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表題作 いつも王子様が

佐原宏太朗 → 興津和幸

朝比奈巧 → 阿部敦

その他キャラ
堀篤史[武内健]/ 木島[石川賢利]/ 元木友梨亜[大津愛理]

あらすじ

ハウスクリーニングを頼んだエロ漫画家の朝比奈ことヒナ。
業者として現れたのは、中学生時代の憧れの佐原先輩だった!
かっこいいけどちょっと意地悪な佐原が大好きだったヒナは転校する日、告白をしたけれど、佐原の返事を待たずに告り逃げしてしまい……

それから十年――再会は悪夢に!?

作品情報

作品名
いつも王子様が
原作
月村奎 
作画
木下けい子 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
デルファイサウンド
脚本
青嶋みお
原画・イラスト
木下けい子
オリジナル媒体
コミック
メーカー
フィフスアベニュー
シリーズ
いつも王子様が
収録時間
60 分
枚数
1 枚
ふろく
メーカー通販特典トークCD
発売日
4.3

(54)

(26)

萌々

(22)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
231
評価数
54
平均
4.3 / 5
神率
48.1%

レビュー投稿数4

興津意地悪攻めの虜に

興津さん……なんて幅の広い声優さんなんでしょう……!毎度毎度演技の幅に驚かされ、虜にさせられます。
興津さんは受けの方が好きだったのですが、完全に興津低音攻めの虜です。興津攻めのCD集めようとおもいました!とにかく腰が砕けるくらい意地悪なのに甘い囁きにしてくれます。(笑)
ドラマCDの方が原作より断然エロい……!かなりリピートしてます。阿部さんも相変わらずしつこくない可愛さ♡きゅんとさせられます。武内さんも美人役にぴったり!大大大満足なCDですー!

7

声優さんと物語全体構成の勝利。

原作は既読です。
「本」か「CD」どちらを先にレビューしようか
迷ったのですが、まずは「CD」の方から。

原作は、月村奎さんということで好きな作家さんです。

声優さんも 
「興津和幸さん ✕ 阿部敦さん」
ということで、とっても楽しみな組み合わせ!><

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

主人公のNLエロ漫画化の朝比奈巧(通称ヒナ・受け)は、
やむを得ない状況で
ハウスクリーニングを頼むことに。

そこにやってきたのは、
中学時代の部活の先輩で初恋の相手!
王子様のような容姿・態度の佐原(攻め)でした。

ヒナにとって、人生で最初で最後の恋の相手。
しかし、王子様の化けの皮を剥がしたら、
とんでもないドSヤローでした…。

まず、主人公・ヒナ役の阿部敦さん!
いやあ、声は想像した通りのヒナでぴったんこ!って
感じでした。
ちょっと情けないドジっ子のような声も
慌てふためく姿の声もまさしく再現。
佐原の前では、まるで震えているウサギのようです(笑)

次に、王子様・佐原役の興津和幸さん。
私、音声だと、攻め役の方に最初違和感を覚えることが
多くて……。
それを心配しておりました。が!!
全然、違和感など何のその。
全くありませんでしたよ。
スルッとコピー機の紙のように、私の心に入ってきました。
表は、キラリとした王子様。
声、ぴったりです。理想です。
ただ、ドSに豹変した時の声が、ちょっと優しすぎたかな?
興津さん、もっと低い声出せるから、
それを出して欲しかった。


ストーリーは、ドSな本性をだんだんと
現してくる佐原に、思い切り翻弄されるヒナ。
挙句の果てには、キスまでされてしまう。

そして、佐原(攻め)のキャンペーン商法に
乗っかるようにして、
ヒナ(受け)は、佐原に押し倒されてしまう。
そこで処女ということを知られてしまった挙句に
スマタをされてしますヒナ。

あわわわわ、ヒナがこんなにカワイイなんて!
佐原がこんなに王子様のくせにドSなんて!
もう聴いてて、ニヤニヤしっぱなしです。
いやあ、声優さんの威力が炸裂です。

そして、それを光らせるのも物語構成ですね。
いや、ホントいい構成です。
特に「これは!」と思ったのは、
ヒナの回想のシーンカットインの絶妙さ!
これは確かに阿部さんのアタフタ演技も
素晴しいんですが、構成も素晴らしい。

