呪いで美少年からブサイクに!?

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表題作あーちゃんはそばかすっコ

毎本鳴海,イケメンの高校2年生
吾郷静時(あーちゃん),呪いでブサイクになった高2

その他の収録作品

  • 番外編
  • カバー下:イラスト、漫画

あらすじ

吾郷静時こと通称あーちゃんはちょっとナルシストで天然な高校生。
ある女の子からの告白を「ブス」と言ってフッた事で、『好きな相手にだけブサイクに見える呪い』をかけられてしまう!
唯一ブサイクに見える相手は、夏休みの最終日に出会い、転校してきたイケメン毎本くん。
初めて出来た“特別な人”だったが、『好きな相手にも呪いがうつる』と知らされて、あーちゃんが取った行動とは…!? momoの九重シャムが描くイケメン×ブサイク(本当は美少年)のドタバタラブストーリー。

作品情報

作品名
あーちゃんはそばかすっコ
著者
九重シャム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
ニチブンコミックス
発売日
ISBN
9784537132960
3.9

(58)

(16)

萌々

(28)

(9)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
223
評価数
58
平均
3.9 / 5
神率
27.6%

レビュー投稿数12

2人と1人

2人の世界にやってきた王子様

九重さんの描く、独特の雰囲気が好きです。
リアルとどこかファンシーさを併せ持つキャラの肉付けも好み。

ナルシストがメインカプとして登場するBLは個人的に初めて読んだ気がします。
しかも筋金入りのナルシスト。
BL界ナルシスト大会に出場したら表彰台確定かと思われる。
あそこまで我とポジティブさを見せつけられると尊敬の念すら抱きます。

でも実はそうある理由と言うのが割と切なくて。
最初読んだときは自分の中でうまく噛み砕けなくてページをいったりきたり。
全ての言動を肯定はできなくても納得はしました。
誰も傷つけないよう親友の幹夫と2人の世界を生きていく。
例え好きな人に嫌われたとしても、イイ風にとらえて生きてくと涙ながらに奮起する背中をヨシヨシと撫でたくなりました。

好きな人にだけ不細工にみえるとう呪いの使い方が絶妙で、漫画ならではの楽しみかたができました。
購入してから何度も何度も読み返してます。
手放すことはないでしょう。


0

あーちゃん可愛い!

作者読みしていたと思っていたのに未読だった…不覚

あーちゃんは美少年でナルシストで孤高のDK。
友達は幼なじみのミキくんだけだったが、転校生の毎本くんに出会ってからは、不思議な感情を覚える。

俺様なあーちゃんの恋が始まる!とか思ったら
過去ひどい言葉で振った女子から呪いを受けて
『好きな相手からブスに見える』魔法にかかってしまう(アラアラ)

鏡に映った自分と毎本くんにだけは不細工に見える。
イケメンで性格よくてお弁当とかケーキとか作っちゃう
パーフェクトな毎本くんは『俺にふさわしい』と
あーちゃんが安心して好きになれたのには理由があって…

ピュアで可愛くて切ない、本当に好きな作品になりました。
美しいあーちゃんと不細工なあーちゃんの外見は全然違うけど
素直でかわいらしい性格はどちらでも変わらない。

あと本当に泣き顔が綺麗なんですよねえ…はあ…抱きしめてよしよししたい←

0

あーちゃん、可愛い

あーちゃんは、ナルシスト。頭のネジを確認したくなるくらいのナルシスト。
キメポーズがときどき炸裂しちゃうお馬鹿な俺様。

このナルシストぶりが徹底しててギャグ入ってるので笑えます。
ちなみにmy手鏡の装飾シールはI LOVE ME。

ある日告白された女の子の容姿をバカにしながらこっぴどく振ったせいで、
自分自身のみならず、好きになった相手から自分がブサイクに見えちゃう呪いをかけられちゃう。しかもその呪いは好きな相手にもうつるという・・・
それ以来、綺麗な容姿だったあーちゃんは自分自身がブサイクにしか見えず・・・。

このブサイクがかなりのブサイクぶり。そばかすっこというから、そばかすが増えた程度に考えていたけど大間違い、完全な別人です。
だから、わざわざ飼い犬があーちゃんに迷惑をかけたお詫びにと自宅に招いて手作りケーキまでご馳走した毎本(攻め)も、転校先のクラスであーちゃんと再開したときに同一人物だとは気づいてくれていない。
そんなブサイク版あーちゃんだけど、毎本は全く気にせず何かと気になる様子でお弁当を作って持ってきてくれたりと段々距離が近くなってきます。

