会いたいやつがいるんだ

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表題作CANIS-Dear Hatter-#2

柏葉リョウ,20歳,DANTE元スタッフのワケあり青年
沓名聡,30歳,帽子店・DANTEの店長 

その他の収録作品

  • A handshake understands a human touch from A to Z

あらすじ

ニューヨークでショーを行ったことによって、
過去の因縁から離れ離れになる沓名とリョウ。
東京に一人戻った沓名は、表面上は平静を装っていたが、
店のスタッフたちともぎくしゃくとしてしまい、
失ったものの大きさを自覚することに。
二人は再び出会うことができるのか……?

作品情報

作品名
CANIS-Dear Hatter-#2
著者
ZAKK 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
シリーズ
CANIS Dear Mr.rain
発売日
ISBN
9784863495210
4.7

(122)

(97)

萌々

(17)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
575
評価数
122
平均
4.7 / 5
神率
79.5%

レビュー投稿数10

ハピエンでよかったよかった

口絵が2人のいい笑顔なのでちょと安心しつつも、いや、油断禁物、リョウのターンは辛そう…との気持ちで読み始めました。
口絵で2人が身につけている赤いストールは裏表紙のと同じものかな(1巻にはなかったやつ)

サトルのおばあちゃん亡くなったのか。
陽介とサトルが話す
「なんか……信じらんないな……」
「…………ああ……」←このコマが2人が壁際に少し離れて並んでいるのがいいわぁと思ってページをめくったら!
「そうだな……」のセリフとタバコの灰が5粒落ちるだけの絵のChapter.7の扉絵て!!
一言のセリフと5粒だけて!!
痺れてしまい、あぁ〜〜と変な声が出ましたわw

離れた2人がお互いを思って切なくなってるのいいですね。萌える。

はぁ〜〜、Chapter.9の扉絵もかっこええ〜。
上にサトルの目のコマ、その下は大きく余白の中央にChapter.9の文字とその下に帽子を掴む手。
こういう余白の使い方、好き。

はぁ〜〜、DANTEのお店のポスターにまたどでかい、はぁ〜〜。
かっこよすぎかっっ!!
しかも萌え萌えできゅんきゅんですやん、英子はん!!
これ、ショーの後のちゅうの後の2人笑顔の
リョウ「ありがとう」
サトル「ハハッ バァカ!」
の後のコマ←リョウがかぶった帽子に2人の手が乗っかっている時のやつですよね!
こんないい笑顔だったんですね。
そしてこの9話と扉絵ともつながっているという!
かっけーー!!

そんでサトルがやっと自分の気持ちに気づきますか。
もう二度とお前に会えないのだけは 絶対に嫌だ…っ
と涙を流すサトルぅぅぅ〜(1ページの大ゴマ)
わかるわかるぞ〜。

後藤がまたもやGJ。
ニューヨークご招待ですもんね。

はぁ〜、10話の扉絵もかっけ〜〜。
覚悟を決めたサトルいいですね。

すぐに偶然出会って、お!?と思ったけどw
思いの外、早く気持ちが通じ合ってよかった!
きれいな涙を流すリョウの表情の美しいこと。
感動的なちゅうだわ〜ありがとうございます!

帰国して、リョウが帰宅するなり抱きつくリョウに萌え〜。

攻め受け決定会議で、サトルの二つ目の質問
「俺とは」
「したい」←食い気味にデカ文字で答えるリョウ〜〜!!

三つ目の質問
「俺を抱きたいんだよな?」
「……うん」
にサトルが覚悟を決めていてリョウが言うように男前。
だてに覚悟を決めていないわね。
それまで覚悟していないからとリョウに踏み込めなかっただけのことはあるわね。
さすがです!!
でも、TAKE4までかんばったけど無理で…てのがリアリティあって良い。
でも一緒に寝るリョウがしあわせそうなのでそれもまたいい。

裏表紙のブーツ、やっぱりリョウのものだったんですね。

ところで、B男の本名て?と思っていたら海老名和男くんていうのか。
英子がA子で、えBなだからB男w
店名つける時もそうだったけど、サトル適当w
嫌いじゃない(こういうとこ好き)

英子しっかり者で仕事できるし、サトルの良き理解者よね。
サトルとリョウの仲もすっかりバレちゃってるし。
B男もいい奴。

あとがきの先生の言葉がとてもいい。
お話からも伝わった。
めちゃ納得。

タイトルのHatterは帽子屋のことなんですね。
1冊目のDear Mr.Rainは雨男
その後の2冊は帽子屋
どちらもサトルへのリョウからの手紙的なこと、かな。

恐れていた辛い展開がなくてよかった〜。
と、ほっとしたものの、THE SPEAKERでまんまと私の気持ちは回収されたのでしたw(しかもまだ続く)

ハロルドがリョウの目につくように街をうろついていた理由は何だったのか。
SPEAKERでそのうち明らかにされるんでしょうか。
リョウはハロルドに銃口を向けていたけど、撃つ気はなかったんよね、たぶん。
描かれてはいなかったけど、リョウの銃はハロルドに取り上げられたってことね。

リョウがハロルドにもう関わらないと決めたと言っていたし、ハロルドも特にリョウを追うようなことはないみたいだから一旦安心していいのかな。
でも、サムがリョウを欲しいと言っていたのと、SPEAKER2に Kashiba Groupの名前が出てきたのでリョウが危険な目に合いませんようにと祈らずにはいられないです。