月村さんらしい主人公のキャラで……
なんというか、ちょびっと後ろ向きな性格。
それも、構成でうまく表現できています。
SEもばっちり合っていて、最高。
主人公の性格をよく表現できている!と
聴いてて感心しておりました。

コメディって構成しやすいんですかね?
ディレクターやプロデューサーじゃないんで、
なんとも知識がなくて申し訳ないのですが、
上手いコメディに仕上がっていたと思います。


ストーリーは、後半に行くにつれ二人の心の距離が
徐々に縮まっていき、最後には
エッチシーンへ…。

でも!
エロ主体のCDではないので、そこそこな感じで。
エロエロって感じではないです。
でも、読後は爽やか。
ああ、やっと相反していた二人が、ひとつになった!
って感じで、こみ上げる嬉しさがあります。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

聴いていて、とても楽しく、
元気をもらえるようなCDでした。
このレビューを書くまでも、3回ぐらい聴きましたし、
これからもめっちゃリピしたい仕上がりです。

凹んだ時、元気がほしい時、萌の補給がしたいとき、
ぜひぜひ、オススメしたいなぁと思うCDでした。

最後にちょっとだけ言わせて貰えるならば、
ヒナと佐原の二人の初めてのキスシーン、
興津さん、リップ音小さすぎます!
それじゃあ、何が起こったか分からない><
私は原作持ってるからいいですけど、
持ってない人は、リップ音が聞こえなかったのでは…??


まあ、そんなこんなで、楽しいCDでした。

萌✕2でお願いします。ほんのちょっぴり神寄りです(´∀`*)

4

ピッタリな声優さん

原作の漫画のイメージ通りの作品だと思います。
ヒナ役の阿部さんも、佐原先輩役の興津さんももう役柄にぴったり。

阿部さんのちょっと可愛い声から
ヒナのちょっとおどおどしながら、次から次へとキャンペーンを承諾してしまうところや
忘れようとしていた気持ちを、掘り起こされてまたドキドキして
凹んでまたときめいて・・・そんなヒナの心の動きが素敵な声で伝わって来ました。
そして、佐原先輩役の興津さん。
とにかく低音ボイスが素敵。まさに佐原先輩って感じです。
最初から知っていてヒナにいじわるしたり優しくしたり、
佐原先輩のドSっぷりがそのまま声に出ていました。
そして、その素敵な声で「気持ちいい?イっちゃいそう?」とか
「おっぱいも感じるの?」とか言われてごらんなさい。
やっぱり、良い声の殿方にはエロいセリフが似合います。
「キャンペーン中につき、正常位のあとに体位四種をサービス」
てハアハア突っ込みながら言うの、反則でしょう。

ほぼ原作コミック通りの内容です。
1。悪夢のはじまり
2。王子様のキャンペーン勧誘
3。契約のお礼
4。デート?営業?
5。割れ鍋に綴じ蓋なふたり
6。キャストコメント
となっています。キャストコメントは役名とご自分のお名前程度。
約1時間程度にまとまっています。
とにかく、可愛い阿部さんと腰に来そうな興津さんの名演技を聴いて欲しいです。

4

役者さん良し、原作の雰囲気の再現良しの良盤です。

収録時間は60分程と短いのですが、ほぼ原作の漫画のコマ通りに進み、
極端に端折られたり手を加えられたりしている様な場面はほとんどありません。
(※漫画の本編終了後に付いていたシンデレラのパロディ部分は無いですが、
ブックレットに見開き1ページの描きおろし漫画があります。
興津さん、阿部さん、武内さんによる巻末フリートークは自己紹介程度の
本当に短いものですので、たっぷりお聴きになりたい方はどうぞ別ディスクの方で。
お顔ぶれは同じく上記のお三方で、約17分程度でした。)
音楽も静かで心地良く、また、優しく穏やかなストーリーということもあって、
ただ流しているだけでも寛いだ気持ちになれるというか、リラックス出来ます。
木下けい子さんの「召し上がれ愛を」みたいな、あんな感じです。雰囲気も音楽も。
(あれをもう少しだけ陽気に賑やかにした感じかな。)
今回の作品の原作は月村奎さんですが、絵はどちらも木下けい子さんで、
出ている役者さんもどちらも興津さん(攻)ですね。偶然かな。
それにしては個人的にはすごい一致度だな~と少しわくわくです。