自分に興味を持ってくれてドキドキ嬉しいんだけど、「好きな相手にもうつる」という呪いを思い出し、毎本にうつらないように必死に距離を置こうとする健気なあーちゃん。

あーちゃんが好きになってしまった毎本はなんでも出来るプァーフェクトゥイケメン。(ちなみに「プァーフェクトゥ」はあーちゃん語録。)
そんな毎本にあーちゃんは「俺様は毎本が不細工だったら近づけなかった。」と言ってしまうんです。
当然、毎本は、なにそれ・・・ありえない、と心底がっかりした様子で去ってしまう。

「近づかなかった。」ではなく「近づけなかった。」
これは幼少時の悲しいあーちゃんの体験が元にあって、俺様ナルシストになっちゃったのもこれが原因という。

傷ついたあーちゃんはいっぱい、いっぱい泣くんです。
かわいそうなんだけど、泣き顔、可愛い。

ファンタジー小説で賞を獲っているという設定だけあって、言い回しも面白い。
泣いている状況も「俺様の世界は大洪水だぞ」「俺の涙腺ダムは決壊した」などなど。
この本の愛すべきキャラはなんといってもあーちゃんでした。
そして幼少時からずっと一緒にいてくれるのほほんキャラ幹夫もいい味だしてました。

0

ピュアでアホっ子な俺様が可愛い!

たまには趣向を変えようと手にとってみたものの
読み始める前にパラパラ〜と中身を確認したら
表紙以上に感じるブサイクさの破壊力…ヽ(;▽;)ノ

萌えられるんだろうかと怯みつつ読み始めたら
途中からブサイクな顔が気にならず楽しめました!

受けは自分のことを「俺様」と呼び 偉そうぶってるけど、子供が王子様ごっこしてるようなノリで、イラッとするより なんだか微笑ましいです(﹡´◡`﹡ )裏表がなくて空気が読めず、言葉の使い方を間違うから周りに勘違いされやすく。でも周りから浮いてることに気付かないアホっ子w
話が進むにつれ受けのバックボーンが明らかになり「勘違い俺様キャラ」という認識が「不器用で純粋な健気キャラ」に変わり、受けの涙に萌えました。受けは俺様なのに心が綺麗です。

攻めは天然で王子様キャラですね!
性格良く、穏やかで、弟想いで、イケメン。
ダメなことはダメってハッキリ言い、悪いと思ったら謝る。
完璧な攻めキャラだけど、受けと受けの幼馴染のキャラが濃すぎて印象は薄かったかな…。

受けの幼馴染も相当なアホっ子で。
(九重さん既刊:MOMOの流星のような幼児系)
高校生なのに幼児のような言動だけど、癒しキャラで可愛かったです。

破壊力のあるブサイク受けと思ってたのに、終盤には愛嬌があって有り!と思えました。大事なのは顔じゃないなぁ。。。
心がピュアなツンデレ俺様受けがいじらしい1冊です♪

0

ほのぼの

ナルシストでイケメンのあーちゃんはブスを好きにならない。
女の子をブスと言って振ったのを恨まれて、ブサイクになる呪いをかけられてしまいます。
ただし、ブサイクに見えるのは好きになった人だけで、相手もブサイクになってしまう……という呪いです。

ナルシストキャラの子が個人的に好きなのですが、あーちゃんは前向きで明るくいよう、という姿勢の子です。(好感が持てる)
ブスが嫌いな理由も読んでいけばわかります。
胸がぎゅっとする描写などもあって、とても好きな作品です。
あーちゃんの友達の幹夫もかわいいです。

2

ナルシストなあーちゃん

可愛い作品でした。
ナルシストで俺様なんですけど、憎めない可愛さがあるあーちゃん。イケメンの毎本に会った帰り道、酷い振り方をしたせいで振った女の子から『好きな相手にだけ不細工になってしまう呪い』をかけられてしまいます。
学校で毎本に会うので顔を何かで隠しながらやってくる姿には何とも愛おしさを感じてしまいます。
偉そうでナルシストなあーちゃんなんですけど、実は過去に傷付けられた経験があって…。
すべてがわかってからの告白シーンもとってもよかったです。

2

なんだろう?