0

繊細な表情に魅せられる

 前巻の最後で日本とニューヨークに分かれることになったリョウと聡。互いがいない間に、ふとした瞬間相手のことを思い出したりして、益々想いを募らせていきます。別件でのニューヨーク行きをきっかけに、先に聡の方がリョウに会うため行動することになります。一方リョウは、死んでいなかったというボスのハロルドを追いかけ、今まで引っかかっていた疑問の真相を確かめるべく動きます。ハロルドとリョウがどのように決着をつけたのかは、寸前までしか描かれません。私はここは描いて欲しいと思いましたが、『CANIS THE SPEAKER』の方で明らかになるんでしょうか。こちらはあくまでリョウと聡の恋愛をメインに描きたいということなのかもしれませんね。再び出会った2人は、リョウが腹を割って話すことで、ようやく結ばれます。

 離れている間に相手の持ち物や、相手がよく身に着けていたものを街中で見かけることから、互いを思い出してしまうシーンの表情などが本当に繊細に描かれていて、胸を締め付けられました。そして、前巻のショーの際に英子がお店に宣材ポスター用にと撮った写真に写っている、聡に手を伸ばされながら自分のための帽子を被って屈託なく笑っているリョウがあまりにもいい顔をしていてすごく印象的でした。最後にはちょっとした濡れ場もあり、イイ男同士の色気が溢れていたのでこちらも必見です。個人的に年上の聡の色っぽさがたまりませんでした。世界は同じでも『CANIS THE SPEAKER』とはまったく異なる雰囲気を楽しめると思います。

1

サトルとリョウひとまず完結(続いて欲しい!)

ニューヨークでリョウと別れて日本へ帰ってきたサトル。
大好きなおばあちゃんが亡くなって、仕事もリョウが欠けた事でミスがミスを呼ぶ負の連鎖…
うーん、サトルさんツライ状況ですね。
でも離れてみてはじめて「自分にとってリョウは何なのか?友達?仕事の仲間?」と考えるんです、これは進歩ですねー、そのタイミングでショーのポスターを目にするとそこには笑顔のリョウが……!!
ドラマチック〜(≧∇≦)
そしてこの時のサトルさんの顔が良いんですよ、こちらまで泣きそうになりました。

そのあと仕事で再びニューヨークに行く事になったサトルさん。リョウに何としても会う、という大きな目的があって、行動力が凄いです!ハラハラしちゃったよ、ふたりとも無事で良かった。お互いの思いをぶつけあって気持ちが通じたところ、感動しました(泣)

その夜ようやく色っぽいシーンです。
一緒に服のままシャワーからの…♡
いいですね、ふたりともオスなのがドキドキです。言葉なく欲情してる感じが色っぽい、リョウが早くイっちゃって悔し紛れのフェ⚫︎が可愛かった。

描き下ろしの英子ちゃん視点が良かった〜。
サトルさんをずっと見てきた彼女ならでは!
リョウといる時のサトルさんは英子ちゃんから見ても幸せそうだよね?

1

スタイリッシュで繊細なヒューマンドラマ

ナニコレ!面白い!!

Dear Mr rain と Dear hatter 1巻の感想も含みます。

雨の降る日、帽子職人の聡が拾ったのは、モデルの様な容姿をした訳ありの青年リョウ。
イケメンを拾いやがて惹かれ合うという展開は、さほど珍しくもないかと思いますが、恋愛だけに縛られない二人がすごく素敵でもあり、もどかしくもあります。聡は帽子作りの仕事に心血を注いでいるし、リョウは過去のしがらみを捨てきれずにいるため、おいそれと恋人には発展しないわけです。そもそも二人ともゲイじゃない。

そして、ZAKKさんはとても絵が上手くて、そこにも魅入ってしまいました。ちょっとアメコミっぽいというかディズニーっぽい人物の表情や、タバコの煙。
リョウがモデルをした広告の前で、聡がタバコを吸いながら涙を流すシーンは秀逸です。
今回漸く二人の関係が動き出したので、これから先どうなるかが気になります。

3

雨が上がれば・・・雲間から射す日の光

沓名とリョウの物語、最終巻です。
最後まで神評価でした。ぐいぐい読ませます。
NYに残ったリョウが、沓名の面影をつい目で追ってしまう場面。タバコから時計、靴、ピアス、帽子・・・と、より沓名を連想させるものを出してくるところ、すごく上手いなぁと思いました。
ポスターの場面も、その写真で作るとは予想外で、沓名と一緒に胸が詰まりました。英子ちゃんグッジョブ!
私は、#1と#2の裏表紙を並べて眺めるのが好きです。一人の物足りなさ、二人でいる幸せ、みたいなものがすごく伝わってきて!二人は#2の裏表紙のように、これからを一緒に生きていくんでしょうね。よかったよかった!
リョウの過去が明かされ・・・てはいない気がします。が、これは沓名とリョウの物語。沓名は、リョウに好きだと告げ、過去は聞かずに受け入れたので、語られる必要がなくなったのでしょうね。それでも気になる読者は、次の作品で・・・ということなのでしょう。(笑)

最終巻までエッチな場面は少ないので、BL漫画初心者にも安心してオススメできると思います。

3

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