何度でもリフレイン

nandodemo refrain

何度でもリフレイン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神49
  • 萌×240
  • 萌19
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

173

レビュー数
11
得点
466
評価数
116
平均
4.1 / 5
神率
42.2%
著者
安西リカ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小椋ムク 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403523717

あらすじ

ずっと忘れられずにいた大学時代の恋人・佳史と、仕事先で再会した真下。
十年経ち、彼は大企業の役員となっていた。
別れの前後の記憶が辛すぎて、必要以上の関わりを避けたい真下に対し、
佳史は昔と変わらぬ情熱を向けてくる。
世間知らずで甘えたがりだった佳史も、今やすっかり仕事のできる大人の男。
それを眩しく思うと同時に気後れを感じる真下は「友達でよければ」と
佳史との付き合いを受け入れるけれど……?

表題作何度でもリフレイン

高坂佳史,親族経営会社の役員、28歳
真下裕通,ヨーロッパ雑貨を取り扱う商社社員、28歳

その他の収録作品

  • ステイ・ゴールド
  • あとがき

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レビュー投稿数11

過去を振り返るところが、ウルっとくる

「お好きなわんこだと思う」とオススメされたので飛びついて読みましたが、攻めのワンコっぷりもさることながら、私は過去の恋を振り返るところが琴線に触れまくりました。

10代の頃、恋人同士で一緒にいると、どこからが自分でどこからが相手なのかわからなくなる時があったという程ニコイチだった二人が、別離を経て10年ぶりに再会するという王道系で、大きな動きはないけれど切々とした心情が丁寧に綴られているので感情移入がしやすく、どっぷり二人の気持ちに浸かりながら読めました。

10代のあの頃を振り返って二人で懐かしむシーンの中の
「初心者同士の二人は、二人で研究して、二人で首をかしげて、二人で赤くなって、二人で感動して、そうして恋を味わった」
という一文。

どれほどその恋がかけがえのないものだったのか読んでいる私にも伝わり、特別な感傷をもたらして泣けました。

そしてかつて二人で良く聴いた音楽をライブ演奏で一緒に聴きながら、隣にいる攻めが、受けの記憶の中で生き続けていたかつての無邪気な甘えん坊ではなく、すっかり落ち着いたいい男になっているというくだり。
こんな状況、自分だったら間違いなく泣いちゃうなー。
想像するだけで泣けるもの……。


番外編の「ステイ・ゴールド」も好き。
攻めが大人の男になろうとした理由もキュンとくるし、だけど相手の前ではいつでも18歳に戻ってしまうという二人がとてもいいなぁと。
このタイトルの「ステイ・ゴールド」も内容と相まってすごくいいと思います。

4

再会ってだけで萌える

再会復縁もの。
一度別れた恋人同士がばったり再会したことからまた止まった時間が動き出したり、過去の思い出が蘇って熱を上げたりというお話が大好物なので、この作品はとても楽しく読むことが出来ました。

前半は受視点で復縁するまでの話。
後半は攻視点で復縁後の話です。両視点ものはお互いが相手のことをどう考えているのかがよく分かるので、ふたりの性格の違いなども顕著でとても面白かったです。
特に攻のぱっと見の成長ぶりと、その実全然変わってなかったよぶりが何とも可愛くて、いじらしくて良かった。
受のことになるといつも我慢がきかなくて、嫉妬深くて我儘になってしまうところや、結局は受の包容力に安心してぬくぬくしてしまうところなど、まさしく正しい金持ちのお坊ちゃんで素直で可愛い。

10年経ってもお互いを忘れることは出来ず、失った過去を丁寧に埋めていくようなふたりの姿は読んでいて健気で微笑ましく、これからはどうぞ末永くお幸せに♡ と祝福したい気分です。

3

挿絵の威力。

得意のカバー買いです…
正直なところ少し甘めの評価です。収録作品のステイゴールドと挿絵がなかったら間違いなく「しゅみじゃない」になっていたと思います。
何が駄目なのかと言ったら…受け!!!!女々しすぎる。女々しくてイライラしました。女々しいのを健気と評価するのは違うような。どちらかというと攻めの方が健気なような気がしました。
ステイゴールドは攻め視点のせいか、受けの良さを少しは感じることができましたが…
私には受けの健気さは感じられなかったし、甘々にもかんじられず残念な作品となってしまいました。
電書版での購入ですが挿絵あります。挿絵にはめっちゃ萌えました!

