことで物語が動き出すのですが、もう焦れったい。キヨが会いに来なかったら恵一はもう二度と会えなくてもいいと思っていたのかなあと考えてしまうと、本当にやるせない気持ちになります。
強い想いはしまい込んでも溢れてくるもの。ごちゃごちゃ考えずに溢れたら相手にぶつけてしまえばいいじゃない、と思ってしまうわたしのようなタイプの方にはイライラ不可避の話です。

3話目は102号室に住む元ジョッキーの幕之内大輔。
天才と謳われながらもその座に胡座をかいて転落していった大輔と、全盛期の大輔に憧れてジョッキーになった一条の話です。
たぶんとても良い話なんだと思うのですが、大輔のような自堕落系が苦手ゆえ楽しめず。一条の純粋な想いに半年で応えたのは素晴らしいけれども…。

同時収録が1番のおすすめです。
工場勤務の男やもめ・杉本っさんとまさる、後輩のはるの話です。
週末になると杉本家に遊びに行くはる。まさるははるが大好き。はるもまさるにべったり。そしてはるが昼寝すると毎回交わされる会話。「再婚しないんすか?」「しばらくいいわ」
何と言ってもまさるのかわいさが突き抜けています。うちにもいないかな、まさる。押入れの奥の方から出てきそうなまさる。雨の日は傘の代わりに蓮子の葉をさしてそうなまさる。座敷わらしか、コロボックルか、まさるか。萌え死にます。
最初ははる目線で杉本っさんに恋する気持ちが綴られています。それだけでも十分きゅんきゅんするのですが、後半のアンサー的な杉本っさん目線で「ウワーッ!!」ってなります。
子供は可愛い、胸きゅんもジリジリも幸福感も味わえる、四拍子揃った作品です。

本編「萌」、同時収録「神」で、間を取って萌2となりました。
ただこのコミックスはカバーが脂を吸いやすい素材で仕上げられているので、ハンドクリームやスナック菓子厳禁です。紙媒体にこだわりのない方は電子版で購入した方が良いかもしれません。

1

癖のある絵で独特な空気感が。

昨日街でこの作品に登場する晃太みたいな感じの兄ちゃん(童顔・金髪・もふもふリーゼント)を見かけ、めちゃくちゃ思い出したので記憶をたぐってレビューします。(いや、これがまた翔みたいな感じのチョット強面の子と二人でツナギ着て歩いてたんですね。多分2人とも十代)

羽生山へび子さん、まずはとにかく絵がいいですよね。この癖が苦手と思う方も多いのだとは思いますが、男の子たちがわちゃわちゃしてる様子を小汚い感じも含めて表現するのがとても上手い。

ギャグやコミカルなシーンとシリアスなシーンのバランスやつなぎも本当に上手くて、違和感なくそれぞれのカップルの日常にキュンとしたり、クスッとしたり、ホロッとしたりさせられます。それぞれのカップルがそれぞれに個性的なので飽きずに楽しめます。
ひとつひとつのエピソードはそんなに長くないのに、登場人物ひとりひとりの人となりやこれまでがしっかり描かれているのも素敵です。

続編の「まあまぁ」と併せて、読んで損のない一冊です。

3

あらあら

高校生カプが好きだ。
相変わらずアホでまっすぐな受が可愛いと思うのです。
リーゼントとか・・・萌えるわww
男が好き、マジメなあの子が好き。
そんな恋の相談から~なお話しですな。
アホな受が可愛いのもそうなんですが、
「俺で練習しとけ」言っておいて、最終自分が照れるとか
そっちのが可愛いわ!思わずww

エロが少々薄めなのが残念ではありますが
へび子さん独特の雰囲気と、キャラクター達が
すばらしく楽しい。
住民たちも色があってにぎやかさがまた素敵ですw
ナウ☆でヤング☆な人間模様がおいしい一作でした。

1

絵で魅せる。心、潤う。

男なのに男が好きだという 高校生にとって受け入れがたい現実。
そんな高校生の夢うつつな姿を 煙草の煙が明るい所から暗いところへ逃げていく描写により 一層神秘的な雰囲気を醸し出している。
もう、本当に場の空気を作り出すのが上手な作家さんで
まず雰囲気に飲み込まれます。
そして、賑やかな日常の後の絵だけで表されるシリアスな場面。
静と動のバランスが絶妙なんです!!
本当に絵で魅せる作家さんです。
心を潤わせたい時、お勧めします。

1

じわじわと溢れる感動。。

『まあまあ』が発売された時、『あらあら』と一緒にというレビューを拝見して、まず『あらあら』おを拝読。
絵がちょっと苦手で躊躇してたところがあったんですが、この絵が昭和レトロテイストなこのお話にぴったり!
思わず顔がほころぶような優しさや、胸を締め付けるような切なさや、思わず吹き出してしまうような面白さが散りばめられていて、その絶妙なバランスに心を鷲掴みされてしまいました☆

