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特集を読んで、電子版を講読。https://bit.ly/3LYhxpv
短編二作。どちらも、すれ違いからハピエンの結末。
絵が上手で可愛らしい、安心して読めた。
「花とクルミと甘い生活」・・クルミじゃなくてヒマワリの種じゃない?
・佐倉裕司:雑誌に掲載されたイケメンのカリスマフローリスト。
ペットはモルモット。実に好きと言えない口下手。
・橘実:憧れのフローリスト・裕司の姉が、結婚後渡英。
裕司の店に暫くアシ勤務。
つれない裕司を諦めて、渡英。裕司の姉の店に勤務。
「きみのかおがみたい」
美貌のリーマン、何故か女性と交際が続かない。
振られた日、泥酔しているのを介抱してくれた芸大生と同居することになり
・・ハピエン。
フローリストの裕司とその元でインターンシップをすることになった実のお話。
激しく求めあう恋愛のお話ではないですが、何気ない日常の中で恋に落ちるその自然さが描かれていて、何度読んでもふわっと温かい気持ちになる作品だなと思っています。
裕司は素直じゃないし仕事以外での感情表現が苦手だし、尚且つ自分自身の気持ちに疎い、という…
それに振り回される実がちょっと可哀想ではありましたが、これから先なんだかんだ尻に敷きそうな感じが(笑)
最後は勇気を出して気持ちを伝えることができた裕司を褒めてあげたいです。
そしてなんと言っても絵が素晴らしい~!
人物以外の細かい部分もすごく丁寧に描かれていて、ストーリー以外でも見所がある作品でした。
恋人になってからふたりがどんな風に甘々な雰囲気になるのか見てみたくて、続編が出てくれないかなぁと密かにずっと願っています…!
好きでしたー!
絵もお話も、とても可愛かったです。
表題作「花とクルミと甘い生活」
カリスマフローリストとインターンのお話です。
花屋の佐倉の元にやってきた、インターンの実。
花の仕事がしたいのに、頼まれるのは雑用ばかりで…
佐倉が実を振り回す振り回す…
身の回りの世話から仕事の雑用まで押し付ける。
実の事が好きなんだろうけど、優しくしたり突き放したり自分勝手な攻めでした。
ただ、ハムスターのような実が可愛くて、健気で、そこに救われます。
キスまでしかありませんが、雰囲気的にこれで十分です。
同時収録作「きみのかおがみたい」
美人リーマンの怜と大学生・健のお話。
酔っている怜を健が家まで連れ帰り、居座り続けます。
綺麗なものが好きな健は、怜の顔が好き。
絆されていく怜だが、どうせ顔なんだろ…と不安に思っていて…
綺麗なものが好きな健が怜と出会い、綺麗の裏には自分の知らない顔があるのだと気付いくところが良かったです。
二作目の方が好みでした。
新作は出てないようですが、今後の作品も楽しみにしています!
本棚整理中につき、読み返し中。
ちるちるの「作品一覧」から食べ物が出てきそうな作品を血まなこで探していたときに見つけて購入した作品です。
表紙の雰囲気もすてき、絵も好み。攻め風が食べてるケーキも気になるし、カバー裏にもケーキが盛りだくさんで興奮冷めやらぬ状態で読んだのですが、期待値が高過ぎたせいか1回目は特に萌えませんでした。本編にケーキも出てこなかったので、同時収録こそカフェの話か!?と思ったら全然違ってがっかりした記憶しかなく。
今回読み直したのも、「表紙が好きすぎて手放すのが惜しいけど本編はそんなにだったから、今後読み返さないと思う」グループに属していたからでした。
結果、
若干萌えました。
おかしいな。読む前の期待値って作品の評価にここまで影響するんですね。新しい発見です。
表題作はフローリストの恋。
イギリスの名門校で園芸を学び、コンペでは賞を総ナメしてきた実の片思いの相手は講師の美花。しかし想いを告げることもないまま、美花は准教授と結婚。傷心の実にインターンシップ先として紹介されたのは、美花の弟・佐倉の店で…。
自分勝手で外面だけは良い佐倉のもと、ひたすら雑用+家事ばかりの生活に不満を抱きつつも、小動物のような実を飼っているハムスターのように愛でる佐倉と、おかんのように佐倉の面倒をみる実。何だかんだと良いコンビです。
ストーリー的にはぼやんとしているというか、当て馬的存在も出てくるけれどそんなに大きな役割を果たしていないし、佐倉の気持ちの変化が見えにくいです。
実の方も、才能ある人に認められた嬉しさと恋心の区別がイマイチというか。意識するきっかけが、寝ぼけた佐倉に背中を触られた、運転席の佐倉が後ろのものを取ろうとしたタイミングで、助手席の実と顔が近付いてキスされると勘違いしたという2つだけなんですよね。
「そばで学びたい、認めてほしい」=必要とされたい、までは気持ちについていけたものの、その先へつながる何かが感じ取れませんでした。
じゃあ何に萌えたかと言うと、実の小動物的魅力です。
BLを読み始めたばかりの頃は「攻め受け共に身長は175cm以上が好ましく、受けは体重55〜63kgまでの細身、攻めは65〜70kgまでの細マッチョ」というごく狭い好みの世界に住んでいましたが、数をこなすうちに「小さい魅力」も楽しめるようになりまして。いいですね、小動物。ハムスター用のひまわりの種を素直に食べてしまう辺りも可愛いです。
ただタイトルの「クルミ」がどこにも出てこなかった…。この内容だと「花とひまわりの種と汚部屋と闘う生活」ではないかと。
同時収録は美人ゆえ「顔だけ」好かれるけれど彼女と長続きしない主人公と、主人公の「顔が好み」という美大生の話でした。
これが困ったことに主人公がそんなに際立って美人に見えないんです。「女?」と言われるシーンがあるのですが、ふつうに黒髪眼鏡スーツのリーマンで、溢れ出る華やかさはゼロ。
この条件下で「顔だけだから…」「みんな顔しか見てない」と言われても、「え!?ふつうだよね!?」としか思えず、ひたすら主人公が自意識過剰なひとに見えてしまいました。
あまり心理描写が得意ではないのかな、と思うものの、初コミックスのようなので今後に期待。と思ったら、もう描かれていないのでしょうか…。検索してもこの作品しかヒットせず。
絵や雰囲気は好きなので、他の作品も読んでみたかったです。残念。
絵が好きでした。
実は、表題作はあまり好きではなく。。。
結構王道単純な感じがして
すぐに、おなか一杯になっちゃって
あー絵はきれいなのになぁと思ったのですが
『きみのかおがみたい』が
私はすごい好きでした。
不器用で美人な怜さんの家に、芸大のバイト健が
住み着いて、怜さんのこと好きになっちゃうんだけど
まぁ、これもよくある話っちゃあるんですけどね。
でも、なーんか、絵がきれいで、作品と絵がすごい
マッチしてるなって思いました。
「俺の好きなとこなんてどうせ顔だけだろ」
っていう怜さんの発言。いやぁ、この人の絵だからこそ
納得できるというかなんというか。。。
そして、怜さんよ、自分に自信があるのかないのか。。。
めっちゃ卑屈になってて面白いです。
「それは自意識過剰なんじゃ・・・好きですけど、めっちゃ」
という健の反応もなかなか美味。
絵がきれいなだけに
ちょっとストーリーが勿体ないかなぁと
思います。