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表題作STEP WISE STEP

喜多見(きぃ),高2,いつもべったり一緒の友達
若林秋廣(ワカ),高校2年生

同時収録作品sweet (dead) day 前編 / 後編

賢次,リーマン,受の姉の夫の弟
赤坂要,高校2年生,攻の兄嫁の弟

同時収録作品36.7℃

その他の収録作品

  • ボーイズトーク+1(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト

あらすじ

周囲がウザがるほどいつもべったり一緒の若林と喜多見。
いつまでもこんな距離感でいられることが幸せだと思っていたワカは、きぃの突然の「友達やめていい?」発言にパニックになる。
悩むワカにきぃは…!?

2人の良き相談相手、赤坂くんの密かな恋、ほか 男子高校生の日常ラブvライフ!!
描き下ろしは修学旅行の定番夜の恋バナv

作品情報

作品名
STEP WISE STEP
著者
会川フゥ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799725733
3.9

(84)

(23)

萌々

(35)

(24)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
16
得点
329
評価数
84
平均
3.9 / 5
神率
27.4%

レビュー投稿数16

3作目が気になるかも

◆STEP WISE STEP(表題作)
 大の親友から恋人へ移行するのが難しくてなかなか先に進めなかったり、仲を拗らせてしまったりという話はよく見かけますが、この作品では受けの思考が幼いためその段階はすんなり超えてしまうところが面白かったです。おバカというよりは、純粋で恋愛経験が足りなさ過ぎて何が起きているのかよく分かってない感じ。そんなワカをいいことに、きぃがどんどん事を進めていくのかと思いましたが、彼も人の弱みに付け込むタイプではなく、あくまでワカの気持ちを大事にしているところが健気に感じられました。攻め受け両方可愛い作品でした。

◆sweet(dead)day
 きぃとワカの前ではツッコミ役でクールだった要が、私生活ではこんないじらしい恋愛をしていたとは。義兄の弟の賢次も、兄にコンプレックスを抱えているので互いに拗らせているカップルですね。なんだかんだ長く続きそうだなと思いました。

◆36.7℃
 読んだ後にタイトルを見返して可愛いと思いました。高津に片想いしている健気な戸越の様子にうっかり惚れてしまう板橋。高津に告白して気まずくなった戸越を見かねて行動するところがかっこよかった。板橋も戸越に想いを伝えられるといいですね。

0

DKの恋、詰め合わせヽ(´▽`)/

作家買いしてる会川フゥ先生の作品です。
恋人未満のカプも合わせて3組のカップルのお話が収録されていますが、みんな同じ高校で同クラのよう。

表題作はめちゃくちゃ仲の良いワカとキィのお話で、ある日キィにキスされて「一生友達でいいとは思ってない」と言われて…なワカ目線のお話です。
ワカがいい感じに鈍感おバカ男子で、勘違いするのが面白い話でした。
半ばキィに上手く流された感じで付き合うことになり、色々あって少々拗れたりもするのですがワカも自分の気持ちに気づいてめでたしめでたし。
可愛い2人でした。

次のお話はワカとキィの友人、あっくんこと赤坂要のお話です。
表題作の最後で要は「好きな人がいる」と言ってましたが、そうだったのね〜。
なかなか切なくて、シリアス寄りなお話です。
賢次が泣いてる要を追いかけてきて、抱きしめてくれたのにはキュンとしました♡
脅されて身体のカンケイが始まってしまった2人でしたが、丸く収まりそうでホッとしました。

最後のお話も表題作のワカにトンチンカンなアドバイスをしていた、板橋目線のお話です。
愛せるただのバカだと思ってたけど、めちゃいい奴な板橋。
恋愛未満ですが、何かが芽生える予感バシバシな2人でした。

描き下ろしは、修学旅行でのボーイズトーク。
要の事がすごく好きになっちゃってる賢次目線パートもとても良かった!