どのお話が一番好きかと聞かれるとすごく悩むところなんですが、ふと頭に浮かぶのが、サラブレッドに跨る幕之内大輔の凛とした姿!
うわぁぁぁ!カッコいい!!!って胸がゾクゾクしました!
想像力が足りないのかもしれないですが、大輔のジョッキー復活なんて全く想像していなくて、予想外の展開に一条並にドキドキしちゃったんですよね☆
ある事件がきっかけで競馬界から姿を消し、自堕落な生活を送っていた大輔。
でも、一条が訪問してくるようになった頃から、競馬への情熱が消えていないことは垣間見えていた。
あぁいう展開は胸をすく思いで本当に気持ちよくて大好きです!
まだちゃんと始まってもいない2人ですが、早く一条が大輔にあんなことやこんなことができるようになりますように(笑)

この他のお話も、文句無く素晴らしくて笑い有り涙有りの心癒されるお話ばかり!
自分ではどうしても埋めることができない心にぽっかり空いた穴を埋めてくれるような、素敵な短編集です☆
読む度に心にじわじわと染みて来て、幸せな気持ちになれます。
とにかく皆優しい☆
自分の気持ちを押し付けるより前に、相手の気持ちを思いやる、そんな人たちばかりです。
個性豊かな住人の、十人十色な人間模様をへび子さんワールドで楽しんで頂きたい♪
いろんな人に読んでもらいたいです☆

4

優しさと愛に溢れてる

わかば荘の住人たち、すごくよかった。建設業のあんちゃんたちに狙われてるケイと筑後弁のキヨがベストカップルかな。同時収録の『ごはんですよ』…これはもう萌がドンピシャ!以前からへび子さんのサイトにいる「子供くん」がまさるという子役で出ていて、それだけでも感慨深いものがあるのに、しゃ、喋ってる!怒ってる!健気!と、その可愛さにまたキューンと(〃∇〃)わかば荘のママの若いころの話なんてのも読んでみたいし、とうとう出てこなかった板さんのケンちゃんや、出番のなかったリーゼントとメガネリーマンの住人も気になるところ。

2

人気作だったので

いつか読んで見ようと思ってました。
ギャグテイストって苦手だったんですが、最近ギャグテイストのBLも面白いと知りました(笑)
キャラクターの一人一人の個性溢れる作品ですね。
とりあえず、コウタくんは純粋ピュアピュアヤンキーが第一印象であの頭はもったいない気がしましたね。
そして、エロい雰囲気が漂ってるからいつか犯られちゃうよ?なケイイチさんは本当に犯すられちゃえば良いのにとか思いながら、車のボンネット?がどんな態勢で直撃したのか検証しました(笑)
羽生山へび子先生の他の作品もぜひ、読んでみたいと思います。
私もわかば荘に住みたいんですが、家賃おいくらでしょうか?

6

笑って泣いて胸ぎゅんぎゅんのジェットコースター!

 短編の中にぎゅぎゅっと詰まった青春の甘酸っぱさと切なさとアホさとエロさが弾けて全力疾走。絵柄が苦手だと思っていましたが、この絵柄だからこそ、この勢いで笑いと涙とドキドキを描けるんですね! 神です。酸欠に陥るわ涙で前は見えないわで、途中何度か息継ぎ&セクシャル休憩が必要でした。久しぶりに運動して健康になったような気がします。

◆マイフェアなんとか~
 同級生とマブダチ。未来への期待と切なさ。若さゆえの迷いと勢い。
等身大のキラキラに胸がじわっと温かくなり、こみ上げる切なさと甘さに下腹部がじわっと熱くなり、まるで繋がってるかのようなキスシーンで早くも爆発。
◆ムーンリバーと俺
 大人の青春。きれいな思い出を壊したくなくて大切に守って諦めて。大人になると夢を忘れるけど、子どもの頃に叶えられなかった夢を叶えられるのは大人なのだという、諦めた大人に夢を思い出させる話。
◆青い影
 栄光と挫折を乗り越えて成長するジョッキー。王子受け萌え!
◆ごはんですよ
 分かっていて知らないふりをする大人の上下左右の事情。

ごちそうさまでした!