この主人公を例えるならなんですかね。
天然でバカ正直なナルシストなんですけどね。

バカ正直なのは思ってることをほぼ口に出してるから。
これが、中二病ってやつか?

完全にイッチャッテるけど可愛くて面白いよ。
貴様とか言ってるし。
日記のタイトルも俺様日記。

クラスの子たちも変人扱いはしてるけど、キモい近寄らないでって感じじゃなく、扱いにはなれてる感じ。

イッチャッテるツンデレで可愛い。

ブサイク受けというのはちょっと引っ掛かるけど。
元々、ブサイクじゃなく呪いのせいだしね。

あーちゃん幼き頃に、仲良しだったお友達があーちゃんとはもう遊ばないっていう出来事があって、そのことを幹夫が涙目で話すから貰い泣きした。

その子がブサイクだったから、周りにあーちゃんとお前は釣り合わないみたいなこと言われるだって。
それから、あーちゃんは自分の世界に閉じ籠り幹夫以外の友達を作らず生きてきた。
って考えると、やっぱり告白してきた女の子にブスだからって断ったのは酷いな。
殻に閉じ籠り過ぎて色々と周りが見えなくなってた感がある。

その前からあーちゃんは泣きっぱなしだしね。
あーちゃんにも悲しい過去があったのね。

幹夫とあーちゃんコンビ可愛い。
各々の扉絵も可愛い。
カバー裏4コマ可愛い。

面白かった。買って良かった。
去年発売された時に買ってもうすぐ一年経つよねって頃にやっと手を出しました。

2

鏡よ鏡

よくぞまあこんなややこしい人達を
登場させたロマンスなぞ思いつくものだ、
と読後に軽く疲労を覚えました。
最初は苦手だった登場人物もページが
進む度に色々剥がれて可愛く思えてくるの
だから始末におえません。
…惜しむらくは帯がね…いや、いいんですけどね。
そこにどう追い込むかという視点で
読んでみるだけの話なんですが。

帯と梗概だけだと設定だけの話に思われて
しまいそうですが、いやいやどうして、
それ以上に濃密な行間が待ち受けています。
登場人物の配置も良い加減ですね。
ただ番外編は……色々難しいかも知れません。

2

コメディと思わせてからの…(´;ω;`)ブワッ!!!

ナルシスト気味の俺様天然あーちゃん…よく変な決めポーズするし、自由人だしーで単なるアホの子かと思いきや成績優秀、小説は賞をとってる…そして何より自分を貫いていて良いこと言っちゃう!
もうねーコメディだと思って読み始めたのに気づけば涙腺刺激がやばいというね!
さすがは九重さんというかなんというか。
あーちゃんのブス・ブサイクとは付き合わないって考え方…その考えに至った過去を毎本くんが知った場面で(´;ω;`)ブワッ!となりました。
そんなん多感な小さい頃に体験したら…ね。
あーちゃんのは極端ではあるけれど、自分が近寄ることで相手を傷つけまい&自分も悲しい思いをしたくない予防線なんだな…って分かるとなんかもう愛おしくてたまらなくなるよ!
何この子、ええ子やーん!!!

毎本くんはイケメンです。
優しいし格好良いし…もうねーイケメンすぎてどうしようってぐらい。
でもあーちゃんのこと好きになって、独占欲発揮して人魚姫役を自ら立候補しちゃうところとか可愛い(*´艸`*)
あーちゃんの人魚姫姿を皆に拝ませないためには自分が犠牲になることもいとわないというwww

仲良し3人組…じゃなくて弟含めて4人組+1匹いいっΣd(´∀`*)
ほのぼの可愛い。
もっとほのぼの見たかったー!!!!
それにしても幹夫の不思議ちゃんつらぬきっぷりには…和みましたーw
でも医者の息子なのよね。
ってか幹夫よりも毎本くん弟(小学生)の方がお兄さんに見える←

4

泣き萌えですよ。コレ。

作家インタビューで掲載されていた仮面が
気になって気になってしょーーーがなくて(笑)
おもわず手にとってました。 ( ̄∀ ̄*)ゞテヘ

一冊丸々同じカプのお話。

好きになった相手および本人のみが不細工に見える呪い。
且つ、好きになった相手まで不細工がうつるオプション付。

いやー、どんな呪いだ(笑)