0

STEP WISE STEP

明るくてテンポが良い。

0

恋人未満カプ(?)が一番好き

仲良しのワカときぃ、同じ教室で見守りたい。
でもきぃはちょっとズルイなぁ。ワカに「友達やめていい?」なんて言ったら悩むし傷付くに決まってるのに。
正攻法で告白してもワカには通じないのかもしれないけど(おバカだから)
ワカのピュアさにつけこんだような言動はあまりよろしくなかったような…。
ただ、それをきっかけにちゃんとワカなりに
例え話でも真剣に考えてバカワイイんです。
きぃも必死だったのかもしれないし、きぃくらいのずるさが無いとワカみたいなタイプとはうまくいかないのかも。

共通の友人・あっくんの恋、最初報われない相手だったから気の毒でした。
しかも想いを寄せた義理の兄の弟に脅されて関係を持たせられるなんて
いくら顔が似ていても性格は真逆だし…。
でも傷の舐め合いも必要なプロセスだったのかもしれませんね。
受け止めてくれる人がいるって救われるでしょうから。
体だけのはずが想いも伴って良かったです。
どちらもあまり本音を言わなそうなところが萌えました。

またしても共通の友人が出てくる『36.7℃』、こちらが一番好きでした。
人気者の高津に想いを寄せているであろう同じクラスの戸越、が気になってしまう板橋。
板橋がこっそり戸越を応援していたとか優しすぎるし、ピンチに助け舟を出してくれて
戸越の為に泣いてくれる凄くいいヤツ!!
描き下ろしでも恋愛未満なの~??いや勿体ないよ~??
くっつければそれでいいってもんでもないのかもしれませんが
こういう思いやりってやっぱり大事ですよね。

あっくんたちが修学旅行中の賢次が意外にも(といったら失礼ですが)きゅんときました。

1

ギャグ系。

特にきぃが魅力的です。

"STEP WISE STEP"の意味を知ろうとこちらのサイトに来ました。
どうやら「一段ずつ進む」という意味のようです。

おすすめです。

2

表題作が安定のあほかわいさ

同じ学校を舞台にした三作品を収録しています。

表題作【STEP WISE STEP】は友達の延長上にある二人を描いているアホ可愛い作品でした。
ワカときぃは側から見てて暑苦しいと言われるくらいのベッタベタな友達関係だったけど、突然きぃから「友達やめていい?」と言われてパニックになるワカ。
絶交なんて嫌だよ…というワカに対してきぃは…。
ワカがアホっこで恋愛初心者どころか恋愛の機微に関しては小学生並みレベルでして、そこが面白かった。

二作目【sweet (dead) day】は、表題作のほのぼのムードから一転してちょっとシリアスめ。姉の結婚相手に恋してしまった男子高校生のお話。義兄が寝ているところをキスしようとしたのを義弟にうっかり見られてしまい、それを餌に身体の関係を迫られて…。
会川さんもこういうちょいドロドロ系を描かれるんだなぁと新鮮でした。

三作目【36.7℃】男女問わず人気があって目立つ同級生を見ていたら、戸越が常にその同級生を視線で追っていることに気づいた板橋。板橋は密かに戸越の恋を応援するようになり…。恋愛未満だけど、いいお話だったなぁ

1

一番短い作品が一番萌えた

会川さんの作品を読むのはこれが6冊目なのですが、初めてちょっとダークな作品を読みました。
その作品は表題作のリンク作にあたる『sweet (dead) day』。
少し痛くて、ともすればドロドロの展開の可能性を含む作品ですが、会川さんのこういう作品は読んだことがなかったので新鮮でした。
余り重くなりすぎない所がこの作家さんらしいのかな?