2

軽く楽しく読め、しっかり萌える

わかば荘にまつわる3組のカップルのお話。
どれも短編ながら、しっかりと読める読み応えのある一冊でした。羽生山さんの本は初めて手にとったのですが、こんなにテンポよく笑わせながらBLを描ける作家さんなかなかいないのでは!もっとさまざまなところで活躍していただきたい作家さんだなと思いました。
どれもただのギャグにとどまらず、芽生えてしまった友人との恋に対する戸惑いなど、しっかりとBLとしても萌えさせてくれる作品でした。
個人的にはジョッキーの先輩と後輩の物語が好きです。ジョッキーが舞台のBLは読んだことなかったかもしれません。過去の栄光から転落した没落エースの先輩受けの、先輩に憧れていた現役エースの攻め、という組み合わせがかなり好きです。

3

セクシャ~ル もわ~ん❤

な、なんも言えねぇ。
読めばたちまちあらあらへび子ワールドに巻き込まれて細かいギャグで大笑いしっぱなしだのちょいちょい挟むドラマティック展開に涙腺が早々に決壊しちゃってティシュがすぐにぐしょぐしょになるだのキスやらエッチやらが官能的エロチックでじゅんじゅんと心臓がハートピンクになっちゃっただわととってもとっても大忙しじゃい!じゃい!
男、オス、オトコ、雄、漢、おとこ、いろんなタイプの男達が登場。
ママ(女装のおっさん)が一番情に厚くて律儀。ママの恋人が見たかったわ~。

4

わかば荘 入居者募集中! まかないもついておりますよ?

わかば荘いいなぁ。私も住みたい!
管理人は小料理屋「わかば」のおかまなママさん。
お話は101、102、103号室のそれぞれの入居者のお話がオブニバス風に入っています。(+男やもめのお話も)
『せまく 小さく うすぎたなくも 素晴らしい日々』を送っている人たちのお話でした。

■【101号室 千葉晃太~マイフェアなんとか~前・後編】
リーゼント+短ラン+ボンタンは常識たい!的な、
カタチだけはいっちょまえにヤンキーの、なんちゃってヤンキー晃太のお話です。
シャツ出し、中は色Tなので頭以外は普通に今時ヤンキーですけどw
晃太の友達・翔が男前で萌萌しました。
晃太にキスの仕方を「こーやんだよ」と教える翔。あのキスシーンは心臓がドキっとして痛かったです。いつから私は心臓病になったのだろうか。そして「俺にしとけ」という翔やんとバイクのバックミラーに映った晃太の顔を見て、涙が…。

■【103号室 長崎恵一~ムーンリバーとオレ~前・後編 】
こちらの作品は疲労リーマン恵一の親友との再会のお話です。
恵一は営業なのに整備もしなきゃいけないという理不尽。そして顧客の嫌がらせ。
がんばって働いている全ての人にありがとうを言いたくなる、
疲労リーマン恵一のがんばり屋さんぶりでした。ほんと、特別手当出したげて~。
でもキヨに再会できたことが一番のご褒美かな♪
ゆっくり育くまれ結ばれた想いを、これからもしっかり大きく育って行って欲しいなと思いました。
じんわり涙ポロリ。

■【102号室 幕之内大輔~青い影~前・後編】
転落人生を歩んでいる元トップジョッキー大輔のお話です。
大輔はスランプの後、師匠を殴るという暴行事件を起こし引退。
『光陰、めっちゃ矢』のごとし、あれから6年…
後輩の一条が大輔のアパートに訪ねてきます。
初めは俺を笑いに来たのか、と勘ぐっていた大輔もやがて一条の気持ちに気がつき…。
一条のおかげで復帰できた大輔。
二人は恋人であり良きライバルという関係になりましたが、これからははりあいのある素敵な日々が始るんだろうなと思い、胸熱くなるのでした。

■【ごはんですよ 前・後編】
こぶ付きやもめ男・松本×同僚・はるのお話です。
こぶちゃんが小っちゃくて可愛いのなんのって。ちょっと座敷わらし風でもありますがw
松本さんが漢らしくてたくましかった…。そして「あんたの女房になりたかった」と言うはるがいじらしくて健気なところにきゅん。

どれも心あたたまる素敵なお話ばかりでした。
そして今までの羽生山さんの作品に比べてエロ度が高かったように思います!
あぁ不整脈が止まらない…!どの作品もかなり萌萌しました♪

5

レトロ感満載な独特の作風

作中に出てくるスマホに猛烈に違和感を感じるほどw昭和な雰囲気を醸し出す作風ですw
ちょっとシュールなギャグテイストかと思いきや、マジメに恋愛マンガしていますw

BL初心者にいきなりコレを薦める気にはなれないwけど、たくさんいろいろなBLを読んでこられた方々には、こういうのも斬新でいいかもですw

年季の入ったオネエのママが管理する、(図らずも)総ホモなアパート「わかば荘」を舞台に繰り広げられる3カップルのお話と、わかば荘とは舞台も時代設定も違う「ごはんですよ」が収録されています。(こちらはモブの会話に「三船」とかwでてくるので多分リアルに昭和w)

個人的に一番好きなのは、『幕之内大輔』編!
落ちぶれた元トップジョッキーと今を輝く現トップジョッキーのお話
栄光と挫折と憧れと…
こういうの好きです。復活のシーンかっこよかった!

