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表題作花婿さん、お借りします

根古谷千明、派遣バイトをする売れない舞台俳優25
萩島響、スランプ中の純文学作家27

その他の収録作品

  • 新婚生活
  • それから

あらすじ

スランプ気味の作家・萩島響はレンタル花婿・根古谷千明と疑似新婚生活を送ることに。次第に芳文に惹かれていく響は……!?

作品情報

作品名
花婿さん、お借りします
著者
和泉桂 
イラスト
花小蒔朔衣 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
花嫁さん、お貸しします
発売日
ISBN
9784344835337
2.7

(20)

(1)

萌々

(6)

(4)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
7
得点
45
評価数
20
平均
2.7 / 5
神率
5%

レビュー投稿数7

どこで萌えればいいのやら

最近スランプで、本が売れていない純文学作家の受けは、担当編集から「BL小説を書くように」と通告される。BLなんて書けない、と泣きつくも聞き入れてもらえず、仕方なく友人が社長を務める人材派遣会社から花婿をレンタルし、執筆の参考にすることに。しかしその話が担当編集に伝わり、花婿との生活を10日間密着で撮影し、ネット配信することになってしまい…。

面白そうな設定だと思ったのですが、なんか受け攻め2人のモノローグだけで話が進んでいくかんじで、全体的にメリハリなくダラダラした作品でした。基本的に甘々な描写なのにもかかわらず、それがびっくりするくらい萌えない…。なんかっちゃあ攻めが受けを見て「可愛い…!」って思ってるだけ。
四六時中撮影されてる中、撮影されていないバスルームでいちゃこらしてるんだけど、一体それでは何のために撮影しているのかと思う。職業意識が高いという設定の割に、やってることは全然意識高くない。
10日間の撮影が終了したあとも、いきなり不安になり、何だかんだで3ヶ月も連絡が途絶えたり。連絡するのが怖い…って、なんで? 連絡くらいとろうよ…。この2人、それほど相手のこと好きじゃないように思えてしまう。なんかすぐ別れそうな有名人カプみたい。
「かつて攻めがいたこの部屋にいるのが辛い」的な描写もなくいきなり受けがマンション引っ越してたのもびっくりした。唐突な展開が何の説得力もなく繰り出されるのでついていけなかった。

2

糖分を補給しました

とにかく甘いものが読みたかったので、結果見事に好みの甘々でした!
著者の作品では清澗寺家のような重いものも好きですが、こういう作風も読みたいときがあるので楽しめました。

パーフェクトなイケメンの根古谷は「花婿」としてレンタルされてきます。顔もいいうえに性格もよく、家事もバッチリ。BL小説を買うための実地体験として自分をレンタルした響を全力でサポートし、恋愛のときめきを教えてくれようとします。
根古谷の性格がとてもいいのと、響の性格が純粋無垢なので作りものっぽさやわざとらしさがなく思えました。。
十日間のレンタル生活が終わったあとの二人にすれ違いがあるのですが、ただとんとん拍子にくっつくのではなくてよかったです。

この作者にしてはHが少ないなと思ったのですが、キスシーンのところで舌の扱いにかなり萌えました。攻は紳士に見えてものすごくむっつりなんだなと思いました。

心の底から甘みを求める人にお勧めです!

0

なんつーか、普通です。フツー・・・

2014年4月に刊行された「花嫁さん、お貸しします」に
続く第二弾です。
登場人物が繋がっているわけではないので、スピンオフとは
言いづらいのかもしれませんね。
前作の「花嫁さん、お貸しします」も既読でしたので、
「さて、どんな風に印象が変わるのだろう」と
楽しみにしていたのですが……

うーん、なんつーかですね、
「普通」です。
うん、それ以外なんか感想がないというか……

でも、それではレビューにならないので
こまごましたところの感想を述べていきたいと思います。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

糖度としては、かなり甘めだと思います。
コミックなら、このノリはかなり好きな方なのですが……うーん。
「勝手にやってろ、お前らー!!」と本を放り出したくなります。
(いや、本当に放り出したりはしませんけどね……汗)

