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表題作狼の遠き目覚め

ジェイク・ロメロ,私立探偵の人狼
レミ(レミングトン)・ラシター,消防士,元人間の人狼

その他の収録作品

  • 解説(基本設定まとめ)

あらすじ

人狼の私立探偵・ジェイクの伴侶<メイト>・レミは、父親・ダークの暴力に支配されていた。 普段は鼻っ柱の強いレミが、父親の前では萎縮して何も言えなくなってしまう。 メイトのそんな姿に、ジェイクの胸は締め付けられる。レミの心を自由に解き放ちたい。 その一方でジェイクはレミの存在に狂おしいほどの支配欲をかき立てられていた。 そんなジェイクの思いに包まれたレミは、勇気を出して封印していた記憶と向き合う。 それは目を背けたくなるような悪夢のような記憶だったーー。

訳者冬斗氏による、人狼世界のヒエラルキーの解説は必見。 アルファ、ベータ、オメガの関係が丁寧に説明されます。

翻訳:冬斗亜紀

作品情報

作品名
狼の遠き目覚め
著者
J.L.ラングレー 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
モノクローム・ロマンス文庫
シリーズ
狼を狩る法則
発売日
ISBN
9784403560170
4.3

(80)

(49)

萌々

(17)

(10)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
17
得点
347
評価数
80
平均
4.3 / 5
神率
61.3%

レビュー投稿数17

男性妊娠のないオメガバースみたいな

シリーズものだけど、1作1作が別のカップルなシリーズみたいです。
狼を狩る法則~最新作(?)まで一通り読んでみて、この「遠き目覚め」が一番好みだったかなって思って読破記念レビューすることにしました。

・オメガバースにちょっと似てる
人狼が群れを成している現代世界観って感じです。
群れにアルファ(リーダー)とかベータ(副官)とかオメガ(巫女みたいな立ち位置かな…)がいます。
・運命の番に似た「メイト(伴侶)」っていうのがある
運命の番みたいな感じです。
男性妊娠はないっぽいです。

遠き目覚めは2作目で、1作目に出てきた脇役同士の恋愛のお話。
レミは元々普通の人間だったのが1作目で死にかけて、人狼になりました。ダレンシャンをイメージするとわかりやすいかも。
新参人狼レミ(受け・オメガ)と元々人狼だったジェイク(攻め・アルファ)がメイト(運命の番)で…っていう。

よかったですっ

0

人狼のα×Ω

ろくに確認せず続き物がお初でした。
人狼もの。
英語圏ではやはり人気なんですね。よく見る気がする。
そんなに惹かれないので、平常心で読んでしまいました。

メインの二人はオメガバでいうところの番であり、強烈に惹かれ合っています。
MR文庫で会える二人って、底無しのような愛の深さを感じます。
BL楽しむ以前に、こんなにも大事にしてもらえる、したいと思える相手が見つかっていいな…と自分のことを考えると虚しくなりがちですが…(笑)

精神的にも肉体的にもガッツリなので、ソウイウシーンも多めでした。
私の状態が今それを特に求めてはいなかったので、かなりお腹いっぱいです。
大変な状態の時にも体を重ねそれが癒しにもなるのだろう。凄い。が、お母さんのシーンらへんはもう少しなんとかならなかったのだろうか。

ラスボスにあたる父親の問題が軸ともなりますが、調査していた割に解決があっさりにも見えスッキリとした面白さはなかった気がします。
父親への恐怖と弟の心配にページを割いていたわりにドラマチックな展開ではなかったですよね。

私のコンディションとたまたま相性が悪かった気もしますが、あまり楽しめなかった気がしなくもないです。

0

最高のメイト

人狼シリーズはこの作品以外は未読ですが、全く気にならず楽しめました。細かい背景などは「?」と思うところはありましたが、ストーリー的にはノープロブレム。日本のオメガバースとは違う人狼の世界でしたが、似通ったところもあり、すんなり読めました。