4

独特の世界観にひきこまれる…

元々へび子さんの作品が好きだったので迷わず購入。
簡潔に感想を述べますと、萌えて死ぬかと思いました…^^

全部素晴らしく甲乙はつけがたいのですが、個人的には102号室幕之内大輔の場合・ジョッキーのBLと、ごはんですよ前後編・職人とリーマンの作品が特に萌えでした。
ごはん~に至ってはガチムチ攻めで、もう…言い残すことはありません…(笑)

収録作品はもう全てへび子ワールド全開で、なるほど先生にしか描けない漫画だな~と思いました。オススメです!

4

近所にすみたい

大所帯ものってがちゃがちゃしすぎているものが多くて
あまりはまらないのですが
こちらは、楽しかったです。

がちゃがちゃはしているのですが
全員が常に絡んでいるわけじゃなく、しっかりとその人々の生活が見えるので、よみやすかった。

女装ママは全くきれいには見えないですが、女装ママっていうだけで嬉しくなる。

それぞれの恋がありますが
ただラブラブっていうわけではなく、何か乗り越えるものが
あったり、人からはわからない内面の戦いがあったりと
くっついたから幸せではなく
そのために何かがあった。
というのが見えるので
気持ちが入りやすかった。

3

うわあああこれは良いッ!!

ちょっと昭和の香りが漂う(良い意味で)このBL!

いやあああああすっごくよかった!!!

おっとこまえの彼氏ができちゃうリーゼント学生の恋模様やら
男やもめの”THE 漢”なおっさんと職場の後輩くんの恋模様。
もう忘れようと決めたのに、お互い忘れられなかった10年越しのハッピーエンドやら、
もう一度輝いてたあなたが見たい!落ちぶれジョッキーを救った若いジョッキー

すべての作品が愛にあふれてて本当に良かったです。めちゃくちゃおすすめ!
BL漫画特有のぶっ飛び感も無く、むしろどこかリアルで切ない、
でもそれをも凌駕しちゃう見え隠れする二人の愛情がすっごくよかった!!
(なんかクサいレビューになってしまう!爆)

何で響くのかって考えたら、どのお話も主人公は”二人とも”なんですよね。
どっちか視点で最後までいっちゃうのではなく、
途中でガッツリ視点が自然ともう一人へ…ってね。
もうなんだろう。
どのお話でも、すっごく羨ましく微笑ましい幸せな空気が漂ってるんですよ(*´ω`)
社会人の、特に日本のサラリーマンの切ない感じもリアルに出ていて、
ずっと応援したくなっちゃう作品ばかりです。

攻めはどこまでも男らしくてかっこいいし、
受けも受けで可愛くてでもやっぱり男で素直な感じ。
私も男性になってこのアパートに住みつきたい…(笑)

文句なしで神評価。エッチシーンも素直に萌えます。

10

羽生山先生は正しくBL漫画家でいらっしゃいますね

先生のホームページに載っている漫画のエロ場面に大変心を惹かれ、何度も見ては「これと同等のものを商業漫画でも描いて下さらないかな」と思っていたところ、この本でエロに満足されたという方のレビューを拝見し、急いで買いました。

大変素晴らしいものでした。

羽生山先生は特にエロ場面で名高いわけではないようですが、私は以前から、先生の漫画に描かれるわずかなエロ表現の秀逸さの虜でしたので、先生がこの漫画を描かれたことをとても嬉しく思います。

今後、先生がよりエロ場面に重きを置いた漫画を描いて下さることを願い、そのときこそ「神」評価をいれることができますよう、今回はこの評価に致しました。

3

恥ずかしながら号泣です(´O`)°゜

わかば荘に住む住人たちの、三つのお話が描かれたこの作品。
どれも流石、へび子先生!!でした♪
ママにも板さんにも萌えたし、細かいエピソードのくすぐりの素晴らしい事ったらもう~!
レビューが「!!」だらけになりそうです。

ですが、あえて一つのストーリーに的を絞ります。
それは、長崎恵一さんの自動車販売営業リーマンのお話。


~ムーンリバーと俺~前後編、簡単あらすじ。

小料理屋の裏にある『わかば荘』103号室に住む長崎恵一(ケイ)は30才。
重機会社の営業として就職したが、本社(福岡?)から最も遠い営業所(茨城?)に配属されて10年。
人員削減で整備士もいないため、営業なのに出向整備までこなし、様々な免許とスキルだけは上がっていく。
が、日曜日さえまともに休めない毎日。
疲れた時にふと思い出すのは、田舎の親友、清川誠司(キヨ)の事。
二人で見た夜景、二人で語った夢…。
客にからかわれ、セクハラを受けて身も心もへとへとになった後日、突然現れたキヨ。
10年たっても変わらずで…。