最初あーちゃん(受)はただのおバカなナルちゃんなのかと思ってました。
いやー、おバカはおバカなんだけど…。(;^_^A ・・・
不細工を隠すために猫(だよな?)仮面とかしてくるし。
どこの仮面舞踏会かと思ったYO!!!
んでも、ナルちゃんになったのは過去のトラウマからで
しかも、相手を守るために人との距離をとる手段として
ナルシストという悲しい選択をしてしまっていたと。

なんと健気!!!! (ノД`)・゜・。ホロリ

好きになった毎本(攻)を不細工にさせないために、
そのトラウマが発動されるわけです。
でも結果、色々あって毎本に誤解されちゃうのですっ。

せつない。
かなりせつない。
2ページ4コマにかかるあーちゃんの泣き顔は必見!!!
泣き萌えです。(○´艸`)ムフフ
誤解がとけて、毎本に告白されて付き合うシーンの泣きもイイvv
いやー。毎本王子様的にカコイイな。うん。

最後にチラっとだけエチシーンがありますが、
うん。あーちゃん、女装いらないから。マジで。
キミはそのままでカワイイんだからと、突っ込みがとまりませんでした。

ホテルに向かうまでの過程もカワイイのですが、毎本があーちゃんの体を洗ってる
スポンジのうさぎさん(超シンプル)とか妙にらぶいデス。(笑)


ふと思ったのですが。
好きあった同志なら、互いに不細工に見えるだけなんじゃないの?
ならば影響ないじゃん?的な。(笑)
あれ。違う??

4

ねぎま

楓花 様
コメント有難うございます。m(_ _)m
ほんと可愛いの転がりまくりですよね~~~♪

しかも、ワタクシのざれごとにご説明いただけるなんて、感動。
゚・*:.。. 感(*´ω`*)動.。.:*・゜
確かに、毎本が好きになった子に不細工だなんて思われたくないってあーちゃんは必死だったんですよね。あぁ健気。(ノД`)・゜・。
でも蓋を開ければ相思相愛。(笑)
ちょこっとイチャラブな彼らのその後が見たいです~。

楓花

はじめまして(*´∀`*)スポンジのうささんとか色々細かいところに可愛いの転がってますよね♪

好きあった同士ならお互いに不細工に見えるだけだから構わない…確かにー!
でも、あーちゃん→毎本くんは「好き」自覚ありでしたが、毎本くん→あーちゃん「好き」は途中で自覚かつあーちゃんは毎本くんの好きな相手が自分だってことには気づいてないから、毎本くんが好きになった相手(あーちゃんではない想定)に「毎本くんが不細工」と認識されたらダメだ!って思ったからじゃないですかね?

なんか上手く説明できてる気がしないのですが…下手な文面ですみません┏○ペコ

好きな人が好きでいてくれるだけで幸せ

こちらのインタビュー記事を読んで
とても気になっていた九重シャムさんの最新作は、
ナルシストだけど、純粋で可愛いあーちゃん(受け)と
心優しいイケメンの転校生・毎本くん(攻め)の
ちょっとファンタジックな学園ラブコメディーです。

俺様ナルシストあーちゃんは、幼い頃のトラウマから
美しい自分(と幹夫くん)と、愚民・他者とを線引きし
自分だけの世界を中心に生きてきた男の子。
そんな彼が恋をしたのが、外見の美醜など気にしない
弟想いのイケメン男子・毎本くん。
でも、ブスと言い放って振った女の子から、
好きな人にだけ、自分が不細工に見えるという呪いをかけられ
しかもその呪いは、好きな人にうつると聞かされたあーちゃんは―

このお話、あーちゃんがとっても可愛いです。
あーちゃんはナルシストで、すぐ女の子にブスと言うし
完璧なはずの自分が苦手なことからは逃げたりする
少し残念な男の子(話し方もキメのポーズも面白い)。

それでも、どうしても憎めない。
それは彼が、幼い頃の美醜のトラウマにより、自分を守ることが
他人を守ることだと信じている、とても純粋な心の持ち主だから。
美しい自分が、不細工な人と一緒にいられないというのは
自分と一緒にいることで比べられ、
その人を傷つけてしまうと思い込んでいるところが
滑稽に見えて、すごくいじらしくもあって。

そんなあーちゃんに変化を与えるのが、毎本くんで、
弟くんのこともあり、あーちゃんを放っておけない彼は
外見の美醜なんて関係ない、感動する顔が可愛い、
目が合った時は笑ってほしいと言って
優しい心であーちゃんに触れていく姿が、とても素敵でした。
番外編では彼の独占欲も見られ、こちらも良かった!