2

十年後の再会

「好きで、好きで」が面白ったので、こちらも読んでみました。
大学時代、初めて付き合った恋人と十年ぶりに再会した真下。まだ好きという気持ちはあるものの、同じ別れを繰り返すことを恐れ、友達でいようとする。一方の佳史も真下のことを忘れられず、様々なアプローチを続ける。

ストーリーそのものは、好きなのですが、佳史に少し違和感。彼はお坊ちゃん育ちなので、“欲しいものは手に入って当たり前”感がちょっと…。
すみません、完全に私の主観なのですが。
10年の間会わない日々が続き、仕事でたまたま再会できたからアプローチを始めた佳史。それまでの間、会う努力に関してはしなかったのかなぁ。
それと「ミチが困ったときにすぐに助けられない男はダメだ」というなら大学時代、真下が本当に辛かった時期にもう少し踏み込んで欲しかったです。金銭面ではなく精神面で。そして、自暴自棄になって不特定多数の人と関係を持ってしまったという過去に、ちょっと冷めてしまいました。別れた後、何人か恋人がいたというのならともかく不特定多数て…。ちゃんと付き合ったのが15人てことは、一夜だけの相手とか合わせたらその数倍にはなりそうだ。

4

十年という月日

この作品を読んだのはもう一年近く前の事。
最近、小説はなるべくすぐにレビューしているのですが。
何故かこの作品はレビューし忘れていました。
BLアワードの『BESTあまキュン』にノミネートされているのを見て、どんな話だったかな?とサラッと読み返してみました。
あとがきにもあるのですが、安西リカ先生の萌えツボが同級生とか再会ものなのだそうです。
この話は、そんな先生の萌えツボ満載なお話でした。


※このレビューは、かなりネタバレすると思います。
なので、未読の方は回れ右でお願いいたします。


北欧雑貨を扱う商社社員の真下裕通(ましたひろみち)は、仕事のプレゼンテーションの場で、大学時代恋人だった高坂佳史(たかさかよしふみ)と偶然再会します。
テナント希望のビルのオーナーが高坂、つまり立場上ではかなり上の人。
しかも十年前に嫌な別れ方をしていた為、真下のほうは再会に焦り。
高坂のほうは、純粋に喜びます。
この後、真下の職場の同僚も巻き込んで友人としての関係をはじめるのですが…?


同級生、十年後の偶然の再会、過去と現在の比較。
よくある設定ではあるのですが、なかなか面白い切り口で楽しいです。
学生時代(恋人時代)で面白いのは、なんといっても二人の生活環境の違いでした。

真下は、母子家庭で団地で育った人。
家事は何でもこなすし、大学の学費は奨学金でアルバイトしながらの学生生活です。
母をひとり地元に残して、ボロアパートで独り暮らしをしています。
高坂は、金持ちボンボンで実家暮らし。
家事どころかお片付けもろくに出来ません。
ただし立ち居振る舞いや食事の仕方が美しかったり、育ちが良いせいか性格がまっすぐだったりします。

こんな二人を繋いでいたのが、同じ趣味の音楽でした。
アルゼンチンタンゴのアコーディオン奏者のファンで、学生時代も再会後も、音楽が二人を近づけてくれます。
ただ、再会後はあくまでも友人。
何度も昔のような雰囲気になるのですが、真下は二つの理由で拒絶します。
一つは、恋に盲目になっている間にないがしろにしていた大事なもの。
もう一つは、大人になって(良い意味で)あまりにも変わってしまった高坂にひけ目を感じてしまうこと。

一つ目は、どうしたって取り戻せない過去なので、二人で背負っていくしかない事なのですが。
二つ目の完璧な男の高坂に関しては、後で楽しい~展開が待っています♪
出来すぎ男の仮面が外された時の高坂、必見です!