たま~に、営業マンの方は気楽な感じに描かれた作品を目にしますが。
実際に営業やってるサラリーマンからは「そんなわけねーだろ!!」とお叱りが聞こえてきそう…と思います。
もちろん営業だけが大変な訳ではなく。
日本人の労働基準ってなんだ?!
私たちは使い捨てのコマか?!
なんて思いながら働いている方もいるわけで。

サービス業の営業は尚更の事。
サービス過剰な日本人気質もあって、サービス業の苦情受付は大変ですし。
しかも長崎さんは、営業&苦情受付&修理まで。
山奥でも修理へ行く彼にとって、ママ達とのお喋りや温かい料理は、まさにオアシスですね!
そしてかつての親友との思わぬ再会は、彼の疲弊した心に確かな潤いを与えてくれました。

もちろん、100%な幸せなんて無い。
苦労したから得られるものもあれば、報われない時の悔しさもある。
ただ、誰かがそんな自分を知ってくれている。
見守ってくれているだけで、人は頑張れるのかもしれない。
ママ達の温かさ、そして親友との絆が、長崎さんの心に小さいけれど確かな光になった事が…たまらなかったです。
頑張れ日本の男たち!!
そんな声をかけたくなるお話でした。

他の二本も素敵なお話なので、超オススメです♪
昭和の匂いが漂うのに、思いきり現代の日本の病を描いていて。
しかも明るくテンポよく進む楽しい世界観が、好きな人にはたまらないと思います。
私には、身近な人達の姿が重なって泣ける作品でした。


関係ないですが、営業所へのお土産、とおりもん。
長崎さんは福岡出身と思われます。
キヨと観光しようとしていた宍戸城跡は茨城県。
ママ達のいるところは茨城なのかな?
と推測するのも楽しかったです。
同時収録「ごはんですよ」の後にある『あとがき』に全員の背比べがあって、あれも楽しかった!
板さんのケンちゃんがどれくらいなのか、気になる♪

6

あらあらwやっぱり好きだ!

大好きなへび子先生の新作!ということで
書店で見つけて即購入です!

へび子先生の手によって
ヤンキーもリーマンも元王子様ジョッキーも
みんな面白い人になっちゃってます。毎度のことながら(笑)
ギャグも萌えにもニヤニヤしちゃいますw
そして描き下ろしが大変おいしゅうございましたw

舞台は女装ママが管理するアパート「わかば荘」
そこの住人3人それぞれのお話と他
シングルファーザー×恋する後輩 のお話が収録されています。

どのお話も、とにかく笑えるしキャラがみんな魅力的です。
ギャグ絵というかレトロな絵、しかしストーリーは意外とシリアス?
とにかくへび子先生のとんでもセンスが
きらりと光る作品でした(´Д`)/☆
久々の神作品きたよ~w

6

いやはやヤラレました

前作で昭和の香りを感じさせるレトロな雰囲気で魅了させて頂いた記憶も新しい、
今度はどんな世界に引き込んでくれるのかと楽しみにしていた1冊。

裏路地、そんな雰囲気がしっくりくるけど、ジメジメや陰気とは無縁で
やっぱり人と人の暖かなつながりを感じさせてくれるのです。
主人公は母親の再婚相手と折り合いがつかず、一人で裏路地のアパートに暮らす高校生。
見た目はヤンキーだけど、悩める青少年って雰囲気で同じ学校の男子生徒に
恋をしたことで思い悩み同じくヤンキーの友人に相談。

親友同士にも見える二人なのですが、ダチの恋を応援するにはどこかせつない雰囲気が
実は恋の相談をしている相手が好きなんて展開で、相談をしていた方はデートが
うまくいくようにアドバイスを受けながら最後に練習としてされたディープなkissに
何故か憧れて可愛いと思っていた真面目な同級生とのデートも上の空。
思い出すのは自分を送り出して協力してくれたダチの姿。
気の合う二人はやっぱりお似合い。

女装ママが管理するアパート『わかば荘』を舞台にしたアパートの住人たちの
恋模様をどことなく懐かしい下町の雰囲気を感じさせながら描かれている作品は
エンターテイメントの優れた作品でどっぷり作者の世界観に浸れる楽しみを堪能。
今後も目を離せないステキ作家さんですね。

6

へび子ワールドがギュっと凝縮☆

へび子さんの作品は4冊目だが、それらに表現された作家さんならではの総てがギュっと濃縮されて詰まっている。
健気・一途・やさぐれ・若さ・悲哀・哀愁・人情・友情・片想い・・・
人生って色々だよね、山あり谷あり停滞あり。
でも、登場人物達はみな前向きなんだ。
決して折り合いをつけたんじゃなくて、前進していってる。
そういう根っこのポジティブが、決して楽しいだけじゃなくて表現されるから共感を読んで希望を呼んで、元気を与えてくれる。
へび子作品は自分の栄養剤なのだ☆☆☆