この本丸ごと表題作シリーズとそのリンク作で纏められていて、登場人物のほとんどは高校生です。
一番キュンとしたのは、なんと一番短い『36.7℃』。
この作品だけHもないのですが、板橋君が健気で男前で、しかも可愛い。こういうキャラ好きですね~。

表題作カップルは、受け様の若林君が天然で、上手く絆されている感じの作品でした。
いつもヘラヘラ笑っている喜多見(きぃ)君がどこまで本気なのかよく分からない第一印象だったのですが、意外に本気でしたね、彼(笑)。
きぃ君が天然な若林君を押しまくるのを傍で見ている友人達が可笑しかったです。

1

男子高校生のソレゾレ

好みにハマる1冊でした♪
わちゃわちゃしてる男子高校生好きには堪らんです(∩´///`∩)
表題作の「親友以上恋人未満」のニアからカップルへの移り変わり。
表題作カップルのお友達①が学校の外で抱えてるほろ苦く切ない片思い。
表題作カップルのお友達②が同性に片思いしてるのをお友達③が純粋な友情で影から見守ってる姿。
いろんな角度から恋する男子高校生が見られて大満足!
会川さんらしい可愛さと明るさがあり、ニヤニヤと楽しみました( ´艸`)

◆STEP WISE STEP

"親友以上恋人未満"なニコイチ高校生。
受けの明るさとアホっぷりが可愛い!好きの恋愛観がお子様レベルだけど、アホっ子受け大好きなので萌えツボです( ´艸`)
攻めは恋愛面が未発達な受けを言葉巧みに流していき、恋人関係までにこじつける手管がお見事!受けが大好きで傷つけたり無理矢理なことはしないんだけど、如何せんアホっ子受けなのでキレイに流されておりましたw
はー…可愛い男子高校生って癒される+゚。*(*´∀`*)*。゚+

◆sweet(dead)day

表紙の前髪短くてジュース飲んでる子のお話。
ニコイチカップルに挟まれクールなしっかり者といった感じですが、学校外では許されない片思いを抱え、それをネタに好きでもない男に抱かれてて……(´•̥ ω •̥` )しかも抱かれてるのは片思い相手の家という。可愛い絵柄でサラっと描いてるけど、意外と重くてエグいシチュだよなぁ…。
そんな彼が表題作カップルを嬉しくも羨ましくも思いながら見てる姿が切ないです。
そして片思いに終止符を打とうと涙を流す姿に涙腺が緩む。。。

最初は憂さ晴らしで抱いてた攻めが好きになれなかったけど、泣いてる受けを慰める言葉は良かったです。始まりは歪んでたけど、その後は幸せそうで何より(﹡´◡`﹡ )

◆36.7℃

友達が同性に片思いしてるのに気付いた子のお話。
好きな子をじーっと見てる姿を見て密かに応援し、遠回しに協力しようとしたりフォローしたり。
その優しさに心がホンワカする。。。
表題作では男同士の付き合いにピンと来ないようだったけど、友達の片思いを見守るうちにミイラ取りがミイラ状態になり胸キュンでした!良い子達だから幸せになって欲しい〜!


3

BLカフェテリアのランチコース

「STEP WISE STEP」
まずはサラダ!それも、さっぱりしつつ思ったよりボリュームのあるシーフードサラダみたいな一編。
いつも一緒いつも仲良しのきぃとワカ。きぃからキスや触りっこされて好きと言われて、結構呆気なく受け入れて恋人に。ワカって素直すぎるというか…ちょっとおバカ?
でもこんな明るくてライトなBLも悪くない。

「sweet(dead)day」
メイン。あらビックリ、こってりな肉料理でしたわ!
きぃとワカの友達、あっくん(赤坂要)のシリアスな恋物語。
要は姉さんの夫の聡さんに報われない恋をしていて、それを聡さんの弟に知られてしまい、半ば脅迫的に関係を迫られるが……
その弟賢次も辛い恋をしていて、要とは傷を舐め合う暗い関係と思いきや、意外と前を向いた展開に。読み応えがありました。

「36.7℃」
デザートはあっさり目のレモンソルベ。
きぃ+ワカ+あっくんの友達、板橋くんの気になるクラスメイトのお話。
友達以上ですらないよ。ジャスト、友達。恋人未満BL未満。でも何かがはじまりそうな。