私的萌えポイントは、毎本くんが跪いて告白するシーン。
『これからもずっと一緒にいてくれる?』という言葉に
さよならしないでいいのだなと、涙ながらに応えるあーちゃんが
最高に可愛くってきゅんきゅん!
しかも、毎本くんだけではなく、幹夫くんとも一緒にいると言う彼に
激しく萌えました!あーちゃん、良い子!

メインの二人に加え、幹夫くんという
あーちゃんと同じくらいピュアな存在がいることで
物語の面白味もほのぼのさも倍増していて、彼にも大注目!
笑いあり涙あり、ほっこり度満点の
とってもハートフルなラブコメディでした!

4

呪いにかかる時=恋の始まり

九重先生の新刊、楽しみにしていました。
相変わらずファンタジーと現実を織り交ぜるのがお上手ですね。

※ネタバレ多


あーちゃん(吾郷)は夏休みの最終日にイケメン・毎本と出会います。
毎本は、ナルシストのあーちゃんも認めるくらいできる男。
彼は実は転校生で、次の日あーちゃんのクラスに転校してきたのですが、毎本が喋りかけてくるのをあーちゃんは待ってたのに来ない。
仕方なく自分から喋りかけると、「どっかで会った?」と。
あーちゃんは怒って帰っちゃうのですが、その途中立ち寄ったトイレで鏡を見てびっくり!
なんとブサイクになっていた!!w

原因は、あーちゃんに振られた女の子が「好きになった相手にだけブサイクに見える呪い」をかけたからだったのですが、さすがナルシスト、自分で自分がブサイクに見えるw
そして毎本にもブサイクに見えていることを知って、自分が毎本を意識していることに気付くのです。

恋するあーちゃんはすぐ真っ赤になって、顔はブサイクなんだけど可愛かった。
胸の動悸を重大な病気と疑って病院に行く天然っぷりも可愛かったw

一方の毎本は、転校してきたのは弟のイジメが原因で、だからこそクラスで孤立しているあーちゃんを放っておけなかったのですが、思ったことを素直に言うあーちゃんをだんだん可愛いと思うように。

そんな時、毎本が女の子に告白されている所に出くわしたあーちゃんは、毎本に好きな人がいることを知り、その相手が美しい完璧な人間か、と毎本に尋ねたことで事態が一変。
外見がそんなに重要かと問いかける毎本に、「毎本が不細工だったら近づけなかった」と答えるあーちゃん。
当然毎本は怒って立ち去ってしまうのですが、このあーちゃんの言葉に込められた意味がとても切なかったです。
あーちゃんがナルシストで孤立していたのも、幼稚園の頃のある出来事が原因で、周りの人間を傷付けないためだったのですね。
誤解が解けて、毎本に告白された時のあーちゃんの真っ赤な泣き顔が本当に可愛かったです。

その後のデートからの短いエロ展開はさすが九重先生。
本当に短いのに萌えが詰まってて満足しました。
というか、あーちゃんのアホ可愛さと、幼馴染の天然っ子・幹夫との謎の掛け合いが面白くて、後半の切ないストーリー展開にも引き込まれていたので、ここまでエロがないことに気付いていなかったw そういえばキスすらなかったな。
最後の番外編では毎本の独占欲が垣間見えて、でもキュンとするより笑えましたw


「呪い」というファンタジーな設定でしたが、あーちゃんのイケメンとブサイクの切り替えが自然で、無理矢理な感じはなかったです。
過去の作品同様、九重先生はファンタジーな設定を活かすのが上手いなー。
そして、「ナルシストキャラ」も今までイラッとすることが多くてあまり好きじゃなかったんですが、あーちゃんは素直な天然っ子で人に当たり散らしたりしないのでストレスなく読めました。
最後まで「俺様」を貫いたのも清々しかったw


最後に、裏面の帯に載っていた「ブサイクの隠し方をご紹介★」
①手で隠す
②マスクをする
③(頭からすっぽり)シャツで覆う
④(舞踏会みたいな)仮面をかぶる
これを全てできる人はもはやブサイクではなく紳士だと思います本当にありがとうございました。


2

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