このお話の魅力は他にも沢山あって。
楽しいのが、真下の職場の良好すぎるほどの人間関係です。
これは読んでいて、一番羨ましいと思う点でした。
特に職員全員に愛されている社長の小さなエピソードがどれも楽しい♪
それから、真下の家族の話。
これはかなり真面目な部分なので、読んでいて息苦しさを覚えるほどしんどい部分でもありました。
お互いがどんなに好きあっていても、別れなければいけない事はあるのだなぁ…と強く実感するエピソードの数々でした。

切なかったり、楽しかったり、苦しかったり。
様々なエピソードがジンワリ染み入る、魅力的なお話でした。

3

攻の愛し方があまあま

いわゆるワンコ攻め
こういう設定はあまり読まないが、大好きな安西先生の作品なので即購入!
外れがないんだよね。変わらずに丁寧な描写で安定感が抜群です
十年前に愛し合った二人はお互いの初恋の相手で、しかも一目惚れ。
受けの家庭の事情で後味の悪い別れ方になってしまい、十年後仕事で再会する。
十年前は少しヘタレで世話を焼ける恋人がすっかりいい男になっていて、好きなのに言えない受けの苦い気持ちに対して攻めのセリフも行動も超あまあま。逆にちょっと焦れったい。
嫉妬して「俺はいつでもミチを守れる男になるように頑張ってきたんだよ。せっかくイイ線行ってると思ったのに、ミチの前だといきなり十八に戻る」と悔しくて子供っぽい攻めの姿が愛おしい。
自分専属のヘタレ恋人っていう感じがいい

4

しつこさを感じて残念

ちるちるのレビューで、面白い、切ないと見て、是非とも読んでみたいと思っていました。

いざ読んでみると、最初はすらすら読めたのですが、途中から少し食傷気味に。
というのも、同じニュアンスの言葉や表現が、何度も繰り返し書かれているのが気になる。
受けの視点で語られる攻めへの想いや葛藤などの心境は、「もう分かったから!」とこっちが苛々するほど同じことの繰り返し。
まあ同じことを何度も繰り返し悩み、考えるのは、いかにも人間らしいのでしょうが、小説として読んでいると段々飽きてくるもの。
攻めを遠ざけたいのに、拒絶しきれず絆されて、でもやっぱり遠ざけて…という優柔不断な受けの性格も、ちょっと残念。
ウジウジした受けが苦手なこともあり、段々読むのが辛くなってきてしまいました。

しかし、ストーリーは実に秀逸です。
若さ故の無知や、それによるすれ違いと憤り。
「出会うのが早すぎた」という言葉には、とても共感させられました。
誰にでも経験のある感情を、上手く表現してらっしゃり、すごいなぁと感じました。
特に大きな事件があるわけでもなく、淡々した日々の流れを追っているのも、リアリティがあって良い。

是非、先生の別の作品も拝見してみたいと思います。

5

別れと10年後の再会愛

安西リカさんは初読みの作家さんです。
評価が高かったこととあらすじにあった『別れて10年後の再会愛』が自分的に萌えツボだったので手に取りました。

10年前の学生時代の出会いから恋していく様子が自然で、日常の中の幸せが伝わってきました。
劇的な事件やハラハラドキドキな展開はありませんが、飽きずに最後まで一気に読ませる作品でした。

高坂が資産家の坊ちゃんな攻めにありがちな傲慢で自信家ではなく、会社経営者一族のご子息で贅沢な暮らしに慣れているのに性格がよくて人懐こい大型犬的なかわいさや一途なところがよかったです。

真下が高坂を愛しているのに憎く思う気持ちがよくわかりました。
環境や大人になりきれていない精神からすれ違っていく過程が痛々しく、愛し合っているのに別れなければならなかった二人の心情が丁寧に描かれていました。

誤解や気持ちの擦れ違いから別れるに至る展開がきちんと描かれきれないと、時を経て再び燃え上がる気持ちにも入り込めなくて再会愛に萌えないのですが、この作品の別れと再会後の気持ちの動きには共感できました。

