コワモテ彫師×堅物リーマンのアンバランスラブ!

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表題作友達を口説く方法

鬼塚陣,コワモテの刺青彫り師,マンションの隣の住人
柳浦,役員付のハイヤー運転手兼秘書,26歳

その他の収録作品

  • その後の話(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「あくるあさ」・あとがき

あらすじ

ある晩、刺青(いれずみ)彫師・鬼塚(おにづか)の部屋へ、隣人の真面目なリーマン・柳浦(やなうら)が騒音の苦情を言いに来た。
親しくなってみると、お堅いのに天然で想定外に可愛い柳浦に、鬼塚は友達以上の感情を持ってしまい……!?

作品情報

作品名
友達を口説く方法
著者
青山十三 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
友達を口説く方法
発売日
ISBN
9784403664762
4.3

(157)

(73)

萌々

(63)

(19)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
22
得点
675
評価数
157
平均
4.3 / 5
神率
46.5%

レビュー投稿数22

鬼塚を通して見る柳浦が良き

コワモテ彫り師×天然ハイヤー運転手のお話。とぼけた天然キャラの柳浦が良い味出してるんですが、主な視点主は攻めの鬼塚の方になっていて、“鬼塚を通して見る柳浦”が可愛くてめちゃくちゃツボでした!
鬼塚はわりと早い段階で柳浦に惚れちゃってます。それが彫り師ならではの惚れ方になってるのがすっごく良い。相手に欲情してる様子なんかも、受け視点ではほぼ見られない描写で、読んでて楽しかったです。
柳浦は珍しいくらいの天然キャラ。心配になる一歩手前なのが絶妙な塩梅で、作品を明るく気軽な雰囲気にしてくれてました。たまに出る無邪気さにより、鬼塚の忍耐力が試される展開に笑ってしまいます。
恋人になるまでは鬼塚が頑張る攻め主導のお話でしたが、友達としては積極的だった柳浦なので、今後は対等に想い合っていけそうな二人だと思いました。
こういう気負いなく読める前向きなお話は、元気をもらえて大好きです。どんな気分のときに読んでも良い。ある日ふと読み返したくなるタイプの作品でした。

0

ノンケ同士なのに

eBookさんのオススメで出てきて、50%還元、試し読みも雰囲気よかったので購入。
どうしてもこの感動を伝えたく来ました!

あらすじは他の方が書かれているので感想のみ。

ノンケ同士の漫画はいろいろ見てきたけど、これほどまでに違和感なく二人が惹かれ合う漫画は初めて!話の組み立て方が素晴らしい!
柳浦さんは天然なんだけど、それも自然で
鬼塚さんは見た目は怖いけど、優しくて紳士。
クスッと笑えたり、キュンキュンしたり、泣けたりと、大満足の一冊でした。

ちるちるさんの検索で自分好みをいろいろ探して読んで来ましたが、今まで何故これがヒットしなかったのか!?出会えてよかった!
eBookさん、ありがとう!

あと2冊出ているので(購入済み)今から読んできます!

1

刺青大男の恋のもだもだ

愛おしい!
ページをめくるごとに「好き」がどんどん加速していきます!
何て作品だ!!!!

隣人の騒音に耐えかねて、注意をしに行った柳浦(やなうら)。
ドアを開けて出てきたのは、刺青だらけの大男・鬼塚で…。

待って。
レビューを打っている手がわきわきするんですけど。
顔もにやけたままだし、胸もどきどきが止まらないままなんですけど。
こんな作品に出会ったのは、いつぶりだろう?っていうくらい、全身が喜んでる!

仕事は役員付きの運転手で職場仲間も友人もなく、ひとりで慎ましく暮らしてきた柳浦が、自分とは正反対の鬼塚の生活に引き込まれて、ひとといる楽しさや心を許せる心地よさを知っていく様子は、読んでいるこちらまでワクワクします。
無邪気に喜んで、疲れて寝てしまう姿は、まるで子供のようです。
遊びが楽しすぎて、トイレに行くのすら惜しいと思った子供の頃を思い出しました。

ときめき担当・鬼塚の恋心もいい。
最初は肌から。
彫り師だけにキャンバスとなる肌は今まで何人も見てきた鬼塚が、思わず息を呑むような白くて透けるような柳浦の肌に惹かれていく表現に、想像が膨らみます。
運命の肌に関する師匠との会話も楽しい。
「彫ってみたい」という気持ちが「もっと見たい」に変わって、「好き」になるまでの心理描写にもどきどきが止まりません。巧みです、むしろ匠です。