駅から3分、女装ママの経営する小料理屋の裏手にある「わかば荘」
そこの住人達の3パターンのアレコレ。
【101号室 千葉晃太】
母親の再婚で一人暮らしを始めてヤンキーになった晃太。
彼が好きになった堤川くんに接近するために、マブダチの翔が協力を。
本当は寂しがりだった晃太がヤンキーになったからとはいえ、彼を支えた翔の存在が大きいわけで。
彼の忍耐強い見守り愛が男前でグっとキちゃう♪
思春期もヤンキーもへび子さんにかかると、お母ちゃん気分にさせられちゃうんだよ~!
【103号室 長崎恵一】
重機会社の営業なのに、不良故障が多くメカニックの代わりもして顧客から嫌味を言われる毎日を過ごす長崎の元に現れたのは、10年ぶりの再会となる高専時代の同級生清川。
会社の理不尽さに耐えるサラリーマンの悲哀もありながら、彼が耐えて頑張る姿に悲哀を感じ、
彼が地元に帰れなかったその理由でもある清川との関係にキュンをもよおし。
もうね、この作品サイコー!なんです。
もう30歳になってしまったけど、当時の大人になろうと背伸びした忘れようとした想いは薄れることなく、仕事の辛さからの心のよりどころになってより一層の想いを募らせる。
Zとカマロの約束、くはぁ~v 男子だよね
【102号室 幕之内大輔】
バイト生活でだらしない幕之内を突然訪ねてきた超高級外車に乗ってきた男。
元リーディングジョッキーだった幕之内と、スランプに陥った現リーディングジョッキー一条。
彼等は先輩後輩であり、幕之内は一条の憧れだった。
決して一条が幕之内を立ち直らせようと訪れたわけではないが、結果として幕之内が立ち直ることになることの結末。
一条と幕之内のガチンコのぶつかり合いが男だ~♪

これらどの話も、コメディとシリアスのミックス具合と使い分けが非常にバランスいいのです。
シリアスになった時に訪れるのは胸をつかんで離さない、男の本音が漏れる一番キュンが訪れる場面。
そしてエッチシーンが実は色っぽく人物の色つやがまして魅力が増大するのです。
シリアスにしようとすればいくらでもできるのが、決してチャラケすぎていない笑いで緩急つけて、幸せを運んでくる。
主人公達の魅力もさることながら、ママの存在感が秀逸だ。
みんなのお母さんであり、見守り人なんだよね。

番外編も、長崎6年ぶりの帰省の場面を通してそれぞれの登場人物達がどうなったのか上手く入れ込んで見せているのがとてもスマートだ。


『ごはんですよ』
これまた、昔懐かしい昭和の長屋が舞台。
仮面の忍者赤影のメンコとマジンガーZの超合金が同時代に存在するかは怪しいが(爆)この世界はいいなー。
木工職人・松本は妻に逃げられて息子のまさると二人暮らし。
このまさるが人形みたいでカワイイ☆
後輩同僚のはるが来るからと息を切らしてジュースを買ってくる健気さにキュ~ン♪
さておき、はるは松本が好きなので週末この家に来るのが大変に楽しみ。
そして其の週間は松本親子にとっても当たり前で楽しいひと時なのだ。
はるは男だけど、彼と過ごす週末が松本にとっての家族の姿。
男夫婦が出来あがる話であるのだが、はるがただ健気なだけじゃなくて煩悩の人なのがいいv

いつもの如くカバー下にもぎっしりのオマケ♪
それぞれのアパートの部屋の様子が描かれていますよ。
神に非常に近い萌×2

6

それぞれの愛しい日々!!

雑誌掲載時『103号室 長崎恵一 ~ムーンリバーと俺~前後編』、
おおお!世知辛いリーマンもの!!とはしゃいでしまいましたw
じっくり読むとこれまた味わい深い…。
一生懸命働いて(営業なのに修理までさせられる;)
ただ繰り返す日々に、美しく輝く郷里での親友との思い出。
切ないわー!!
その中にちりばめられられまくりのギャグが面白すぎる!
カキフライ食べていたら真珠が出て来て
女装ママは感動するんだけどわかば荘の住民は馬鹿にした為
「じゃぁてめーらも真珠作ってみろ!!
尿管結石だったらただじゃおかねーぞ!!」ってww
ママさんの声を脳内で、つい飛田さんに変換してましたw
あと恵一のつぶやく
“いつだって本社はなにもしてくれん リーマン川柳”とか
埒があかない電話のやりとりに
「音声ガイダンスか!!」って心の中のツッコミとか最高!!!
男にソッチ系のからかわれ方を続けざまされて落ち込む恵一、
そりゃキヨに会いたくなるよなぁ…。
次の日会いに来てくれたのは、まさに漫画だからかもですけどw
大人になったから、10年以上も前のことだからと
諦めて気づかないフリをして過ごした日々にグッバイ!!
キヨがまたいいオトコだよ。
初対面なのに「ママさんの優しさに乾杯」とか素で言えちゃうし
女装を決して嫌なふうに思わず、昔と変わらない優しい態度に
ホッとする恵一が可愛らしかったです。
博多弁(でいいのかな??)もやっぱり素敵!!