「ボーイズトーク+1」
お土産のアソートクッキー?修学旅行でのおしゃべりを覗き見感覚。
きぃとワカはヤっちゃってるっぽいし、あっくんは賢次を憎からず、板橋は男同士の恋愛に真面目に興味を示してて、というお話。

友達全員ホモの罠、だけど、面白かったです。

3

「萌」っていうか「笑」っていうか

カバーデザインがいつも微妙だなと思うのだけれど、それもらしさなのです。会川さんのノリが大好きで、読むたびに妄想力とその表現力に笑ってしまう。

メインカップルの年代を問わず、お話にすっと入れちゃう。大方、男のアホな部分を全面に出して描いてくれているからでしょうか。それでいて、純でシリアスな部分もちょっと入れ込んでみちゃったり。でもそれは表題作、ワカときぃの場合。他、三つの作品が収録されていますが、「sweet (dead) day」の要くんの話になると、心の黒い部分がチョイ描かれていたりするから油断なりません。「36.7℃」はクラスメイト・戸越の視線の追う先に気づいちゃった優しい板橋くんのお話です。

若林(ワカ)と喜多見(きぃ)は仲のいい高校生。きぃはワカに友情じゃない方の「好き」という気持ちを抱いている。お約束として、友情から恋人?発展パターンだと、たとえノンケであっても好意を持たれた方になぜかコペルニクス的転回が起こり、お互い両思いになってめでたしめでたし。なんだけど、若林は「恋人になった」と自覚していても、終始目覚めてないんですよね~。どこまでもワカがあほ全開で突っ走ったまま、「好き」っていう気持ちの次元においてズレまくっていても、彼ときぃはハッピー!ってところが会川風、ズレ漫才。きぃも毎度がっかりさせられながら楽しんでる余裕が見えて、そこも作家さんらしい演出です。

これら三つの作品は、制服からわかるように同じ高校の生徒が主人公。呼び名は違えど要くんは実は…。最後に収録されている「ボーイズトーク+1」をお楽しみに!気軽にBLを読みたいな、っていう時にオススメです。

2

性春

遅れながらレビューさせていただきます。
会川フゥさん最近線がこうしっかりしてきた気がします。昔が薄いとかではなく笑

久々の新刊ですが学生モノですね!!会川フゥさん社会人モノ多い気がするので新鮮味さがありました。
表題作よりも2作品目のsweet(dead)dayの方が面白かったと思います(もちろん個人の感想ですが)
表題作は攻めくんの髪型と受けが少しアホっぽすぎるのが私には合いませんでした・・・ごめんなさい"(-""-)"
2作品目はすこーしダークな感じとうっすら近親ラブな感じが♡
最初は無理やりだった片思いごっこも次第に恋になる過程と要くん(受け)の真面目ツンツン具合が可愛かったです~♡
表題作CPの二人のツッコミであり、いい友人である要くん
表題作を読んでいる時から私は彼が気になって仕方ありませんでしたww
意地悪ながらも大人の包容力な賢次(攻め)良い感じです
会川フゥ先生ありがとう\(^o^)/

このまま元気系読みやすいギャグ!な先生を応援させていただこうと思います♡(虎次さんの続き出るのでしょうか・・・)

2

まだまだこれからの彼ら

読み手はLOVEを得にくいところもあるけれど、男子高生たちの可愛いさを満喫できる一冊。でもこの可愛さは人によってはちょっと鬱陶しいかもしれません...背徳感や恥じらいを感じにくく、わりと同じテンションなので。

同じ高校に通う男子たちの、3つのストーリー(少しずつ繋がっています)
①【表題】親友のイチャイチャ攻撃から恋を自覚...?その後のSTEPへ
②友人らの相談には大人っぽく応えてみるが、自分の恋はうまくいかない
③クラスメイトの恋を密かに見守る男気男子、このあとどうなるのかなぁ
・描き下ろしは、3つの作品から主人公らが勢揃いで修学旅行お布団トーク

