ボタンを押すと即立ち読みできます!
「手」フェチ……いや、フェチというにはあまりにも執着が過ぎる年下攻めくん。
ここまで突き抜けていると、ほんとに一周回って最高だなと思いました。
最初はドン引きしていた年上美人な受けが段々と絆されていってしまうのも分かります。
絵も丁寧で綺麗だし、とても読みやすかったです。
攻めくんの変態っぷりとそれに振り回されつつも陥落してしまった受け先輩の関係性がなんだかツボにハマってしまって、定期的に読み返したくなる御本になりました。
キレイな指に目がない猪突猛進型・天然可愛い変態ちゃん!!
本当に言葉通りに突進してくるから面白い。
キャラの濃さ、絡みっぷりが鬱陶しい存在だったのに
なぜかだんだんと気になってく…
という展開が明るく楽しく癒されたので、
胸きゅんって正義だな!!!ってなりました。
大好きな大好きな指を慈しむ様がこれまたえっちで!!
キレイな指ってだけでもそそられるのに
とても愛おしそうに堪能してるのがツボでした。
キャラ紹介とか細々したとこも面白く読めました。
手フェチの大学1年生有村と美男で不愛想な湯浅先輩。
有村が湯浅先輩の手と運命的な?出会いをして恋が。。。始まる??
湯浅先輩の手に惚れて猛アタックする有村と
いつもは、見た目で寄ってくるのが嫌でたまらないのに
「手」に寄ってくる有村に対して距離感がつかめない湯浅先輩のお話です。
佐久本さんの話中にある、細かい設定が結構好きだったりします。
映画ヲタクの休みの日は、4~5本映画を見続ける。とかとか
「そりゃ彼女出来んわ 外出ろ」とか、そういう細かい設定まで
凝ってるからか、わき役も(ほとんど出てこないけど)愛しく感じます。
っていうか、もっと出して出してーってなります。
そして、何より、自分のやりたいことがあって
それに向かって頑張っている主人公たちに惹かれます。(もちろんわき役も
そういうのありきで、お互いを認めて好きあうって素敵だなぁ
重度の手フェチ変態につかまっちゃった湯浅のお話。
有村は筋金入りの手フェチ。
湯浅の手を理想だと崇めて毎日拝みにくるんだけど、ほんとうに「手」しか興味がない。
湯浅が紙で指をうっかり切ってしまったところを有村が躊躇なく血を吸った流れで指を舐め回すんだけど、指の股を舐めるのってエロいのね・・・・
すんごくイヤらしくてドキドキ。
有村はワンコ系なんだけど、ご主人様はあくまでも「手」であって本人そのものじゃない。
手の持ち主の湯浅は綺麗な顔をしていて、皆、顔につられて近寄ってくるのに有村は顔には興味なし、どころか手にしか興味を抱かない様子に次第に湯浅本人がヤキモキしはじめて・・・。
筋金入りの手フェチの様子が面白可笑しく描かれていました。
もちろん手だけじゃなくて本人そのものの事も好きになっていくし、何故手にこだわるのか、有村のジュエリーデザイナーとしての夢も交えて描かれていて読後感が良かったです。
佐久本先生の作品は、「若葉寮で、君と」も「フレンド・ライン」も雰囲気やキャラ設定、テンポ等が大好きだったので、この作品も手に取りました。
1冊丸々、1つのカップルのお話になっています。
攻め様が重度の変態手フェチなのですが、キャラの雰囲気や見た目の感じからも、そこまで「変態」という印象ではなく、むしろ天然で真面目なちょっと変わった後輩君という感じで、なかなかかわいらしい後輩です。メガネだし、そんな可愛い後輩君な印象だったので、一見受けキャラっぽいのですが、読み進めていくうちに違和感なく攻めキャラという印象にシフトします。・・・というか、むしろタラシの先輩がどこをどう切り取っても受けキャラなので、必然的にそうなっちゃいますね。
今作も、読んでいて楽しかったですし、読後感もすっきり!!な素敵な作品でした。