『102号室 幕之内大輔 ~青い影~前後編』
落ちぶれたスタージョッキーが
後輩くんに奮い立たされるお話。
ジョッキーものってあんまりお目にかからないので
すっごく新鮮で、且つ勉強になりましたw
「6年振り?早っえ~!光陰、めっちゃ矢!」って
久しぶりに会う後輩にうひゃひゃひゃ笑う大輔に笑いましたが
当時調子にのってバカみたいな辞め方して
変わり果てた大輔なのに
慕って会いに来る一条、一途だよ!!
呑み代たかるし、以前のようではないけれど
時折見せる先輩らしい的確なアドバイス。
いい感じだったのに、一条との違いを見せつけられた気がした大輔が
自虐的な言葉で一条を傷付け…。
つい挑発され無理に体を繋げても虚しいだけ。
でも半年後、まさかの大輔の一念発起!!!
私は予想できなかったので驚きと共に嬉しさが込み上げました!!
しかし、一条が47kgと知って、切なくなった…(そこか!?)

『101号室 千葉晃太 ~マイフェアなんとか~前後編』も
『ごはんですよ 前後編』も大好きなんですが、もう書ききれない…!
泣く泣く割愛させていただきます;
前コミックス『夜明けのブルース』も素晴らしくて
個人的に更にその上をいくコミックスだったので
神にしてしまいます!!
元気が出て、シリアスもしっかりあり、へび子さん節炸裂です。
全体を通してへび子さんの各キャラへの愛が感じられます。
恋に仕事に、一生懸命なみんなが大好きだー!!

そしてわかば荘は一人暮らしに最適!!
下に小料理屋があってまかないもあり、
日当たりがいい、駅から3分、敷金礼金無しw
だがしかし、カバー裏の間取りを見ると致命的な事が…。
山のようにあるお宝のBL本を収納するスペースがない!!(知らんわ!)
各部屋の細かい設定も面白いです☆
(大輔の部屋にI ♡JRAと書いたTシャツがあったりw)
何度も繰り返し読んでしまいますが
まだ今後の彼らも読みたいです!!!

4

パワーアップした羽生山へび子先生を発見

羽生山へび子先生の魅力は、その"男らしい"画力とギャグのセンス、そして掴み所をしっかりと捉えた読者の胸をキュンとさせる展開。昭和の匂いが漂う一冊に、作者の熱意が感じられ、「我がBL道」を突っ走っている勢いが素晴らしい個性を生み出しています。

さて、今作品の内容は、かちゅさんが丁寧に説明してくださっているので、私はみどころを簡単に御紹介させて頂きたいと思います。

【みどころ】

① ラブシーン(つまり「H度が"少なめ"→"標準的"」ということ)

(今迄、個人的にほんのちょっぴり物足りなかった)ラブシーンが今回はガッツリと描かれています!!これは羽生山へび子先生ファンにとっては必見(必読)なのでは?!全体的に、雰囲気のせいか、いつもより少し線すら細めに感じられるほど繊細な青春の心を描き、何ともいえない色っぽさが全体を包んでいて、いつもより次の頁をめくるスピードが落ちてしまいました。

② 艶!艶!

(↑思わず2度繰りかえして言う程に)とにかく今回のキャラクター達には、以前にも増して何とも言えない艶というか色気が漂っています。『千葉晃太の場合』には、ヤンチャな2人のキスシーンに――『長崎恵一の場合』は、長崎恵一の仕事っぷりと、疲れた表情と・・・つまり主に長崎恵一に――『幕之内大輔の場合』は、荒んでも男な幕之内大輔と、彼等のベッドシーンに――『ごはんですよ前編後年』には、松本さんの男らしい身体に―― 忘れてはならないのは、わかば荘のママ(管理人兼大家)・・・等と絞ってしまわず、全体を通して、艶と色気をお楽しみ下さい。

③ ショートストーリーの才覚

今作は、もちろん「わかば荘の住人達の物語」という点で総体的ではありますが、住人それぞれが「わかば荘外」の人達との恋愛を育む点で、ショートストーリー集ともいえる作品となっています。だから切り替えができて非常に読み易いです。前作迄の長編も見事でしたが、4つもショートストーリーが入っているのにも関わらず、ひとつひとつの作品にドラマがあり、まるでショートフィルムを観たかのような心に残る作品ばかりになっているのは、さすがとしか言いようがありません。羽生山へび子先生のスゴさを改めて感じさせてくれました。