上記③ラストの『36.7℃』、これすごくよかった!でも18ページなんです。
この本の中では、これが一番最初の作品のようです(初出:MAGAZINE BE×BOY 2013年1月号)。
短い中にドラマが完成していて、気持ちよく読めました。
あと、単純に見た目の可愛い男気男子はやっぱり好き。

タイトルの『STEP WISE STEP』
この一冊ではまだ最初のSTEPの、STEぐらいまでかなー(おかしな説明ですが)という感じもする。日常がラブラブな彼らにとって、まだ恋は始まったばかりです。ファンゆえの物足りなさもなんとなくあるのですが、それも含めて楽しめる作品でした。

最初のカラー画(口絵)が思いきりハッピーそうです。
大きく伸ばして額に入れたいほど好き。

6

あ、あれっ、おっかしいなぁ…

好きな作家さん会川フゥさんの作品です。
久々の作品だったので、かなり期待していたんですが……
うーん……
なんつーか、パンチが弱いっつーか、印象に残らないっつーか…

要するに「あまり面白くなかった! あまり萌えなかった!」

です…ハイ。
スンマセン。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

「あまり」面白くなかった、と書きましたが、
「あまり」という言葉に注目。←ここ大事!
全然面白くなかったわけではないんです。
ちょっとは、まあ~~…面白かったかな?って感じ。

物語は3編に分かれているんですが、
一番最初の物語が一番会川さんらしくて、
面白い作品だなぁと思いました。

   ◆◆   STEP WISE STEP   ◆◆

若林(ワカ)と喜多見(きぃ)は超仲の良い友人同士。
いつまでもこんな雰囲気の二人でいられると
思っていたワカは、きぃから突然、「友達やめていい?」
と言われ、パニックに陥ります。
「友達じゃなくて、恋人になろう」という提案で、
結局ワカときぃは、紆余曲折の末、
恋人同士になりました……という話です。

何より気になったのが、どうでもいいところですが、
きぃの口元!
にゃんこっぽくて、めっちゃ可愛いのです!
きぃ自身もニャンコっぽくて、ワカにもにゃんこと
思われちゃってます。カワイイ!
……しかし、いくら超絶仲がいいと言われても、
簡単にくっつきすぎたかなぁというのが、感想でもあります。

ふたりで手コキするところは、エロいというより、
最近の男子高校生っぽくて、可愛くて微笑ましかったです。

ワカの天然ボケは、ホントいい味出してました。

   ◆◆  sweet(dead)day   ◆◆

表題作にも出てくる、
ワカやきぃの親友・あっくん(受け)の話です。
あーーー、この話は嫌だった。
暗いし、どろどろ系です。
会川さんに、こんな話は似合わないっ><
と、思ってしまうのは私だけでしょうか。

学校内では、あんなに明るいあっくんが…
家庭内では、義兄の弟に犯されてるなんて…。
うう、こんなどろどろヤダ。
最後には、ある程度?ハッピーエンドなんだろうけど
やっぱり、胸がモヤモヤします。

   ◆◆  36.7℃   ◆◆

平熱の温度? 高いよ!
とか、突っ込みたくなるタイトル。

ワカやきぃと同じ高校で、
ある男子高校生・高津に注がれる、
また違う男子高校生・戸越の視線。
それに気付いてしまう好奇心旺盛な板橋の話。

戸越は高津に告白します。
しかし、それに戸惑う高津。
それを見ていた板橋がその告白をうやむやに
してしまいます。
それに対して、板橋が高津に真摯に謝る…という
作品でした。
凄く短い作品で、あっという間に読み終えてしまいました。

   ◆◆  ボーイズトーク+1   ◆◆

おまけ漫画…だと思います。(描き下ろしかな?)

修学旅行において布団の中で、ワイワイ談義をする話。
ココでショックだったのが、
もうワカときぃが最後まで致していたということ!!
うぉぉぉぉぉ!
それ、見たかった!
なんで描いてくれなかったんだよ!
いつの間に~~~(泣)

そして、あっくんには年上カノジョがいるという話に。
まあ、カノジョじゃないけどね(笑)

という、ワイワイ話で締めくくり。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

あー、今まで会川さんの作品、ほぼ外したこと
なかったんだけどなー。
コンプしてますけど、うーん…ここまで、
「あれ、ちょっとこれは…」と思ったことはなかった!