そして、高坂が出会うのが早すぎたから別れることになったんだといった気持がよくわかりました。
一族や会社の中で求められる姿や立場を理解してそうなるべく努め、いつか再会したときに真下のそばに居られる男である自分でいられるように頑張った努力が報われてよかったねと言ってあげたくなりました。
二人にとって悲しい別れも苦しみ足掻いた10年も無駄ではなかったんだと思いたいです。

二人が昔から好きだったアコーディオンのライブに行ったり一つのイヤホンを片耳ずつ二人で分けて聞いたりしているところでタンゴやアコーディオンの音楽を聴きたくなりました。
カバーイラストをはじめとして 片耳ずつのイヤホンのイラストが何枚かあるのですが、どれもとても幸せそうでほのぼのします。『片耳ずつのイヤホン萌え』という新しい属性を自覚しました。

3

10年ブランク愛♡

安西リカさんの三冊目の本です。
前の2冊が、萌ツボドンピシャだったので、今回も発売前からメッチャ楽しみにしていました。

あらすじは他の方が書いて下さっているので感想だけ
今回も良かったです〜。
特に何か起こるわけではなく、日常において生活する中で起きる出来事を通じて別れる事になったり、偶然10年後に再開して、お互いがぐるぐると考え過ぎてすれ違ってしまったり…
一息に最後まで読みました。

このお話は、すれ違っていても、友達関係でも、心の中では二人がお互いに他人では心は満たされず、お互いの事を想いあっている。
大人になった分だけ、立場や環境にあまりにも違う立ち位置に、前のように恋人同士には戻れない。戻りたいけど戻れない。
よくあるパターンなんですが、萌えるんですよね〜(笑)
友達でいいって言いながら隙あらば、何とか前の関係に戻したい佳史。
必死な感じが、受けのミチ視点からでも可愛いです。

また、後半の攻の佳史視点では、外見では10年経った分、考えや行動がスマートな大人になったと思われた佳史がミチに対しては18のまま
子供で我儘、嫉妬しまくりの可愛い大人がこれまたメッチャ萌ました。

ドロドログチャグチャより、やっぱり
サッパリなんだけどツボ満載の一途愛大好きです♡



4

なんでもない設定を読ませる力

ひねりも特になく、直球同級生再会もの。
前作「好きで、好きで」が初読みだった安西さんですが、
こういうなんでもない設定を、
丁寧な描写と文章で読ませるのはなかなかすごい。

大学一年の春に一目惚れのように出会い、
互いにどちらが自分かわらなくなるような特別で濃密な恋をして、
やがて破局、10年経って仕事を通じての再会。
かつて別れた理由は切なくてウルっとくるのだが、
その後はドラマチックな障害やエピソードがあるわけでもなく
多少すれ違いながら、再びまとまるまで。

御曹司で今や企業の重役となり、
すっかり大人のいい男になった(はず)攻めが
実は受けを前にすると甘ったれのわんこだったり、
恋には臆病な受けが、普段は強気の気持ちいい性格だったりも悪くないが
この物語の魅力は回想の折り込み方だろう。

かつての別れの理由がとてもやるせないのだが、
二人とも好きだった音楽のアコーディオンの音色に絡ませながら、
挟み込まれる蘇り振り返る過去の記憶が、切なくキュンとする。

後半の書き下ろしはまとまってからの二人。
攻め視点は普通に面白いのだけれど、前半の切なさはなく
当て馬もいい人でさらりと楽しく読んで終了。

同級生ものはツボだし、とても良かったのだけれど
個人的には二作目になると前作のような新鮮な感動はなかった。
(挿絵が前作は木下さん、今作は苦手な小椋さんという点もあるか?)
なんでもない話を、甘く切なく読ませてくれる作家さんだとは思う。



※多分ほとんどの人にはどうでもいい話だけれど、
 受けの名前が……愛称がミチってところが、個人的には読んでいて
 何度も躓いてしまった部分……だって……(笑)

6

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