まあ、幸せなのは良いことです、ハイ。
本人たちが幸せならば、まあいいんじゃないでしょうかね。


ストーリーは、作家である受けが、初めてBL作品を書くにあたり、
疑似体験をしよう!ということで、男性の花婿さんを
10日間の限定で「レンタル花婿」をするという設定です。
そして、レンタルで派遣されてくる攻め。
売れてないが、一応俳優さんということで、かなりの男前。

視点は、一応間を区切りながらではありますが、
ぽんぽんと受けと攻めの間を行き来しますので、
目まぐるしいといえば、目まぐるしいです。
しかし、その技巧を使うことで、受けが攻めのことを
どのように見ているのか、
攻めが受けのことを、どれだけ可愛いと感じているのか、が
手に取るように分かります。
この方法は、見る人によって良いか悪いか
分かれるところではないでしょうか。
私としては、お互いの気持がよくわかってよかったとは思いますが、
かなり軽いタッチのライトな物語にしか、通用しない手だとは
思います。

しかし、しっかりした会社のレンタル花婿とはいえ、
家事一般全てこなせるというのは、得点高いですね。
家事能力ゼロの人にとっては、大変有難い人物なのでは
ないでしょうか。

10日間が契約が終わるリミットだったのですが、
初日から甘い甘い。
ベッドも一緒。
攻めが受けを抱きしめながら寝るとか、もうこれは
恋人でしかないでしょう。あまあま★

10日間で終わる新婚生活。
その中でお互いの良い所を見つけ合い、心が急接近していき、
ついに新婚生活半ばで、お互いの気持をぶつけあい、
恋人となります。

いやー、早いですね♪
ずっと身近にいたり、新婚を疑似体験してみると、
こうなったりするのでしょうか……?

その後も甘々新婚疑似体験は続き……何事もなく疑似体験は終了。
しかし、それからが問題。
攻めが全く連絡を取ってこないのです。
攻めは俳優。全てのことが演技だったのではないかと心配する受け。
しかし、その後誤解も解け、やっとエッチへ。
糖度が高い割に、エッチが最後だけってのは、
なかなか読者の期待を煽って煽って、
煽りまくったのではないでしょうか(笑)

最後は甘々のエッチシーン、ごちそうさま♪という感じでした。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

BL小説初心者の私ですが、ここまで甘々なのは
初めてだったかもしれません。
まあ、言っちゃあなんですが、あまあま…というだけで、
他に面白かったところ…といえば、
家事ができるところや料理ぐらいでしょうか。
あまり他のことは興味が持てなかったです。


糖度が高いだけの中身の無い小説のような気がしました。

今回はスンマセン…。

4

失望しました

SNSにて著者本人が

・スランプを公言していた(受けスランプ作家と被る)
・とある男性声優の追っかけを遠回しに公言し、その方が演じるあらゆるキャラクターで二次創作を行っていた(俳優攻めと被る)
・インターネット配信を自ら行い視聴もしていた

これらのことから、著者本人とガチ恋男性声優をモデルにした夢小説を商業で出したようにしか見えませんでした。
著者の売りであるはずのエロやストーリーや本自体の厚みがなくなり、全てが薄っぺらくなっていてがっかりです。

スランプってこういうこと?

8

10日間の新婚生活

新婚生活疑似体験、甘めなお話でした

前作品の「花嫁さん、お貸しします」の、リンク作品というのか?
そこまでリンクはしておらず
花嫁花婿レンタル会社の会社が同じということと
この会社の社長のお友達が今回の受け様、という程度なので
こちらだけでも十分に楽しめます

受け様は崖っぷち作家で純文学系の作家ですが、BL作品を描いてみよう!
だが、中途半端はダメだということで
疑似体験&その体験を売りにしようと生活ぶりをネットで配信することに

攻め様は売れない俳優さんで
今回のレンタル花婿さんです
これを期に俳優をどうしようかと考えている方でした

お互い自分の仕事のためにと10日間だけの新婚生活の始まりですが
しょっぱなから攻め様は受け様が可愛くて仕方なくて
攻め様は大型犬で、可愛いおもちゃを発見した感じですw
とにかく攻め様は受け様に甘くて甘くて・・・
やっぱりの両思いですw

両思いの後もすれ違いもあって、後半いろいろと
甘い時からちょっとつらい時期を迎えたりします

とにかく疑似新婚生活ですが、とても甘く微笑ましい作品でした
攻め様のレンタル花婿さんぶりは最高です!

3

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