だから、残念でしょうがないんですよね……。

できれば、表題作の「STEP WISE STEP」だけで、
一冊を作って欲しかった!><
そしたら、また評価も違ったかなぁ……?

会川さんは、もっと面白い萌え萌え作品を書けるはず!
「神」をつけたくなるような、作品を書けるはず!><


次作に期待!

5

きみと一段ずつ。

会川フゥさん待望の新刊は、
男子高生たちの甘酸っぱい恋がギュギュッと詰まった
萌えある素敵な一冊です。

表題作を含め、3つの男子高生の恋物語が収録されていて
男の子たちが友だち同士という点で、物語がリンクしています。

○STEP WISE STEP(表題作)
自他ともに認めるほど気の合うニコイチなふたり、
ちょっぴり策士家のきぃくんと、天然で素直なワカくんの
友だちからstep wise stepする(一段ずつ進む)恋の話。

このお話、このCP、すっごく可愛いです!
元々”恋”という意味でワカくんを好きだったきぃくんが
言葉巧みにワカくんを誘導し、友達から恋人に持っていくところが
可愛い策士家!という感じがして面白かったし、
ワカくんも、『きぃが嬉しそうだからまぁいっか☆』と
天然系の可愛いさが炸裂しており、お似合いのふたりです。

勿論”可愛い”だけで終わらないのが会川さんの腕の見せ所。
はじめワカくんは、きぃくんに流されているだけだったけれど
少しずつ、確実に
恋へとステップアップしていく変化が巧く描かれているし、
きぃくんと同様に
まわりの友達をとても大切に想っているワカくんの姿には
きゅんきゅんしながらの見応えを覚えました。

又、きぃくんについては”策士家”と表現しましたが
ワカくんが本気で悩んだり、泣いたりする様子を見て
自分より彼の気持ちを優先したり
彼が不安にならないように考えたりと
好きな子を想う純粋な気持ちが表れていて、すごく良かった。
(あと、きぃくんの猫っぽい口元が可愛くて好きです!)

このニコイチカップルの可愛さ、一段ずつ進んでいく姿は必見です♡

○sweet(dead)day
上記ニコイチカップルの大切な友人・あっくんの
切ないけど、一緒に堕ちてくれる人がいる恋の話。
あっくんのお姉さんの旦那さんにほのかな恋心を寄せながら
彼の弟・賢次さんに強引に関係を迫られたあっくんだけど、
でもそれ以上に切ないのが、賢次さんだったという展開...
ラストシーンが秀逸。好きです、このお話。

○36.7℃
短い物語ですが、こちらもすごく良かったです。
友達以上恋未満の優しいあたたかさが
触れた手から伝わってくるようで
『36.7℃』という人肌温度がぴったりな物語でした。


描き下ろしも、とても楽しくて(+1が最高!先生の+1も面白い)
本編と同じくらい気に入っています。
男子高生の恋の行方をきゅんきゅんしながら読むことができ
はじめからおわりまで、満足度の高い一冊でした!

9

思春期の悲喜こもごも

いろんな経験をして強く真っ直ぐ育つんだ、男子高校生!