この興津さんがまた素敵で、受役をされている時よりも声が低く、
特にヒナ以外の人がいる所とヒナと二人だけになった時の
声の高低や口調や態度のギャップや、ここぞという時(キャンペーンの
勧誘(笑)の時とかね)の声音の艶っぽさに、何だかヒナになった気分で
こちらまであたふたしてしまって、ヒナの気持ち解るなぁ~と。
そしてそして、そういうシーンの時のちょっと意地の悪い色っぽさがもう……。
微妙な声音の響き、息遣い、間、どれも大変に素敵でした。
自分もうそんなおぼこい年齢ではないのに、(きゃーっ)となってしまって、
自分で自分にツッコミを入れております…でも仕方ない、素敵なものは素敵なんだよ…。
「ダブル・バインド」の智秋役で初めてきちんとお聴きして以来、
ベルベットのようなしっとりとした手触りのお声が色っぽくてとても好きでしたが、
今作でますます好きになりました。どちらでもごく自然にはまる得難い役者さんですね。
「だってまおうさま~」や、「いやらしの彼」等、興津さんが主要キャストなのに
買ったまままだ聴けていない盤が沢山ありますので、時間を見つけて聴かないと…。
少し先ですが、「花鳥風月 1」(※こちらでの配役は、個人的に作中で一番好きな
沢斗でしたので、二倍に嬉しい)、これもまた原作の素晴らしい「明け方に止む雨」や
「10DANCE」など、興津さんメインの作品のリリースを今から楽しみにしております。
そう、「10DANCE」! あとで想像と違っていたらなぁと思って、
原作を読んでいる今は殊更どちらがどうなるのかなとか考えないのですが、
(で、どっちがどっちなんだよぉぉ)という気持ちが、このCDの配役見た途端
ぶり返してしまいました(笑)いつもそうですが、気長に楽しみに待ってみます。

閑話休題。
ヒナ役の阿部さんも、可愛らしい小動物の様でありつつも人一倍自虐的で、
大好きな先輩の押しに弱い後輩をとても上手に演じられていました。
先輩に(愛ある)いじわるをされておどおどしたり&キャンペーンを迫られて
おたおたしていたり&恋愛的な意味で詰め寄られて動揺したりと、
くるくる表情を変えるヒナはまさに構いたくなる子ですね。
喘ぎはそんなにしつこくなく、キャラに合わせた可愛い風な感じでした。
(トラック3とトラック5に1度ずつです。トラック3はまだライトな感じ。)
阿部さんはかなり前に脇の役をされている作品しか聴いたことが無かったので、
今回初めてメインでお聴きし、お声の特徴等しっかり憶えました。
コミカルな役柄によく似合うお声ですが、そうでない役でもぜひ聴いてみたいです。

一階のデリの店長さん・堀さん役の武内さんもとても良かったです。
出番はそこまで多くはないのですが、ポイントポイントを押さえる感じで、
いるといないとではこのCDの印象もかなり変わって来るかと思います。
漫画の雰囲気通りの、落ち着いた佇まいの素敵な店長さんを好演されていました。
ぜひ小説の方もCD化して欲しいですね。聴いてみたいです(^^)
脇の、アシさんのゆりあちゃん役の方もなかなかいい味出していました。
原作のイメージよりきゃいきゃい度が若干高かったですが、許容範囲です。
場を明るくしてくれる、憎めない可愛いアシさんでした。

どの役者さんもお上手で、漫画の雰囲気がとても良く再現されていました。
キャラの魅力、SEやBGMの使い方、ストーリー展開、どれもとても良かったです。
個人的には漫画もCDも甲乙受けがたいほどそれぞれに素晴らしい作品だと思いました。
大きな動きのあるストーリーではなく、劇的であるとかでもないのですが、
等身大の日常の生活の中の良さと言えばいいかな、そういう魅力に溢れています。
聴いていてほっと出来る中にもドキドキと落ち着かなくさせる艶っぽい部分もあり、
とてもバランスの取れた良作だと思います。おすすめします。

6

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