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バーボンとハニートースト 1

bourbon to honey toast

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表題作バーボンとハニートースト 1

流崎竜王 元ヤクザの探偵
国見空河 因縁のある同業探偵

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

気っぷと腕っぷしのいい竜王(りゅうおう)は、元ヤクザの探偵事務所所長。
今はカタギで、弟分たちとともに地道に探偵業を営んでいる。
一方、現場で度々はち合わせする空河(くうが)は、クールで、キケンな匂いのする男。
実は竜王と空河は昔……!?

厄介な相手。
だけど熱くて、忘れがたい……。
元ヤクザの竜王と、ワケアリ空河の探偵物語!!

作品情報

作品名
バーボンとハニートースト 1
著者
石原理 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
バーボンとハニートースト
発売日
ISBN
9784403664434
3.5

(12)

(3)

萌々

(3)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
40
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数3

ハニトーといえばパセラ?

タイトルと内容は一切関係ございません(汗)つい、ハニトーといえば思いだしてしまうのでした。
さて、男同士のガチンコがたまらなく魅力の石原作品は、今回も間違いなくカッコイイイ男くささを振りまいて、たまんないフェロモンを撒き散らしてくれていました。

題名はね、主人公の探偵が好きなモノ。
しょっぱな冒頭にこのハニトーの下りがあるのですが、それは誰かの事を比喩しているような、、、なるほど~そういう例えもあるのかと。
バーボンは、探偵というと連想されるモノの一つでもありますし、「The男」に欠かせない小道具かもしれないです。
題名に関する事はさておき

元やくざの現在探偵の竜生は依頼現場で同じ探偵をしている空河と頻繁に鉢合わせするようになる。
実は空河とは過去、カジノで用心棒をしていた時になにやらあった模様。
互いが気になる存在のようなのに、何もなく~
空河の依頼主の依頼と竜王が受ける依頼の対象が重なってリンクして、そこに表わされる主人公以外の人間模様や関係も見せながら、続く・・・となっている。
空河の依頼者の色々意図するものは一体何なのか?
特に空河の過去や、何やらのこだわりの理由がとっても気になります!

今までの石原作品に重なるモノがあるようでいて、今回ちょっと違うなと思わせたのは、主人公が依頼された対象の物語も中に含まれているということだろうか。
ホームレスの話は胸を打つ話だったよ。

ユーモアも交えながらシリアスも軽妙に乗りこなしまるで腕のいいドライバーテクニックを見せられているような進行の気持ち良さ。
安心安定の実にワクワクさせる石原作品になっていたと思う(自分的に)
恋愛面は一体どうなるのかな?
余り期待せずに(最近朝チュン多いしねw)それでも、この男前な2人が魅せる世界を堪能したい。

うう~ん、、石原作品「犬の王」「テッペンカケタカ」「ひまわり」etc...完結してない話がまだいっぱいあるよーーー!そっちもどうか早く見せてね♪

8

疾走感

正直、『漫画』としてみると、評価は少し厳しいです。
登場人物達のバッグボーンも甘いし、場面転換も唐突。人物はまだしも、背景の描写に至ってはかな~り雑なところも。
ま、その為か、あまり大ゴマで見せる背景はないので、そんなに気にはならないんですが。

しかし、ベテラン作家さんらしく、主役二人のここぞという見せ場は格好いいし、それぞれの探偵事務所の依頼人たちの心理描写もお上手。
何より、石原先生しか描けない、この男臭さ、全体に疾走感溢れる雰囲気。
これらが堪りません。

石原先生の作品は好きで何作か読んでいますが、この方の描かれる男性像って凄く素敵なんですよねー。
少女漫画や一部のBL作品のように甘~く理想が高すぎて現実感がないという訳でもないし、青年漫画のように描写が残酷でキツすぎることもない。
そこはかなく上品ながらも、しっかりとした男らしさは魅せてくれる、個人的には稀有な作家さんだと思っています。

恐らく完結までかなりの時間を要し、最悪未完で終わるかもと、中々購入には至れませんでしたが、この度やっと手に取りました。
いっそ安定した、石原先生らしい男臭く格好良いキャラ達が生き生きと動いているのを見れただけでも買って良かった。
続きは、気長にお待ちしております。

4

男前で色っぽくて

男x男のハードボイルド的バディもの。
主人公は、元ヤクザの探偵・竜王と、過去恋人だった同業者・空河(くうが)。
この2人が、反発したり助けたりしながら様々は依頼、それに伴う事件を共に闘う、ようなストーリー。

この1巻目は、6年前に別れてしまった忘れられない男に再会して…
…と始まる。
2人のはじめに何があったのか、なぜ離れたのかは詳しくは描かれていません。
ともかく、出会いは用心棒と裏カジノの客として。
そして今、思いがけずバーテンとしてキャバクラに潜入しているらしい空河に再会し、自分の方で依頼されていた離婚調査と合わせてヤクザの裏帳簿事件を片付ける。

…このように、お互いが違う依頼で動き始めるのですが、結局は同じ一つの事案となりお互いの阿吽の呼吸のようなバディ振りを見せる、という各話展開となっています。
3話目からは、空河が継続して依頼されているある案件が関わってきます。
中国マフィアの家宝である「箱」について。これは2巻目でも引き続き出てきますよ。

とにかく男臭い竜王と、しっかり強いんだけど壮絶な色気の空河の魅力!
しかも、この1巻ではがっつりラブシーン的なものはほぼ無く、際どい戯れ的な。そこもいい。

0

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