また是非色気たっぷりのラブシーンと艶でドキドキさせて欲しいなと思います。

これだけの個性、ストーリー性と、魅力的なキャラクター達が詰まって濃縮果汁(?)という様な言葉がふさわしい作品の中に、また新たな、BLファン必見のラブシーンが加わり、今まで以上に素晴らしい魅力を発見させて貰いました。

・・・そんな嬉しい新しさの沢山詰まった作品でした。

8

chellydish

むぼち様、

お返事が遅くなってしまってすみませんでした!
とても嬉しいコメントを御丁寧にありがとうございました!!
作家/作品の魅力は「エロ」だけではないとは思いつつも、「エロ」の描き方が上手な作家さんには、思わず評価が高くなってしまう傾向があるのが、私の悪い癖です(笑)

とにかくお役に立ててとても嬉しかったです!
むぼちさんのレビューも楽しみにさせていただいております☆

chellydish

むぼち

chellydishさんの、エロが増えていて良いとのレビューを読んですぐに買いました。

おっしゃるとおりでした。

読んでよかったです。ありがとうございます。

こんなアパートに住みたいなぁ~。

女装ママが管理するアパートに住むゆかいな住民たちのラブヒストリー♪
羽生山さんってだけで買うんですが今回はいろいろなカプがでてきますー。
なのでアパートで巻き起こるオムニバスような感じです。
私的には高校生カプが好きでしたー♪ダザダザヤンキーを描かせたら羽生山さんに勝てる人いないんじゃないかな(笑)
一瞬カッチー??と思ってしまったけど(笑)
H有りカプとなしカプがありますよー。

千葉晃太の場合前編後編
高校デビューのなんちゃってヤンキー晃太は同じ学年の真一君が好きで
友達の小田島に相談するように・・・。服装から話す内容から何でも相談していたが
ついに真一くんとデートをすることになる!
小田島からキスの練習をかねてお手本を教えてもらっていたらいつの間にか・・・・
なんだこの青春・・・ありがちだけどどことなく不器用で可愛い二人♪

長崎恵一の場合前編後編
こちらはうってかわってリーマン物♪
田舎からでてきて10年いつかゼット買う。友達とある日の思い出を胸に嫌なことも我慢して働く日々。気持ちがギリギリなところにキヨが田舎から突然遊びにきて・・・。
友達から恋人へ~。キヨの10年恵一の10年いろいろあっただろうけど、
遅くなったけど友達よりももっとそばによりたい。キヨと恵一の想いが通じてえがったなぁと思えるお話でした。
キヨ男前だなぁ・・・。

幕之内大輔の場合前編後編
こちらはニート?元ジョッキーと後輩ジョッキーのお話です。
大輔のダメダメ具合とすれ具合がなんともダメダメ巻がでてよかったです。
そしてなんかエロい(笑)大家さんから家賃を踏み倒した日現れた元後輩のジョッキー一条。懐つかれるまえにと一条の金で飲み倒しまくるがへこたれない一条。
大輔のすれと一条の想いが下手な嫉妬によってすれ違っちゃう。
大輔の売り言葉を買ってしまいケンカH。ん~男らしぃ(え?
ケンカH好きです。萌えます。ハイ
そのあとの大輔の行動が、ただのダメ男じゃないんだ!ってのを見せてくれてよかった。
デモこの二人はいつでもケンカすんだろうな・・・。


ごはんですよ前編後年
これ時代設定いつ(笑)平屋~な家に住む嫁に逃げられたシングルファーザー(男やもめ)松本さんとその松本さんをLOVEな目でみている湊くんのお話です。
お子がでてくるのですが可愛い♪おかっぱで女の子と思いきやまさるってんで男の子なんだろうなぁ。
どこかでみたことあると思ったら羽生山さんのブログで描かれている子だったのですねぇ。
世話女房のように毎週きてはまさるの相手をする湊。
松本さんにお見合い話がきて「何着ていけばいい??」なんて湊に相談。
松本さん湊の気持ちしってて銭湯でも「どうぞみてください」な気持ちなくせに
変に恋愛べたで湊の気持ちを聞きたくて電話したのに怒らせる。
だから女房ににげられたんでしょうね。
けだもの湊が可愛い♪

書き下ろしはそれぞれのカプのいちゃいちゃが見れます。きゃー♪
ヤンキーカプ可愛すぎる。それに触発される恵一(笑)
ん~競馬騎手なだけあって幕之内カプはあいもかわらずですが楽しそう。
私的にママにはなにかないのか!???ママイイキャラなのに出番が少なくて残念。
おっさんのツラして着物とかおいしいすぎる。

7

この作品が収納されている本棚

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