表題作は、周囲がウザがるほどべったり一緒の若林(ワカ)と喜多見(きぃ)のお話。
大の仲良しで、一緒にいることが当たり前で、彼女できたらどーすんの?と聞かれても、いらないもーんなんて答えちゃうくらいウザい2人。
でも、好きの意味がワカときぃでは違っていて、恋人同士になるまではワカのバカな勘違いもあったりでわちゃくちゃしますが、いざくっつくとますますのウザさ(笑)
"今までこんなに仲良くしてたのに、まだまだ仲良くなれる方法があったなんて驚きだ"
とか本気で言っちゃうワカがアホでほんま可愛い☆
変に独占欲が出て来て、他の友達と仲良くするきぃにワカが嫉妬したり忙しい2人ですが、お互いを思いやれる微笑ましい2人であります☆
ま、バカップルだけどね(笑)

で、そんな2人の共通の友人である赤坂くん(あっくん)がメインになるのが2つ目のお話。
表題作を読んでる時から、やけにクールで色っぽい友達がいるなぁと思ってたんですが、このあっくん、すごく切ない恋をしていて。。
私、あっくんに感情移入し過ぎてエライこっちゃでした(苦笑)
姉の旦那様である義兄に恋をしているあっくん、眠ってる義兄にキスしているところを義兄の弟(賢次)に見られてしまい、強引に体の関係を持たされてしまいます。
その後も体の関係は続くんですが、賢次に義兄を重ねては妄想して興奮する自分を卑下するあっくんが哀しいやら切ないやら、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
"諦めるってどーすればいいの?"なんて泣かれたら、こっちの涙腺も完全崩壊しちゃいまして…ヤバかった。。
でも、最後にあっくんを救ってくれたのは下衆野郎だったはずの賢次でした。
あんな関係でも徐々に心を通わせつつあった2人、あっくんに幸あれと思わずにはいられない、そんなお話でした。
ぶっちゃけ、このお話が一番好きです☆

3つ目はワカ&きぃにアテられまくってるクラスメイトの板橋くんと戸越くんのお話。
クラスのモテ男、高津に興味津々の板橋は、その高津のことをずっと見つめている戸越に気づきます。
健気に高津を思い続ける様子の戸越…そんな戸越のことを板橋は応援したいと思いますが、その気持ちは徐々に。。
まだ何も始まっていない2人ですが、いつも一緒にいるところを見るとねぇ、な感じです(笑)

その3つのお話のその後的な書き下ろしも必見!
バカップルはますますバカだし、あっくんも幸せになれそうだし☆
思春期の悲喜こもごもを楽しんでください♪





6

親友~恋人

大親友の高校生、若林(ワカ)と喜多見(きぃ)の2人が
親友の域を脱して恋人になるまで、そして
その2人をとりまく同級生の恋のお話も・・

ワカときぃは大のつく親友。
いつもどんな時も一緒にいるのが当たり前で
ずっとこのまま、いい友達でいられると思っていたけど
その関係を最初に否定したのはきぃ。
親友から恋人へ・・・好きの意味が違う。
仲良しで大好きだったけど、今までそういう対象としてきぃを見てこなかったワカ。
だけど、意識すればするほどきぃが気になってしまい・・・
自分でも気づかないうちに、きぃのことばかり考えたり
変な嫉妬をしてやきもちやいたり・・
きぃなしではいられないのは、ワカのほうで
自然な気持ちの流れや、真っ直ぐな気持ちに共感できるお話です。

その二人の友達でいい相談相手の赤坂くんことあっくん。
彼の秘密の恋も切なくて辛くて泣けてきます。
むしろ私は赤坂くんのお話の方が好きかも・・・
自分の姉と結婚し義兄となった人に恋をするあっくん。
そのことが義兄の弟に知れてしまい、脅迫まがいなことを強要され・・・
しかし、その弟との関係が少しづつ変わっていき・・
友達思いでクールな印象のあっくんの知られざる真実。
描き下ろしのボーイズトーク+1は笑えてきゅんとなりますよ。

クラスメイトの板橋くんと戸越くんのお話もじわっときます。
友達のことをよく見ているからこそわかる気持ち。
短いけど、じんわりくるストーリーでした。
この2人も描き下ろしに登場します。

フゥ先生の絵はギャグっぽく描いたところがたまらなく可愛いのです。
もちろんそうでない絵はみんなカッコいいんだけど
そのカッコいい登場人物が、突然あの笑顔になるのは反則です。
小学生が描いたような、ニコニコマークみたいな笑顔大好きです。

4

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