「口説く!」と決めてからの鬼塚の頑張りと、天然かつ経験不足による柳浦の伝わらなすぎるズレも楽しい。
伝わらないけど伝えたい、という一心で、鬼塚に「怖い」とか「今の関係が壊れたら」とか「男だし…」という逡巡が一切ないのも良いんです。
この1冊だけの付き合いなのに、仲間とのやりとり見ているだけで鬼塚の人となりがちゃんと分かるんですよね。
見た目は怖がられるけど、このひとは人望があって、縁を大事にするひとだろうな、と。
だからこそ、そんな鬼塚が惚れた相手である柳浦もさらに魅力的に見えるんです。

温泉旅行でついに爆発する鬼塚の表情もご注目ですよ。
家庭の事情で親しい友人ができなかった柳浦でも、あの表情が友人に見せるものではないのは分かるはず。

そんなこんなでそこから急激に心境の変化があって、柳浦の悲しい決断に心を痛めたり、直情型に見える鬼塚の意外な面が見えたり、最終話はいろいろあります。
この「いろいろ」は、読んでほしい!
ぜひとも読んでくださいますよう!
まだ未読に方は、確実に神作品が1冊増えます。

ちるちるのくじ引きで当たったhontoのギフト券で電子版を購入しましたが、できたら紙で欲しい!と思うくらい、手に取って愛でたい作品でした。
調べたらまだ手に入るようなので、これは購入するしかないな…。

3

一番特別な友達

「友達を口説く方法」「恋人を口説く方法」「恋人を可愛がる方法」シリーズの一作目。
日常生活を送っていたら絶対出会わないような二人が思いがけず知り合って、少しずつ距離を縮めていき最後には・・・みたいな話が好きです。
似たような環境を過ごしてきた恋人同士より、ちょっぴり結びつきが強くなるような気がするから。

鬼塚さんと柳浦さん、正真正銘『お友達』から始まるのがいいんですよーーマンションのお隣同士で帰りを待ったり待たれたり、合鍵も渡しちゃったりして。和気あいあいの同棲ごっこを満喫する裏で、鬼塚さんの彫師としての性(さが)、欲望は抑えきれなくなっていく。
やっぱり鬼塚さんってスゴく魅力的。彼が柳浦さんを想う気持ちには絶対的信頼感をおけるんですよね。身体の至るところにある刺青さえ鬼塚さんをイイ男に仕立てあげるオプションみたいなもの。というか刺青、最高!!
でも柳浦さんあっての鬼塚さんっていう。お互いの魅力を引き立て合う、ほんとベストカップル。
私、この二人が大好きです。

1

友達という呼び名の破壊力

いやー恋のトキメキも楽しさも残酷さも切なさも一冊にてんこ盛りでした!

柳浦がもう堅物で天然で鬼塚が気の毒で。でも恋心に気が付くまでの柳浦の遠回りや苦しみも分かるし。

鬼塚の優しさと柳浦の可愛さ、鬼塚がめげずに柳浦を口説くところなどキュンキュンしました。
お互い同性とは初めてだしなかなかすぐにはくっつかない所も良かった。

柳浦の友達ですという言葉にグサグサ刺されたり、それでも鬼塚は諦めず柳浦が好きで、そのままでいいから口説かせてって。

温泉のくだりは柳浦マジかー!もう鬼塚の理性を限界まで試してるようで、鬼塚よく耐えた!でもラッキーじゃない?な展開で。どこまでも友達の範囲にこだわる柳浦でした。

鬼塚と過ごすのにワクワクしたり何しよう何作ろう何処へ行こうとか夢中になったり。初めての友達だから恋と分からないんですね。それでミスしちゃって。自分を戒めて。

そして柳浦は自分からただの隣人に戻って。でも鬼塚の顔が見たくて会いたくてたまらなくて。

柳浦を誘きだす方法も良かった。
抱き合うのも自然だった。キスも嫌じゃない。もう恋人でいいでしょう!やっと柳浦も認めてくれて。

やっぱり恋愛の過程がしっかり描かれてて、やっと想いを認めて結ばれるのがいいんだな。じっくりと想いを育てて。
出会ってすぐエッチもいいお話はありますが、自分の好みを改めて分からせてくれた一冊でした。

1

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