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三田先生の絵がほっこり味があって好きなんですよね。
表題作
ぼっちゃり体型にコンプレックスがあって好きな人に告白されお付き合いしてうれしいはずなのに、自分に自信がないから相手の言葉を信じられないヨネちゃん。
それに気づいて自分と相手に向き合ってハピエンに。
大人になってからの2人も描かれ、ヨネちゃんが痩せてて…やっぱりそうなるのかぁ(BL萌えに寄せた?)とちょっと思いました。
深い森
暗いお話でした。
切ない話だとは思うんですが、最初から最後までずっと殺伐としていて、ほのぼのもらぶらぶも楽しさも感じられず。
まず、遥少年が寝ている横で男とスる律にドン引き。
そりゃ遥はこじらせますね。
で、いきなり引っ越してくる律の行動に理解できず。
遥がこじらせまくるのはわかるけど、こんな叔父に再会してまだ好きだというのがそういうものなのかねぇと(幻滅しちゃったらBLになりませんもんね)
後半、遥が気持ちをぶつけるもののずっと殺伐としていて正直長いな〜と思ったら着地点に苦労されたとか(あとがきより)
なるほどな〜と妙に納得してしまいました。
発行時に、主人公の斬新な体形でかなり評判になった表題作。
一応、「ぽっちゃり」ってかわいい感じに言っているけど、主人公は汗まみれのおデブちゃん。
ただし高校生になっているとはいえ、まだまだ子供なので、いたる所がすべすべのぷにぷにで、男子校の中のオッパイオアシスにされてます。
そんな彼を、何くれとかばってくれる野球部キャプテンのイケメン君との、初々しい恋のお話です。
登場するモブくん達が、みんな素直で無邪気なお子様ばかりなので、安心して楽しめます。
同録作は、もうちょっと成長してひねちゃったこのお話です。
ぽっちゃり男子のヨネちゃんも野球少年のアライくんも純真で癒された♡
キレイ系が好きなので、ぽっちゃり男子に萌えるかなぁ?でも三田先生だし!と読んでみたらとっても良かった。
内緒でダイエット始めるのも、それが原因ですれ違ってからも
ヨネちゃんの頑張りが可愛くてきゅっとなります。
もう一編の厳しい家に縛られる甥っ子、勘当された叔父さんとの関係も切なくてヒリヒリ具合が苦しくて堪らない。
いろんな気持ちを味わえる作品でした!
これはいいぽっちゃり受け!ヨネちゃんがかわいすぎて、、、
顔ももちろん可愛いんですけど、仕草とか表情とか性格とか何もかもが可愛いふわふわボーイなんですよね。これはアライ君も惚れちゃうて。
ぽっちゃり受けだとぽっちゃりが性癖っていう攻めが多そうと思ってたんですけど(ひどい偏見)、そういうわけじゃなくて、ヨネちゃんがヨネちゃんだから好きになったんだなっていうのがひしひしと伝わってきます。何せ読んでるこっちがヨネちゃんの虜になってしまうくらいですから。
男子校というのもあってヨネちゃんはおっぱいを揉まれがちなキャラなんですが、アライ君からももしかしたら女子の代わりにされてるんじゃないか、と不安になるヨネちゃんがいじらしくてきゅんとしました。不安になっても別れようとするんじゃなくて、アライ君に釣り合うような男になるんだと努力する所も健気、、、、
でもそんなことアライ君は望んでなくて、ただ側にいて欲しい、好きだから触りたいだけなんですよね。言葉足らずで、周りの何気ない言葉にかき乱されて、すれ違いを起こしてしまった二人ですが、ちゃんとぶつかり合ってお互いの好きを確かめ合います。
高校生ものの作品て、青春の一ページみたいなもんで結局はそれから別れたりしてしまうかもしれないよね、勢い任せなところあるし進路とか就職とかもあるし、、、と不安になってしまうのでよほどじゃないとあまり好んで読まないのですが、こちらの作品はその後を描いてくれてるんですよね。社会人になった後も二人がラブラブそうで(紆余曲折はあったみたいですが)安心しました。経験値積んでえろえろになってるヨネちゃんも美味でした。しかしあれですね、ぽっちゃりではなくなっていたので、そこは最後までぽっちゃりでいてくれよという方には残念かもですね。私は全然、大人になって自然に痩せていく人も多いしな〜と違和感なく受け入れられました。
ただ、満足なんですけど、表題作をもうちょっと見ていたかったな、という思いがありまして。。。
そして表題作と同時収録作品の毛色が全く違いすぎて。。。
正直後者はそんなに好みじゃないし、お話としてもうーんどうなんだろうなこの終わり方、というものでしたので、この評価にしています。
同時収録が一話分くらいの分量であれば文句なしだったのですが、全体ページの半分以上を占めているんですよね、、、ちょっと多すぎかな、と思いました。
◆ほっぺにひまわり(表題作)
表紙の期待を裏切らない、ぽっちゃりと硬派な野球少年の物語でした。とにかくヨネちゃんのむちむち具合が可愛い、これに尽きます。タイトルにもなっているほっぺはもちろん、たっぷりとした胸やお腹、揉みがいのありそうなお尻、これは触りたくなって当然。環境が異なればいじめの対象にもなりうるかもしれませんが、この作品ではクラスの皆もとても気の良い子達ばかりで、攻めのアライ君も誠実なので最後まで安心して読めます。
ぽっちゃり受けは痩せて化けたところも見たい!というのが読者心理。もちろんそこもしっかり抑えられていて、社会人になった2人の後日談では見違えるようにスリムになったヨネちゃんを見れました。肉が減ってもエロさは増したと、相変わらずヨネちゃんに骨抜きなアライ君が愛おしかったです。
◆深い森
ほのぼのとした表題作の雰囲気とは180度変わって、こちらは非常にシリアスな作品でした。祖母の言葉に囚われてきた遥と、彼女から逃げ出した遥の叔父のりっちゃん。りっちゃんが過去に逃げ出したことで、祖母の生きがいは遥1人に集中し、雁字搦めになってしまいます。婚約者や祖母の遺した音楽教室に足枷を付けられ、この若さで1人苦しむ遥を見ているのはとても辛かったです。
遥は途中まで懸命に耐えていたけれど、その糸は突然ぷつんと切れてしまう。遥に迫られたりっちゃんが彼を蹴ってしまうのも仕方ないとは思ったけれど、本当に好きな人にまで拒絶された遥はあまりにも可哀想でした。一旦離れて、再び共同生活を始める2人。ハピエンではありましたが、りっちゃんはまだ完全に遥を受け入れきれてはいないのかもしれません。ゆっくりでもいいから、遥と真剣に向き合って、彼の幸せを見つけていって欲しいなぁと願います。