表紙の二人が素晴らしいです。特にレミ!このクールなイケメンが、あんなことやこんなことに…!と、読後に表紙を眺めるだけで脳内がえらいことになります。

レミの過去は読むのがしんどかったですし、母親まで亡くならなくてもよかったのでは、と本気で思ってしまうほどシリアスな部分は暗いです。が、それを凌駕するほどのジェイクとレミのメイトとしての関係性に萌えまくりました。加えて、ご主人様とサブとは!いやいや、エロいにも程があるでしょ!しばらく乳首クリップとジョックストラップが頭から離れませんでした。
オメガに癒しの能力があるなどの設定も面白く読めました。ちょっと盛りだくさんすぎてお腹いっぱいな読後感ですが、満足度は高かったです。

0

あっちもこっちも激しい

「狼を狩る法則」で後天的に人狼化したレミと、そのメイト・ジェイクのお話。前半でくっつき、後半はレミの凄惨な背景や群れ問題を解決しながら絆を深めていく一冊だった。

人狼の性質に戸惑いながらも本能に逆らえず、ジェイクに惹かれていくレミ。何より大切にしている弟に対しても気遣ってくれるジェイクを、徐々に受け入れていく様子が良かった。
この兄弟の置かれた境遇はかなり酷い。質の悪い身内の支配と暴力で、幼少期からの呪縛から逆らえないレミの描写がキツかった。特に過去の事件は胸糞。

さらにレミは設定盛り盛りで、群れのオメガであり治癒能力があると。物語が進むにつれ、心優しい聖母化していく。ここらへんはちょっとやりすぎかな?と思わなくもない。なろう系か?っていう(タイトルしか知らんが)。

エロシーンはまた別の方向に激しい。ジェイクにSM嗜好があったりお道具だったり、戦いのさ中に衆人環視のアオカンだったり。今後使い道のない単語や下着の名前を覚えてしまった気がする……。

いくつかの犠牲のもと、事件は終結。個人的にはもう少し狼たちの肉弾戦の描写を読みたかった。ロマンス小説には不要かもしれないが、せっかくの動きのあるシーンが詳しく書かれず物足りない。

レミの弟とリースのサブカプも可愛らしく、笑顔が戻ったエピローグで締めてくれて良かった。内容盛りだくさんな感じで、最後まで楽しく読めた。

読み終わってから気付いたが、設定萌えがあればたまらないところが多くあったように思う。整理すると面白いかもしれない。

0

シリーズ2作目

「狼を狩る法則」からのシリーズ2作目。「狼を狩る法則」より断然こちらが好きでした!前作でちょっとハマらなかったなって方も、こちらはまた雰囲気違うので試してみていただきたい。この作品は翻訳物だけどかなり読みやすい気がします。カタカナ名の登場人物多めで名前を把握しきれなくなっても気にせず読めば大丈夫。

以下、ネタバレあります!

まず、前作ほどイチャイチャしたり常に勃起したりはしていません笑
いくらメイトとはいえ、やっぱチェイとキートンが硬くしがちだったんだな…しかし、チェイとキートンに期待すると、序盤も序盤に少し登場するだけで、ほぼ出てこないのでご注意をば。そしてレニに対する印象も前作と全然違ってました。キャラブレが凄すぎて追いつけなかったので、脳内で前作とは切り離してました。

人狼要素が前作より深掘りされています。群れのシステムや、アルファ、ベータ、オメガの役割など、人狼モノとしてより楽しめるは断然こちらだと思う。最後の訳者冬斗さんの解説も嬉しい。
リースの「彼のメイトは無事だ」のシーン、薄々察してはいましたが、なんともロマンチックでよかった!
人間を人狼にするパターンはまたか…と思ったけども。
男×男のカップル故にこうやって人狼を増やしていくのか…?とうがった気持ちに。

SM要素がいい!!激しいモノではありません。SMというよりdom/subなのかな。相手に従属したいという感情、支配したいという感情…もっと見たかった。

ミステリ要素…は相変わらず自分としてはもう一声でした。

萌2〜神

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